バーバリーの名品メンズトレンチコート9選。選び方もチェック|コラムについて
トレンチコートは、イギリスのラグジュアリーブランドであるBurberry(バーバリー)が世に送り出した稀代の名品。誕生から100年以上経つ今もその魅力は変わらず、纏う人の品格を高めてくれる。バーバリーのトレンチコートの選び方やおすすめのメンズトレンチコートを紹介する。Burberry(バーバリー)のトレンチコートとは?
「トレンチコートはバーバリーがおすすめ」などとよく言われるのは、バーバリーがトレンチコートの生みの親であるためだ。バーバリーのトレンチコートを探す前に、トレンチコートが生まれた背景や特徴をチェックしてみよう。
ミリタリーコートとして誕生した名品
「トレンチ」とは、塹壕(ざんごう:銃撃などから身を守るために地面に掘る穴)という意味。その名の通りトレンチコートは、第1次世界大戦におけるイギリス陸軍将校用のコートとして製作された。コートのディテールには今も当時の仕様が残っているため、ミリタリーのルーツを強く感じさせる。
例えば肩部分の「エポレット」は、将校の階級を表わすためのもの。「ガンフラップ」は銃を撃ったときの衝撃を低減するため、ベルトのDカンは水筒や手榴弾をぶら下げるために取り付けられたものだ。
このほか、あご部分の「チンストラップ」、肩の「ストームシールド」などにも、軍用コートの名残が感じられる。
素材は撥水素材「ギャバジン」
バーバリーのトレンチコートの大きな特徴の一つは、撥水素材「ギャバジン」が使われている点だ。ギャバジンとは、バーバリーの創業者「トーマス・バーバリー」が1879年に考案した高級布地。軽量で高い防水力があり、通気性にも優れているという特徴がある。重く着心地の悪い防水素材しか存在しなかった当時、ギャバジンの発明は画期的なものだった。
ギャバジンを使って初めて作られたのは、バーバリーの「タイロッケン」というコート。トレンチコートはこのタイロッケンをミリタリー仕様にして仕上げられたといわれている。
モデル名はロンドンの地名
バーバリーのトレンチコートの主なモデルとして、「ウエストミンスター」「チェルシー」「ケンジントン」の3つがある。それぞれの違いは、着用時のシルエット。ウエストミンスターはゆったりめ、チェルシーは細めで、ケンジントンはその中間だ。丈もショートとロングの2タイプがあるので、好みの着心地やスタイルに合うものが見つかるだろう。
なお「オリジナルに近いモデルが欲しい」という人は、ニュートラルなケンジントンをチェックしてみよう。オーセンティックなデザインには、当時のムードがしっかりと残っている。
Burberry(バーバリー)のメンズ用トレンチコートの選び方
バーバリーのトレンチコートは、モデルごとにディテールが異なる。自分にぴったりな1着を見つけるには、どのような点に注意すればよいだろうか。メンズ用トレンチコートを選ぶとき、チェックしたいポイントを紹介する。
丈の長さをチェック
ビジネスシーンでトレンチコートを着用するのであれば、スーツの裾がコートからはみ出すのは好ましくない。トレンチコートは、最低でも「スーツの裾の長さプラス5cm」あるかどうかを確認しよう。また丈が長すぎると、ファッションコートに寄ってしまう。ビジネスで使うことを想定するなら、膝よりはるか下にくるような丈も、避けるのが無難だ。
このほかに注意したいのが、肩周りのフィット感。無理をしてタイトに着たり、オーバーサイズで着崩したりするのは控えよう。スーツを着たときに、肩がぴったり合っている方がスタイリッシュだ。
カラーをチェック
バーバリーのトレンチコートは、主に黒、紺、ベージュがラインナップされている。このほかモデルによっては、グレー、カーキなども選択可能だ。ビジネスシーンで着用するトレンチコートなら、使い勝手がよいのは紺や黒。シックな色味はきちんと感が高く、コートのままどこへ行っても恥ずかしくないだろう。インナーが暗くなりすぎないように調整すれば、着こなしが重くなりすぎることもないはず。
また、トレンチコートで定番のベージュは、日本人の肌色になじみやすいカラー。コーデに軽快さがほしい春にも着用しやすく、季節を問わず着用できる。ダークカラーのスーツとも合わせやすく、便利に着回せること間違いない。
Burberry(バーバリー)のメンズ用トレンチコート(ショート、レギュラー丈)
ショート丈、レギュラー丈のトレンチコートはコーデのバランスを取りやすいのが魅力。バーバリーのメンズ用トレンチコートから、おすすめのモデルを紹介する。チェルシー ヘリテージ トレンチコート "ミッドグレー"
着丈:97cm(ITサイズ48の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。トレンチコートをスタイリッシュに着こなしたいメンズにおすすめの、スリムフィットシルエット。バーバリーのヘリテージを受け継ぐ、ヴィンテージライクなデザイン。
素材には、バーバリーが開発した高品質なギャバジンが使用されている。高い撥水性、着心地のよさは、外回りの多いビジネスパーソンにとって頼れる味方となるはずだ。
また長すぎず短すぎない丈感は、ビジネスからカジュアルまで幅広く使いたい人にぴったり。落ち着いたグレーカラーなら、明るい色から暗い色までスタイリッシュにまとめてくれる。
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ミッドレングス ケンジントン ヘリテージ トレンチコート "ハニー"
着丈:98cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。ビジネスからカジュアルまで使いやすい、レギュラーフィットのトレンチコート。表地には、ヨークシャーの工場で作られた「ビスポークコットンギャバジン」が使われている。滑らかで美しい光沢のある生地は、シワが付きにくいのが魅力。
裏地や襟の裏には、バーバリーのアイコンであるヴィンテージチェック模様の生地が使われている。肌寒い日には襟を立て、端正なチェック模様を際立たせてはどうか。
ベージュカラーは定番中の定番で、どんなコーデも上品に仕上げてくれる。ミリタリーのディテールもはっきりと視認できるため、バーバリーが培ってきた伝統や、長い歴史を楽しめるはず。
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ショート ウィンブルドン トレンチコート "ブラック"
着丈:89cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。スリムフィットでモダンに着こなせるトレンチコート。肩部分から切り替えが入る「セットインスリーブ」が採用されているため、ボクシーで端正なシルエットに。スーツの上にさらっと羽織れば、デキるビジネスパーソン風のコーデが完成。
コートの素材は、バーバリーのトレンチには欠かせない高品質なギャバジン。裏地にはおなじみのヴィンテージチェックを採用し、クラシカル&エレガントなムードを楽しめる。
エポレットやガンフラップ、Dリングベルトなどは、トラディショナルなバーバリーのトレンチコートをそのまま踏襲している。
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カシミア トレンチコート "ネイビー"
着丈:98cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。外気温が下がる冬にぴったりな、暖かみのあるトレンチコート。メイド・イン・イタリーの上質なカシミアが使われ、ラグジュアリーなムードたっぷり。
コートのモデルは、ニュートラルなサイズ感のケンジントン。肩幅がしっかりとあるハンサムなシルエットは、どんな着こなしもスタイリッシュに仕上げてくれること間違いないだろう。
ベルト部分のDリングはないが、エポレットや袖口ベルト、ガンフラップなどはそのまま付属している。襟を立てるとブルーのヴィンテージチェックが現れ、バーバリーらしい主張を楽しめるのが魅力。
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Burberry(バーバリー)のメンズ用トレンチコート(ロング丈)
見た目の印象を決める、ロング丈のトレンチコートもチェックしてみよう。バーバリーのメンズ用トレンチコートから、おすすめのモデルを紹介する。ロング ケンジントン ヘリテージトレンチコート "ブラック"
着丈:116cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。クラシカルな魅力満載のブラックカラートレンチコート。レギュラーフィットのケンジントンなら、かっちり決めたいビジネスコーデからラフなデニムコーデまで、幅広く使える。
トレンチコートの素材は、ヨークシャーの自家工場で仕立てられた「ビスポークコットンギャバジン」。メイド・イン・イングランドの品格があり、バーバリーらしい上質感を楽しめる。
カラーバリエーションはホワイト、ベージュがあるが、最初の1着ならブラックカラーがおすすめ。ウエストをきゅっと締めて着こなせば、タイムレスかつエイジレスなクラシックスタイルが完成する。
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ウェストミンスター ヘリテージ トレンチコート "ダークミリタリーカーキ"
着丈:114cm(ITサイズ48の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。ミリタリーのルーツをしっかりと感じられる、カーキカラーのトレンチコート。ダブルブレストの端正なデザインは、クラシカルトレンドにもぴったりとマッチ。
コートの素材は、表情豊かなトロピカルギャバジン。表面にはタンブル加工が施してあり、柔らかくエレガントなフォルム。
裏地と襟裏にヴィンテージチェックが配置されたデザインは、コーデのおしゃれなアクセントに。ビジネススーツと合わせるのはもちろん、パーカー×スニーカーのストリートコーデにもぴったりとはまるだろう。
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ロング ギャバジン トレンチコート "スペルト"
着丈:125cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。こっくりとしたヌーディーカラーが日本人の肌に馴染む、ロングタイプのトレンチコート。ゆとりのあるシルエットは、リラクシーな雰囲気に導いてくれる。
撥水性・通気性に優れたコットンギャバジンを採用しているため、シティユースにぴったり。内側には当ブランドのシグネイチャーである「バーバリーチェックコットン」を使用。
ラグランスリーブになっており、腕を動かしやすいのもうれしい。コットンギャバジンのもつ軽快さが、コーディネートに都会的なエッセンスを添えるだろう。足元はローファーなどでハズすとこなれ感のあるスタイルに仕上がる。
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ロング キャッスルフォード トレンチコート "ハンター"
着丈:130cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。華やかな印象を与えるライトカラーが、シーズンムードを盛り上げるトレンチコート。イングランドの自社工場で、卓越した職人によって丁寧に製作されている。
ライニングには、新作のチェックコットンを採用。鮮度あるイエローカラーが、単純な着こなしをアップデートしてくれるだろう。キャッスルフォードは、ラグランスリーブとオーバーサイズシルエットが特徴。ゆとりのあるシルエットが、絶妙な抜け感を演出してくれる。
裾と袖が長めに設計されているため、丈の長いボトムと合わせてとことんエフォートレスに着こなすのもおすすめ。柄などの装飾が控えめなので、足元はどんなシューズでもはまるだろう。
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ロング ナイロン トレンチコート "ソープ"
着丈:125cm(ITサイズ50の場合)※寸法はサイズに応じて若干異なります。凹凸のある独特な風合いが、玄人好みのトレンチコート。クリンクルナイロンに程よくウォッシュをかけることで、ソフトな仕上がりが実現。
ゆとりのあるリラックスフィットで、大人の余裕感の演出に最適だ。スナップボタンが配され、使い勝手がよいだけでなく、今季のカジュアルムードの底上げに貢献するだろう。
Bバックルベルトが付属しているため、その日の気分や好みでスタイルの変化を楽しむことができる。カラーボトムなどでアクセントを効かせることで、クラス感のあるコーディネートが狙える。
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Burberry(バーバリー)のトレンチコートでいつものコーデを格上げ
トレンチコートは、バーバリーが世に送り出した名品コート。誕生から現在までにさまざまなアップデートが加えられているが、ベースのデザインは変わっていない。オーセンティックな魅力満載のコートは、メンズのあらゆるコーデに品格をプラスしてくれるだろう。リラックスフィットのウエストミンスター、スリムフィットのチェルシー、ニュートラルなケンジントンがあるので、お気に入りのシルエットを選ぼう。
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