ミュージシャンたるもの、自身の作品はもちろんスタイリングにも一家言あるはず。心地よいメロディと、自分らしくいられる服。その二つは、表現者にとって切っても切り離せないものかもしれない。そんな独自の感性を持つアーティストをゲストに迎え、お気に入りのファッションと音楽へのこだわりについて語ってもらうこの連載。第16回は、reGretGirlの平部雅洋さんが登場。
Profile
平部雅洋(reGretGirl)
センチメンタルギターロックバンドreGretGirlのギター&ボーカル。2015年に大阪で同バンドを結成し、2021年に1stフルアルバム『カーテンコール』で日本コロムビアよりメジャーデビューを果たす。2025年には結成10周年を迎え、3rdフルアルバム『LOVERS』をリリースし、自身最大規模のワンマンツアーを開催した。2026年8月12日にデジタルシングル『ラストダンス』をリリース。9月からは「reGretGirl ONEMAN TOUR 2026-2027 "Fall in LOVE"」を実施予定だ。
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about MY STYLE|汚れるのが嫌でなかなか履けないリアム×アディダス
─ Q1. はじめて自分で服を買ったのはいつ?
平部雅洋(以下、平部): 大阪の半分都会半分田舎みたいな場所で育ったので、地元にアパレルのお店などはありませんでした。そんな中、中学生ぐらいのときに近所にできたショッピングモールに「WEGO(ウィゴー)」が入っていると学校中で話題になり、友達と自転車に乗って買いに行ったのが最初だったと思います。
─ Q2. 最近買ったファッションアイテムは?
平部: 毎年夏になると白Tシャツが欲しくなるのですが、今年は「JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)」でミッキーマウスなどのディズニーキャラクターがサッカーをしているグラフィックTシャツを購入しました。デニムにもハーフパンツにも合わせやすく、このグーフィーの愛らしさとヴィンテージ感のあるデザインの相性がお気に入りです。タグがディズニー仕様になっているのも嬉しいポイントですね。
─ Q3. いつもどこで服を買うことが多い?
平部: ジャーナルスタンダード、「STEVEN ALAN(スティーブンアラン)」、「adidas(アディダス)」で購入することが多いです。中でもアディダスはライブ衣装として必ず着用しています。スポーツの経験は全く無いのですが、"ライブでのユニフォーム"のような感覚で着ています(笑)。
─ Q4. 今まで買った中で、最も気に入っているファッショアイテムは?
平部: 僕は先述の通りアディダスが好きなんですけど、そのきっかけがoasis(オアシス)のギャラガー兄弟が愛用しているのを見て「カッケェ...…」となったことでした。なので、2023年にリアム・ギャラガーがアディダスとコラボしたLG2 スペツィアル "カレッジグリーン"はお気に入りの一足です。スタンスミスのようにシュータンにリアムの顔がプリントされているのが特徴的で気に入ってます。ただ、汚れてしまうのが嫌で数回履いてからはずっと家で保管しています(笑)。
─ Q5. 「次に狙っているファッションアイテム」や、気になっているブランドは?
平部: 「Wales Bonner(ウェールズ・ボナー)」 × アディダスのカリンザ OG "ワンダーホワイト/コアブラック"が気になっています。スニーカーだけど上品さもあり「カジュアルすぎないスニーカー欲しいなあ、でも靴めっちゃ持ってるしどうせほとんど履かないだろうな...…」とずっと買うか悩んでいます(笑)。
about MY SOUND|コーラスを重ねて"頭の中の声"を表現
─ Q1. 新曲「ラストダンス」はどんな楽曲?
平部: キャッチーな楽曲に切ない歌詞をのせるのがreGretGirlの持ち味の一つだと自負しているのですが、今回はその真骨頂と言える仕上がりになりました。軽快なギターリフで始まり、アップテンポでノリの良いサウンドに主人公が恋人に振られて空回りし、泥沼にはまっていく歌詞は、まさに切なさを感じる「ラスト」と、楽しさを表す「ダンス」という言葉がぴったりな楽曲です。僕は自分の経験を基に作詞をすることが多いのですが、今回は「どうしようもなさを無理に戯けて隠そうとし、焦って空回っていた経験」を思い出して書きました。
─ Q2. 「ラストダンス」で一番気に入っているフレーズとその理由は?
平部: Bメロのメロディと「ずっとずっと怒っている何も言わず君は怒っている」のフレーズがかなり気に入ってます。このメロディが頭に浮かんだときに、「ラストダンス」という楽曲に足りなかったピースがハマった感覚を覚えています。「何も言わず君は怒っている」の歌詞は、"何かした覚えがないのに彼女がなぜか不機嫌"みたいな場面でよく焦っていた過去の経験をベースに書きました。このメロディに乗せてみたら歌い心地や言葉のハマりがとても良かったので、元カノに感謝しています(笑)。
─ Q3. 今作で最もこだわった部分は?
平部: 今回はコーラスワークをかなり重厚にしました。Bメロでは4〜5声のコーラスが重なっており、パニックに陥る主人公の頭の中の"幾つもの自分の声"を表現しました。また、サビでは音像の幅を広げるために、主旋律のオクターブ上を歌うコーラスをステルス的に入れているんです。そうすることでこの楽曲の軽快さ、きらびやかさに磨きがかかったと思っています。
─ Q4. 制作中によくやっていたこと、行っていた場所は?
平部: 僕は家ではなく出先や喫茶店で歌詞を書くことが多いのですが、今回も例に漏れず近所のタリーズコーヒーにかなりお世話になりました。楽曲制作をすると家に引きこもってパソコンに向かっている時間が長いので、「歌詞ぐらいは外で書こう」と思い喫茶店でコーヒーを飲みながら書くようにしていたらそれが習慣化したという感じです。
─ Q5. 今後のライブや活動の予定は?
平部: 7月から「忘れたくないワンマン "スリーシティ・スリーピース"」と題して、東名阪を巡るワンマンツアーを開催いたします。ありがたいことに全公演SOLD OUTとなっておりますが、秋からはさらに規模を拡大して全国15箇所を巡る全国ツアー「reGretGirl ONEMAN TOUR 2026-2027 "Fall in LOVE"」を開催いたします。日本全国を巡りますので、ぜひライブハウスでreGretGirlの音楽を体感していただけたらと思います。
【NEW RELEASE】2026年8月12日〜配信開始
Digital Single『ラストダンス』
終わりへ向かう恋の上で踊り続ける、未練全開な失恋ソング。"気が利く彼氏"を演じる独りよがりな男が、彼女のリズムに必死に合わせて不器用に踊り続ける情けない心情がストレートに綴られている。歌詞の世界観とは裏腹に、サウンドは思わず口ずさみたくなるアップテンポでキャッチーな仕上がりに。軽快なメロディに身体が思わず踊り出すreGretGirlらしさ全開のサマーチューンだ。



