ここ最近、アメカジ復権のトレンドともリンクし、再び存在感を強めているオンブレチェックシャツ。もとは1950年代のバイカーに愛され、後にカート・コバーン氏がグランジの象徴へと押し上げたことでも知られている。フランス語で"陰影"を意味するこの柄は、無骨ながら軽やかな雰囲気があるため、春の着こなしのアクセントとしてもピッタリだ。そこで今回は、この春着たいオンブレチェックシャツを厳選してピックアップ!手持ちのワードローブに物足りなさを感じている方はぜひチェックしてみてほしい。
ほのかな色気と無骨さを両立。夏まで着回せるシュプリームの一着
まず紹介するのは、「シュプリーム」が定期的にリリースする"シャドウプレイドシャツ"。ダークトーンの配色に柔らかなレーヨンを組み合わせることで、ほのかな色気と無骨さを見事に両立させている。レーヨン特有のドレープ感と滑らかな肌触りは、湿度の上がるこれからの季節に最適。素肌の上からさらりと羽織っても心地よく、夏まで頼れる一着だ。
フランネル特有の野暮ったさを払拭。春コーデに映える清涼感あるブルー
同じシュプリームでも、よりオーセンティックな一着を求めるなら、ボタンダウンタイプのフランネルモデルを選びたい。適度な起毛感は保温性と通気性のバランスが良く、寒暖差の激しいこの時季の羽織りとしても理想的だ。フランネルシャツ特有の野暮ったさを払拭するような、澄んだブルーの清涼感ある色調も目を引く。
独特の凹凸感ある生地を採用した「ステューシー」のかくれた人気作
近年の「ステューシー」において、発売のたびに完売を繰り返しているオンブレチェックシリーズ。本モデルは、その名の通り"ルーズウィーブ(粗い織り)"を採用した、ざっくりとした質感が特徴だ。生地の表面には独特の凹凸感があるため、洗いざらしのままラフに羽織るだけで、西海岸ブランドらしい軽快なムードを演出してくれる。
スラックスとも好相性。大人のリラックススタイルを演出する「ワコマリア」
「ワコマリア」の代名詞ともいえるオープンカラーシャツは、1950年代のヴィンテージを彷彿させるラギッドな雰囲気が漂う一着だ。開襟シャツ特有の首元の抜け感に加え、生地のしなやかな落ち感は、着こなしにリラックスした表情をプラスしてくれる。デニムはもちろん、スラックスなど上品なボトムスとも相性良し。
王道の配色で仕上げた人気コラボ。ルードな雰囲気が魅力の「パレス × ネイバーフッド」
ロンドンと東京、それぞれのストリートシーンを牽引する「パレス」と「ネイバーフッド」が共演を果たした話題作。オーセンティックなオンブレチェックをベースに、左胸へ配した両ブランドのロゴとスカルのグラフィックが、コラボならではのアクセントを添える。ストイックにデニムやワークパンツを合わせて、ルードな雰囲気を楽しみたい。
超極細糸がもたらす滑らかな肌触り。「オーラリー」のアレンジが光るオンブレチェック
ストリートブランドのみならず、素材と仕立てに定評のある国内勢のブランドからも魅力的なモデルがリリースされている。その筆頭ともいえる「オーラリー」の一着は、超極細のウール糸を緻密に織り上げることで、滑らかな肌触りと軽やかな質感を実現。繊細な生地ながら、自宅での洗濯が可能なウォッシャブル仕様なのもうれしいポイントだ。
「コモリ」ならではの着心地を体感。計算されたオーバーシルエットにも注目
オーラリーと並び、ファッションシーンにおいて確たる支持を集める「コモリ」。定番として人気を集めるオープンカラーシャツは、一般的な開襟シャツにみられる着丈とは異なり、長めの着丈とゆとりのある身幅が特徴だ。春夏シーズンらしく、素材にはやや薄手のレーヨンを採用。コモリ特有の空気をはらむような着心地と、生地の自重による美しいドレープを存分に堪能できる。
おわりに
かつては特定のカルチャーを象徴する存在だったオンブレチェックシャツ。現代では各ブランドが独自の素材やシルエットにアレンジしているため、豊富な選択肢の中から選ぶことができる。この機会に春のワードローブに新たな一着を加えてみてはいかがだろうか。