ヌプシ、バルトロなど人気ジャケットの選び方は?ノースフェイスのサイズ感を知ろう!|コラムについて
アウトドアブランドながら、ストリートシーンでも人気が高い「The North Face(ザ ノースフェイス)」。同ブランドを代表アイテムが、冬のフィールドシーンでも活躍するヌプシ、バルトロなどのアウトドアジャケットだ。
ただ、いざ買おうと思うと、どのモデルを選べばいいか?どのサイズが自分に合っているのか?は悩むところ。そこで今回はノースフェイスのアウトドアジャケットのサイズ感を知るため、モデルの種類や日本規格とUS規格のサイズの違いを紹介する。
ノースフェイスとは
引用:The North Face「ノースフェイス」の始まりは、1966年にオープンしたアメリカ・サンフランシスコのアウトドアギア専門ショップ。60年代末期から革新的な自社ブランドのアイテムを展開し、これらのアイテムが難所にチャレンジする数多くの登山家に愛用されることになる。その後、各アイテムが持つ類稀なる機能性とデザイン性によって、フィールドシーンだけでなく、音楽業界、ストリートカルチャーを巻き込み、ファッション界隈でも人気を集めていった。小さな店舗から始まったノースフェイスは、今やコラボなどを通じて一挙一動が注目される存在となっている。
ジャケットを選ぶ時のポイント
「ノースフェイスといえばアウトドアジャケット」と言えるほど、ブランドの看板を担ってきたノースフェイスのアウターたち。シーンに合わせた潤沢なバリエーション、卓越したデザイン・機能など各方面で力を発揮してくれるが、どのモデルも魅力的なため、どれを手に入れるべきか迷ってしまうところ。
ここでは、これさえ知っておけば間違いない!という4つの人気商品と購入時に役立つジャケットのサイズ表をチェックしよう。
【人気アイテムラインナップ】
ノースフェイスのアウターはアウトドアシーンを想定しているため、レイヤードできるようにゆったりとしたシルエットのアイテムが多い。ブランドを代表する4つのアウターを機能とともに紹介する。
※今回、掲載している素材・機能は2022年11月時点での公式サイト取り扱いモデル。年代の違いで素材や機能が変わることがあるため注意しよう。
■ヌプシジャケット
1990年代のノースフェイスを代表するヘリテージモデル「ヌプシジャケット」。90年代から現在に至るまで、長年人気を博してきた名作ダウンジャケットだ。ベーシックなダウンジャケットだが、保温性や時代にフィットするシルエットなど、シンプルゆえに着てみるとそのこだわりが分かる。
素材 | <表地>50D Recycled Nylon Ripstop with DWR(ナイロン100%) <中わた>GreenRecycled CLEANDOWN(ダウン80%、フェザー20%) <肩部分・裏地>Recycled Nylon Cloth(ナイロン100%) |
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機能 | ビルドインフード仕様 |
■バルトロライトジャケット
ヌプシジャケットと共に、ノースフェイスのダウンジャケットの双璧をなすバルトロライトジャケット。真冬の天体観測や雪上ハイキングにも対応できる高い保温性を持ち、首周りなどにもボリュームがあるのが特徴。表面にステッチのないデザインのため、ヌプシよりスッキリとした印象で着られる。
素材 | <表地>30D GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPER Insulated Shell (2層)(表側:ナイロン100%、裏側:ePTFE) <中わた>GreenRecycled CLEANDOWN光電子(ダウン72%、レーヨン20%、フェザー8%) <裏地>Nylon Taffeta(ナイロン100%) |
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機能 | フロントダブルフラップ/ワンハンドアジャスターフーデッド/ダウン入り内衿仕様/内側に二つボトルポケット/両胸ポケット止水ファスナー |
■マウンテンジャケット
1985年に登場したマウンテンジャケットは、アウトドアシーンでの使用を想定した卓越した機能性を持つシェルジャケット。防水性も高く、ジップインジップシステムを使ってデナリジャケットなどとの連結することで保温性も確保することができる。ちなみに、マウンテンジャケットの派生系であるマウンテンライトジャケットも人気だ。
素材 | <表地>150D GORE-TEX Plain Woven(2層)(表側:ナイロン100%、裏側:ePTFE) <裏地>30D Ripstop Nylon(ナイロン100%) |
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機能 | 裏地の肩・脇下部分はレーザーパンチングメッシュ/フロントダブルフラップ仕様/デタッチャブルスノーカフ/ワンハンドアジャスター対応フーデット/袖口は2段階で締め込みできる仕様 |
■デナリジャケット
一枚でも暖かいが、ミッドレイヤーとしても活躍してくれるデナリジャケット。1989年に初めてリリースされた厚手のフリースジャケットで、保温性だけでなく耐久性も高いアイテムだ。真冬以外ならインナーにスウェットを着てアウターとしても使うことができる。
素材 | Versa Micro ECO 300(ポリエステル100%) <当て布>NORTHTECH Cloth ECO(ナイロン100%) |
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【日本規格とUS規格のサイズ表】
これらのアウターを手に入れる前に、サイズのチェック必須だ。なぜなら、ノースフェイスは日本規格とUS規格の製品で若干のサイズの違いがあるからだ。また、US規格はSupreme(シュプリーム)などの海外ブランドとのコラボモデルでも採用されることがあるため、サイズスペックを把握しておくことは重要だろう。
それでは、日本規格とUS規格のサイズ表を見比べてみよう。
【日本規格のサイズ表】
■メンズ・ユニセックス
サイズ | XXS | XS | S | M | L | XL | XXL |
チェスト(cm) | 76〜84 | 80〜88 | 84〜92 | 88〜96 | 92〜100 | 96〜104 | 100〜108 |
ヒップ(cm) | 78〜86 | 82〜90 | 86〜94 | 90〜98 | 94〜102 | 98〜106 | 102〜110 |
■ウィメンズ
サイズ | S | M | L | XL |
バスト(cm) | 76〜84 | 80〜88 | 84〜92 | 88〜96 | ウエスト(cm) | 56〜64 | 60〜68 | 64〜72 | 68〜76 | ヒップ(cm) | 82〜90 | 86〜94 | 90〜98 | 94〜102 |
【US規格のサイズ表】
■メンズ・ユニセックス
サイズ | S | M | L | XL | XXL | 3XL |
チェスト(cm) | 91〜96 | 91〜104 | 106〜111 | 114〜121 | 124〜132 | 134〜142 |
ヒップ(cm) | 88〜93 | 96〜101 | 104〜109 | 111〜116 | 119〜124 | 127〜132 |
■ウィメンズ
サイズ | XS | S | M | L | XL | XXL |
チェスト(cm) | 78〜81 | 83〜88 | 91〜96 | 96〜104 | 106〜111 | 114〜121 |
ウエスト(cm) | 60〜63 | 66〜71 | 73〜78 | 81〜86 | 88〜96 | 99〜106 |
ヒップ(cm) | 83〜88 | 91〜93 | 96〜101 | 104〜109 | 111〜119 | 121〜129 |
メンズのMサイズで比較してみると
日本規格(Mサイズ) | US規格(Mサイズ) | |
チェスト(cm) | 88〜96 | 91〜104 |
ヒップ(cm) | 90〜98 | 96〜101 |
と、US規格の方が大きい作りとなっていることがわかる。
日本規格かUS規格を判断する方法としては、どのサイトで発売しているかをチェックするのが早い。日本の公式ホームページでの取り扱いがあれば日本規格、アメリカの公式ホームページでの取り扱いがあればUS規格のアイテムだ。コラボの場合は、この方法が使えないことがあるため、心配な方は各取扱店舗に問い合わせてみよう。
また、ノースフェイスはデザインや素材などで商品毎にサイズ感が異なる場合があり、より具体的なサイズは公式ホームページからチェック可能。まずはフィット感を確かめるために、自分が普段着ているウェアを測り、サイズ寸法を比較するのがおすすめだ。
おすすめコラボモデル5選
ここからはノースフェイスの人気コラボアウターをピックアップ。インラインのアイテム以外も選択肢に入れたい方は要チェックだ。
スタッズ柄がアクセントに
「Supreme × The North Face® Studded Nuptse Jacket "Black"」
インラインで人気のヌプシジャケットをベースとしたSupreme(シュプリーム)とのコラボアイテム。元々シュプリームとノースフェイスの関係は深く、2007年からほぼ毎年コラボが行われてきた。2021SSにリリースされたヌプシジャケットは、スタッズ柄グラフィックを全面にプリント。シンプルなカラーながらも存在感のある一着に仕上がっている。
雪山のグラフィックを採用
「Supreme × The North Face® Mountain Baltoro Jacket "Blue"」
次に紹介するのはシュプリームの2017FWシーズンにリリースとなったバルトロジャケット。天候に恵まれた美しい雪山の画像をプリントした、鮮やかなブルーとホワイトの組み合わせが特徴的な一着となっている。フードまでデザインが行きわたるカラーブロックもこのアイテムのポイントだ。
現代アートとのコラボ
「Kaws × The North Face Retro 1986 Mountain Jacket "Black"」
現代アーティスト「KAWS(カウズ)」とのコラボでは、ブラックトーンのシンプルな出立ちに思えるマウンテンジャケットに、カウズを象徴するXマークや商品全面を覆うアーティスティックなグラフィティを採用。程よく両者が主張する、ファン垂涎の仕上がりだ。
スニダンで「カウズ × ザ ノース フェイス カウズ レトロ 1986 マウンテン ジャケット "ブラック"」をもっと見る
コラボの相性の良さが光る
「Kaws × The North Face Retro 1995 Denali Jacket "Moonlight Ivory"」
同じくカウズコラボからリリースされた、キャッチーなデナリジャケット。フリース独特の素材感やカウズのポップなデザイン、ノースフェイスらしいカラーブロックなど、各ポイントが絶妙にいい塩梅で組み合わさった名作だ。こなれ感のあるアイボリーカラーもポイント。
スニダンで「カウズ × ザ ノース フェイス レトロ 1995 デナリ ジャケット "ムーンライト アイボリー"」をもっと見る
ロゴを散りばめたスペシャルモデル
「Gucci × The North Face Down Jacket "Beige Ebony"」
イタリアのラグジュアリーブランド「Gucci(グッチ)」とのコラボでは、裾が長めのダウンジャケットをベースに、高級感を醸し出すグッチのモノグラムパターンを敷き詰めた。胸と背面に刺繍されたコラボロゴがスペシャルなモデルだ。
ノースフェイスのジャケットコーデ
ここまで、サイズ感を知るため、ジャケットの種類や各規格のサイズ表を見てきた。
最後に、より着用時のイメージが湧きやすくなるスニダンに投稿されたコーディネートを紹介する。
【ダウンのボリューム感を活かしたコーデ】
まず紹介するのは、シュプリームとのコラボジャケットを使ったコーデ。ボリュームのあるアウターにスキニーパンツを合わせ、ジャケットの存在感をより際立たせている。メリハリあるこのコーデは、ヌプシ、バルトロに代表されるダウンジャケットの着こなしとして参考になるスタイルだ。
【スポーティなスタイルでまとめたコーデ】
こちらは、スタイリッシュなマウンテンジャケットにスウェットパンツを合わせたコーデ。各ポイントにスポーツライクなアイテムを入れ、まとまりある世界観を演出している。デニムプリントが施されたコラボジャケットを用いた"遊び心のある着こなし"もポイントだ。
おわりに
ノースフェイスのアウトドアジャケットは、機能性、ファッション性に優れることで、世界各国で人気を博してきた。手に入れさえすれば、寒い時期を乗り越える相棒となってくれるだろう。今回掲載したサイズ表を用いて、自分にとって最適なジャケットを探してみてはいかがだろうか。
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