誰もが一度は履いてみたい"ハイプな一足" Vol.6「トラヴィス・スコット × フラグメント × ナイキ エアジョーダン1 ロー OG SP "ミリタリー ブルー"」について
根っからのスニーカー好きなら一度は耳にしたことがあるであろう「ハイプ」という言葉。元々の辞書的な意味では「虚偽広告」「誇大な宣伝」を示すネガティブな単語だったが、いつの間にかそれが「流行の」「旬の」「カッコいい」というニュアンスに転じ、いまでは「市場価値の高いアイテム」を指すようになった。
本連載では、そんな不思議な流れを経て世間に定着しつつある「ハイプなアイテム」、とりわけ「ハイプなスニーカー」をフィーチャー。Vol.6である今回は「Travis Scott × Fragment × Nike Air Jordan 1 Low OG SP "Military Blue"」について解説したい。
「Travis Scott × Fragment × Nike Air Jordan 1 Low OG SP "Military Blue"」をチェック「Travis Scott × Fragment × Nike Air Jordan 1 Low OG SP "Military Blue"」の魅力
ラッパーでありプロデューサーでありデザイナーでもある、稀代のマルチアーティスト・Travis Scott氏。そして、デザイナーでありクラブDJであると同時に"キング・オブ・ストリート"とも呼称されるファッションアイコンの藤原ヒロシ氏が率いる、デザインプロジェクト「fragment design」。そんな両者が「NIKE」と手を組んで生み出したトリプルネームの一足とあらば、ハイプにならないワケがない。
トラヴィスコラボでお馴染みの"逆スウッシュ"はもちろん健在だが、むしろ注目すべきはその色のバランス。「真っ白×ややクリームがかった白×黒×鮮やかな青」の4色が、互いに食い合わない絶妙な割合で調和している。ある1色の主張が強すぎると履くシーンが限られてしまうこともあるのがスニーカーの宿命だが、こちらの「Military Blue」は季節やコーデの方向性を問わずに愛用できるだろう。
2021年のリリース当初は¥18,150だったが、記事の執筆時点(2024年6月26日)のスニダン最安値は¥174,500という、堂々のハイプ感。今後の価格変動は読めないが、気になる人は早めのゲットを検討してほしい。
「Travis Scott × Fragment × Nike Air Jordan 1 Low OG SP "Military Blue"」をチェック
「誰もが一度は履いてみたい"ハイプな一足"」バックナンバー
▶Vol.1「Travis Scott × Nike Air Jordan 1 Retro High OG TS SP "Sail/Dark Mocha"」▶Vol.2「Tiffany & Co. × Nike Air Force 1 Low "1837"」
▶Vol.3「Nike Air Jordan 4 "Black Cat"」
▶Vol.4「Dior × Nike Air Jordan 1 Low OG "Wolf Grey/Black-Sail-White"」
▶Vol.5「Off-White × Nike Air Jordan 1 High UNC "White/Dark Powder Blue"」