【2024年】ロレックスを定価で買う方法はある?最新の定価と購入手段について
定価・中古市場での価格ともに上昇傾向にあるROLEX(ロレックス)だが、できれば定価で購入したいと考える人も多いのではないだろうか。今回は、2024年最新のロレックスの定価と、入手方法について紹介する。
ロレックスを定価で購入するのが難しい理由とは
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ロレックスは年々価格が上昇しており、金額面でも入手難易度が上がっている。定価での購入が難しい背景にはさまざまな要因がある。
生産数が少なく品薄状態
ロレックスの腕時計は、職人が手作業で組み立てているため、大量生産が難しい。デザイン、精度、耐久性や堅牢性など、ロレックスの高い水準をクリアし品質をキープするため、生産数を増やす方針をとっていないと言われている。世界各地へ流通する腕時計でありながら、生産数が限られているため、常に品薄状態となっているのだ。
高い人気と需要
ロレックスは世界中にファンを抱えるブランドだ。高級腕時計としてのステータス性を評価して多数のモデルをコレクションする人もいれば、機能や性能に価値を見出し、日常的に愛用するユーザーもいて、世代を問わず愛好家が多い。特に近年は中古市場での価格が上昇傾向にあることから、資産として保有したいという投機的な目的で求める動きもみられる。
ロレックスの定価改定の動向
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ロレックスが実施した、過去2年間の定価改定の動きを振り返ってみると、2022年1月に3~10%超、同年9月に約7%の値上げが行われている。翌年2023年は1月に1~6%程度の値上げ、同年9月に約10%、さらに2024年1月にも約10%の値上げを敢行した。直近の2024年6月の改定はゴールドモデルに限られ、値上げ幅も約3~4%と控えめであったが、ここ数年間のロレックスは値上げに対して強気の姿勢がみられる。これには為替の変動や原材料費の高騰といった要因が大きく、海外の主要ブランドも軒並み定価が上昇している。価格上昇の要因となるものが取り除かれない限り、値上げは今後も続いていくと予想される。
【2024年最新】ロレックスの定価一覧
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2024年6月現在における12のコレクションから、いくつかをピックアップして定価を紹介する。
デイトジャスト
1945年に誕生したデイトジャストは、ロレックスのドレスウォッチを代表するロングセラーのコレクションだ。その名前は、小窓に表示される日付が「ちょうど真夜中に変わる」ことに由来している。オイスターケース、パーペチュアル、デイトジャストというロレックスの3大発明を搭載しているのはもちろん、フルーテッドベゼル、ジュビリーブレスレットというデイトジャストを象徴するエレガントなデザインは、「これぞロレックス」という王道を感じさせる。トレンドに左右されない普遍的なフェイスは、時代を超えて長く愛されている。その一方で、ロレックスのコレクションの中ではもっとも豊富なバリエーションを持つ。クラシックなスタイルと多彩な表情を楽しめるのは、デイトジャストならではの魅力だ。
デイトジャスト41
オイスタースチール リファレンス 126300 ¥1,17,400
オイスタースチール&ホワイトゴールド リファレンス 126334 ¥1,525,700
オイスタースチール&イエローゴールドリファレンス 126333 ¥2,148,300
デイトジャスト36
オイスタースチール&ホワイトゴールド リファレンス 126234 ¥1,303,500
オイスタースチール&エバーローズゴールド リファレンス 126201 ¥1,940,400
オイスタースチール&イエローゴールドリファレンス 126233 ¥2,104,300
サブマリーナー
サブマリーナーは、数あるコレクションの中でもスタンダードかつ人気の高いダイバーズウォッチだ。1953年の発売からデザインはほとんど変わっていない。丸、三角、長方形のスタイリッシュなアワーマーカーは、サブマリーナーならではの特徴と言えよう。深海での視認性を高めるため、時分針とアワーマーカーには夜光塗料が施されている。堅牢性と防水性に優れた実用的なコレクションで、日常的に装着する人も多い。
サブマリーナー
オイスタースチール 124060 ¥1,318,900
サブマリーナー デイト
オイスタースチール 126610LV ¥1,555,400
オイスタースチール&イエローゴールド 126613LB ¥2,339,700
GMTマスターⅡ
GMTマスターⅡは、それぞれタイムゾーンの異なる3つの地域の時刻をチェックできる、高機能で個性的なモデルだ。グローバルに活躍するビジネスマンにとっては、“相棒”のような存在である。GMTマスターⅡの特徴は、個性的なベゼルにある。シンプルなブラックのベゼルのほか、誕生当初から愛されている赤と青のツートンカラーをはじめ、赤と黒、青と黒などの配色は特に認知度が高い。有名な炭酸飲料になぞらえて「ペプシ」「コーク」と呼ばれることもある。
GMTマスターⅡ
オイスタースチール 126710GRNR ¥1,540,000
オイスタースチール&エバーローズゴールド 126711CHNR ¥2,429,900
イエローゴールド 126718GRNR ¥5,822,300
ホワイトゴールド 126719BLRO ¥6,415,200
デイデイト
デイデイトは、デイトジャストの上位に当たるコレクションだ。曜日表示ができるモデルはステンレススチールを一切使っておらず、素材はオールゴールド、オールプラチナのみとなっている。ロレックスの中でもハイエンドなラインである。プレジデントブレスレットと呼ばれる特徴的なデザインのブレスレットは、このデイデイトのほか、金やプラチナを使用した一部のモデルにしか採用されていない。まさにプレジデント(大統領)に相応しい一本だ。ダイヤル部分のデザインも多彩で、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの貴石をセットしたモデルも存在する。
デイデイト36
エバーローズゴールド 128235 ¥5,689,200
イエローゴールド、ダイヤモンド 128348RBR ¥7,465,700
ホワイトゴールド、ダイヤモンド 128349RBR ¥8,548,100
デイデイト41
ホワイトゴールド 228239 ¥6,221,600
イエローゴールド、ダイヤモンド 228348RBR ¥8,369,900
プラチナ 228236 ¥8,948,500
コスモグラフ デイトナ
「コスモグラフ・デイトナ」は「ロレックスの王様」とも呼ばれ、ロレックスのスポーツモデルの中では最高位に位置するコレクションである。中央に配置された3つの丸い積算計は、デイトナのアイデンティティとも言うべきデザインだ。洗練されたスタイルは、男女問わず身につけやすい。デイトナは、各界で頂点を極めた人物にも愛用者が多く、時計好きなら誰もが憧れるといっても過言ではないだろう。圧倒的な人気と知名度を誇るため、数あるコレクションの中でも特に入手難易度が高く、正規店ではほぼ手に入れられないとも言われている。
コスモグラフ デイトナ
オイスタースチール 126500LN ¥2,176,900
オイスタースチール&イエローゴールド 126503 ¥2,933,700
ホワイトゴールド 126509 ¥6,371,200
プラチナ 126506 ¥10,992,300
オイスターパーペチュアル
オイスターパーペチュアルは、シンプルでオーソドックスなデザインが特徴で、デイトジャストの廉価版という位置づけだ。日付表示のない「ノンデイト」だが、2008年以降のモデルはすべてクロノメーター認証ムーブメントを採用しており、性能面では申し分ないだろう。一見すると無個性な印象を受けるものの、ダイヤルのバリエーションは豊富で、多彩なラインナップから好みのスタイルを見つけることも可能。あえて「ロレックスらしい」デザインを外したい場合にもおすすめだ。
オイスターパーペチュアル 41
オイスタースチール 124300 ¥918,500
オイスターパーペチュアル 36
オイスタースチール 126000 ¥874,500
オイスターパーペチュアル 34
オイスタースチール 124200 ¥829,400
ヨットマスター
ヨットマスターは、本格的なヨットレースのための腕時計として誕生したコレクションである。海の相棒といえばサブマリーナーを想像する人も多いかもしれないが、ヨットマスターは水中ではなく洋上での使用を想定しており、ベゼルは両方向に回転可能で、防水性能は100mだ。オールステンレスのモデルは存在せず、ゴールドまたはプラチナが用いられていることがほとんどだ。ワンランク上のマリンウォッチとして、洋上でのラグジュアリーなひとときに相応しい輝きを見せてくれるだろう。
ヨットマスター 42
RLXチタン 226627 ¥2,029,500
ヨットマスター 40
オイスタースチール&プラチナ 126622 ¥1,732,500
オイスタースチール&エバーローズゴールド 126621 ¥2,384,800
ヨットマスター 37
オイスタースチール&プラチナ 268622 ¥1,629,100
シードゥエラー
シードゥエラーは、水深100m以上の深海に潜る「飽和潜水」に対応できるヘリウムエスケープバルブを搭載したダイバーズウォッチだ。「海の居住者」の名の通り、4,000フィート(1,220m)の防水性能を備え、サブマリーナーの上位機種に位置づけられる。素材には、過酷な環境下での使用に耐えうるオイスタースチールを採用し、ケースはサブマリーナーよりもやや分厚い仕様となっている。
シードゥエラー
オイスタースチール 126600 ¥1,911,800
オイスタースチール&イエローゴールド 126603 ¥2,710,400
ディープシー
ディープシーは、サブマリーナー、シードゥエラーを超越する、12,800フィート(3900m)の防水性能を備えた、最高峰のダイバーズウォッチだ。スタンダードなモデルのケースは44m、ディープシー チャレンジは50mmと非常に大きく、圧倒的な存在感を誇る。重量も200gオーバーと、日常使いというよりは、限られたプロフェッショナルに向けたコレクションと言えるだろう。
ディープシー チャレンジ
RLXチタン 126067 ¥3,674,000
ディープシー
オイスタースチール 136660 ¥2,043,800
イエローゴールド 136668LB ¥7,806,700
エアキング
エアキングは、航空業界へのオマージュとして1940年代に誕生したコレクションだ。当初はルーツとなったオイスターパーペチュアルに近いシンプルなフェイスだった。2014年に生産を終了したものの、2016年に復活。ブラックダイヤルに大きなアワーマーカー、逆三角形のインデックスをレイアウトした、パイロットウォッチ特有のデザインにリニューアルされた。
エアキング
オイスタースチール 126900 ¥1,065,900
エクスプローラーⅠ・Ⅱ
エクスプローラーは、1953年に開発された、ロレックス初のプロフェッショナルウォッチだ。過酷な環境で挑戦を続ける冒険家に相応しい、精度と耐久性、視認性に優れたコレクションである。エクスプローラーⅠは実用性を特に重視しており、ダイヤルはブラックのみ。シンプルですっきりとしたデザインが特徴だ。エクスプローラーⅡは、洞窟探検家など、さらなる極限に挑むプロフェッショナルと共に行動する腕時計として登場した。時分針、秒針に加え、24時間でダイヤルを1周するオレンジ色の「24時間針」を備えている。洞窟あるいは白夜のように、昼夜の区別がつきにくい環境であっても、常に正しい時刻を把握することができる。ダイヤルはブラックまたはホワイトで視認性に優れ、さらにアワーマーカーと針には青く光る塗料が施されている。エクスプローラーに比べるとややカジュアルな印象で、オン・オフを問わず着用できることが魅力だ。
エクスプローラー 36
オイスタースチール 124270 ¥1,036,200
オイスタースチール&イエローゴールド 124273 ¥1,762,200
エクスプローラー 40
オイスタースチール 224270 ¥1,095,600
エクスプローラーⅡ
オイスタースチール 226570 ¥1,392,600
スカイドゥエラー
世界を旅する人のための時計として、2012年に誕生したスカイドゥエラー。ロレックスの歴史の中では比較的新しく、他のコレクションとは一味違った魅力を持つ。特筆すべきは、中央に配置された24時間表示の回転ディスクだ。12時位置の白いトライアングルで、第2タイムゾーンを読み取ることができる。もう一つの魅力は、スカイドゥエラーのために特別に設計し、特許を取得した「サロス年次カレンダー」だ。1月なら1時の位置、2月は2時の位置と、対応するアワーマーカーの外側に赤い表示がつくため、現在の月を容易に把握可能。独創的かつエレガントなデザインで、人と被りにくい一本を探している人にもおすすめだ。
スカイドゥエラー
オイスタースチール&ホワイトゴールド 336934 ¥2,282,500
オイスタースチール&イエローゴールド 336933 ¥2,904,000
イエローゴールド 336938 ¥7,200,600
エバーローズゴールド 336935 ¥7,629,600
ロレックスを定価で購入する方法
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並行輸入販売店や中古のブランド品専門店などは、定価よりも高値で取り引きされているケースがほとんどだ。ロレックスを定価で購入する場合、国内の正規店での購入がほぼ必須となる。しかし、スポーツモデルを中心とした人気のモデルは、正規店であっても在庫切れとなっている可能性が高く、すぐに入手することは難しいだろう。また、正規店には購入制限がある点も要注意だ。正規店で腕時計を購入した場合、同一モデルをもう一本手に入れるには5年間、他の人気モデルを手に入れる場合は1年間待たなければならない。定価で買えることは魅力である一方、気に入ったからすぐにもう一本買い足す、といったことができない点を理解しておく必要がある。
正規店でロレックスを購入するためのポイント
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最後に、正規店でロレックスを購入する際のポイントをチェックしておこう。
入荷タイミングを見極めて訪れる
新作モデルが入荷されるタイミングを狙い、戦略的に店舗を訪れることは非常に有効だ。SNSや専門メディアなどで新作モデルに関する情報を得て、入荷の時期を見計らってみよう。ロレックスは、特定モデルのアニバーサリーに合わせて新作を発表するケースが多いため、ロレックスの歴史に触れて知識を深めておくことも重要だろう。
複数回足を運ぶ
正規店の場合、初めて来店したその日に購入できることはほとんどないと言われている。頻繁に店舗に足を運び、販売員とコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことは不可欠といえよう。販売員と顔見知りになることで、より正確な入荷タイミングを把握することができたり、入荷の連絡をもらえたりする可能性がある。
好印象を与える身だしなみを意識する
高級腕時計ブランドであることを踏まえ、その場に相応しい身だしなみで訪れることが求められる。あまりにもカジュアルなスタイルは、冷やかしや転売目的での購入とみなされてしまう可能性がある。スーツあるいはシャツにジャケットスタイルなど、落ち着いた服装が望ましいだろう。また、高圧的な態度をとらない、ショーケースを不必要に触らないなど、立ち居振る舞いについても意識しよう。
パートナーや家族と一緒に行く
1人で来店するユーザーは、転売目的なのではと勘ぐられてしまう可能性もある。パートナーや家族、友人などと店を訪れることで、販売員からの信頼を得られるだろう。
ロレックスへの想いや熱意を伝える
販売員とコミュニケーションを取る中で、ロレックスへの想いや熱意を伝えることも重要だ。先述したように、ロレックスは投資対象としての評価も高く、転売を目的に購入するケースは後を絶たない。店や販売員は「本当にロレックスを愛している人」の手に渡るよう、購入希望者を見極めているとも言われている。なぜそのモデルを手に入れたいのかという理由や想定する使用シーンなどをきちんと販売員に伝えることができる、深い知識を持って販売員と話せるような状態なら、転売目的と誤解される可能性は低くなるだろう。
定価での入手は難しい傾向
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ロレックスを定価で購入できるのは正規販売店のみである。生産量が限られており、正規店であっても流通する本数は限られているとされる。一方、中古市場は自由に値をつけられる状態であるため、定価で購入することは非常に難しい。また、近年は投資や転売目的の需要も高まっており、ふらっと訪れた正規店ですぐに入手することも厳しいだろう。長い道のりになるかもしれないが、地道に販売員との信頼関係を築き、理想の一本を手に入れてほしい。
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