エアジョーダン エアジョーダン1へのKeroro.Shinkenさんの投稿

2022/01/15

NIKE文化遺産シリーズ
AJ1 2011 Banned 誕生秘話
2011年突如アウトレットに姿を現した伝説的AJ1 Banned

その背景にはただのミスエラーによるアウトレット落ちという事実だけではなく、NIKEにおける複雑な事情と背景が存在しました。

話は遡り、1985年NIKEの誇大宣伝によるプロモーションにて歴史的傑作となったAJ1 Bred。
その後もハイテクスニーカーを初め、ダンクSBの登場など常にストリートの中心にいたNIKE。
しかし2000年代初頭をピークに徐々にスニーカーに対する需要を失っていき2009年には、NIKEの主力商品とも言えるAJ1でかつ、シグネチャーモデルでもあるBredを8年ぶりの復刻に関わらず棚落ち商品にさせてしまいました。

その翌年の2010年、NIKEは自社の顔とも言える伝説的カラーBredの失ったブランドを再構築するために特別なBredを作成するプロジェクトにとりかかりました。

2009年にて不評であったレザーの質は最上質の革質にグレードアップされ、ジャンプマンのタグはOGタグに、インソールとヒールデザインには、Banned(禁止)を意味する“ X ”を落とし込んだ9000ペア限定(実際の流通数は3000ペア前後)スペシャルモデルです。

その噂は瞬く間に広がり長期間のリークと不確実性の高い信じ難い販売情報から多くの人々が翻弄され様々な憶測が繰り広げられました。

そんな注目を集める最中の2011年5月末、通常では起こり得ない事が起こりました。

ポートランドのファクトリーアウトレットストアでのBannedの160ペア限定のゲリラ販売です。

その後すぐさまアフターマーケットでは、125ドルだったスニーカーは500ドルを超える価格で取り引きされ、余剰ペアが各地のファクトリーアウトレットストアに流れるという噂で持ちきりとなり多くのスニーカーファンがその幻のAJ1 Bannedを求め、各地のアウトレットストアの前でキャンプアウトしました。

そして6月 1日 水曜日 "X "dayは突如訪れました。

各地のアウトレットストアに、姿を現したBannedの割り当て数は各店100ペア程度、総数は3000ペア前後。

電話での取り置きは一切禁止、リストバンドを配布し、お一人様一点限りという厳格なルールの元販売されたBannedは、到底全てのスニーカーファンに行き届く事なくアフターマーケットは大爆発。

NIKEは見事失墜したBredの地位の回復に成功しました。

その背景には、グレードを上げすぎた皮質による品質のばらつきや、ライニングの日付の異なる印字に起因したアウトレット落ちだけではなく、NIKEが消費者に対してアウトレットストアに関するトラフィックと感心を高め、契約店を介して販売せずより直接的に消費者に向けた販売に移行したいという意図も含まれていました。

そしてこの問題視されている印字、"10.18.85 "の“85“は意図した"85"であるとも推測され実際に黒赤のエアシップを着用したのは1984年10月18日でしたが、着用禁止の警告を受けたのは85年の2月であり、フィクションを加えた1985年のAJ1のプロモーションからもわかるように実際の日付ではなくその物語の続きともとれるような空想の日付であっても問題はなかったともとれます。

注目のモデルを意図的にアウトレット落ちにする事により、さらにそのモデルとアウトレットの注目を高める策略ともとれ、真相真意こそはわかりませんが、結果的にアウトレット販売という販売方は大きな注目を集めNIKEにとって起死回生の大きな一手となりました。

その後、この強行プロモーションの絶大なる効果と共に、カニエウエストをはじめ多くの著名人によるBannedの着用もあり2013年のBred Shadow Blacktoeのリリースは大成功をおさめ、2014年の歴史的名作fragment AJ1までの道筋を作り上げました。

Bannedの非正規的な発売は、AJ1の汚名を素早く逆転させアフターマーケットにも大きく影響与え、始まりのモデル全ての復刻を大成功させました。
それは全て2011年からシフトし、全て"Banned"から始まりました。

Image If....

イメージしてみてください。

もしこのモデルが存在しなければ数々の名作の復刻も今の素晴らしいコラボレーションモデルの数々も存在しなかったのかもしれません。

AJ1の歴史を語る上で外せないこの 1足は伝説的なストーリーと共に今後も神格化され続ける歴史的価値のある名作となっています。

☆生産足数
 9000足(販売足数3000足)

☆メーカー販売価格
 120USD(場所により109.9USD)※税別

☆ 二次流通価格(2022年現在)

400,000〜600,000円前後

NIKE文化遺産シリーズ
AJ1 2011 Banned NIKE文化遺産シリーズ
AJ1 2011 Banned

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