2026年10月10日、エアジョーダン1屈指の人気カラー"ロイヤル"が待望の復刻を果たす。レザー仕様では9年振りのリリースということで心待ちにしている方も少なくないだろう。そこで今回は、AJ1をこよなく愛するスニダン原宿店スタッフのタフケンさんに2017年の復刻モデルを持参いただきつつインタビューを実施。発売を目前に、改めて知っておきたいロイヤルの歴史や、店頭でいち早く2026年版の展示品をチェックした感想を語ってもらった。
今回インタビューした人
10月10日に発売されるNike Air Jordan 1 High OG "Royal"
オフコートで着用し「普段履き用のAJ1」として普及
─ 10月10日にいよいよエアジョーダン1 "ロイヤル"が発売されます。まずは、この「ロイヤル」というカラーが持つ歴史や魅力について教えてください。
タフケン: エアジョーダン1といえば、やはりブレッドやシカゴの印象が強いですよね。一方ロイヤルは、マイケル・ジョーダン本人が実際の試合やコートで履いていないモデルなんですよ。
─ 試合で履かれていないのに、これほどまでに長く愛されているのはなぜなんでしょうか?
タフケン: 1985年に「Nike(ナイキ)」は「フライトガイ」という広告を出しました。その中で、ジョーダンが青と黒のトラックスーツにAJ1のロイヤルを合わせていたんです。実際の試合では履かずに、オフコートの広告で着用するというプロモーションや販売促進が非常にうまかった。そのおかげで、「普段履き用のエアジョーダン」というイメージが定着したんです。日本国内でも、裏原やストリートで流行る前に、渋カジ(渋谷カジュアル)というアメカジベースのスタイルで愛用されていました。その後、スケーターたちがスケシューとして履いて裾野が広がっていったんです。
─ ファッションアイテムとしての汎用性の高さが、コート外で評価され、カルチャーを作っていったんですね。
タフケン: 黒と青の配色って、大人しくてクールなんですよ。スタイリングの邪魔をしないのが最大の魅力ですね。だから、アメカジ文脈の木村拓哉さんやダウンタウンの浜田雅功さんといった方々にもすごく好まれるカラーなんです。
2026年版をガシガシ履いて2017年版を保存
─ そんなファッション文脈でも愛されるロイヤルが、レザー仕様としては9年振りの復刻されるというのを知ったときの率直なご感想は?
タフケン: 僕も今日2017年に復刻されたモデルを履いていますが、9年振りに復刻してくれるのはジョーダン好きとして嬉しいです。ただ、「なんで1985年仕様じゃないのかな」という思いはありましたね。
─ と言いますと?
タフケン: 去年、1985年仕様のリバースシャドーが発売されたときに、原宿のV.A.に行ったんです。実はそのとき、1985年モデルのサンプルが展示されていて、ロイヤルの現物も見ていました。だから「次は1985年仕様でロイヤルを出してほしいな」とずっと期待していて。
─ なるほど。1985年仕様のブレッドは、製造工程もかなり特殊でこだわっていたそうですね。
タフケン: CTスキャンや3Dプリント、さらには分解までして一から型を作り直していました。その分、定価も通常のブレッドより1万円ほど高かったんですが、そのプロセスを聞いて僕はすごく納得していたんです。だから今回も、定価が高くてもいいから1985年仕様で出てくれたらなお良かったなというのが本音です。でも、2017年ぶりに復刻してくれて、ガシガシ履き倒せるのはやっぱり素直に嬉しいですよ。
─ タフケンさんも今回の復刻版は購入されますか?
タフケン: 買います!今履いている2017年版も経年によってアッパーとミッドソールが剥がれてきていますし、これからは2026年版をガシガシ履いて、2017年版はこれ以上劣化しないように保管しようかなと思っています。そして、今回のボックスには先程お話しした"フライトガイ"がプリントされているんです。2025年に発売されたつま黒のリイマジンド(Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black Toe Reimagined")のボックスには肩からAJ1を下げたジョーダンがプリントされているので、並べて飾りたいですね。
タンブルレザーで個体差が顕著?
─ Tokyo 23の店舗で、発売に先駆け展示されていた今回のロイヤルをご覧になったそうですね。
タフケン: 2026年版はアッパーにタンブルレザー(シボ革)が使われていて、かなり個体差が出やすい印象です。表面がツルツルしたものから、シワ(シボ)が目立つものまで個体によって激しい違いが出ます。だから「できればショップで現物を見てから買いたい」という人も多いんじゃないでしょうか。
─ 革の表情を選べるのもレザー仕様の面白いところですね。過去のモデルとの違いなどは見られましたか?
タフケン: 2017年モデルと実際に見比べてみたんですが、色味が全然違っていましたね。2017年モデルのようなパキッとした鮮やかな青というよりは、今回のモデルは少し落ち着いたロイヤルブルー寄りのトーンに仕上がっています。
─ 落ち着いたトーンだからこそ、履き込んで経年変化を楽しむのも良さそうです。
タフケン: 長年履いていると接着部分が劣化してアッパーが剥がれてくることはあっても、ジョーダン1はソールが加水分解しにくいのが最大の魅力なんです。一度ソールをすべて剥がしてもう一度貼り直せば履き続けられます。今回のロイヤルもどんどん履いて、自分だけの一足に育てていきたいですね。
AJ1 ロイヤルは10月10日発売!
いよいよ10月10日に発売を迎えるナイキ エアジョーダン1 ハイ OG "ロイヤル"。オフコートで誕生し、ファッション文脈でも広く愛される人気モデルということで狙っている方も多いだろう。以下の関連記事もチェックし、いよいよ明日に迫った発売に備えよう。



