ナイキ エアマックスのコーデ39選!エアマックス95や90など人気モデルをチェック|コラムについて
Nike(ナイキ)が生み出した不屈の名作スニーカー「Air Max(エアマックス)」。
1987年3月26日の誕生から今年2023年で生誕36周年を迎えた。
最新鋭のクッショニングシステム「AIR」を搭載して発表されたこのエアマックスは、スニーカー界を牽引するシリーズと言っても過言ではない。
今回は、エアマックス1から始まり、95や90、イエローグラデ(ネオン)やシルバーブレッドなど、数々の名作を生み出してきたエアマックスについて、コーデ紹介から人気モデル、伝説的カラーを通して徹底紹介していく。
エアマックスとは?
1987年に初代となるエアマックス1が誕生。同モデルは、ナイキの有名デザイナー「Tinker Hatfield(ティンカー ハットフィールド)」氏がデザインを手掛けたエアマックスだった。
ソールにエアウィンドウがついたそのデザインは、瞬く間に世界中のスニーカーマニアやストリートファッションに身を包む若者にヒットすることに。
そして今に至るまでの36年、エアマックスは、履き心地、デザイン、根強いファンのニーズに応えるため様々な改良を重ね続け、今も昔と変わらず愛される「Nike(ナイキ)の主力ランニングシューズ」として人気を獲得し続けている。
エアマックスの人気シリーズ紹介
では、ここから人気エアマックスシリーズの歴史を知るにあたり、各人気モデルをチェックしていこう。
初代エアマックス「エアマックス1」
1987年に登場したエアマックス1は、ソールからエアバッグを見ることができる画期的一足。
ナイキは、本モデルにてデザインと機能の両立を実現。近未来的なデザインであるエアウィンドウは、エアバッグに負荷がかかった時に変形し、負荷を緩和させる役割を担う。
ここからエアマックスの華々しいストーリーは始まった。
ストリートファッションにピッタリ「エアマックス90」
蛍光色を纏って生まれたこのエアマックス90は、ストリートファッションを好む若者に愛され、爆発的にヒットしたとも言われるスニーカー。
機能面では、前作よりもエアの容量が拡大されたことで大幅にクッション性が向上した。
スニーカーヘッズはもちろん、ファッショニスタにも愛され続けている人気モデルである。
社会現象を引き起こした名作「エアマックス95」
1990年代スニーカーブームの立役者ともなったのが、このエアマックス95。
「イエローグラデ」や「赤グラ」と呼ばれるカラーが有名で、履いている人を襲って強奪する「エアマックス狩り」という社会問題を生み出したモデルとなる。
その人気は今でも健在であり、復刻の度に販売店舗に購入希望者による行列が。
エアマックスシリーズの中でも特に知名度が高く、多くのファンを魅了し続ける名作だ。
近未来的なフォルム「エアマックス97」
ミッドソールにフルレングスビジブルエアを搭載した、エアマックス97。
サイドの緩やかな曲線美が特徴で、日本の新幹線がデザインソースとなった名作シューズだ。
2017年にはUNDEFEATED(アンディフィーテッド)など有名ブランドとのコラボモデルが登場し、大きな話題となった。
伝説的なシルエット「エアマックス98」
1998年に誕生し、前作のエアマックス97より受け継いだフルレングスのビジブルエアを搭載したエアマックス98。
スムーズな流線形のボディはシンセティックレザー、スウェード、メッシュで構築され、レトロかつ近未来的なデザインを採用している。
360度取り巻く中央パーツのエッジには反射素材を使うなど、ユニークなパーツもエアマックス98らしさ。
人気ストリートブランドSupreme(シュプリーム)とコラボしたことでも有名なモデルだ。
180度ビジブルエアを搭載「エアマックス180」
Air Force 1(エアフォース1)を世に出した「Bruce Kilgore(ブルース・キルゴア)」と、ナイキの有名デザイナー「Tinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)」の共同開発によって生み出されたエアマックス180。
180度どこから見てもエアを確認できる「180度のビジブルエアソール」を搭載した画期的なモデルとなる。
2018年に入っても新色が発売されるなど、復刻モデルも注目を集めている。
巨大なエアバックを搭載「エアマックス270」
目を引くヒールケージとクッショニングシステムが一体化したかのようなデザインを持つ「エアマックス270」。
後部にせり出すようなシルエットに仕上げられた270度のエアユニットで、アッパーには抜群の通気性と軽量性を誇る1枚のメッシュ素材を採用。
履いていくうちにダメージを受けやすい部分には特殊素材の圧着コーティングを施して耐久性を高めている。
ちなみに、1993年に同名で呼ばれることもある別のエアマックス「エアマックス93」が登場したが(270度のビジブルエアを採用しているため)、数年後の復刻のタイミングで「エアマックス93」と名前が完全に切り替えられた。
最先端テクノロジーを擁する「エアヴェイパーマックス」
2017年のAir Max Day(エアマックスデー)に華々しいデビューを飾ったエアヴェイパーマックス。
軽さと柔軟性を実現したナイキの最先端テクノロジーが詰まった一足。しなやかな履き心地を実現したフライニットでアッパーを編み上げ、サイドには安定性を確保するフライワイヤーを取り付けた。
ソールのエアユニットを独立させることで、従来のミッドソール素材を削減し、抜群の屈曲性や足裏でダイレクトにクッショニングの感覚が伝わるようデザインされている。
エアマックスコーデ30選超
『エアマックスってどんな風にコーデに取り入れればいいの?』と思う方もいるだろう。
そんな方のために、メンズ・ウィメンズの様々なコーデパターンを紹介する。
エアマックス1コーデ編
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エアマックス1を使ったこちらのコーデ。
全体的にラフに仕上げているが、足首を出してシンプルなエアマックス1を着用することで重くなりすぎない印象に。
黒や白などのモノクロコーデも良いが、ラフなカラーを巧みに使ってエアマックス1を着用するのは旬な組み方ではないだろうか。
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定番のチェスターコートにアクティブなフリースジョガーパンツ。
そして足元にはシンプルなエアマックス1を合わせたこちらのコーデ。
色味も落ち着いており、まとまった印象に仕上がったスタイリングだ。
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ネイビー×レッドのエアマックス1を使ったこちらのコーデ。
淡いカラーのデニムをネイビーのエアマックス1が引き締める。
The North Face(ザ ノースフェイス)とシュプリームのコラボアウターともカラーバランスが抜群だ。
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モノトーンにまとめたシンプルなコーデ。
トップスにジャケットと白Tシャツに細身のスキニーパンツでカチッとしたコーデに見えるが、ローキャップと真っ白なエアマックス1で外すという大人の上級コーディネートとなる。
シンプルだが外すとこは外す、メリハリが効いたコーデだ。
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レザージャケットとパーカー、スキニーデニムにエアマックス1を合わせたコーデ。
ダークな雰囲気にカジュアルなカラーリングのエアマックス1を合わせることで良いバランスが取れている。
ピンキーリングなどでフェミニンさを醸し出しているのもポイント。
エアマックス90コーデ編
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ブラックカラーのエアマックス90を活かしたコーデ。
シュプリームのキャップとANTI SOCIAL SOCIAL CLUB(アンチ ソーシャル ソーシャル クラブ)のナイロンジャケットのストリートスタイル。
パンツにデニムのジョガーパンツを選ぶことで、足元に目が行きやすくエアマックス90をアピールすることができるコーデに。
さりげないTOM FORD(トムフォード)の黒縁メガネもコーデのポイント。
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エアマックス90使ったモノトーンコーデ。USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に行った時のコーデだそう。
adidas originals(アディダス オリジナルス)のトップス、パンツはブラックで締めて足元はオールホワイトのエアマックス90で統一感を出したスポーティなコーディネートだ。男女共にお手本にできるようなエアマックス90の使い方であるため、ぜひ参考にしてほしい。
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ロングカーディガンで女性らしさを演出しながらもエアマックス90を履くことで、程よく外し要素を加えた上級コーディネート。
女性らしいエレガントなコーデにもエアマックス90はマッチする。
鞄には鮮やかなピンクを取り入れ、色味のアクセントを加えている。
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全身ペアルックにエアマックス90を取り入れたコーディネート。
エアマックス90はベーシックなスニーカーに仕上がっているため、カップルではもちろん、親子や友達でもペアルックに気軽に取り入れることができる。
エアマックス縛りのペアコーデは、コーデを楽しむきっかけになるかも。
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シューレスの代わりに滑らかなスリップオンデザインを採用したエアマックス90と、BAO BAO ISSEY MIYAKE(バオバオ イッセイミヤケ)のバッグを合わせたコーデ。
特徴的な形状のアイテムをシンプルなコーデに取り入れることで、シンプルながらも目を引くスタイリングとなっている。
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全身ナイキで揃えたキッズコーデ。キャップとトップスには存在感溢れるナイキのロゴを取り入れ、統一感をもたらしている。
キッズサイズのエアマックス90はメンズモデルと異なる"可愛くかつスポーティでカッコいい"印象を持つ。エアマックス90の爽やかな配色によって、スニーカーらしさが強調されているのもポイント。
エアマックス95コーデ編
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エアマックス95の大人気カラー"イエローグラデ"を使い、全体をグリーン、グレー、ホワイトでまとめたこちらのコーデ。
サングラスはRay-Ban(レイバン)。バッグとアウターはStussy(ステューシー)。
スポーティなスウェットはもちろんエアマックス95との相性抜群だ。
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エアマックス95が映えるこちらのコーデ。
細身のデニムパンツから続く「イエローグラデ」が最高のアクセントだ。シュプリームのニット帽も、ストリートなコーデを盛り立てる。
ボーイッシュなだけでなく、可愛いらしさも併せ持つコーデ。メンズライクな女子にはオススメのコーデの組み方だ。via:WEAR
全身ナイキで揃えた、スポーティー感溢れるコーデ。
パープルのエアマックス95にパープルのジャケットを合わせるなど、色味もリンクしたコーデとなっている。
パープルのエアマックス95は珍しいため、人と被りたくないという方にもオススメ。
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オールブラックにブラック×グレーのエアマックス95を合わせたこちらのコーデ。
ワンピースに外しアイテムとして"ハイテクスニーカー"を取り入れている。
全体のシルエットとしても真似したくなるコーデ。
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デニムジャケットと、ブラウンのワイドパンツのカジュアルな服装にエアマックス95を合わせたコーデ。
シンプルな服装にエアマックス95を合わせると、スニーカーの存在感が際立つコーデに。
普通のコーデも"オシャレ"に変えてくれるのは、エアマックス95の特色の一つだ。
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こちらは韓国ブランドのアイテムを使ったコーデ。
印象的なチェック柄のキャップ・パンツに落ち着いたカラーリングのエアマックス95を合わせている。
バーバリーチェックを際立たせるように、エアマックス95を組み込んでいる。
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チュールスカートをレイヤードしたこちらのコーデ。
チュールスカートの中から見える黒いパンツとエアマックス95によって、遊び心をプラス。
またシュプリームのウエストバッグを持つことでカッコよさも兼ね備えている。
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今期大流行したモコモコパンツとエアマックス95を合わせたコーデ。
エアマックス95のコーデの幅の広さには驚かされるばかりだ。
エアマックス97コーデ編
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アンディフィーテッドとのコラボエアマックス97を使ったストリートコーデ。
Gucci(グッチ)のソックスとカラーバランスが相性抜群だ。
ストリートブランドとハイブランドを融合させた上級者コーデとなる。
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デニムジャケットとデニムワイドパンツの"デニム オン デニム"のコーデ。
デニム×デニムの存在感を邪魔しない形で、エアマックス97をさりげなく着用。
あえてエアマックス97を主役に持ってこないこのような使い方もオススメ。
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シンプルなロングTシャツ、カーキのパンツにエアマックス97を合わせたコーデ。
上下ともシンプルなのでハイテクなエアマックス97の存在感がより際立つ。
パンツの裾をロールアップしてスニーカーのシルエットを強調していることもぜひ参考に。
エアマックス98コーデ編
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エアマックス98を着用したこちらのコーデ。
このエアマックス98のカラーリングは一部の間で「ガンダム」と呼ばれ話題になった。
MYne(マイン)のレインコートとパンツを一色にまとめ、赤、青、白と三色のカラーのエアマックス98でアクセントを加えている。
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Y-3(ワイ スリー)のREVERSIBLE BOMBER(リバーシブル ボンバー)とエアマックス98を使ったコーディネート。
各アイテムをモノトーンカラーで揃えたことで、コーデに統一感をもたらしている。
存在感あるY-3のソックスもポイントだ。
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レッドカラーのエアマックス98を着用した、ハイセンスなコーデ。
真っ赤なビンテージのセットアップと合わせているため、赤いスニーカーがよく馴染んでいる。
ちらっと見えるソックスがナイキで揃えてあるところもGOOD。
エアマックス270コーデ編
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90年代を意識したようなエアマックス270コーデ。
最先端スニーカーであるエアマックス270をストリートスタイルに溶け込ませたコーデだ。
オレンジのキャップを使うことでアクセントを効かせている。
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淡いブルーのデニムとエアマックス270の相性の良さを示してくれるこちらのコーデ。
今っぽいスタイルにもビシっとエアマックス270がハマることが分かる。
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ブラックを中心としたエアマックス270コーデ。
エアマックス270の最大の魅力とも言える大きなヒールバッグのオレンジカラーがアクセントに効いている。
真似したくなるようなスタイリングだ。
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ホワイトを中心としたエアマックス270コーデ。
先程のブラックとは逆に、全身をホワイトカラーで統一し、エアマックス270のアクセントカラーが差し色となっている。
エアヴェイパーマックスコーデ編
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Off-White(オフホワイト)とのコラボ エアヴェイパーマックスを使用したコーデ。
このエアヴェイパーマックスは、スニーカー単体としてかなり主張が強いデザインのため、全身のコーデが食われがちになることが多い。
しかし、かなり細めのスキニーパンツに、Moncler(モンクレール)の大きめなアウター、そしてエアヴェイパーマックスを使うことで統一感のある着こなしに。是非真似したいコーデだ。
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90年代風コーデに溶け込むエアヴェイパーマックスコーデ。
ブラックのエアヴェイパーマックスとホワイトの靴下がコントラストを生んでいる。
クラシックスタイルのコーデながらもハイテクなエアヴェイパーマックスを上手に溶け込ませたコーデだ。
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ブラックのエアヴェイパーマックスにパンツやアウターなど全身をナイキで固めたスポーティなコーデ。
本人のスタイルの良さも際立ち、アクション映画の主人公のようだ。
エアヴェイパーマックスの近未来感も強調されている。
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夏を感じさせるエアヴェイパーマックスコーデ。
Be True(ビー トゥルー)コレクションのカラフルなエアヴェイパーマックスが涼しさをプラス。
シンプルなラフコーデにもエアヴェイパーマックスは相性抜群だ。
優れた機能性は、歩行距離や立ち時間が多い遊園地デートでも活躍するだろう
エアマックスを愛用する芸能人
エアマックスの魅力に惹かれプライベートでも着用している芸能人が数多くいる。
その中でも特にエアマックス愛が強い国内の芸能人をチェックしてみよう。
レイザーラモンRG×エアマックス
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レイザーラモンRGは生粋のスニーカー好きとして知られており、特にナイキ愛が強い。
年間150足をローテーションで回しているスニーカー大好き芸人だ。
ちなみに、1日3足履き替えることもあるのだとか。
小嶋陽菜(こじはる)×エアマックス
via:NAVER
元AKB48の小嶋陽菜さんが着用しているのはAir Max 90 Ultra(エアマックス90ウルトラ)のビビットピンクカラーだ。
キャップでボーイッシュな雰囲気を醸しつつ鮮やかな足元によって、女の子らしさ溢れるコーデに。
大きめのシルエットのスニーカーを着用することで美脚がさらに際立っている。
木村拓哉(キムタク)×エアマックス
via:yuki330
元SMAPの木村拓哉さんが着用していたのはエアマックス95だ。
日曜劇場「A LIFE(アライフ)〜愛しき人〜」で着用しており、オンエア後のエアマックス95の価格が高騰していた。
やはり影響力がある芸能人が着用すると話題になるのは間違いない。
また、ドラマ「HERO」でもイエローグラデのエアマックス95を着用している。
松井玲奈×エアマックス
松井玲奈さんはピンクカラーのエアマックス97ピンクを愛用。
「形が抜群に好み」とコメントしている。
実際に着用している写真も見てみたいものである。
浜田雅功×エアマックス
via:konta-sneakers
芸人、ダウンタウンの浜田雅功さんはエアマックス95のイエローグラデを着用。
アメカジスタイルなファッションやスニーカー好きとしても知られる浜田雅功さん。
浜田雅功さんが着用するスニーカーは度々ネットでも話題になり、さまざまな番組でエアマックスシリーズを着用している。
梨花×エアマックス
via:tdluki
モデルの梨花さんはエアマックス90を着用。
梨花さんが着用するスニーカーもネットで話題になることが多く、要チェックである。
エアマックスの隠れた名シリーズ!
エアマックスゼロ
ティンカー・ハットフィールドがデザインしたエアマックスは、実はエアマックス1が最初ではない。
エアマックス1が完成する以前、さまざまな案があったが、商品化されなかったケースが多くあったのだとか。
その中の一足を現代の技術で作り上げたのが本項の「エアマックスゼロ」である。
1986年ボストンマラソン優勝者を輩出した当時の最先端のランニングシューズから意匠を受けた、パーツがなくベース部丸出しのつま先や、ヒールカウンターの代わりにストラップを取り付けた構造を採用。これは1991年リリースのAir Huarache(エアハラチ)で初めて商品化されたものである。要は、当時このデザインはシューズとリリースするにはあまりに先進的すぎたと言える。
そのこともあってか、29年間エアマックス ゼロとなったスケッチは眠っていたそう。
その時間はさらに技術を推し進めた。本作の制作にあたり、素材の厚みを抑えることのできるフューズ構造、アッパーのメッシュには単繊維の糸を採用。
扱いは"ゼロ番目のエアマックス"であるが、現在の技術を使ったとても新しいエアマックスに生まれ変わってリリースされることに。
これはエアマックスというカテゴリがいつの時代でも常に"ハイテク"であることを象徴しているような気がしてならない。
何れにせよ、このモデルはエアマックスの歴史を語る上で重要なモデルと言えるだろう。
エアマックスライト
エアマックス1とエアマックス90の間にリリースされ、二モデルの要素を併せ持つ「エアマックスライト」。
TPUのシューホールパーツやヒール周りの生地の重なり方、アイステイ等によって、レトロなデザインが構築されている。
ミッドソールの素材もエアマックス1と比べ、軽量化したモデル。エアマックスシリーズの進化の片鱗が見られる。
エアマックスBW
Air Classic BW(エアクラシックBW)とも、Air Max 4(エアマックス4)とも呼ばれる名作。
『エアを大きく、見えるように』と「AIR EVEN MORE MAX」というキャッチコピーでリリースされた。
象徴的なバイオレットカラーの影響もあるかもしれないが、エアウィンドウと同時にスウッシュも大きくデザインしているように見える。
ナイキも"隠れた魅力"というキャッチをつけていたが、言うほど隠れていないような気もするモデルだ。
エアマックスST
かなりデザインがスッキリしたエアマックス「エアマックスST」。
クラシカルなデザインではあるが、ティアドロップ状のエアウィンドウがそれまでのエアマックスとの違いを主張。
靴自体の安定性を高めており、フットブリッジというソール内部に搭載する安定性増大パーツを搭載している。
エアマックス93
ハラチフィットシステムを搭載したエアマックス93。
ハラチフィットシステムとは、ブーティー構造が足を包み込み、まるでソックスのようなフィット感バツグンの履き心地を実現する構造のこと。これによって履き心地を向上させたのが、このエアマックス93となる。
エアバッグの製法を変えることによって(ブローモールドエア*形状を維持するために空気圧に依存しないエア構造)、それまでのエアマックスから比べさらにエア容量を増量。それによって、エアは270度から見えるようになった。
ちなみに、シューデザインはミルク瓶から着想を得たそう。
ファンから"最も美しいエアマックス"と揶揄されることもあるモデルとなっている。
エアマックス94
ヘリテージへの回帰を思わせるデザインを採用したエアマックス94。
歴代エアマックスの良いとこどりをしたようなデザインは、カラーリングされたエアウィンドウも特徴的な一足。
コアなファンも多く、再復刻が待ち望まれている。
エアマックス2
エアマックス93の進化版とも言えるエアマックス2(スクエア)。
マルチチャンバーエアという"気圧が異なる2つの空気室を設けた構造"を採用しているのが特徴。
エアマックス93と同じく、ハラチフィットも搭載している。
エアマックス96
1996年、人々はエアマックス95に湧いていたが、同モデルに引っ張られる形のスニーカーブームでプレミアがついたのが、このエアマックス96だ。
エアマックス95よりも直線的なデザインを擁した本モデルでは、エアチャンバーの形状を見直し、自然な足の進みができるよう再設計されている。
ティアドロップ状のパートにメッシュ素材を採用し、通気性を高めるなど、デザイン性と機能性の両立に根差したモデルとなる。
エアマックス96 2
ダッドシューズらしさが満載のエアマックス96 2。エアマックス97SSとも呼ばれるモデルで、同モデルリリース前後に登場したエアマックス96とエアマックス97の存在によって、隠れた名作となった。
しかし、ハイテクスニーカーらしいソールユニットとアメリカブランドらしい配色によって、ファンは少なくない。オリジナルリリース時のヨーロッパ限定カラーも有名。
エアマックス120
アルファプロジェクトの一環として生み出されたエアマックス。
マイナーなエアマックスモデルの一角であるが、好きな人にはとても愛されているエアマックスと言えよう。
蜘蛛の巣状のアッパーデザインやグラデーションカラーは、他のエアマックスではあまり見られないデザイン。実は、藤原ヒロシ氏によるコラボコレクションでもベースモデルに採用された一足だった。
エアマックスプラス
通称マップラ。最初はフットロッカー限定販売だったが、今やインラインモデルとしてリリースされている。
ソールのエアユニットにゴムパーツを組み合わせたチューンドエアを搭載。
ヤシの木をイメージしたアッパーは、前項のエアマックス120にも通じるデザインと言えるだろう。
ヨーロッパでも人気を博したモデルだ。
エアチューンドマックス
フルレングスのチューンドエアを搭載した、アルファプロジェクトモデルの一足。
玉虫色の独特なオリジナルカラーによって、無骨な印象を持つエアマックスとなった。
ラッパーSkepta(スケプタ)とのコラボでは、同カラーをエアマックス97に移植したスペシャルモデルがリリースされた。
エアマックスデラックス
アッパーのパーツを無視したような大胆なカラーデザインが特徴的なモデル。
1990年代にヨーロッパを中心に巻き起こったレイブカルチャーブームを思わせるアッパーデザインによって、現代でも注目を浴びることの多いエアマックスとなる。
デザインはもちろん、エアマックス97と同じエアソールユニットを採用しているため、歩き心地も申し分ない。
派手なウェアにも合いそうなシューズだ。
エアマックスは2023年で生誕36周年
1987年に誕生して以来、世界中の多くの人々に愛されているエアマックス。
今年2023年の3月26日に生誕36周年を迎え「AIR MAX DAY」イベントも開催されるなど、今尚絶大な人気を誇っている。
今後も新モデルが発表され、これからもスニーカーヘッズを魅了するエアマックスに目が離せない。
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