暑い。6月にして30度を超える日もあり、早くも半袖Tシャツの出番が増えている。とはいえ、毎日Tシャツ一枚のスタイルばかりでは味気ない。そんなときに重宝するのが"レーヨンシャツ"だ。さらりとした滑らかな肌触りは、高温多湿な日本の夏でも快適に過ごしやすく、動くたびに生まれる美しいドレープによって大人の色気もさりげなく演出できる。昨今の古着シーンでもヴィンテージを中心に価格の高騰が続き、その人気は過熱している。今回は人気ブランドがリリースするレーヨンシャツをピックアップ!
葵産業らしい精巧な立体刺繍が目を引く"シュプリーム"コラボ
まず紹介するのは、「シュプリーム」と日本のクリエイティブスタジオ兼アパレルブランド「葵産業」とのコラボモデルだ。本作はブラックのボディに、パープルの百合とライトブルーのラインをグラフィックで描写。その上から葵産業が得意とする精巧な刺繍で、目から涙が溢れ落ちる様子を立体的に重ね合わせている。どこか毒気のある仕上がりは、着こなしにエッジの効いた表情を演出してくれるだろう。
夜街に浮かぶ"シュプリーム"のグラフィックを夏コーデにプラス
都会の夜街を思わせるビル群の灯りやネオンを、大胆に全面プリントで落とし込んだ一着。ベースのブラックに対して、鮮やかなブルーやオレンジのアクセント、そしてレッドで配された「SUPREME」のグラフィックが抜群の存在感をを放つ。シンプルになりがちな夏の物足りなさを一掃するのにうってつけだ。
ユニークな女性のフォトプリント。後ろ姿まで抜かりない"シュプリーム × ヒステリックグラマー"
定期的にタッグを組む「シュプリーム」と「ヒステリックグラマー」コラボの一着は、さまざまな女性の写真を柄として表現したユニークなデザインが目を引く。さらに全体へぼかしを加えることで、写真の生々しさを抑え、スタイリングに馴染みやすい質感に仕上げている。背面には2ブランドのテキストロゴが配されており、後ろ姿まで抜かりない。
草薙素子の義体化工程をフロントに。インパクト抜群の"ワコマリア"
「ワコマリア」を代表するハワイアンシャツに、世界的な人気を誇るSFアニメ『攻殻機動隊』のグラフィックを落とし込んだ珠玉のコラボモデル。本作は、作中屈指の名シーンである草薙素子の義体化工程をフロントに配した、インパクト抜群の一着だ。インナーやボトムスはベーシックに徹して、世界観をダイレクトに楽しみたい。
しなやかな生地感にペンキ痕をプラス。ヤレ感を楽しむ"セントマイケル"
吸湿性に優れたレーヨン素材であれば、長袖であっても夏本番まで清涼感を保ったまま着用できる。「セントマイケル」は、そのしなやかな生地感にクラシックなオンブレチェックを採用。フロントに飛ばされたペンキ痕が、古着さながらの表情を演出している。襟元に配されたタグからも1950年代前後のヴィンテージへのオマージュが感じられ、随所に拘りが光る仕上がりだ。
ハードなダメージを新品で楽しむなら"バウワウ"がおすすめ
同じオンブレチェックシャツでも、よりラギッドな雰囲気を楽しみたいのであれば「バウワウ」の一着がおすすめだ。本作は、随所に配されたダメージ加工や、背面の左裾へ大胆に施された当て布によるリペア加工が目を引く。古着のようないなたい空気感がありながらも、現代的なサイズ感で仕上げているため野暮ったさがなく、スマートに着用できる。
おわりに
お気に入りのレーヨンシャツを長く楽しむためには、縮みを想定したサイズ選びや、風合いを損ねないためのドライクリーニングなど、丁寧なケアを心がけることで美しいドレープを維持できる。夏らしく爽やかに羽織る半袖か、リラックスした色気を演出する長袖か。自身のスタイルや好みに合わせて、この夏を彩るレーヨンシャツを探してみてはいかがだろうか。