現代アーティストKAWSとは?世界観が詰まったコラボアイテムをチェック!|コラムについて
世界中にインパクトを残している、現代アーティスト「KAWS(カウズ)」。彼が手がけた印象に残る作品たちは、アート界はもちろん、ファッションシーンにも多大なる影響を与えてきた。この記事では、意外と知られていない彼の経歴や代表作「コンパニオン」、そしてファッションシーンを盛り上げたカウズとファッションブランドとのコラボアイテムなどを紹介する。
KAWSとは何者なのか
カウズという名前を聞いて、人物ではなく×の目を持つキャラクターが思い浮かぶ方が多いのではないだろうか?そんなアーティスト「カウズ」の本名は「Brian Donnelly(ブライアン・ドネリー)」。まずは彼の経歴から紹介していこう。
【KAWSが歩んできたキャリア】
引用:The Wall Street Journal1974年、アメリカ・ニュージャージー州で生まれたブライアン・ドネリーは、小学生の頃からグラフィティに興味を持ち、10代だった90年代初頭からグラフィックアーティストとしての活動を開始。1996年にはニューヨーク・マンハッタンにある芸術大学School of Visual Arts(スクール オブ ビジュアル アーツ)にて学士号を取得した。
同じく1996年、ブライアン・ドネリーは世界屈指のアニメーション会社「Disney(ディズニー)」でフリーランスのアニメーターとして働き始め、アニメーションの背景を手がける。ちなみにアニメシリーズ「101匹わんちゃん」は彼が関わった作品の一つだ。
それまでの経験を糧とし、1990年代後半からアートとおもちゃを融合した"アートトイ"の限定販売を始める。このアートトイの作品が人気を博したことをきっかけに、A BAHING APE(ア ベイシング エイプ)などとのコラボが実現。アーティスト"カウズ"としての人気に拍車をかけることとなった。
【世界的なアーティストに】
引用:PR TIMES現在カウズは世界的にもトップクラスの人気アーティストだ。
カウズの作品が1,480万ドル(当時約16億円)で落札されたり、コラボしたファッションアイテムが即完売を連発したりするなど、その人気は勢いを増すばかり。また、コラボパートナーにもNike(ナイキ)や、The North Face(ノースフェイス)、Supreme(シュプリーム)、Uniqlo(ユニクロ)、Dior(ディオール)など、有名ブランドが名を連ねている。
また、2021年に東京で開催された大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST(カウズ トーキョー ファースト)」の大盛況も記憶に新しいだろう。彼の代表作「コンパニオン」を用いたさまざまな作品や"画面を通して見ることのできる"「AR(拡張現実)展示」など、マーケットを熱狂させる彼の独自性はもちろん、これからのさらなる飛躍を感じさせる展覧会だった。
KAWSのキャラクター「コンパニオン」
引用:PR TIMESカウズを象徴するグラフィックと言えば、×印の目を持つ特徴的なキャラクター。海賊旗のように2本の骨が交差する骸骨の頭と可愛らしいフォルムを持つこのキャラクターには「コンパニオン」という名が与えられており、誰もが知るディズニーキャラクター"ミッキーマウス"を彷彿とさせるデザインとしても度々話題に上がっている。
"コンパニオン"の人気は凄まじく、ひとたび登場すれば、キーホルダーから全長40メートルの巨大アートまで人が集まる。中でもMedicom Toy(メディコムトイ)のフィギュアは、自宅やショップに飾れるアートアイテムとして購入者が後を絶たない。
画像:メディコム トイ × カウズ #5 コンパニオン "ブラウン"スニダンでは、カウズが手がけたフィギュアを取り扱っているため、気になる方はそちらもチェックしてほしい。
ナイキ・エアジョーダンとの歴代コラボスニーカー
これまでカウズはナイキと手を組み、さまざまなスニーカーをリリースしてきた。そのどれもがカウズらしい世界観が表現された名作だ。これらのナイキスニーカーを一挙に見ていこう。
【Air Force 1】
2008年におこなわれたナイキと世界各国のイノベーター18名とのコラボ企画「1 WORLD(ワン ワールド)」。このプロジェクトがカウズにとって初のナイキとのコラボレーションだった。ニューヨーク代表のアーティストに選出されたカウズは、Air Force 1(エアフォース1)をベースにブラックアッパーと蛍光イエローを合わせ、カウズの「XX」マークを随所に施したモデルを製作。数多の注目を集めながらも、一般販売されることのなかった伝説のモデルだ。
スニダンで「カウズ × ナイキ エアフォース1 ロー "1ワールド"」をもっと見る
【Air Max 90】
前述のエアフォース1が限定展開された2008年に、後を追うように似たカラーブロックを採用したAir Max 90(エアマックス90)もリリースされた。このモデルは、カウズとメディコムトイのコラボブランド「Original Fake(オリジナルフェイク)」とナイキのタッグによって実現したスペシャルなスニーカーだ。ブラックとは別にホワイトも展開されたが、カラーだけではなく素材やトゥパーツのデザインなど各カラーに合わせて変更された。。
スニダンで「カウズ × ナイキ エアマックス90 カレント プレミアム "ブラック"」をもっと見る
スニダンで「カウズ × ナイキ エアマックス90 カレント プレミアム "ホワイト"」をもっと見る
【Blazer】
今最も世に知られているカウズのスニーカーと言えば、カラフルなBlazer(ブレーザー)だ。ファッションブランド"sacai(サカイ)"とのトリプルコラボモデルは、カウズらしい鮮やかなカラーリングを採用。ベースはローテクスニーカーながら足元に強いインパクトを生み出す一足に仕上げている。
4カラーが展開されており、全カラーに共通するソール前部の"XX"デザインなど細かなディテールも人気のモデルだ。
スニダンで「カウズ × サカイ × ナイキ ブレーザー ロー "チームレッド"」をもっと見る
スニダンで「カウズ × サカイ × ナイキ ブレーザー ロー "ネプチューンブルー"」をもっと見る
スニダンで「カウズ × サカイ × ナイキ ブレーザー ロー "パープルダスク"」をもっと見る
スニダンで「カウズ × サカイ × ナイキ ブレーザー ロー "リード"」をもっと見る
【Air Jordan 4】
2017年には、1年の間に2カラーのエアジョーダン4をリリースされた。プレミアムなスウェードアッパーに施されたグラフィックや、ナイキロゴをカウズのアイコン「XX」に変更したヒールロゴ、ソールに描かれたカウズのイラストなど、カウズの世界感を散りばめたモデルとなっている。両カラーともアッパーに暗闇で光る"グローインザダーク"素材を採用しているのもポイントだ。
スニダンで「カウズ × ナイキ エアジョーダン4 "グレー"」をもっと見る
スニダンで「カウズ × ナイキ エアジョーダン4 "ブラック"」をもっと見る
有名ブランドとのコラボアパレル
スニーカーだけでなく、カウズとファッションブランドとのコラボアパレルもファンなら絶対にチェックしておきたい。ここからはカウズとのコラボの中でも特に人気のある5ブランドのアイテムを見ていこう。
The North Face
「レトロ 1986 マウンテン ジャケット "ブラック"」
ストリートでの着用者も多いアウトドアブランド「ノースフェイス」とのコラボアイテム。紹介するのは、インラインでも人気のマウンテンジャケットをベースに、カウズらしいポップなデザインを落とし込んだアイテムだ。ブラックベースのため、街着としても使いやすい。
Supreme
「チョーク ロゴ フーディー スウェットシャツ "ブラック"(2021)」
「シュプリーム」とのコラボではカウズのアートワークを活かした「チョーク ロゴ」コレクションが展開された。ボックスロゴをチョークで書いたようなデザインはファンからの人気も高い。
スニダンで「シュプリーム × カウズ チョーク ロゴ フーディー スウェットシャツ "ブラック"(2021)」をもっと見る
HUMAN MADE
「Tシャツ #3 "ホワイト"」
カウズと同じくポップなデザインが売りの「HUMAN MADE(ヒューマンメイド)」とのコラボでは、相性の良さを活かしたデザインが魅力。"KAWS MADE"を掲げたロゴTシャツは、カウズらしさとヒューマンメイドらしさのどちらも存分に発揮された名作だ。
Cactus Jack × Fragment Design
「Tシャツ "ホワイト"」
Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Fragment Design(フラグメント デザイン)が参加したトリプルネームのエアジョーダン1の発売と同時期に、彼らはカウズともコラボチームを結成した。フラグメントデザインの主宰者、藤原ヒロシ氏のポートレートや手書きの稲妻ロゴ、トラヴィス・スコットのブランド"Cactus Jack(カクタス ジャック)"のブランドロゴ、そしてカウズのコンパニオンを鎮座させたTシャツは、ポップなデザイン性と、相反するおどろおどろしさの両方を表現。コラボに名を連ねた三者三様の個性を感じることができるアイテムだ。
スニダンで「トラヴィス スコット カクタス ジャック x カウズ フォー フラグメント Tシャツ "ホワイト"」をもっと見る
Uniqlo
「グラフィック Tシャツ "ダークグレー"」
「Uniqlo(ユニクロ)」とのコラボでは、カウズのアートをシンプルに活かしたアイテムを展開。数年に渡りコラボを重ねてきた両者の関係は深く、カウズの大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」を記念したアイテムなどもリリースされている。中でも、メッセージ性の高いコンパニオンが泣いているようなグラフィックが施されたTシャツはおすすめだ。
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