人気スケーターブランド「HUF」とは。ナイキSBとのコラボや人気アイテムに迫る|コラム

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人気スケーターブランド「HUF」とは。ナイキSBとのコラボや人気アイテムに迫る|コラムについて

手元に届くまでカラーがわからない「ミステリーバッグ」形式で発売されたHUF × Nike SB Dunk(ハフ × ナイキSB ダンク)。

斬新な発売方法でスニーカー界隈を盛り上げた訳だが、この時にファッションブランド"HUF"を改めて意識した方もいるのではないだろうか。

サンフランシスコの小さいなショップからスタートしたスケートブランドながら、ナイキとは20年近くコラボを重ね、今や世界中に店舗を構えているほど人気のブランドに成長している。

今回は、そんなブランド「ハフ」を深掘りする。ブランド史からナイキとの歴代コラボ、人気アイテムに至るまで、さまざまな面からブランドを見ていこう。


目次

アメリカ発の世界的スケートブランドHUF

ハフ 画像 引用:HUF

ハフのストーリーは一人のスケートボーダーから始まる。

ブランド創業者、Keith Hufnagel(キース・ハフナゲル)は、少年時代からアメリカ・ニューヨークでストリートスケートに明け暮れ、ヒップホップやパンク、グラフィティーにストリートウェアなどといったカウンターカルチャーに囲まれる日々を過ごした。

大学への進学に合わせ、スケートのメッカと言われるサンフランシスコに移住。その後プロとなって、ロサンゼルスやニューヨークのスケートコミュニティと関わりを深めていく。

ハフ キース ハフナゲル 画像 画像:ブランド創業者 キース・ハフナゲル氏
引用:HUF

2002年、サンフランシスコに戻っていた彼は、スケートボードに特化したセレクトショップ「HUF」をオープンした。レアなスケートアイテム、ストリートウェア、スニーカーブランドを取り扱うショップは瞬く間に人気店となり、地元のスケーターらが足繁く通うようになったそうだ。

この過程で、キースは同ショップの名を使ってオリジナルブランド「HUF」を作り、自ブランドアイテムを通じてスケートボードカルチャーを表現していくこととなる。

ハフ 画像 引用:HUF

カリフォルニア州・ロサンゼルスに店舗を移したあともハフの人気はとどまらなかった。世界に名だたるトップサーファーやスケートボーダーと関係を持ち、今やここ日本でもその名を轟かす。

世界中に店舗を広げ、日本にも多くの店舗をオープンしている"ハフ"。カリフォルニアのボードカルチャーを体現するブランドは、これからも支持を広げていくに違いない。


Nikeとのコラボ

ハフが創業した2002年、ナイキからスケートボードに特化したカテゴリー「ナイキSB」が誕生した。

黎明期から親交を深めてきたこのタッグからは"名作"と言われるコラボスニーカーを多くリリースしている。ここからは、メインライン「ナイキ」とのコラボも含め、ハフが関わった歴史的なモデルを見ていこう。


■ブランド生誕の地をカラー名に
HUF × Nike SB Dunk Low "San Fransico"(2022)

ハフ × ナイキ SB ダンク ロー サンフランシスコ (2022) 画像

2022年、ハフとナイキSBのタッグは届くまでカラーがわからないというミステリーボックススタイルでダンク 2カラーをリリース。そのうちの一つ「Sanfransisco(サンフランシスコ)」は、ブランド生誕地のモチーフをデザインに採用した。

特筆すべきはそのギミックだ。サイドアッパーを切り取ると、中からMLBサンフランシスコ・ジャイアンツを思わせる黒とオレンジを用いたタイダイ柄が表れる仕様は、ファッション目的のファンだけなく、コレクターをも唸らせている。


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■今は亡き創業者へのリスペクト
HUF × Nike SB Dunk Low "New York"(2022)

ハフ × ナイキ SB ダンク ロー ニューヨーク (2022) 画像

上記の"サンフランシスコ"ダンクと同タイミングでリリースされた「New York(ニューヨーク)」カラー。ヒールのデザインや文字フォントは、ニューヨーク仕様に変更となっている。ギミックに隠されたタイダイ柄はヤンキースカラーの紺と白だ。

また、展開された2カラーには、2020年にこの世を去った創業者キース・ハフナゲルへのリスペクトを感じさせる「KIETH FOREVER」の文字を刻印。ハフの設立20周年にふさわしいスペシャルコレクションとなっている。


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■2022年モデルの元ネタ
HUF × Nike SB Dunk High(2004)

ハフ × ナイキ SB ダンク ハイ(2004) 画像

実は、2022年に発売されたモデルには元ネタがあるのをご存じだろうか?2004年にリリースされたダンクハイにも"サンフランシスコ"カラーと同じようにタイダイカラーが使用された。

実は、このデザインは当時キース・ハフナゲルが提案したもの。地域に根付く「ヒッピー文化」を表現しており、コミュニティと関わりの深いハフらしいデザインとなっている。ちなみに、2022年ダンクのヒールパーツや同コレクションの隠しカラーとされていた"Mystery(ミステリー)"は、2004年にリリースされたコラボAir Max 1(エアマックス1)をベースにしたと言われている。


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■サンフランシスコの歴史にインスパイア
HUF × Nike SB Air Trainer 1 "Gold Digger"(2005)

ハフ × ナイキSB エアトレーナー1 ゴールド ディガー 画像

ダンク ハイのリリースの翌年、相性の良いタッグは新たなモデルをリリースした。その「Air Trainer 1(エアトレーナー1)」は、ブラウンレザーとレッドパーツの組み合わせた味のある一足だ。

デザインのインスピレーション元は1848年の「カリフォルニア・ゴールドラッシュ」。これは、当時、鉱物の金を見つけるためアメリカ全国からサンフランシスコに人が押し寄せ、ツルハシやシャベルで地面を掘り続けた事象を言い表している。シューズ後部には、エピソードを表す刺繍が施された。


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■100年前の災害からの復興
HUF × Nike Air Force 1 Low "Hufquake"

2006年、ハフとナイキはサンフランシスコ大地震から100年経過したことを表す「Hufquake(ハフクエイク)」パックをリリースした。掲載画像のAir Force 1(エアフォース1)とともに、オレンジカラーのダンク、2007年1月にエアマックス1を展開している。

アッパー全体には地割れを思わせるデザイン、また、カラーコントラストが際立つ蛍光カラーを採用し、災害から復興を遂げたサンフランシスコの力強さを感じさせるコレクションとなっている。


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おすすめのアパレルアイテム

ハフのスニーカーに合うアイテムといえば、やはり同ブランドのアパレルだろう。カリフォルニア発祥らしい、ゆったりとした空気感を醸し出すアイテムは他で見かけることが少ない。

アイテム単体だけでもおすすめなのはもちろんだ。そんな同ブランドの人気プロダクトを見てみよう。


■スケーターテイストの強いアイテム
HUF Regional Half Zip Fleece "Black"

ハフ リージョナル ハーフジップ フリース ブラック 画像

オーバーサイズのハーフジップフリース。胸のブランドロゴのみ刺繍されたシンプルなデザインで、無駄のないカジュアルさが魅力的なプロダクトだ。

スケーターテイストの強い"ハーフジップトップス"は今年を代表する人気アイテムとなっている。本場のスケートブランドのモデルを選べば、本格派ハーフジップとして他と差をつけられるかもしれない。


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■一着は持っておきたいアイテム
HUF Regional Puff Crew "Ash Gray"

ハフ リージョナル パフ クルー アッシュ グレー 画像

バックプリントと胸にブランドロゴを採用したアイテム。こちらもオーバーサイズでゆったりとした雰囲気を演出できる。

シンプルなクルーネックスウェットは必須ファッションアイテムとして一枚欲しいところだ。ブランドロゴが程よく主張してくれるこのプロダクトならば、さまざまな着こなしでオールシーズン役立つだろう。


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■雪だるまを使ったポップなイラスト
HUF Snowman Crew Sweater "Green"

ハフ スノーマン クルー セーター グリーン 画像

可愛らしいチェストロゴが特徴的なクルーネックセーター。雪だるまの溶けた様がロゴを形成するという遊び心のあるデザインを採用している。

掲載した鮮やかなカラーアイテムは、近年のトレンドに合致しており、防寒しつつ個性を発揮したい時に活躍してくれる。


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■ハフのセンスが光るアイテム
HUF Green Buddy Ugly Sweater "Green"

ハフ グリーン バディ アグリー セーター グリーン 画像

ホリデーシーズンらしいイラストがプリントされたセーター。クリスマスシーズン定番のアグリーセーターをハフらしく解釈したアイテムだ。

「Ugly(訳:ダサい)」という名前がついているが、実際はおしゃれなアイテム。イベントを盛大に祝うアメリカンカルチャーが詰まった一着と言えるだろう。


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■シンプルだからこそ愛用してしまう
HUF Essentials Usual Beanie "Black"

ハフ エッセンシャルズ ユージュアル ビーニー ブラック 画像

最後に紹介するのは、ショート丈のビーニーだ。近年流行りのスタイルに、最小限のブランドロゴがデザインされた。

ビーニーという表面積の狭いアイテムだからこそ、ブランド名をそこまで主張しなかったこだわり。それによって、ビーニーに初挑戦したい方にもおすすめなシンプルなプロダクトが構築された。


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おわりに

カウンターカルチャーが詰まったハフのアイテム。

これには、創業者の経歴や地域コミュニティとの繋がりが多く関わっていた。

ボード系ファッションブランドとして世界で人気を博すのもこの理由があってのことだろう。

ゆったりとしたサイズ感を着こなすスケーターファッションに挑戦する際は、各方面でセンスを発揮する"ハフ"のプロダクトを検討してみてはいかがだろうか。


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