古き良きアメリカへの憧れか、パッケージに心が躍るのか。その動機は違えど、夏が近づくとパックTが気になりだす方は多いはず。1947年、肌着のまとめ買いのニーズに応える形で「ヘインズ」が販売をはじめた同アイテムは、今や老舗ボディメーカーだけでなく、ストリートブランドやメゾンブランドからも豊富にリリースされている。ひと口にパックTと言っても、そのバリエーションは千差万別だ。早速、それぞれの特徴を比較していこう。
タグレス仕様とタフな縫製。デイリーユースに最適な"Supreme x Hanes"
まず紹介するのは、パックTの元祖「ヘインズ」とストリートシーンを牽引する「シュプリーム」のコラボモデル。本作は、US企画のヘインズでお馴染みの"コンフォートソフト"ボディを採用した、柔らかな風合いが特徴だ。フロントの左裾に配されたミニマルなボックスロゴは、1枚で着たときのアクセントにはもちろん、シャツのインナーに仕込んで裾から覗かせる小技にも重宝する。
豊富なカラバリと3色のハートが彩りを添える"HUMAN MADE"
「ヒューマンメイド」のパックTもフロントの左裾にはお馴染みのハートロゴを配置しているが、3枚それぞれで異なるハートのカラーを使用した、飽きない演出がニクい。また、定番のホワイトやブラックだけでなく、グレー、ネイビーとベースカラーも豊富なため、思わず色違いでストックしたくなる。機能面でも、優れた伸縮性や通気性など、肌へのストレスを軽減する工夫が満載だ。
1つで3度美味しい。着回し力抜群の"Polo Ralph Lauren"
「ポロ ラルフローレン」のパックTは、ホワイト、ブラック、グレーが1枚ずつ手に入る着回し力抜群のカラーアソートが魅力。さらに、背中の違和感を解消するタグレス仕様により、素肌の上から快適な着心地をキープできるのも嬉しいポイントだ。身体のラインを美しく見せるスマートなシルエットや、アンダーウェア特有の透け感がない適度に肉厚な生地感は、Tシャツが主役のスタイリングでも上品に決まる。定番のポニーロゴは、こちらも左裾に。
パックTらしからぬリラックス感。タフさと速乾性を両立する"ENNOY"
「エンノイ」は、ポケット付きとベーシックな無地が1枚ずつ入った、ユニークな2枚パックだ。一般的なパックTとは異なり、肩や身幅に大きなゆとりを持たせたボックスシルエットが特徴で、肌離れが良く、夏場でも快適な着用感を保つ。素材にはコットンとポリエステルを50%ずつで混紡したボディを採用し、高い耐久性とシワになりにくさ、そして優れた速乾性を実現している。
絶妙な白のグラデーションを堪能できる"Maison Margiela"
「メゾン マルジェラ」が手がけるのは、白のグラデーションで魅せるコンセプチュアルな3枚パック。数あるブランドの中でも"白"という色彩に強いこだわりを持つマルジェラらしい提案で、ホワイト、クリーム、ベージュといった絶妙な色彩の違いを楽しめるのが魅力だ。背面にはアイコニックな4本の白いステッチがあしらわれており、後ろ姿で静かに存在感を主張できる。
贅沢な日常着。クオリティにこだわるなら"Jil Sander"がおすすめ
最後に紹介するのは、「ジル サンダー プラス」のパックTだ。同ラインは、都会的なメインラインに対して、自然やアウトドア、リラックスした日常に寄り添うアプローチで生まれたカプセルコレクションだ。厳選されたオーガニックコットンを高密度に編み上げたヘビーウェイトな生地は、適度なハリと美しいドレープ感を両立。首元を端正に見せるクルーネックの詰まり具合など、ミリ単位のこだわりが息づいている。Tシャツこそ最上級のクオリティにこだわりたい方におすすめだ
おわりに
ブランドごとのディテールや素材へのこだわりが光るパックT。日常のベースレイヤーとして、自身のスタイルにマッチする一着を手にとってみては?