「HERMES(エルメス)」を代表するブレスレット"シェーヌダンクル"。世界中で愛されるブランド不朽のマスターピースだが、ここ数年で人気が加速し正規店では入手困難な状態が続いている。その需要の高さから、フリマアプリを中心に二次流通市場では非常に精巧なフェイク(偽造品)も多数流通しているのが現状だ。そこで本記事では、日夜多くのブランドジュエリーを扱うスニダンの鑑定士に、フェイクの現状からフリマアプリ等の個人間取引で気を付けるべきポイント、さらには実際の真贋鑑定プロセスまで話を伺った。

今回解説してくれるのは

SNKRDUNK(スニダン) 鑑定部署
LUX(ラグジュアリー)チームリーダー

萩原 隼人さん

2012年にブランド買取店に入社し店舗、本部含め鑑定歴は14年以上。
スニダンを運営する株式会社SODAには2022年に入社し、現在はブランドバッグ/ジュエリー、財布、時計、アクセサリーをメインで担当する。

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目次

アレルギー反応を起こす可能性も?フェイクを買うことのリスク

シェーヌダンクルで最も人気なのが程良いボリューム感のGMサイズ。写真手前がリアル、奥がフェイク

── スニダンでもシェーヌダンクルの取引が増えていますが、比例してフェイクの流通量も増加しているのでしょうか?

萩原: ここ一年ほどの急激な取引数の増加に比例してフェイクの量もかなり増えていますし、リアルと同じくシルバーを使った巧妙なフェイクも多くなってきました。私たち鑑定士であれば、フリマアプリの出品画像を見るだけである程度「フェイクかも」と気付けるものもありますが、一般の方が写真だけで真贋を判断するのは非常に難しいと思います。

── 一般のユーザーが知らずにフェイクを購入してしまった場合、どのようなリスクが想定されますか?

萩原: まず、フェイク品はコストを抑えるため、安価なニッケルや亜鉛、鉛を混ぜ物として使用するケースがあります。その場合、皮膚の炎症やアレルギー反応を引き起こし健康を害してしまうかもしれません。そして、リアルであれば価値が落ちにくく資産にもなりますが、フェイクは幾ら持っていても価値はゼロです。また、もしフェイクだと知らずに売ってしまった場合でも、商標法違反などの法律に触れる可能性がありますし、フリマアプリのアカウントが凍結されるといった可能性も想定されます。

コマとホールマークのリアル/フェイク比較画像。フェイクの刻印は繊細さに欠け、全体的にやや潰れ気味だ

写真だけで買うのは超危険!フリマアプリに潜む5つの危険信号

国内で流通するフェイクの多くが中国や韓国で組織的に製造されたものだとみられる

萩原氏曰く、現在のフェイクは非常に精巧になっているため、一般のユーザーがフリマアプリの写真だけでリアルだと判断するのは非常に危険だという。しかし、騙されないために一般ユーザーの目でも確認できる「怪しい出品物を見抜くヒント」は存在する。トラブルを未然に防ぐための最低限チェックしておくべきポイントを教えてもらおう。

フェイクの可能性が高い5つの危険信号
  • 定価や相場に対して明らかに安い
  • 引きの写真やピントをずらした写真
  • 同じ商品を同価格で大量に出品
  • "発送まで1〜2週間"と書かれている
  • 説明文やコメントの日本語が不自然

萩原: 以上5点は比較的分かりやすいフェイクのサインです。最近はどんどん巧妙になっているので、あえてリアルと同等の価格に設定して"本物っぽさ"を演出したり、箱やレシートなどの付属品だけは本物を使い、本体はフェイクにすり替えているという悪質なパターンも存在します。少しでも気になる部分があれば、「どこで購入されたものですか?」など、購入前に必ず出品者へ質問してみることをおすすめします。

精巧フェイクを排除する6つの真贋鑑定ステップ

前述の通り、現代の精巧なフェイク品を一般のユーザーが目視や写真だけで完璧に見抜くのは、もはや不可能に近いレベルに達している。では、日々数多くのハイブランドジュエリーを取り扱うスニダンの真贋鑑定現場では、一体どのようにしてフェイクを排除しているのだろうか。ここからは具体的な6つのステップに分けてスニダン流の真贋鑑定方法を解説する。

STEP 1. 全体の作りや光の反射(輝き)を確認

鑑定ステップ1
ブランド刻印など目立つ部分は精巧でも、コマの内側の処理などは甘いことが多い。リアルは見えない部分まで綺麗に面取りや磨き処理がされているため光が均等に反射するが、フェイクは波打ったり、ザラつきやバリなどが発生し光の反射が歪んでギラついて見える。

STEP 2. 刻印の検証

鑑定ステップ2
ブランド名、シリアルナンバー、Made in France、Ag925(シルバー925)、ホールマークなどの刻印をマイクロスコープ(拡大鏡)を使って確認。年代によって刻印の形状や入る位置が異なるため、「その個体が主張している年代と実際のディテールが完全に一致しているか」を念頭に置いてチェックする。

STEP 3. コマのサイズ計測

鑑定ステップ3
コマの直径だけでなく、縦幅や内径などをデジタルノギスで細かく計測。どれほど精巧なフェイクであってもリアルとは若干の誤差が生じる。

STEP 4. 重量の測定

鑑定ステップ4
精密なスケールを使用して重量を計測。粗悪なフェイクの場合、鉛などの安価な金属が使われていることがあり、コマ数が同じでもリアルとは重量が異なる。

STEP 5. 比重計による分析

鑑定ステップ5
空気中での質量と水中での重さを計測し、その比重値から金属の種類を特定する。重量計測で懸念点が出た個体や、真贋の判断に迷うような精巧なフェイクはこの比重計を使用し裏付けを取る。

STEP 6. 付属品の精査

鑑定ステップ6
スニダンでは必須の付属品としている化粧箱も重要な判断基準だ。フェイクの箱はリアルと色味が違ったり、ブランドロゴの書体が微妙に異なったり、印字が潰れていたりする。また、箱内側の貼り付け処理が粗雑なことも珍しくないという。

萩原: このほかにも一般には公開していませんが、専用の機材を使用した独自の鑑定プロセスを導入しています。また、スニダンの鑑定士は単独でも正確な判断ができる高い技量を持っていますが、決して一人だけの判断で完結させない仕組みも採用し、「ホールマークのデザインが変更された」といった最新の個体差情報も、すべてメンバー内で即座に共有しデータ化しているんです。シェーヌダンクルはフェイク業者に非常に狙われやすいアイテムだからこそ、私たちは"絶対にフェイクを通さない"という強い意志とプライドを持って、日々の真贋鑑定に向き合っています。

スニダンなら安心してシェーヌダンクルが購入できる!

ここまで見てきたように、シェーヌダンクルはその圧倒的な人気ゆえに非常に精巧なフェイク品が市場にあふれている。どれほど注意を払っても、フェイク品がさらに巧妙化し続ける中で、フリマアプリなど個人間取引に100%の安心を求めるのは極めて困難だ。スニダンでは、豊富な経験を持つ鑑定士が常に情報をアップデートしながら、チーム体制で多角的な真贋鑑定を行っている。資産的な価値も持つシェーヌダンクルを購入する際は、安心が保証されたスニダンでの購入を検討してみてほしい。

シェーヌダンクルが当たる「スニダンファッション 超抽選祭」が開催中!

人気ファッションアイテムが抽選で当たる「スニダンファッション 超抽選祭」が、2026年5月20日から6月30日まで開催中!6月24日から30日までのWeek 6では、スニダンでも人気のシェーヌダンクルが抽選賞品に。もちろん全品、真贋鑑定済みだ。詳しい応募方法については下記の特集ページでチェックしてほしい。

エルメス シェーヌダンクル GM ブレスレット "シルバー" H101672Bの定価/発売日

ブランド エルメス(Hermes)
カテゴリ アクセサリー
発売日 -
定価 ¥310,200(税込)

【エルメス】シェーヌダンクルのフェイクが増えている?フリマ購入の注意点とスニダン鑑定士直伝の真贋チェックポイントの抽選/販売店舗

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