ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG "ロスト & ファウンド/シカゴ"について
数々の名作スニーカーを紹介する本コーナー。第19弾として紹介するのは、まるで1985年モデルのデッドストックのような装いで復刻を果たした「Nike Air Jordan 1 High OG "Lost & Found/Chicago"(ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG "ロスト & ファウンド/シカゴ")」だ。
スニーカー界の王様とも呼び声の高い「AIr Jordan 1(エアジョーダン1)」の名作カラー「Chicago(シカゴ)」。4度目の復刻となった本モデルは、多くのファンがリリースを待ち望んでいた一足だろう。
今回は、ヴィンテージ仕様へとアレンジを加えて誕生した名作カラー「ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG "ロスト & ファウンド/シカゴ")」を振り返っていく。
紹介モデル詳細
商品名 : Nike Air Jordan 1 High OG "Lost & Found/Chicago"
発売日 : 2022年11月19日
定価 : ¥20,900
スタイルコード : DZ5485-612
経年劣化を表現したデザイン
via：nike
スニーカーファンなら誰もが憧れる一足「エアジョーダン1 "シカゴ"」が、約7年ぶりに復刻を果たした。
味わい深い定番カラーのレッド、ホワイト、ブラックで配色されたクラシックなデザインはそのままに、新たな要素を加えて誕生した本モデル。
via：yankeekicks
「もし1985年の初代エアジョーダン1 "シカゴ"が、何十年もの時を経て、埃っぽい倉庫の中から発見されたら」というコンセプトを基にデザインされ、「シューズボックスの中で何年も眠っていたような経年変化」を素材の質感で再現。
ひび割れて色褪せた履き口や、変色して黄ばみがかったミッドソール、ミスマッチ蓋にダメージが入ったシューズボックスなど、随所にテーマに沿った経年変化のニュアンスが表現されている。
via：yankeekicks
そのこだわりは細部にまで及び、当時の実際のレシートをモチーフにした「手描き風の古びたレシート」も同梱されるなど、当時のヘッズたちの記憶を呼び起こすユニークな仕掛けも盛り込まれた。
2022年の話題を掻っ攫った名作が誕生
via：nike
そんなこだわり抜かれたデザインで登場した本モデルは、国内では2022年11月19日にリリースされた。
キッズサイズを含む幅広いサイズ展開で、SNKRSやジョーダンブランドストア、さまざまな小売店でも販売が行われ、多くのヘッズたちが抽選に参加した。
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販売足数は全世界で50万足以上とも噂されており、これは過去に発売された人気モデルと比較しても、かなり豊富なリリース数だ。
しかしながら、約7年振りとなる名作カラーの復刻ということで注目度も高く、各販売店で激しい争奪戦が行われたため、手に入れるのは容易なことではなかった。
その後、SNKRS PASSなどの方法で再販はあったものの、凄まじいほどの需要が衰えることはなく、現在も二次流通市場では定価の倍以上の値段で取引されるほどの人気ぶりとなっている。
歴代「AJ1 "Chicago"」の振り返り
via：nike
1985年に登場して以来、エアジョーダン1はこれまでに、数々の歴史に名を残す名作カラーをリリースしてきた。
その中でも「Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)」がキャリアをスタートさせた「シカゴ・ブルズ」を彷彿とさせるカラーリングから、"シカゴ"の愛称で語り継がれてきた伝説的カラーは、多くの人々に愛されてきた特別な一足である。
"シカゴ"カラーのAJ1はこれまでに、1994年、2013年、2015年、2022年と計4度の復刻を果たしており、年代によってディテールに若干の違いがあるのも魅力の一つだ。そんな、人々を魅了し続けてきた伝説的カラーを振り返ってみよう。
via：SBD
現在では、お目にかかることすら難しい1985年のオリジナルモデル。現在リリースされているOGモデルに比べて、少し野暮ったさのあるルックスがレトロを感じさせるデザインだ。
via：SBD
1994年にリリースされた初の復刻モデルは、1985年製に比べ、スウッシュやウイングロゴが小さくなっていることが特徴。リリースから30年近く経った現在でも、探している方が多いのではないだろうか。
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その後、約19年の時を経て2013年に復刻。2013年モデルは他のモデルと違い、シュータンラベルをジャンプマンロゴに変更。そして、ヒールにジャンプマンロゴの刺繍を施すなど、Mid(ミッド)カットの要素を取り入れたデザインになっている。
via：SBD
その約2年後、エアジョーダン1の生誕30周年を記念して3度目の復刻を果たした2015年モデルは、全5モデルの中でも高い人気を誇るモデルの一つ。Retro(レトロ)仕様となっており、スタイリッシュに仕上げたデザインが魅力的だ。
via：SBD
そして、本稿で紹介した4度目の復刻モデル"ロスト & ファウンド/シカゴ"も前作までと同様に、歴史に名を残す名作モデルとなることは間違いないだろう。
スニダンTVで『シカゴ』の歴代復刻モデル徹底紹介
おわりに
via：nike
今回は、至極の人気カラーをヴィンテージ調の風合いに仕上げた名作モデル「ナイキ エアジョーダン1 ハイ OG "ロスト & ファウンド/シカゴ"」を紹介した。
約7年ぶりの"シカゴ"復刻ということで、世界中のスニーカーヘッズたちを賑やかせた本モデル。
via：yankeekicks
発売から約1年以上経った現在でも、スニダンの取引数ランキングで上位にランクインするほど、注目を集めている一足だ。
現時点では二次流通市場での相場は安定しており、50,000〜60,000円程で購入可能だ。数年後、過去にリリースされたエアジョーダン1 "シカゴ"同様に、価値が上がっていくこと間違いない一足のため、狙っている方は早めにゲットすることをお勧めする。
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