音楽、スポーツ、アートなど、ストリートカルチャーを発信地に生まれたストリートファッション。カルチャー発であるゆえに有名ブランドからインディペンデントなブランドまで多数のブランドがあるので、どこからチェックしていいか分からない人も多いはず。そこで今回は、いまストリートシーンで人気のブランドをピックアップ。人気のストリートブランドが気になる方はぜひ見てみてほしい。
- Supreme
- Stussy
- HUF
- Palace Skateboards
- UNION
- XLARGE
- HUMAN MADE
- Girls Don't Cry
- Wasted Youth
- A BATHING APE®︎
- NEIGHBORHOOD
- WTAPS
- drew house
- Travis Scott Cactus Jack
- Carhartt WIP
- #FR2
- WIND AND SEA
- KITH
- SAPEur
- BlackEyePatch
- SAINT Mxxxxxx
- fragment design
- KEBOZ
- C.E
- BoTT
- Brain Dead
- Aries
- WACKO MARIA
- FEAR OF GOD ESSENTIALS
- Stone Island
- Aime Leon Dore
- Noah
- doublet
- DAIWA PIER39
- NEW ERA
- おわりに
今一番アツいストリートブランド「Supreme」
まず、近年のストリートシーンを語る上で、Supreme(シュプリーム)を外すことはできない。1994年、James Jebbia(ジェームズ・ジェビア)によってアメリカ・ニューヨークで誕生したシュプリーム。始まりはスケートショップだが、現在はブランドとしても確固たる地位を築き、毎シーズンさまざまなブランドとコラボを行っている。
ボードカルチャーを体現「Stussy」
創業者Shawn Stussy(ショーン・ステューシー)によって、アメリカ・カリフォルニアで誕生したStussy(ステューシー)。創業者直筆のサイン「ステューシー ロゴ」のアイコンは多くの人が目にしたことがあるだろう。
スタイリッシュなストリートブランド「HUF」
ステューシーと同じく、アメリカ・カリフォルニア州にルーツを持つHUF(ハフ)は、モダンとヴィンテージをミックスしたようなウェアを展開している。今は亡きKeith Hufnagel(キース・ハフナゲル)と、各地域に根付くスニーカーカルチャーとのつながりが垣間見えるアイテムは必見だ。
イギリス発のスケーターブランド「Palace Skateboards」
ここまでアメリカ発のスケートボード系ブランドを紹介してきたが、イギリス・ロンドンのスケートカルチャーと関わりを持つPalace Skateboards(パレス スケートボード)も見逃せないブランドだ。2009年創立という比較的若いブランドながらも、ロンドンのサブカルチャーをデザインに折り込むスタイルは、世界的に高い評価を得ている。
ストリートシーンとハイブランドをミックス「UNION」
90年代の海外ストリートシーンを牽引した"UNION(ユニオン)"は、他のブランドよりもいち早く、ストリートとハイブランドのミックスを提案したセレクトショップだ。彼らの先見の明は、オリジナルアイテムにも生かされており、多くの要素をミックスさせた独自のストリート路線を追求している。
アメリカンカルチャーを体現「XLARGE」
引用:XLARGE
1991年、建築系学校を卒業したばかりの若者2名がスタートしたXLARGE(エクストララージ)。彼らを象徴するゴリラのアイコンは、アメリカを飛び出し、世界各地へと認知を広めてきた。
世界観が詰まったポップなロゴ「HUMAN MADE」
ポップなハートロゴとダック(カモ)のアイコン、そして角の丸い文字フォントと言えば、NIGO(ニゴー)が設立したHUMAN MADE(ヒューマンメイド)に他ならない。"THE FUTURE IS IN THE PAST"(ザ フューチャー イズ イン ザ パスト)をコンセプトに掲げる人気ストリートブランドだ。
想いが込められたハートロゴ「Girls Don't Cry」
「泣かないで」という強いメッセージをブランド名に込めたGirls Don't Cry(ガールズドントクライ)。これはブランド創設者のVERDY(ヴェルディ)による、奥さんに対しての"いつも笑顔でいてほしい"と言う願いを込めたものだそうだ。
ビールブランドともコラボ「Wasted Youth」
ガールズドントクライと同じく、"VERDY"が手がけるストリートブランド Wasted Youth(ウェイステッド ユース)。こちらもブランド名にはメッセージが込められており、彼の「無駄なものなんかない」との思いが、逆説的なブランド名「Wasted Youth(訳:無駄に過ごした青春)」に繋がっている。
目を引くポップなデザイン「A BATHING APE®︎」
1993年、日本で誕生したBAPE®︎(ベイプ)こと、A BATHING APE®︎(ア ベイシング エイプ)は90年代の裏原ブームと密接に関わってきたブランドだ。すでにブランドから離れてはいるが、元々NIGOが創設したブランドでもある。彼によって築かれたカルチャーは、各アイテムに脈々と受け継がれている。
モーターカルチャーとストリートの融合「NEIGHBORHOOD」
「モーターサイクル、ミリタリー、アウトドア、トラッド等の要素を独自の解釈で昇華したベーシックな服作り、またそのライフスタイルの提案」をコンセプトを掲げるNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)。創業者"滝沢紳助"のモーターサイクルなどのカウンターカルチャーへの傾倒が色濃く反映されているブランドだ。
アイテムのクオリティにこだわる「WTAPS」
先に紹介したブランド"ネイバーフッド"創業に関わった、西山徹によるブランド"WTAPS(ダブルタップス)"。都会的なデザインとミリタリーを融合させた、人気のストリートブランドだ。
ジャスティン・ビーバーがプロデュース「drew house」
最近はアーティストやインフルエンサー本人がファッションブランドを設立することも多い。その代表例が、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)が手掛けるファッションブランド drew house(ドリューハウス)だ。
トラヴィス・スコットの世界観を表現「Travis Scott Cactus Jack」
近年のスニーカー界を代表するコラボといえば、Travis Scott(トラヴィス・スコット)とNike(ナイキ)だが、そのトラヴィスが手がけるアパレルブランド「Travis Scott Cactus Jack(トラヴィス・スコット カクタス ジャック)」も人気が高い。
ワークウェアの素材感を活かす「Carhartt WIP」
アメリカを代表するワークウェアブランドCarhartt(カーハート)のヨーロッパラインとして登場したカーハートWIP。"WIP"はWork In Progress(ワーク イン プログレス)の略で、同ラインではカーハートで定評のあるデザインやダック生地などを活かしつつ、モダンにアップデートしたアイテムを展開している
二羽のウサギをアイコンとした「#FR2」
広告費をかけず、口コミとSNSで知名度を獲得した#FR2。「カメラマンが着る服」をコンセプトにした軽快なストリートアイテムは、若年層を中心に人気を博している。
シンプルかつキャッチーなブランド「WIND AND SEA」
スタイリスト、デザイナー、フォトグラファーなど、さまざまな肩書きを持つ熊谷隆志がスタートしたWIND AND SEA(ウィンダンシー)。キムタクこと木村拓也を筆頭に、芸能界でも多くの愛用者がいるブランドだ。
アパレルも人気のスニーカーブティック「KITH」
2011年にアメリカ・ニューヨークでオープンしたスニーカーブティック"KITH(キス)"。同セレクトショップは、独自の審美眼を活かし、ハイプスニーカーからトレンドブランドまで、時代を先取るアイテムを多く取り扱っている。そして、今や同ショップの代名詞的存在となっているのがオリジナルアパレルだ。
顔グラフィックのアイテムが人気「SAPEur」
「着たい服は自分達で作る」をコンセプトに、自由度の高いデザインのアパレルを発信してきたSAPEur(サプール)。90年代にNBAを牽引した名選手"Dennis Rodman(デニス・ロッドマン)"のバックプリントTシャツは、彼らの人気アイテムの一つだ。
インパクトのあるデザイン「BlackEyePatch」
「取扱注意」の文言でよく知られる"BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)"。日本のHIPHOPシーンで人気を博すストリートブランドで、全アイテムを通じ独特な世界観を表現している。
日米を代表する二人が手掛ける「SAINT Mxxxxxx」
Readymade(レディメイド)を手掛ける細川雄太氏と、LAを拠点に活動するアーティストCali Thornhill Dewitt(カリ・ソーンヒル・デウィット)によるブランド「SAINT Mxxxxxx(セントマイケル)」。日米を代表する二人がタッグを組み、2020AWからスタートしたブランドだ。
熱狂的なファンも多く、アーティストや著名人のファンも多い。デザインはヴィンテージさながらの風合いに仕上げながら、色あせや経年劣化しにくい特殊なプリント手法や染料を採用しているのが特徴だ。
HF主宰「fragment design」
ストリートシーンのゴッドファザーとも言われる藤原ヒロシが主宰するデザインプロダクト「fragment design(フラグメント)」。ナイキやルイ・ヴィトン、スターバックス、たまごっちなど、ジャンルを問わず国内外のブランドや企業とコラボレーションを行っている。
フラグメントがデザインに関わったプロダクトには、全て稲妻モチーフをあしらったロゴが入るのも特徴。藤原ヒロシがその製品を認めた証とも言えるかもしれない。
野球好きは必見の「KEBOZ」
着たい服を作るをコンセプトに、ブランドマネージャーKenboが手掛ける「KEBOZ(ケボズ)」。ブランド名の由来となる“Kenboと仲間たち”と共に、ファッションを起点としたコミュニティ作りを提案している。
野球好きがクスッとなるアイテムやプロ野球球団とのコラボレーションなど、野球を軸に様々なプロダクトを展開。現在は全国に直営店を4店舗展開。人気急上昇中の要注目ストリートブランドだ。
裏原のキーパーソンがデザインする「C.E」
2011年にSKATE THING(通称スケシン)、Toby Feltwell、菱山豊の3名が立ち上げたファッションブランド&音楽レーベル「C.E(シーイー)」。ブランド名の由来はPhilip K Dick(フィリップ・K・ディック)の著書「ユービック」の登場人物のタトゥー「Caveat Emptor」。それを略して、CAV EMPT、C.Eと名付けられた。
デザインはヨーロピアンカジュアル的な洋服のシルエットやディティールを採用。また、スケシン氏が手掛けるグラフィックデザインや、トップスの左袖に付くブランドのシリコンワッペンも特徴。
注目の新鋭ブランド「BoTT」
2019年、グラフィックデザイナーTEITOにより誕生した東京発のストリートブランド「BoTT(ボット)」。ブランド名の由来は「Birth Of The Teenager」。ユース独特のフレッシュなテンションをベースに、肩肘はらないリラックスしたスタイルのアイテムを展開している。
ポップなロゴものから、エッジの効いたグラフィックまで、 アートやミュージックカルチャーを感じさせるアイテムが魅力。クラシックなロゴを採用したTシャツやフーディーは即完するほどの人気がある。
独特なデザインがクセになる「Brain Dead」
Kyle Ng ( カイル・イン) とEd David ( エド・デイヴィス) が立ち上げた、LA のアート・クリエイティブ集団「Brain Dead(ブレインデッド)」。ポストパンクや、スケートボード、アンダーグランドコミックなどのサブカルチャーからインスピレーションを受けた独特なデザインが魅力。
ヴァンズやリーボック、アシックスなど、コラボレーションも積極的に行っており、近年ではOakley(オークリー)との復刻フットウェアプロダクトOAKLEY FACTORY TEAMも手掛けている。
イギリス発ストリートブランド「Aries」
SILAS(サイラス)の創業者であるソフィア・マリア・プランテラと、グラフィックデザイナーのファーガス・ファー ガデリック・パーセルにより立ち上げられたイギリス発のファッションブランド「Aries(アリーズ)」。80年代のストリートシーンから影響を受けた、ストリートカルチャー×ラグジュアリーなコレクションを展開している。
独創的なグラフィックとパターンが特徴であり、生産はイタリア、イギリスで行っている。ブランドロゴの他、「No Problemo」とプリントされたシリーズも有名。
音楽を根底にした「WACKO MARIA」
2005年に日本でスタートしたファッションブランド「WACKO MARIA(ワコマリア)」。ブランド立ち上げ当初のコンセプトは”女、音楽、酒にハット”。上質でロマンティックな、色気を感じさせるスタイルを提案している。
音楽や映画、アートなどを落とし込んだ遊び心のある、グラフィックや柄を取り入れたアイテムが多いのも特徴だ。
ラグジュアリーストリートの王道「FEAR OF GOD ESSENTIALS」
Jerry Lorenzo(ジェリー・ロレンゾ)がデザイナーを務めるラグジュアリーストリートブランド「FEAR OF GOD(フィアオブゴッド)」のディフュージョンライン「FEAR OF GOD ESSENTIALS(フィア オブ ゴッド エッセンシャルズ)」。通称エッセンシャルズの愛称で親しまれる同ブランドは、カニエ・ウエストやジャスティン・ビーバーなど海外セレブからも愛用されている。
ストリートやグランジ、モード、スポーツなどさまざまなテイストをミックスさせたデザインが特徴で、特に人気が高いのはロゴアイテム。コラボになると争奪戦は必至だ。
ヨーロッパで人気の「Stone Island」
1982年にイタリアで創業した「Stone Island(ストーン アイランド)」は、"インフォーマルウェア"を提案し、最先端な素材と革新的なデザインを提案しているブランドだ。近年のテック系の流行もあり、ストリートシーンでも年々愛用者が増えている。
金属繊維を織り込み玉虫色に輝くナイロンメタルという生地を使用したシリーズが有名。また、過去にはシュプリームやナイキとのコラボレーションも展開している。
奇才が手掛ける「Aime Leon Dore」
昨今のメンズファッションシーンを語る上で欠かせない、クリエイティブディレクターのテディ・サンティスが2014年にニューヨークで立ち上がった「Aime Leon Dore(エメレオンドレ)」。クラシックでシンプルながらも印象的なスタイルを作り出しているメンズファッションブランドだ。
彼のルーツを感じさせるデザインや、バスケットボールに因んだコレクションが多く、スタイリングも最近のファッショントレンドを見る上で非常に参考になる。ニューバランス USAコレクションのクリエイティブディレクターにも就任していることもあり、ニューバランスとのコラボコレクションを定期的に展開しているのも特徴だ。
ちょうどいい大人のストリート「Noah」
元シュプリームのデザインディレクターであるブレンドン・バベンジンが2015年にニューヨークで立ち上げたストリートブランド「Noah(ノア)」。スケートやサーフ、音楽といったカルチャーを反映しつつ、クラシックなメンズウェアを提案している。
ストリートカルチャーとクラシックメンズウェアを程よくいい塩梅にミックスしたコレクションは、まさに大人のストリートウェアと呼ぶのに相応しい仕上がりだ。バブアーやバンズなどとのコラボコレクションも程よく肩の力が抜けた雰囲気。トレンドを追うのに疲れた大人にはぜひ着てほしいブランドだ。
ユーモアあふれるウェアが魅力的な「doublet」
ミハラヤスヒロにて靴やアクセサリーの企画生産を務めた井野将之が、パタンナーの村上高士とともにスタートした「doublet(ダブレット)」。2013 Tokyo新人デザイナーファッション大賞での東京都知事賞の受賞や、LVMHヤングファッションデザイナープライズのグランプリなど、ファッション的な評価も高い。
「違和感のある日常着」をコンセプトに、他にはない切り口で作られた洋服はユニークで刺激的。一度見たら忘れないような特徴的なコレクションや、ルックを撮っていることもあり、狂信的なファンも多い注目ブランドだ。
目指すのは、自然と都会の"架け橋"「DAIWA PIER39」
1958年の創業の「DAIWA(ダイワ)」は、世界の釣り市場におけるリーディングカンパニーのひとつ。そこから派生して、2020年SSシーズンより開始したのが「DAIWA PIER39(ダイワ ピア39)」だ。
70年代には釣具の売上高で世界一に輝いたこともある同社の経験を活かし、フィッシングシーンで役立つ高い機能性はもちろん、街でも着られる洗練されたデザインも取り入れたハイブリッドなブランドとなっている。
ストリートファッションに欠かせない、キャップブランドの雄「New Era®」
1920年にその歴史が始まった「New Era®(ニューエラ)」。キャップのバイザーに輝くゴールドやシルバーのステッカーでお馴染みの、老舗のヘッドウェアブランドだ。
アイテム自体の種類の多さはもちろんだが、特筆すべきは各モデルのサイズの豊富さ。他のブランドで自分に合うものが見つからなかった場合でも、ニューエラならピッタリの一品がきっとあるはず。
おわりに
トレンドを席巻する多くのストリートブランド。ここで紹介したものは、自分たちの世界観を表現しているブランドばかりだ。各カルチャーを体現できる一品を身につけることによって、自分の"好き"を表現できるだろう。この記事を通して、ご自身の美的感覚に合うブランドが見つかったら幸いだ。



