2023/01/28

NIKE文化遺産シリーズ

W+K AF1 誕生秘話

皆様はW+K AF1をご存知でしょうか?

この1足は現在市場に出回っている最も高価で希少なAF1の1つとして知られています。

コラボレーション元のW+K( Widen+Kenedy)は1982 年にオレゴン州ポートランドでナイキを最初のクライアントとして設立され、マクドナルド、fordなど一流企業を顧客に持つ世界最大の広告代理店の1つです。

また20世紀最大のスローガンとも言えるNIKEの"Just Do It"を考案するなど、NIKEとの関わりは非常に深く密接な関係にあります。

そんな同社が2002年、会社生誕20周年を記念して六本木に新設された事務所のオープニングメモリアルモデルとしてNIKEからギフトされのが、このAF1です。

企画のATTNは小西氏、デザインは皆様もよくご存知であるストリートカルチャーのゴッドファーザーこと藤原ヒロシ氏が担当しました。

アッパーには白いポニーヘアとプレミアムレザーを使用し、ヒールタブには東京の文字が刺繍されアクセントになっております。
またシュータンのラベルには台湾製のサンプル(FT sample)である事を意味する「Manufactured in Taiwan」と W+K 六本木の記念年である 2002 が記されています。

これは現地オフィス W+K 東京の幹部クラスの従業員、また創業者であるDavid Kennedy もしくはDan Wieden と深い関係がある者のみに与えられ、50 組しか存在してないと噂されています。

さらにこのペアにはユニコーンと言われるさらなる理由が存在します。

50足という当時の一般的なF&Fと変わらない足数でありながら、今まで市場に出回ったものはほとんど存在しません。

その背景にはNIKE が W+K にとって一番最初のクライアントであり、世界で最高のパートナーであるからです。

したがって、このペアを売却することは、W+Kとの関係を断ち切ることを意味し、絶対に容認される事ではありません。

またエグゼクティブクラスの関係者だけにギフトされた事も相まって、真面目な日本人の殆どが手放さず今現在に至ります。

そのため市場価格はセラーの言い値となり、直近の取り引きでは三万ドルを超える価格でリストされていたペアが市場から消えました。

その洗練されたデザインや希少性のみならず、背景に隠されたバックボーンもまた日本人の魂を感じる伝説的な1足となっています。


生産足数
50足

二次流通価格

200万円〜400万円前後

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