ブランドの財布といえば、パッと真っ先に思い付くブランドはLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)ですよね!
Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)が発売している財布の中でもMonogram(モノグラム)やDamier(ダミエ)、Epi(エピ)など幾つかの柄や種類があります。
前回のコラムではモノグラムのメンズ財布10をご紹介させて頂きましたが、
今回はそんなLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)がリリースしている財布の中でモノグラムの次に人気を誇るチェック柄の "Damier"(ダミエ)についての歴史や定番財布の型の種類、安価で購入できるものから高価なものまでを解説していきます!
1.Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)の歴史
はじめに"ダミエ"について解説する前に、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)についての歴史について遡っていきましょう。Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)が誕生したのは、遡ることおおよそ現在の2021年から127年前の1854年に創業者である"ルイ・ヴィトン"の手により誕生しました。
ブランド創業当初は 旅行用のトランクケースを専門として販売しており、創業者であるルイ・ヴィトンはわずか16歳という若さでトランク職人の道を選びました。
創業から約5年後である1859年には事業拡大を試み、ヌーヴ・デ・カプシーヌ通り4番地に構える自身のアトリエには開業当初20名だった従業員数が1900年には100名、1914年には225名と規模を拡大させていきました。
そして1886年には、ルイ・ヴィトンの息子である"ジョルジュ・ヴィトン"が旅行用トランクを厳重な金庫代わりになる画期的な錠前システムを開発しました。
そのワケには1900年代には世間の旅行者などはトランクに全ての必需品を入れて持ち運ぶことが主流であり、これによりトランクは泥棒のターゲットとなりました。
そこに目を付けたジョルジュは2個のスプリング式バックルを用いた錠前システムを採用し、このシステムは特許権を取得し、このシステムは現在でも使われています。
そしてジョルジュ・ヴィトンは今回ご紹介させて頂く、"Damier"(ダミエ)を作り出した本人でもあり、ルイ・ヴィトンの模倣品を撲滅することにも成功しました。
このような技術やヒストリーの中で、ルイ・ヴィトンは世間に愛されながら歴史を刻んできました。モノグラムの100周年の頃には、選りすぐりのデザイナーHelmet Lang(ヘルムート・ラング)、Monolo Blahnik(マノロ・ブラニク)、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウェストウッド)などを招きモノグラムを採用したユニークなバッグを展開したことでも話題になりました。
2.Damier(ダミエ)とは?誕生から歴史について解説
ここからはルイ・ヴィトンのブロックチェックで知られているDamier(ダミエ)についての歴史や経緯について解説していきます!数あるルイ・ヴィトンのラインの中でモノグラムに次ぐ人気を博しているダミエ。実はダミエが誕生したのはモノグラムよりも古く、モノグラムが誕生したのは1896年に対し、ダミエは1885年に登場しています。
当時からルイ・ヴィトンのコピー品が多く出回っており、そこで対策として生まれたのがダミエなのです。
実はダミエには一度生産停止していた過去があり、モノグラムの誕生と同時に発売が廃止されていた時期があるのですが、1996年にモノグラムの生誕100周年を記念して発売が復活しました。
ダミエのデザインにはモノグラムと同様にジャポニズム文化からインスピレーションを受けたデザインが落とし込まれています。そのデザインには日本の"市松模様"から影響を受けていると言われています。
市松模様は世界各国から愛されている模様であり、ルイヴィトンにとっての定番デザインとなっています。
3.ダミエの種類
ルイ・ヴィトンのダミエといっても先ほどご紹介させて頂いた、市松模様のものを想像すると思いますが、ダミエにもいくつか種類が存在します。ここでダミエの種類について解説していきます!Damier Ebene(ダミエ・エベヌ)
エベヌは、ブラウンテイストなカラーを2色で構成したダミエです。
このダミエがダミエの中でも一番の定番で目にすることも多いことかと思います。
ちなみに"エベヌ"はフランス語で"黒壇"という意味合いがあります。
Damier Azur(ダミエ・アズール)
アズールは2006年から新たに加わったラインです!こちらはエベヌと同様の素材で構成され、模様も市松模様のデザインです。
白ベースのカラーを採用することでファンからは"白ダミエ"の愛称で知られています。
ちなみにアズールという名前にはイタリア語で"紺碧"という意味合いがあります!
Damier Graphite(ダミエ・グラフィット)
こちらのシリーズはメンズラインとして、2008年に誕生したラインです。ブラックとグレーの組み合わせが特徴的で、メンズをターゲットにしている商品です。
財布以外にもビジネスバッグなどもリリースされており、シックなデザインが大人の男性に高い人気を誇るラインです!
Damier Infini(ダミエ・アンフィニ)
上記でご説明させて頂いた、グラフィットによく似たデザインではありますが、よく見ると素材感が全くの別物となっています。
ヴェルニやグラフィットには"トアル地"というキャンバス素材に加工が施されたものを採用されていますが、アンフィニにはレザーを採用しています。
そのため若干他のダミエシリーズよりは値が張るラインとなっています。そしてアンフィニにはフランス語で"無限"をいみしています。
Damier Cobalt(ダミエ・コバルト)
こちらはリリースからまだ記憶に新しい方も多いことかと思います。2014年から発売されたラインです。
メンズディレクターであるKim Jones(キム・ジョーンズ)が手掛けたことで知られており、ブラックと深みのあるブルーが組み合わさることで構成されているデザインです!


A BATHING APEやHuman Madeを率いるNIGOとルイ・ヴィトンのコラボから誕生したミュルティプルです。2020年限定のコレクションであり、愛嬌のあるカメをデザインすることでポップなデザインに仕上げ、甲羅にはLV MADEの文字を刻んだ財布です!




