定番デニム「リーバイス 511」とは?501との違いやおすすめカラーを紹介|コラムについて
「Levi's(リーバイス)」定番プロダクトの一つ「511」をご存じだろうか?
「501」や「505」と並び、多くの人から愛される王道デニムである「511」は、長い歴史の中で数多くのアイテムを手がけてきたリーバイスにとって極めて重要なモデルだ。
そこで本記事では今一度、他のジーンズとの違いや商品ラインナップを見て、「511」の魅力を再確認しよう。
リーバイス511って?
2000年代に生まれた「511」。リーバイスが1853年に創業したことから考えるとかなり新しい商品だが、1890年からある「501」や1960年代に誕生した「505」と肩を並べる"ブランド定番商品"として、その名は広く知られている。 では「511」とはどんなアイテムなのだろうか?
その最大の特徴はスリムフィットであること。
スキニーとストレートの中間のシルエットであり、ストレッチ素材を採用。要はすっきりとしたジーンズでありながら穿きやすく動きやすいという強みを持つ、現代的なデニムパンツということだ。
511の魅力
引用:Levi's
そんな「511」が多くの人に愛される理由について、さらに細かく見ていこう。
①細すぎず、いろいろな洋服と合わせやすい絶妙なシルエット
前述の通り、この「511」はスリムフィットのモデルだ。リーバイスのデニムパンツの中で最も細いといわれる「510」に次ぐ、タイトなシルエットを持っている。
しかしながら、太ももにピッタリと張り付くようなやり過ぎた細さではなく、あくまでヒップから裾回りにかけて自然にシェイプされているので奇抜なシルエットにならず、いろいろな洋服に合わせやすい。
また、ほどよいゆとりが適度な"こなれ感"を醸し出すため、おしゃれ玄人のような雰囲気のある着こなしを叶えてくれるワケだ。
②腰周りの"すっきり感"を生む、随所へのこだわり
リーバイスの超定番モデル「501」と比べ、股上が浅く設定されている「511」。それはつまり、ウエスト位置が下がることで腰周りがすっきりシャープに見えるということ。
股上が深ければデニム特有の野暮ったさが強調されるので、これが苦手な人にはうれしいポイントだと言えるだろう。
さらに極めて細かいこだわりではあるが、ベルトループの幅も他のモデルと異なり、やや細めにデザインされている。
これも股上の浅さと同じく、パッと見た時のウエスト付近のシャープな印象を生む大切な要素だ。
③穿きやすさ抜群の、優れたストレッチ性
繰り返し繰り返しになるが、この「511」はスリムなジーンズである。しかし、細いボトムスには付き物である"窮屈さ"は皆無。なぜならば、ストレッチ性の高いデニム生地を使用しているから。
リーバイスが「自社商品の中で、世界一人気のモデル」と公言するだけあり、美しいシルエットと快適な着用感を兼ね備え、さらにデニムならではの経年変化を楽しめる唯一無二のアイテムとなっている。
501、505、511のシルエットを比較
魅力たっぷりの「511」だが、他の定番モデル「501」「505」とはどんな違いがあるのだろうか。
比較するため、商品の基本情報をおさらいしてみよう。
本記事の主役モデル。股下浅めのスリムフィットにジップフライを搭載している。
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リーバイス 501 オリジナルフィット "ライトインディゴ" |
リーバイス 505 レギュラーフィット "ミディアムインディゴ" |
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リーバイスの看板モデル。ストレートレッグのフォルムにボタンフライを採用。
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ストレートフィットかつ、ヒップから太ももにかけてゆとりを持たせたモデル。股上が深めでジップフライを採用。
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この3本を比べてみると、どうも股上やフォルムに違いがある様子。
違いをまとめると以下のようになる。
股上 | フォルム | フロント | ||
511 | 浅め | スリム | ジップフライ | |
501 | 普通 | ストレート | ボタンフライ | |
505 | 深め | ストレート | ジップフライ |
つまり「511」に関しては、スリムフィットのフォルム&浅めの股上が大きな特徴となるようだ。
また、綿100%の商品が多い「501」「505」と比べ、ストレッチ性をプラスするためポリウレタン素材が混紡されているのも「511」のポイント。
これらから考えると、「511」は気軽に楽しめるスリムジーンズと言えるだろう。
ラインナップ紹介
ここからは「511」の人気カラーを、ベーシックなものも含めて6商品を紹介する。
■定番のインディゴカラー
Levi's 511 Slim Fit "Mid Vintage"
引用:Levi's
ジーンズの王道カラーであるミッドインディゴは、フォルムに関わらず持っておくべきファッションアイテムと言える。そこで「511」をチョイスすると、スタイリッシュな一本として重宝できるだろう。
「511」特有のスリムフィットスタイルは、裾丈の調節も大いに楽しめる。例えば、裾上げしてクロップド丈にすれば、ソックスコーデに合わせやすいジーンズに。あえて裾上げせずにクッションを入れて無骨さを表現したり、ロールアップしてこなれ感を出すこともできる。定番カラーだからこそ、多くの穿きこなしが楽しめるモデルだ。
■色の変化も楽しめる
Levi's 511 Slim Fit "Premium Indigo"
引用:Levi's
長く愛用して、色落ちも楽しみたいという方は、濃いめのインディゴカラーを選んでみてはいかがだろうか。穿くほどに味が出てくるジーンズは、他のパンツよりも愛着が湧きやすい。
また、スリムフィットのジーンズで濃いめのカラーを選べば、脚のシルエットを強調することもできる。各方面で「511」の良さを発揮できるカラーだ。
■511に相性抜群なカラー
Levi's 511 Slim Fit "Black"
引用:Levi's
「511」は、他の定番モデルよりもブラックデニムが好まれることが多い。それは、スリムシルエットと収縮色である"黒"の相性の良さによるものだろう。
足のシャープさを強調する「511」"ブラック"は、セミフォーマルな場面でも活躍できる一本。しかし、ブラックカラーの無骨さによって、パンクロッカースタイルなどカジュアルなシーンにもピッタリとハマる。
■味あるブラックデニム
Levi's Made & Crafted 511 Black Bill "Black"
引用:Levi's
次は、前項と同じ「リーバイス メイド&クラフテッド」から、ブラックデニムを紹介する。通常ラインの「511」"ブラック"と違い、各ポイントに"アタリ"、つまり若干色が抜けている部分があるのが特徴だ。
このアタリの有無でパンツの持つ雰囲気が大きく変わる。アタリがある場合は、より素材の表情が豊かになり、古着のような味ある風合いを醸し出す。ジーンズという色の変化を楽しめるアイテムだからこそ、アタリのある「511」はおすすめの一本だ。
おわりに
リーバイスの定番商品「511」はスリムフィットながら、穿きやすさも兼ね備えるジーンズ。
大人顔にもストリートカジュアルにも使えるアイテムは、幅広い年齢層のファッションに合うだろう。
ルックスと快適な着用感の両方を求める欲深い方は、ぜひ脚を通してみてはいかがだろうか。
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