王道のブーツカットデニム、リーバイス "517"とは。おすすめカラーやフレアパンツとの違いも解説!|コラムについて
ここ数年の古着ブームの影響で、1980〜2000年代を象徴するワイドシルエットのデニムやフレアボトムが再注目されている。90年代から00年代にブーツカットで一世を風靡した、Levi’s 517(リーバイス 517)もその一つだ。
そこで今回は、リーバイス 517の特徴を解説するほか、おすすめカラーやブーツカットとフレアパンツとの違いも紹介。ブーツカットデニムが気になっている方はぜひ最後まで見てほしい。
リーバイスのブーツカットデニム 517とは
1890年に全てのジーンズの原点となるリーバイス 501が誕生し、そこから現在までに至るまで、様々なシルエットのデニムが登場し、それらは全てロット番号によってモデル分けされている。そして、今回紹介するブーツカットのロット番号はリーバイス「517」だ。
近年の90s・ヒッピー・古着などのレトロブームの再来により、フレアデニムの注目度が日に日に増しており、その中でもブーツカット デニムのリーバイス 517は、トレンドに敏感な若者の間で人気が急上昇しているモデルだ。
リーバイス 517の魅力
引用元:Levi'sリーバイス 517は、股下から膝にかけて細くなっており、そこから裾に向かって広がるフレアシルエット。また、その広がりはブーツとの相性が合うように設定された幅となっている。
絶妙なフレアを施したリーバイス「517」は脚が長く見えるため、無骨なブーツやボリュームあるスニーカーなどの相性が良く、すっきりとした印象を与えてくれる。
上記の特徴により、リーバイス 517は脚が長く見えると言われている。ウエストで履くのに加え、裾部分がフレアで靴の大半が覆われているので、身体に対するズボンの比率が通常のパンツより多く見えるためだ。
ブーツカットとは
引用元:Levi's USここまで、リーバイスの517について説明してきたが、「フレアパンツ」や「ブーツカット」の裾広がりを示す二つの単語が出てきているが、どういう違いがあるのかをここで解説していく。
フレアパンツは、裾の幅によって二種類に区別されており、それらの総称を「フレアパンツ」と言う。
二種類に区別されている裾の幅だが、一つ目はブーツに合わせ幅をカットした「ブーツカット」とブーツカットより長く、パンツの裾幅を大きく広げた「ベルボトム」が存在する。
今押さえておきたいトレンド、ブーツカット
それではなぜ、昔に流行っていたフレアシルエットのブーツカットが人気になったのかを、考察していこう。
スキニーからワイドへ
フレアパンツは1980年代から2000年にかけて流行っており、そこから脚をスリムに魅せるスキニータイプにシフトしていった。しかし、それらのテーパードスタイルを経て、90sやY2Kで流行っていた当時のファッションを現代のファッションに取り入れる、レトロブームが巻き起こった。そして、今回紹介しているリーバイス 517もそれらをきっかけに再注目されたアイテムのうちの一つだろう。
近年、ストリートでもフレアパンツがトレンドに
近年、90sやY2Kのストリートモードのファッションスタイルが、日本のストリートで見かけることが増えてきた。そのトレンドの背景には、カルト的人気を誇るGALLERY DEPT.(ギャラリーデプト)の存在が大きいのではないだろうか。
海外のストリートシーンに突如として現れたギャラリーデプトを皮切りに、ストリートウェアを手頃な価格で販売をしているmnml(ミニマル)などが登場し、フレアパンツでボリュームあるスニーカーを覆いかぶせるスタイルが広まった。また、様々なブランドのファッションディレクターを務める小木"Poggy"基史氏が、2〜3年ほど前にギャラリーデプトのフレアパンツを履き、多くのファッショニスタがこぞって真似をしたのも、まだ記憶に新しい。
豊富なカラーを揃えた、リーバイス 517
■Rigid(リジット)
リーバイス 517 ブーツカット "リジット"
リジットとは、一度も洗いを加工をしていない生デニムのこと。洗いをかけずにしばらく履き、自分のシワや生地のクセをつけた後に洗いをかけることで、世界に一つだけのオリジナルな風合いにできる魅力なデニムだ。
■Rinse(リンス)
リーバイス 517 ブーツカット "リンス"
リジットは違い、一度だけ洗いをかけ、糊を落とした状態のカラーになる。他のカラーに比べて、濃いデニムカラーがまだ残っているので、そこから長年履くことで経年変化を楽しめる。また、コントラストがハッキリしたアイテムにも合わせやすいのが特徴だ。
■Mid Washed(ミッドウォッシュ)
リーバイス 517 ブーツカット "ミッドウォッシュ"
数回ほど洗いをかけ、数年間履き古したようなヴィンテージ風の味わいを表現。本来のデニムの味を出した、無限通りのコーデができる王道のデニムだ。
■Black(ブラック)
リーバイス 517 ブーツカット "ブラック"
重厚感あるオールブラックで配色したこちらのカラーは、どのアイテムにも合わせても、うまく纏めてくれる秀逸なカラー。合わせるトップスによって、モードからストリートスタイルまで、幅広く楽しめるデニムだ。
まとめ
ヒッピースタイルから90sを象徴するストリートスタイルまで、幅広いスタイリングをして楽しめるリーバイス 517。
フレアシルエットのパンツを履いたことない人には、少しレベルが高く感じるかもしれないが、幅の広がりが少なめのブーツカットであれば、初心者でも合わせやすいだろう。これからフレアパンツを履きたいという方は、この機会に手にリーバイス 517を取ってみてはいかがだろうか。
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