カーゴパンツ17選!ストリートで注目のいま穿きたいアイテムがズラリ|コラム

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カーゴパンツ17選!ストリートで注目のいま穿きたいアイテムがズラリ|コラム 1枚目 via:kith

カーゴパンツ17選!ストリートで注目のいま穿きたいアイテムがズラリ|コラムについて

デニムやチノパンと並び、メンズにとって基本的なパンツのひとつであるカーゴパンツ。年齢やファッションのテイストを問わずに愛されるパンツだが、最近、街中で見かける機会が増えている。

本記事ではそんなカーゴパンツに改めて注目。アイテム選びのポイントだけでなく、いま穿きたいおすすめモデルもピックアップしたので、ぜひチェックしてほしい。


目次

カーゴパンツの魅力とは?

カーゴパンツ画像

via:stussy

90sリバイバルの流れが加速したいま"Y2K"と呼ばれる2000年代のファッションが注目を浴びているが、カーゴパンツはそんなY2Kムードを体現しやすいパンツのひとつ。半端丈のカットソーやスウェットに、ボリュームあるシルエットのカーゴパンツを合わせるスタイルはレディースにも普及している。

そんなカーゴパンツは元々、貨物船や港で働く作業員のためのワークパンツだった。ミリタリーのイメージが強いパンツだが、アメリカ軍に初めて採用されたのが1940年代に入ってから。その後もデザインや機能の改良が重ねられた結果、1951年にアメリカ軍に採用された「M-51」が現代のカーゴパンツのベースになった。これはポケットの数が合計6つになった最初のモデルでもあり、カーゴパンツが別名「6ポケットパンツ」とも呼ばれる由縁だ。

カーゴパンツ画像
M-51のレプリカ

via:waiper

「M-51」は厳寒地での着用を想定し、着脱式のライナーを取り付ける仕様だったため、一般的なパンツに比べてかなり太いシルエットになっているのがその特徴とされる。その後、ディテールが簡素化されてシルエットが若干スマートになった「M-65」パンツも、数々のブランドにサンプリングされる人気モデルだ。

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M-65のレプリカ

via:waiper

カーゴパンツはアメリカだけでなく各国の軍隊でもディテールを変えて作られていったため、他国にも名作と呼ばれるモデルが存在する。例えば、1947年に作られ始めたフランス軍の「M-47」も多くの服好きから支持されるモデルだ。その高い縫製技術に魅せられたマルタン・マルジェラ氏が自身のショーで裏返してモデルに着用させたこともあったため、世のモード好きにもその存在が知れ渡ることとなった。

カーゴパンツ画像
M-47のレプリカ

via:waiper

そんな背景を持つカーゴパンツは言うまでもなく、ポケット数が多いため手ぶらで外出しやすいのがメリット。さらにタフな素材が使われることが多いため、耐久性も高い。アウターを羽織らず着こなしが軽くなる夏の時期には、コーディネートのアクセントとしても期待できるパンツだろう。

カーゴパンツの選び方

カーゴパンツ画像

via:kithtokyo

そんなカーゴパンツ本来の魅力を活かしてカジュアルなシーンで穿くのであれば、シルエットは太いものを選びたい。先に挙げたとおり、ミリタリーのシーンで採用されるようになった背景を活かすためにも、太いシルエットを選ぶ方がカーゴパンツ本来の雰囲気を演出しやすいと言えるだろう。

特にY2Kムードを強調するなら、トップスのボリューム感を抑えて、Aラインのシルエットで全身をまとめるのがおすすめだ。シェルジャケットなど裾が絞れる仕様のアウターであれば、ドローコードをぎゅっと絞って着こなすのもかっこいい。

素材はコットン100%だけでなく、「M-65」のようにコットンにナイロンを混紡したものを選ぶのもいいだろう。よりスポーティーに穿きこなしたい方であれば、ナイロンやスウェット地のものに注目するのもおもしろい。

反対に、ビジネスカジュアルなどのシーンで穿くのであれば、細くスマートなシルエットの一本を選びたい。素材はガシッとした質感のものより、光沢のあるコットン地やウール地を用いた一本を選ぶべきだろう。

カーゴパンツを使った着こなしサンプル

具体的なアイテムを紹介する前に今気になるスタイリングもチェックしておこう。各ブランドのルックやインスタグラマーの着こなしを6例ピックアップした。


M-65タイプのジャケットと合わせたミリタリーセットアップは、いずれも「WTAPS(ダブルタップス)」。あえてオーバーサイズで着こなすことで、こなれた雰囲気を演出。パンツの裾を絞ったり、白Tをチラ見せしたりと細かい小技も効いている。


ヴィンテージのミリタリーコレクターでもあるナイジェル・ケーボン氏は、もちろん自身のブランド「Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)」の一本を着用。気取らないスタリングだが、カーゴパンツをとことん穿き慣らして自分のものにしている感が伝わってくる。サイドポケット内の止血用の紐を垂らして穿いているのもおもしろい。


着心地のいいシンプルな服作りを追求する「COMFORTABLE REASON(コンフォータブルリーズン)」らしいシンプルなスタイリング。合わせたカーゴパンツはほどよいボリューム感で使いやすそうだ。フルジップではなく、プルオーバーのブルゾンを合わせているのも技あり。


2023年春夏の「BEAMS PLUS(ビームプラス)」 のテーマは、セーリングやヨットなどのマリンスポーツ。鮮やかなレスキューオレンジカラーのカーゴパンツが目を引くスタイリングだ。他のアイテムをオレンジの補色であるネイビー主体でまとめているため、浮いて見えない。


カーゴパンツを使ったY2K的な着こなしを体現している@davidmensahatuahene。ベルトが見えるくらいシェルジャケットの裾を絞って、カーゴパンツのボリューム感を強調。ゆったりしたカーゴパンツを穿く際は、上半身をコンパクトにまとめるのが今っぽく見えるポイントだ。足元のアディダス「Samba(サンバ)」も"分かっている感"を演出。


カリフォルニア発のセレクトショップ「PacSun(パシフィックサンウェア)」のアイテムでコーディネートした@justineeagana。特に変わったアイテムを着用しているわけではないが、色合わせを工夫しているため洒落て見える。ベージュのカーゴパンツにボルドーのダンクを合わせるアイデアは真似してみたい。

カーゴパンツのおすすめアイテム17選

1.Wtaps Milt0001 / Trousers / Nyco. Oxford "Olive Drab"

  カーゴパンツ画像

ブランド設立時から一貫して、ミリタリーの要素を都会的なストリートウェアに落とし込んできた「Wtaps(ダブルタップス)」。2023年春夏にリリースしたのは、コットンにナイロンを混紡したオックスピーチ生地の6ポケットパンツ。ウエストにはドローコードが付くため、ベルトレスで着用できる。右ポケットに付く定番のブランドネームを、さりげなくアピールしながら穿きたい一本。

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2.Needles H.D. PANT - BDU "Olive"

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トラックパンツと人気を二分する「Needles(ニードルズ)」のパンツといえば、こちらのヒザデルパンツ(H.D. PANT)。ウエストと裾の2ヶ所にダーツ処理を施すことで生まれる、独特のシルエットに魅せられる中毒者が増加中だ。手持ちのパンツにマンネリを感じているなら、このパンツにしか出せないド迫力のシルエットをぜひ体感してほしい。

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3.Stussy Ripstop Surplus Cargo "Vintage Olive"

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通常のカーゴパンツに付くサイドポケットの下に、さらにポケットが付属。6ポケットパンツならぬ"8ポケットパンツ"だ。やや大げさなギミックだが、穿いてみると悪目立ちすることなく、コーディネートのアクセントとして機能してくれる。製品染めを施した自然な風合いも魅力的。

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4.Supreme Cargo Pant "Olive Russian Camo"

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カーゴパンツといえば、無地だけでなく柄物にも注目したい。「Supreme(シュプリーム)」から定期的にリリースされるカモフラージュ柄の中でも、2021年秋冬に展開されていたのが、通好みのロシアンカモ。定番のウッドランドカモより本気のミリタリー感が出にくいため、カモ柄の初心者でも手に取りやすいはず。目を凝らすとベージュ部分にさりげなくブランドロゴが入るのもうれしい。

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5.BlackEyePatch EASY CARGO PANTS "Camo"

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2016年のスタート以来、神出鬼没なフットワークで東京のストリートシーンを盛り上げ続ける「BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)」。いかにもストリートらしいデザートカモ柄を採用し、ポケットフラップ部分にはブランドロゴをプリント。シルエットはやや太めだが、しっかりテーパードが効いているので、裾をクッションさせて穿きたい派には特におすすめ。

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6.The North Face x Invincible Designed By Shinsuke Nakada Pocket Mountain Pant "Beige"

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台湾のセレクトショップ「INVINCIBLE(インヴィンシブル)」の15周年を記念して制作されたカーゴパンツ。元BEAMSのクリエイティブディレクターである中田慎介氏をデザイナーに迎え、「The North Face(ザ・ノースフェイス)」とトリプルコラボしたスペシャルな一本だ。左ポケット下に付くピッケルホルダーなど、レトロアウトドアの要素あふれるディテールを巧みにコラージュ。

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7.Noah Cargo Pants "Army Green"

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ストリートに寄せ過ぎず、品の良さをキープして穿くなら「Noah(ノア)」のカーゴパンツがおすすめ。本記事の序盤でも挙げたフランス軍の名作「M-47」のディテールを簡略化してシンプルにアップデートしたと思われる一本だ。M-47の後期型と同じく、ヘリンボーン生地で仕上げているのもニヤリとさせられる。シルエットはほどよい太さのストレート型。

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8.The North Face PURPLE LABEL Moleskin Cargo Pants "Navy"

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アウトドアブランドとしてのルーツは残しつつ、より都会の日常着として馴染む服作りを志向する「The North Face PURPLE LABEL(ザ・ノースフェイス パープルレーベル)」。大ぶりのフラップポケットや玉縁仕様のスラントポケットなど、フランス軍の「M-47」を連想させるディテールが特徴的。ウエスト部分はウェビングベルトを採用して、機能性もしっかり確保している。

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9.COMOLI Black Denim B.D.U Pants "Black"

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ややゴワッとした質感のブラックデニムを使い、ミリタリー的なカーゴパンツに仕上げたのは、服好きからの支持が厚い「COMOLI(コモリ)」。素材とシルエットの掛け合わせの妙で、普遍的なアイテムをアップデートする同ブランドらしさを存分に味わる一本だ。生地が体に馴染んでいく過程も含めて楽しめそう。

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10.Stone Island 313L1 STRETCH BROKEN TWILL COTTON_'OLD' EFFECT_REGULAR TAPERED FIT "Blue"

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ストリートシーンで確固たる支持を集める「Stone Island(ストーンアイランド)」の一本は、イタリアブランドらしいスマートなシルエット。カーゴパンツをすっきりと穿きたいならチェックしておくべきだろう。同ブランドの"お家芸"とも言える製品染めおよび加工の技術の粋が詰まった、独特の生地感も必見。

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11.Kith Washed Cotton Bristol Cargo Pant "Fuel"

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「Kith(キス)」からリリースされたのは、洗いをかけたコットンナイロンの生地で仕上げたカーゴパンツ。自然なシワが入る生地で、クリーンなユーズド感を楽しめる一本だ。ウエストはイージーパンツ仕様なのでリラックスして穿ける。少し大人っぽい色を選ぶとすれば、カーゴパンツでは意外と見かけないチャコールカラーの“fuel”がおすすめ。

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12.adidas Sean Wotherspoon CARGO PANTS "Clear Brown"

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素朴なタッチの花のアートワークが目を引くカーゴパンツは、「adidas(アディダス)」とSean Wotherspoon(ショーン・ウェザースプーン)氏がコラボした一本。生地に採用したのはオーガニックコットンのリップストップ素材。アディダスは「ベター・コットン・イニシアティブ」と提携しているため、持続可能な綿花の栽培に貢献する意味合いもある。

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13.PALACE Gore-Tex Cargo Bottom "Black"

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テクニカルなベクトルに振ったカーゴパンツとして、ゴアテックスの生地を採用した「PALACE(パレス)」の一本もチェックしておきたい。ポケットはすべてジップ式で、裾のシルエットも絞って調節可能。トライファーグロゴがリフレクター仕様になっているのもクール。

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14.Nike x UNDERCOVER 2-In-1 Pants "Black"

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10年以上にわたってコラボを続けている「Nike(ナイキ)」と「UNDERCOVER(アンダーカバー)」によるカーゴパンツは、コンバーチブル仕様でのリリース。雨天時は連結して着用し、暑くなったら切り離してショーツとして使える。ギミックを試すのも楽しそうな一本だ。

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15.ナイジェル・ケーボン ARMY CARGO PANT

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via:cabourn

アメリカ軍の「M-43」および「M-51」、さらにイギリス軍のヴィンテージパンツの要素を掛け合わせたハイブリッドなモデルが、こちらの「アーミーカーゴパンツ」。ミリタリーアイテムに精通する「ナイジェル・ケーボン」ゆえのワザありアイテムは、ぜひ試してみてほしい。



16.BERJAC: ARMY TROUSERS M47

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via:shipsltd

フランスのワークウェアブランド「ベルジャック」のM-47パンツ。ドカっと太めのアイテムだが裾部分についたボタンでシルエットの調整が可能なため、その日の気分やコーデに合わせて二通りの穿き方を楽しめる便利な一本。



17.JOHNBULL ギャバジンハードワーカーカーゴオーバーパンツ

  カーゴパンツ画像

via:privatelabo

"ジーンズの聖地"としてその名が知られる岡山県倉敷市児島に本拠地を置く「ジョンブル」。同社のカーゴパンツは、一本一本、職人が手作業でダメージ加工を施したこだわりのアイテム。洗いをかけることによって、最初から古着のような風合いが楽しめるのもうれしい。



おわりに

ひと口にカーゴパンツと言ってもその選択肢は豊富。ストリートで支持されるモデルから、オーセンティックなモデルまでさまざまだ。ぜひ自分に合った一本を見つけてほしい。

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