ゴアテックス採用のおすすめレインウェア15選。デザイン性に優れたモデルをピックアップ|コラム

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ゴアテックス採用のおすすめレインウェア15選。デザイン性に優れたモデルをピックアップ|コラムについて

優れた防水透湿性を持つことで知られるGORE-TEX(ゴアテックス)。アウトドアシーンはもちろん、タウンユースで雨の日に重宝している方も多いだろう。

ゴアテックスはさまざまなブランドに素材提供しており、豊富なラインナップが展開されている。そこで今回はレインウェアとしても使えるゴアテックスのおすすめアウターを紹介。あわせてゴアテックスの種類も解説する。


目次

防水性と透湿性を兼ね備えた「ゴアテックス」

ゴアテックス 画像

via:GORE-TEX

「ゴアテックス社」が生み出した素材"ゴアテックス"。この素材は、卓越した機能から極限の環境で使用されてきた

例えば、世界最高峰の山々へのアタック、南極での調査活動、宇宙での活動など。多くのシーンでゴアテックスは活躍している。

そもそもゴアテックスの核となるのは、PTFEというフッ素樹脂を延伸加工して作られた「ゴアテックス メンブレン」だ。ゴアテックス メンブレンには目に見えない無数の穴が空いており、この穴は水を通さず、水蒸気のみを通すようになっている。これがゴアテックスが防水透湿性に優れている理由だ。そこに生地を張り合わせることで、アウトドアフィールドにも対応するゴアテックスプロダクトが生み出されている。

また、素材のバリエーションが豊富なのも魅力。耐久防水性や優れた防風性を備えるスタンダードなゴアテックスから、非防水にすることで快適性やパフォーマンスに優れたGORE‑TEX INFINIUM™(ゴアテックス イニフィニウム™)などを展開している。


レインウェアとしてのゴアテックスの選び方

DWR 画像

via:GORE-TEX

先述したように、ゴアテックスには、いくつかの種類が展開されている。ここからは、雨の日におすすめしたい6種類のゴアテックスを見てみよう。

種類 特徴・おすすめシーン
1. GORE-TEX(ゴアテックス) 防水性、透湿性、防風性など、各性能のバランス力に優れている。タウンユースでおすすめ。
2. GORE-TEX PERFORMANCE(ゴアテックス パフォーマンス) アウトドアアドベンチャーで雨に濡れる場合を想定して作成された素材。アウトドアシーンにおすすめ。
3. GORE-TEX ACTIVE(ゴアテックス アクティブ) 高い防風性と極めて優れた透湿性に加え、防水性も兼ね備える。柔らかな着心地のため、悪天候下でのスポーツシーンにおすすめ。
4. GORE-TEX PACLITE®︎(ゴアテックス パックライト®︎) 耐久防水性・防風性・透湿性を兼ね備えている。 軽さと持ち運びやすさに特化しているため、急な雨に備えて、持ち運ぶのにおすすめ。
5. GORE-TEX PACLITE®︎ PLUS(ゴアテックス パックライト®︎プラス) 防水性・耐摩耗性・耐久性を兼ね備えている。 軽さと持ち運びやすさに特化しているため、急な雨に備えて、持ち運ぶのにおすすめ。
6. GORE-TEX PRO(ゴアテックス プロ) トップクラスの防水耐久性・透湿性・防風性を持つ。 本格的な登山シーンにおすすめ。

これらの中で雨の日に特におすすめなのは、2番のゴアテックス パフォーマンスだ。雨の日を元々想定していることもあり、悪天候での活動をサポートしてくれる。もし、急な小雨でアウターを羽織ることを想定するなら、持ち運びが簡単な4、5番のゴアテックス パックライト系素材がいいだろう。

これらの種類の違いに加え、撥水性も重要なポイントだ。撥水機能とは水を弾く機能のこと。対して、防水機能とは生地の裏側まで水を通さない機能を指す。

撥水性に関しては、非防水のゴアテックス イニフィニウム™含め、多くのゴアテックス商品に撥水加工「DWR」が施されている。例外的にDWR加工を施されていないアイテムも存在するため、その点は注意してほしい。

※DWRは、通常の摩耗に加え、汚れ、洗剤、防虫剤、その他の物質と接触することにより撥水機能が低下することがあります。しかしながら、加工自体は表生地に残っているため、 適切な対応をすることで簡単に撥水性を回復させることが可能です。


【ちなみにレイヤーとは?】

レイヤーとは、階層上に重ねている素材の各層を指す言葉。(状況によって別の意味合いもあり)

ゴアテックスウェアには、主に3種類のレイヤーが存在する。

  • ・2レイヤー:ゴアテックスの片側(表地)にのみ生地を圧着したもの。防水性、軽量性に優れている。比較的柔らかく、タウンユースでも着やすい。
  • ・2.5レイヤー:表地にゴアテックスを圧着し、裏地の代わりに保護フィルムを貼ったもの。防水性、軽量性に優れ、耐久性も2レイヤーより高い。
  • ・3レイヤー:表地、裏地でゴアテックスフィルムを挟んだもの。防水性、軽量性、耐久性に優れ、さらに高い透湿性を誇る。2レイヤーなどと比べると生地は硬い。

基本的にはレイヤーが多いほど耐久性が上がり、少ないと軽量性が増すと覚えておこう。


定番ブランドのおすすめゴアテックス採用レインウェア

ここからは、定番ブランドのゴアテックス採用レインウェアを見ていこう!


■The North Face Mountain Jacket "Ponderosa Green"

ザ ノース フェイス マウンテン ジャケット (メンズ) ポンデローサ グリーン 画像

1966年、登山用品を扱う小さなストアからスタートしたThe North Face(ザ・ノースフェイス)。ブランド名は最も過酷とされる登山ルート"北壁=ノースフェイス"にちなんでいるという。スタイリッシュなデザインとさまざまなネームのコラボレーションで今も人気の衰えないアウトドアブランドとなっている。そんなノースフェイスの定番シェルジャケット「Mountain Jacket(マウンテン ジャケット)」は、多くの人が見かけたことのあるアイテムだろう。ストリートでも映えるこのデザインは、ラッパーやインフルエンサーなど感度の高いユーザーにも愛用され、持っておいて損はない一着だ。

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■ARC'TERYX Beta Jacket Mens 2022 "Black"

アークテリクス ベータ ジャケット メンズ 2022 ブラック 画像

カナダのバンクーバーにて誕生したARC'TERYX(アークテリクス)。始祖鳥の化石をモチーフにしたロゴデザインを採用し、シェルジャケットやバックパックなど、各アイテムにブランドロゴを刺繍。機能美に優れたプロダクトを追求し、その洗練された見た目から多くのファッショニスタから愛用されている。ここ数年で以前にも増して注目度を高めた「Beta Jacket(ベータジャケット)」は軽量性に優れており、タウンユースで使いやすいアイテム。スタイリッシュさを演出したい方におすすめのアウターだ。

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■Nike ACG Storm-Fit ADV Gore-Tex Misery Ridge "Olive Grey"

ナイキ ACG ストームフィット ADV ゴアテックス ミザリー リッジ オリーブグレー 画像

All Condition Gearの頭文字をとって名付けられたのが"ACG"シリーズ。ナイキが手がけるプロダクトの中でもアウトドア志向のラインであり、ジャケットやシューズなど幅広いアイテムラインナップを誇っている。その中でもファッションにも落とし込みやすいシンプルなシェルアウターがリリースされており、ツートーンのアースカラーの色使いもさることながら、ACGロゴを胸に配したデザインがポイント。ACGシューズと合わせたくなるようなアイテムだ。

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■Stone Island 40430 RIPSTOP GORE-TEX WITH PACLITE PRODUCT TECHNOLOGY_PACKABLE "Sage Green"

ストーン アイランド 40430 リップストップ ゴアテックス ウィズ パックライト プロダクト テクノロジー_パッカブル セージ グリーン 画像

イタリア発のウェアブランド「ストーンアイランド」。素材やディテールなど、時代の最先端をいくことを目指して前衛的な姿勢を見せるブランドだ。過去には約60000以上の染色配合を生み出し、スポーツウェアカンパニーのカラーラボラトリーにて実用化もされている。そんな同ブランドからリリースされているこの一着は、立体的なポケット、独特なオリーブカラーの色味によって、ミリタリー色が強いアイテムに。また、すっきりとしたシルエットによって、カジュアル味が程よく抑えられている。ちなみにこのジャケットは畳んで左のポケットに収納することができるため、持ち運びも簡単だ。

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■Supreme GORE-TEX Court Jacket "White"

シュプリーム ゴア テックス コート ジャケット ホワイト 画像

1994年James Jebbia(ジェームス・ジョビア)氏がニューヨーク マンハッタンにオープンしたブランドSupreme(シュプリーム)。さまざまなトレンドを取り入れる同ブランドからもゴアテックスを用いたアウターがリリースされている。ゴアテックスロゴが比較的大きめにデザインされ、アウター腹部のラインによって、レトロスポーティーを感じさせるような一着に。ポイントは、銀文字でシュプリーム、ゴアテックスのロゴがプリントされたこと。同デザインによって、シンプルなルックスながらも存在感を発揮している。

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■DAIWA PIER39 GORE-TEX Tech Tactical Jacket "Black"

ダイワ ピア39 ゴアテックス テック タクティカル ジャケット ブラック
    
     画像

"大自然と都会をシームレスに繋ぐ架け橋"というコンセプトをもとにギミックの効いたアパレルを展開しているDAIWA PIER39(ダイワピア39)。そんなダイワから発売されたのがこのジャケット。表面に8 つ、裏面に5 つ配したポケットに加え、両サイドのダブルジッパーは裾から肘下まで大きく開閉が可能に。首周りには収納可能なフードも内蔵され、天候に応じた着こなしを楽しめる。表面のナイロンには軽さに優れた生地を採用し、快適な着心地を実現。2000年代初頭のデザインを随所に踏襲し、ブランドを代表するジャケットとなっている。

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■ENNOY × DAIWA PIER39 Gore-Tex Tech Tactical Jacket by Stefan Marx "Black"

エンノイ x ダイワピア39 ゴアテックス テック テクニカル ジャケット バイ ステファン マルクス ブラック 画像

ENNOY(エンノイ)はスタイリスト 山本康一郎氏と、セレクトショップ「1LDK」のディレクターであった三好良氏の2人がスタートしたブランド。SNSを中心に話題を集めており、本作はタウンユース向けのアウトドアウェアを手がけるダイワピア39とのコラボアイテムとなっている。収納可能なフードに加え、正面のポケットやサイドのダブルジップなどギミック満載の一着に。背面にはグリーンカラーの旅客機のイラストがプリントされ、ダイワのアイテムでは見られないポップな印象となった。

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■Helly Hansen Attractor GoreTex Pro Jacket

via:goldwin

ノルウェーで誕生したアウトドアブランドHelly Hansen (ヘリーハンセン)。防水機能を持つウェアを得意としており、このアトラクタージャケットも同ブランドのテクノロジーが詰まった一着に。プロアングラーの吉田 遊氏と共同開発された本作はフィッシング中の動作を研究して設計され、釣りの動きを妨げにくい仕様になっている。キャップの上から被れる大きさのフードを採用し、普段のファッションにも落とし込みやすいディテールが特徴的。裾にはドローコードが仕込まれ、他のシェルジャケットと遜色ないスペックを持ち合わせている。


■+Phenix GORE-TEX INFINIUM Climb Jacket

via:phenixstore

+Phenix(プラスフェニックス)は2021年1月に始動したフェニックスの新ライン。レディー・ガガや、Diesel(ディーゼル)のディレクションを務めたNicola Formichetti(ニコラ・フォルミケッティ)氏を迎え、どんなシチュエーションにも対応できるアイテムを提案している。ゴアテックス インフィニウムを採用した本作は軽量かつ高機能な2.5Lのジャケットに仕上がり、オフィスカジュアルでも使いやすいシンプルなデザインと、バッグにも忍ばせておける軽さが普段使いにおすすめだ。


■mont-bell Trent Flyer Jacket

via:montbell

"Function is Beauty"をコンセプトにさまざまなアウトドアアイテムを展開するmont-bell(モンベル)。そんなモンベルを代表するジャケットが、ゴアテックス パックライトプラスを採用した本作。トレイルランニングやスピードハイクなど、運動量の多いシーンでの使用を想定しているため、軽さにもこだわりを持っている。細部にまで防水、撥水加工を施し、コンパクトでありながら防水透湿性にも抜かりのない一着となった。


人とかぶりにくい!おすすめのコラボアイテム

次に、人とかぶりにくいコラボアイテムからおすすめのゴアテックス採用レインウェアを紹介する。


■Supreme × The North Face® Arc Logo Mountain Parka "Purple"

シュプリーム ザ ノース フェイス アーチ ロゴ マウンテン パーカー グレープ 画像

ストリートファッションの雄"Supreme(シュプリーム)"と業界を牽引するアウトドアブランド"ノースフェイス"のコラボアイテム。ハリ感のあるシェルジャケットをベースに、各ブランドロゴを散りばめた。ちなみに、掲載カラー"グレープ"以外にもレッドやブルーなどカラーバリエーションも豊富なコラボアイテムとなる。

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■Supreme × JUNYA WATANABE COMME des GARCONS MAN GORE-TEX Denim Parka "Indigo"

シュプリーム ジュンヤ ワタナベ コムデギャルソン マン ゴアテックス デニム パーカ インディゴ 画像

次に紹介するのは、シュプリームとパリコレ出展ブランド「JUNYA WATANABE MAN(ジュンヤ ワタナベ マン)」のコラボアイテム。デニム素材の質感が特徴的なアウターだ。アイテム前面にデザインされたシュプリームらしい文字フォントによって味のあるアイテムを構築している。デニムアウターのため、小雨程度の日に着用するのがいいだろう。

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■ARC'TERYX × BEAMS Men's Beta Jacket "Boro Blue"

アークテリクス x ビームス メンズ ベータ ジャケット ボロ ブルー 画像

アークテリクスとセレクトショップBEAMS(ビームス)のコラボアイテム。掲載したブルーを用いたアイテムは、2023年の新作モデルとなる。ベータジャケットに、ビームスお得意のブロックパターンを採用しているのが特徴。遊び心があるデザインながら、変に目立ちすぎることはないファッショナブルなアイテムに仕上がっている。

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■PALACE × Engineered Garments Gore-tex Field Parka "Black"

パレス エンジニアード ガーメンツ ゴアテックス フィールド パーカー ブラック 画像

イギリスのスケーターブランドPALACE(パレス)とメンズカジュアルブランドEngineered Garments(エンジニアード ガーメンツ)のコラボアイテム。ポケットを多く配置することでミリタリー色を強めており、また、テックウェアらしくスタイリッシュなルックスも持つ。スケーターブランドが関わっていることもあるのか、ボックスシルエットを採用しており、ストリートに映えそうな一着に。

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■Stussy × GORE-TEX® Wading Shell Solid Jacket "Leaves"

ステューシー ゴアテックス ウェイディング シェル ソリッド ジャケット リーブス 画像

シュプリームと並び、多くのストリートキッズを虜にするStussy(ステューシー)のアイテム。実はステューシーは、本コラムの主役ゴアテックスをフィーチャーしたコレクションを展開したことがある。ここで掲載したのは、人気のリアルツリー柄を採用したアウター。ゴアテックスらしい機能性とストリートで人気のデザインを融合させ、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えたアイテムに仕上げている。

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おわりに

雨の日に活躍するゴアテックスのレインウェア。

機能性に優れるのはもちろん、多くのブランドに採用されることでデザインのバリエーションも豊かになっている。

お気に入りのゴアテックスアウターを着こなし、あえて雨の日に出かけるのも楽しいかもしれない。


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