ミュージシャンたるもの、自身の作品はもちろんスタイリングにも一家言あるはず。心地よいメロディと、自分らしくいられる服。その二つは、表現者にとって切っても切り離せないものかもしれない。そんな独自の感性を持つアーティストをゲストに迎え、お気に入りのファッションと音楽へのこだわりについて語ってもらうこの連載。第26回は、シンガーソングライターのTani Yuukiさんが登場。
Profile
Tani Yuuki
1998年生まれ、神奈川県茅ヶ崎出身のシンガーソングライター。2020年発表の「Myra」がストリーミング再生累計1億回を突破し、5thシングル「W/X/Y」がリリースから約半年を経てSNSでブレイク。TikTokでの総再生10億回超えと同時に、各種音楽配信チャートでも1位を獲得した。2026年10月14日に最新EP『SPACE RENDEZVOUS』をリリースし、11月7日からは『Tani Yuuki Live Tour 26-27 “SPACE RENDEZVOUS”』が始まる。
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about MY STYLE|生地の質感や色味が好きなロエベのアマソナ
─ Q1. はじめて自分でファッションアイテムを買ったのはいつ?
Tani Yuuki(以下、Tani): 中学生のときに、周りで「Timberland(ティンバーランド)」が流行っていたので、自分も買ったのを覚えています。茶色がスタンダードだったと思いますが、周りと被りたくなくて白を買って、履きこなせませんでした……(笑)。
─ Q2. 最近買ったファッションアイテムは?
Tani: ヴィンテージで買った「LOEWE(ロエベ)」のアマソナ ハンドバッグです。スウェード生地の質感や、温かくて落ち着いた色味が気に入っています。
─ Q3. いつもどこで服を買うことが多い?
Tani: 渋谷や表参道のお店が多いです。ヴィンテージショップやセレクトショップにもよく行きます。
─ Q4. 今まで買った中で、最も気に入っているファッショアイテムは?
Tani: 「Chrome Hearts(クロムハーツ)」のスクロールバンドリングとSBTバンドリングです。 主張しすぎないのでさり気なく着けることも、重ね着けで存在感を出すこともできるので、気に入っています。
─ Q5. 10月23日に「FILA(フィラ)」とのコラボスニーカーが発売されます。制作にあたり最もこだわった部分を教えてください。
Tani: さり気なくあしらわれたレオパード柄はもちろん、シュータンに施された僕のファンクラブ「谷乃湯」のロゴもこだわりです。もとのデザインと調和していて気に入ってます。
─ Q6. 「次に狙っているファッションアイテム」や、気になっているブランドは?
Tani: 先ほどお話しした、お気に入りのスクロールバンドリングとSBTバンドリングに合わせたくて、同じくクロムハーツのスクロールフープピアス、スクロールバングルを狙っています。
about MY SOUND|感情の機微を歌ったみんなに寄り添ってくれる作品
─ Q1. 最新EP『SPACE RENDEZVOUS』は、"ある少年が描く宇宙計画"を軸にしたコンセプト作品となっています。このテーマを着想したきっかけや、作品全体を通して描きたかった世界観について教えてください。
Tani: 昨年末、5周年を迎えてずっと夢だった日本武道館公演を終えました。夢を叶えたその先に、Tani Yuukiは何を描くのか?何を描きたいのか?を考えたのがきっかけです。 おそらく一回燃え尽きたんだと思います。でも火種は残っていて、もっとワクワクしたいなと。世の中だったり、大人になるにつれてだったり、何をするにも意味や理由を求められて、がんじがらめになっている気がするんです。もちろん必要なことも大事なこともあるけれど、音楽はもっと楽しんでいいものなんじゃないかと。
それをさらに大きくするにはどうしたらいいのか、もっと音を楽しむにはどうしたらいいのかを考えて、新しい音に出会いたい、新しい場所へ行きたい、もっと人に出会いたい、という未知との遭遇への渇望と、その出会いが広がっていく様子を描きたいと思いました。そんな想いを、神秘的で未知の存在である宇宙に重ねています。初めて歩くときの足取りがおぼつかないように、子供のころに描いていた空想のように突拍子もなくて、ワクワクする「ある少年が描く宇宙計画」です。
─ Q2. この壮大な物語や楽曲のアイディアを膨らませるにあたり、インスピレーションを得た作品はありますか?
Tani: 『星の王子さま』です。
─ Q3. "宇宙"や"ランデブー"といったスケール感とロマンあふれる世界観を音楽に落とし込むにあたり、サウンドメイクやアレンジ、ボーカルの表現において工夫した点やこだわった部分は?
Tani: モチーフには惑星や衛星を使い、コールドスリープなどのSF的な概念も取り入れました。万物が巡っていく様子を表現するために、四季を連想できる環境音を使い、歌声にはエフェクトをかけてSF感を出しています。
曲順もストーリーがあって、「エブリ・デブリ」で地球を出発し、「サテライトブルー」で人工衛星を横目に、「ムーンウォーカー」で月を経由し、「エイリアンズ」で火星にたどり着く。そして「コールドスリープ」で新たな旅へと向かう。まさに宇宙の旅、"SPACE RENDEZVOUS"を表現しています。
ただ、宇宙をテーマにしていると言いつつ、歌っているのは日常の中で生まれる感情の機微です。だからテーマを壮大にしても、他人事ではなく身近な出来事に感じられる。きっと皆さんに寄り添ってくれる作品だと思います。
─ Q4. 本作で特に思い入れのある楽曲や歌詞のフレーズ、あるいは「ここは物語のハイライトとして聴いてほしい!」という注目ポイントはどこですか?
Tani: 全部と言いたいところですが、今回のEPの大きなテーマになっている、"未知との遭遇"があった曲で言うと、「エブリ・デブリ」と「コールドスリープ」です。 「エブリ・デブリ」は僕が通っていた音楽の専門学校の後輩たちに、コーラスやカウントを歌っていただきました。レコーディング自体が初めてで緊張している中、素晴らしいテンションの歌を収録してくれています。
「コールドスリープ」は新しいライブサポートバンドメンバーとアレンジやレコーディングをしました、これも新たな"RENDEZVOUS"ですね。曲の内容もRENDEZVOUSしていて、「あの日、あの時、あの感情は自分でも気付いていなかった恋心だったのでは?」という自分の実体験を"コールドスリープ"というタイトルに込めました。 尺が6分という今の時代に逆行した長さになるくらい、書きたいことがあふれた曲でした。 そして今回のEPツアーを終えて、新たな旅へ向かうための「コールドスリープ」という位置付けでもあります。長さを感じさせないアレンジと内容になっているので、ぜひ聴いてください!
─ Q5. 制作期間中に気分転換のためよくやっていたこと、行っていた場所は?
Tani: 一人で制作しているときは自宅スタジオ内のいろんな場所を転々として、しゃがみ込んだり座ったりしながら歌詞を考えていました。今はキッチンの隅がお気に入りです。 でもやっぱり、そうやって生み出した音をみんなでスタジオに入って、音を模索する時間が一番の気分転換です。
─ Q6. 11月からは同作を携えたツアーが始まります。"ある少年が描く宇宙計画"というドラマチックな作品世界がステージ上でどのように表現されるのか期待が高まりますが、今回のツアーで挑戦したい演出や、楽しみに待っているファンへ向けたメッセージをお願いします。
Tani: 演出チームも新たなメンバーで挑むので、あの手この手で、"まだおぼつかない少年の夢と宇宙"を表現できたらと思っています。新体制バンドでの初めてのツアーでもあるので、サウンド面でも新鮮になりそうです。
"SPACE RENDEZVOUS"は今回の旅では終わりません。物語は続いていき、その先にみんなで帰ってこられるような場所を作りたいと思っています。 なので、あなたも一緒にクルーとして、まずは『SPACE RENDEZVOUS』から未知と遭遇するための旅を始めましょう。僕も会いにいくので、あなたも会いにきてください!
【NEW RELEASE】2026年10月14日発売
New EP『SPACE RENDEZVOUS』
EPとしては『HOMETOWN』以来約2年ぶりとなる本作は、"ある少年が描く宇宙計画"を軸にしたコンセプト作品だ。宇宙と冒険をテーマに掲げながらも、誰の日常にも通じる普遍的(ユニバーサル)な想いが込められている。Tani Yuukiのソングライティングが新たな次元へと到達した本作は必聴。
【Tani Yuuki Live Tour 26-27 “SPACE RENDEZVOUS”】が2026年11月7日よりスタート!
- 11月7日(土) 愛知県 愛知県芸術劇場大ホール
- 11月23日(月・祝) 新潟県 新潟県民会館 大ホール
- 11月28日(土) 香川県 サンポートホール高松 大ホール
- 12月4日(金) 北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)
- 12月19日(土) 広島県 広島文化学園HBGホール
- 12月26日(土) 福岡県 福岡サンパレス
- 1月9日(土) 宮城県 東京エレクトロンホール宮城
- 2月23日(火・祝) 兵庫県 GLION ARENA KOBE
- 3月22日(月・祝) 神奈川県 ぴあアリーナMM



