名作スニーカー紹介Vol.18｜fragment design × Nike Air Jordan 1 Retro High OG｜コラム

フラグメントデザイン × ナイキエアジョーダン1 レトロハイ OGについて

数々の名作スニーカーを紹介する本コーナー。第18弾として紹介するのは、ストリート界のゴッドファーザーこと藤原ヒロシ氏が主宰する「fragment design(フラグメントデザイン)」との名作コラボモデル「fragment design × Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black/Sport Royal/White"(フラグメントデザイン × ナイキエアジョーダン1 レトロハイ OG "ブラック/スポーツロイヤル/ホワイト")」だ。

藤原ヒロシ氏が手掛けた数あるコラボスニーカーの中でも、最も人気が高いモデルの一つである本作。キングオブスニーカーとも称されるNike(ナイキ)の傑作モデル「Air Jordan 1(エアジョーダン1)」をベースに採用し藤原ヒロシ氏の感性を加えた本モデルは、スニーカーファンなら誰もが憧れる一足だろう。

今回は、ジョーダンブランドとフラグメントのファーストコラボモデルとして誕生した名作「フラグメントデザイン × ナイキエアジョーダン1 レトロハイ OG "ブラック/スポーツロイヤル/ホワイト")」を振り返っていく。

▼紹介モデル詳細
▼AJ1の名作「つま黒」を再構築したデザイン
▼歴史に名を残す名作が誕生
▼フラグメントとナイキのコラボレーション
▼おわりに

紹介モデル詳細

商品名 : fragment design × Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black/Sport Royal/White"

発売日 : 2014年12月27日

定価 : ¥19,440

スタイルコード : 716371-040

スニダンで「フラグメントデザイン × ナイキエアジョーダン1 レトロハイ OG "ブラック/スポーツロイヤル/ホワイト"」をもっと見る

AJ1の名作「つま黒」を再構築したデザイン

via：SBD

本モデルのデザインは、"つま黒"の愛称で親しまれ、今もなお高い人気を誇る1985年のオリジナルカラー「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black Toe"(ナイキエアジョーダン1 レトロハイ OG "ブラックトゥ")」をモチーフに制作。

via：SBD

"つま黒"のレッド部分をフラグメントらしいロイヤルブルーに差し替えた配色となっており、これまでに作られたエアジョーダン1のカラーウェイの中で最も人気の高いカラーリングの一つである。

via：SBD

ベースモデルは「エアジョーダン1 レトロ」を採用し、ジャンプマンロゴのないヒールやシュータンの"NIKE AIR"ロゴ、シルエットやアッパーの質感に至るまで、1985年のオリジナルモデルを忠実に再現したディテールとなっている。

via：SBD

ヒールサイドやインソールには、コラボレーションの証としてフラグメントのサンダーロゴを刻印。シンプルなデザインながらシャープでクールな印象の、洗練された一足に仕上がっている。

歴史に名を残す名作が誕生

via：SBD

フラグメントとジョーダンブランド初のコラボレーションモデルとして誕生した本モデル。

2014年夏にサンプルモデルがリークされ、大きな注目を集めた。同年10月には藤原ヒロシ氏が自ら登壇して正式にプロダクト紹介が行われ、多くのスニーカーヘッズが歓喜した。

via：sneakernews

日本国内では2014年12月27日にリリース。藤原ヒロシ氏がディレクションする東京・南青山のコンセプトストア「the POOL aoyama(ザプール青山)」での抽選販売、Nike.comでの限定販売など、かなり限られた販売方法であったため、相当な争奪戦が繰り広げられた。

via：sneakernews

発売から約9年程経った現在でもその人気ぶりは衰えず、多くの名作カラーやコラボモデルが揃う「エアジョーダン1」の中でも最も支持率の高いモデルの一つと言えるだろう。

フラグメントとナイキのコラボレーション

via：sneakernews

本モデルを皮切りに、さまざまなモデルでナイキとのコラボレーションモデルを誕生させてきたフラグメント。ジョーダンブランドとのコラボレーションはもちろんのこと、有名ブランドやアーティストを交えたトリプルコラボレーションなど、継続的に注目モデルがリリースされている。その数々をここで紹介しよう。

一作目に紹介するのは、2020年9月にリリースされた「Fragment × Nike Air Jordan 3 "White/Black"(フラグメント × ナイキエアジョーダン3 "ホワイト/ブラック")」。

via：SBD

セメント柄やビジブルエアを配したデザインで人気を博す「Air Jordan 3(エアジョーダン3)」をベースに採用し、ヒールには巨大なサンダーロゴを刻み込んだデザインとなっている。

二作目は、近年大きな話題を集めているTravis Scott(トラヴィス・スコット)とのトリプルコラボレーションで誕生した「Travis Scott × Fragment × Nike Air Jordan 1 High & Low OG "Military Blue"(トラヴィス・スコット × フラグメント × ナイキエアジョーダン1 ハイ&ロー OG SP "ミリタリーブルー")」だ。

via：sneakernews

本稿で紹介した「エアジョーダン1」のカラーブロッキングを採用し、トラヴィス・スコットコラボを象徴する"リバーススウッシュ"を組み合わせた伝説的モデル。ローカット、ハイカットの2タイプでリリースされ、瞬く間に2021年を代表する名作となった。

三作目は、sacai(サカイ)とナイキのコラボレーションに藤原ヒロシのアレンジを効かせた「Fragment × sacai × Nike LD Waffle 2colors(フラグメント × サカイ × ナイキ LD ワッフル 2カラー)」だ。

via：SBD

名作ランニングシューズである「LDV」と「Waffle Daybreak(ワッフルデイブレイク)」を融合させたハイブリットモデルに、フラグメントらしさ溢れる"グレー"と"ネイビー"でアッパーを構築。両ブランドの特徴的なデザインをミックスしたクラシックな仕上がりとなっている。

最後に紹介するのは、香港発のストリートブランド「CLOT(クロット)」との豪華トリプルコラボレーション「CLOT × Fragment × Nike Dunk Low "Black and White"(クロット × フラグメント × ナイキダンクロー "ブラックアンドホワイト")」だ。

via：clot

フラグメントコラボ最新作である本作は、藤原ヒロシ氏がお気に入りの「CLOT × Air Force 1(クロット × エアフォース1)」の"ホワイトシルク"デザインを採用。クロットの誕生20周年記念に相応しいスペシャルな一足となった。

これらのほかにも、藤原ヒロシ氏のこだわりが詰まったさまざまなコラボモデルがリリースされているため、要チェックだ。

おわりに

via：SBD

今回は、名作カラーブロッキングをモチーフに、「藤原ヒロシ流」にアレンジさせた名作モデル「フラグメントデザイン × ナイキエアジョーダン1 レトロハイ OG "ブラック/スポーツロイヤル/ホワイト")」を紹介した。

現在の二次流通市場では、約40万円以上の値段で取引されるほどの激レアモデルとなっている。

シンプルなデザインで、完成されたエアジョーダン1のデザインを崩さず、さりげないロゴやカラーリングで圧倒的な支持を獲得している本モデルは、永遠に語り継がれる名作モデルとなるだろう。

藤原ヒロシ氏率いるフラグメントとナイキによるコラボレーションは、リリースの度に世界中を賑やかす人気コラボのため、今後の動向にも注目が集まる。

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