キャップブランド「'47」とは？ニューエラとの違い＆定番商品を紹介！｜コラム

キャップブランド「フォーティーセブン」とは？ニューエラとの違い＆定番商品を紹介！｜コラムについて

最近、街で見かける機会の増えた「'47(フォーティーセブン)」のベースボールキャップ。アメリカのスポーツチームのロゴを取り入れたデザインで人気を集めているが、これだけ聞くと同じジャンルの有名ブランド「New Era(ニューエラ)」が頭に浮かぶ人もいるかもしれない。しかしコンセプトは似ていても、両者は"まったく別のブランド"だと、知っているだろうか？

そこで本記事では「'47」の歴史やおすすめアイテム紹介とともに「'47とニューエラの違い」を解説。両者を混同していた人は、ぜひチェックしてほしい。

▼'47とニューエラの違いは？
▼'47とは、いったい？
▼'47のおすすめアイテム
▼まとめ

'47とニューエラの違いは？

左:'47 CLEAN UP、右:New Era 59FIFTY

'47とニューエラは「バイザーにメタリックなステッカーが貼られた、アメリカのスポーツチームのキャップを取り扱う」という共通点があるため、同じメーカーだと誤解されることがある。しかし実際は、それぞれ異なる会社が運営する別のブランドだ。

なかでも、両者の違いが明確に表れているのは"主力プロダクトの製作背景"。

'47は、新品の状態から味のある風合いを醸し出す「CLEAN UP(クリーンナップ)」を中心に、ファングッズ由来の商品を展開してきた(NPBチームなど例外もあり)。

対してニューエラは、メジャーリーグはもちろん、アメリカのアメフトリーグ「NFL」などで選手たちが試合中に着用するキャップを主に展開。それらのデザインをベースに、ファッションに使いやすい特別仕様のアイテムをリリースしている。

これらの違いを、やや乱暴にまとめるのであれば「'47の方がより普段使いを想定したもの」と言うことができるだろう。もちろんニューエラもファッションアイテムとして有名だが、プロ選手がプレー中に着用していることから、それに耐えうる機能性を持つと考えられる。

'47とは、いったい？

via：47brand

では改めて、'47がどんなブランドなのかを紹介する。

'47とは、イタリア系移民としてアメリカに暮らす双子の兄弟Henry D'Angelo(ヘンリー・ディアンジェロ)とArthur D'Angelo(アーサー・ディアンジェロ)によって設立された"プレミア・スポーツ・ライフスタイル・ブランド"。前身企業の設立年が1947年だったことから「'47」と名付けられた。

アメリカ・ボストンで生活していた創業者たちは、地元の野球チーム「Boston Redsox(ボストン・レッドソックス)」の本拠地周辺にてファングッズの販売を開始。その後、スポーツとライフスタイルを合体させたアイテムとして、今でも展開されているキャップやアパレルをリリースした。

彼らのプロダクトは徐々に人気を博し、アメリカの4大プロスポーツリーグや650校以上の大学、日本球団の楽天ゴールデンイーグルスや千葉ロッテマリーンズなど、数々の有名スポーツチームとパートナー提携を結ぶことに。これにより、世界的な知名度を得ることとなった。

特に定番商品であるキャップの注目度は高く、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)をはじめとする著名人に着用されることも多い。