Y2Kファッションをメンズが着こなすには?おすすめアイテムとコーディネート12選!|コラムについて
近頃、「Y2Kファッション」というワードを耳にすることが増えた人も多いのでは?また、意味は知っていても、何となく女性のトレンドのように感じている人も。そこでこの記事では、男性でも取り入れやすいアイテムやコーディネートを紹介。Y2Kファッションとはどんなスタイル?
引用元:FASHION UNITED近年、ファッションシーンを盛り上げているスタイルは、「Y2K」と呼ばれるファッションだ。これは、2000年頃に流行したスタイルのことを指す。2000年代に流行ったものはというと、ハリウッドセレブやファッションアイコンらのスタイルをお手本に、ポップカラーを使用した色彩豊かなウェアや、華美で個性を強調するスタイルがムーブメントに。また、アメリカのドラマSex and the City(セックス・アンド・ザ・シティ)や、Gossip Girl(ゴシップガール)に登場する人物らのキャッチーな着こなしが、若い世代を中心に影響を与えたことも理由の一つ。
Y2Kの読み方
Y2Kは、「ワイ・ツー・ケー」と読み、Y2Kファッションも同様に「ワイ・ツー・ケー・ファッション」と読む。Y2Kとは何の略?
Y2Kは、2000年代という意味の「Year2000」を略した言葉。「Y」がYear(年)、「K」がkm(キロメートル)やkg(キログラム)といった単位を意味している。Y2Kファッションが流行している理由
引用元:MIU MIU公式サイト2021年10月、パリコレクションにて開催された「ミウッチャ・プラダ」率いるMIU MIU(ミュウ ミュウ)のショーは、当時のファッション業界に衝撃を与えた。2000年代を彷彿とさせる大胆なカットオフが加えられたクロップド丈のトップスに、股下の極端に浅いローライズボトム。この斬新に見えたスタイルに対して、一部の層からミュウ ミュウのINSTAGRAMアカウントに「普通ではない」「受け入れられない」などといった否定的なコメントも。しかし、ファッション業界からは大きな反響があり、世界各地のメディアが取り上げるほど。そして、トレンドのキーとなったのは「K-POPアイドル」。今や、トレンドを牽引するほどに影響力をもつ、K-POPアイドル。ミュウ ミュウの新作をまとったアイドルや、Y2Kを意識したステージ衣装がスピーディに用意され、若者を中心にY2Kファッションは市民権を得ていく。また、2000年代の流行を知らない多くの若者に「新しいスタイル」として受け入れられたということも、ムーブメントを巻き起こした理由として挙げられるだろう。
メンズにおすすめな理由
Y2Kファッションとは、女性だけのトレンドではない。ローライズボトムからアイコニックなインナーウェアを覗かせるスタイルは、女性にはやや抵抗があるだろう。また、クロップド丈のトップスについても、ジェンダーを問わずにスタイルアップを叶えるアイテムだといえる。その他、Y2Kファッションの特徴はいくつか挙げられるが、いずれも性別という概念を切り離し、どんな人でも楽しめるスタイルになっている。着こなしの注意点
Y2Kファッションを大人でも楽しみたいなら、いくつか押さえておきたい注意点がある。2000年代に流行ったアイテムに馴染みのある40代の大人は、20年前のように取り入れるのはやや難しい。というのも、それだけ人生を歩んで深みを増した大人の肌やスタイルには、20代の頃とは違った魅力があるものの、見た目とのギャップが生まれやすい。そこで、クロップド丈のトップスはジャケットに変更したり、ポップカラーを落ち着いたカラーに変更するなどの工夫を凝らせば、大人でも違和感を与えずにトレンドファッションを楽しむことができるだろう。Y2Kファッションの特徴&アイテム
ここからは、具体的に2000年代に流行ったファッションの特徴と、おすすめのアイテムを紹介。ぜひ、参考にして着こなしの鮮度を上げよう。クロップ丈トップス
クロップド丈とは、裾丈を通常よりも短くカットした丈のこと。 2000年代、海外セレブやファッションアイコンらが好んで着用し、ムーブメメントに。クロップド丈は、丈が短いことにより足が長く見えるというメリットも。セリーヌ クロップド ボクシーセーター ブラッシュドモヘア "パープル"
定価:165,000円(税込)柔らかなモヘアを贅沢に使用した一着。トレンドのパープルのグラデーションが主役級の存在感を放つアイテム。アーガイル柄が季節ムードを高め、コーディネートに取り入れるだけで鮮度の格上げが叶う。絶妙な塩梅のクロップド丈に仕立てられており、大人でも気兼ねなく着用することができる。
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ローライズデニム
「ローライズ」とは、ファスナーの付け根からウエストまでの長さが23cm以下の股上が浅いパンツのこと。2000年代に主流となったシルエットはややタイトなものが多く、現在は裾の広いワイドなタイプも多く登場している。セリーヌ ウェスリー ジーンズ / ズマウォッシュ デニム "ズマウォッシュ"
定価:154,000円(税込)膝下までウォッシュが加えられ、穿くだけでこなれ感を演出できるアイテムになっている。ゆったりした丸みのあるシルエットが特徴のコンフォートフィットで、動きやすさと程よい都会的さを備えている。ジッパーとボタンには「CELINE JEANS」の刻印が施されており、さり気ないお洒落を演出できる。
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ボクサーパンツ
2000年代、ローライズボトムと共に流行したのが、ボクサーパンツなどのウエストゴムが太めのインナーウェア。浅めの股下から覗かせる、様々なロゴデザインがアクセントに。ハイブランドのロゴマークなら、クラス感をまとえるのでおすすめ。バーバリー ロゴディテール ストレッチコットン ボクサーショーツ "ブラック"
定価:9,900円(税込)ストレッチコットンがなめらかな着心地を叶えるBurberry(バーバリ―)のボクサーショーツ。今年退任をしたアーティスティック・ディレクターの「リカルド・ティッシ」が、2018年に発表をした新しいロゴが施されている。英国のトラディショナルな雰囲気に現代的な要素を加えたロゴは、あえて見せることで同ブランドのスピリットをより感じることができるだろう。
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厚底シューズ
2000年を象徴するものといえば、厚底シューズも欠かせない。厚底シューズとは、その名前の通り一般的なシューズよりもソール部分が厚めに作られているのが特徴。2000年頃は、ユニークなデザインも多く登場した。プラダ レザー スニーカー "ホワイト"
定価:143,000円(税込)クリーンなホワイトカラーで統一された、PRADA(プラダ)のスニーカー。ボリューム感のあるラバーソールがスポーティな魅力を演出し、アイコニックなトライアングルロゴがアクセントに。上質なレザーを採用し、履くだけでラグジュアリー感をまとうことが可能。厚みのあるソールのおかげで、自然とスタイルアップも叶う。
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カットオフ&スリット
トップスやデニムなどを大胆にカットし、ヘルシーな肌見せを楽しんだのも2000年代の特徴。切りっぱなしのデザインはアクティブな印象をもたらし、着こなしに鮮度を与えてくれる。現在では、その概念を拡大させ、より大胆にカットオフされたアイテムも登場する。マルニ レッド ウール製セーター カットオフ仕上げ "チリ"
定価:137,500円(税込)カットオフされたネックラインと裾に、ピンクの糸がアクセント的に施されたMARNI(マルニ)のセーター。胸ポケットに同色でマルニレタリングの刺しゅうが配され、レッドの暖かなカラーと相まって季節感をぐっと引き上げてくれる。カットされた部分からインナーを覗かせたくなる、遊び心あふれるデザインだ。
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カモフラージュ柄
1914年、フランス軍の車両にカモフラージュ(迷彩)塗装が施されたことをきっかけに、パリのファッションデザイナーがその抽象的なパターンを婦人服に取り入れたことで誕生。その後、軍服・戦闘服に採用されるようになったが、次第にファッションとしても発展していった。ヴァレンティノ カモフラージュ ウール ダブルブレストジャケット "アーミーカモフラージュ"
定価:451,000円(税込)VALENTINO(ヴァレンティノ)から、トラッドスタイルなダブルブレストジャケットが展開されている。全体にカモフラージュ柄が配され、ミリタリーテイストの武骨さを堪能できるアイテムだ。よく見ると、ライニングにはジャカード織りのVロゴがあしらわれ、ラグジュアリーブランドとしての品格を放っている。
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メンズのコーディネート12選!
ここからは、海外のモデルやインフルエンサーたちのお洒落な「Y2Kファッション」を紹介。すぐにでも真似できそうなテクニックは必見。デニム・オン・デニム!
インフルエンサー・モデルとしても活躍する「カルロ・セスティニ」は、Y2Kファッションの再熱から盛り上がっているスタイルでもある、デニム・オン・デニムをクラシックに披露。
やや裾広がりなシルエットが現代的
2000年代に流行したデニムはタイトなシルエットが多かったが、現在トレンドとなっているのはワイドなシルエット。このGUCCI(グッチ)のデニムは広がりすぎないから大人でも楽しめる。
2000年代に一世を風靡したロングブーツ
コレクションのモデルとして活躍する「アルトン・メイソン」は、ロングブーツにデニムにインする当時を象徴したスタイルが光る。ピンヒールで野暮ったさを中和しているのがミソ。
タンクトップでヘルシーに肌見せ
ミニマルなトップスが流行した2000年代。タンクトップをヘルシーに着るのもムーブメントに。こちらは網目の粗さがこなれ感を演出したタンクトップを主役に抜擢。
ギンガムチェックで鮮度を格上げ
2000年当時、ギンガムチェックのセットアップをまとったファッションアイコンらが多く登場した。大人なら、こんなふうにトレンドの柄を1点取り入れると派手すぎなくて◎。
エフォートレスなカットオフデニム
こちらはカットオフ仕上げのデニムでナチュラルな空気感を晒すコーディネート。カジュアルになりすぎないように、ジャケットで引き締めているのがポイント。
カモフラージュ柄でとことん今っぽく
男らしい表情のカモフラージュ柄は、2000年代を代表する柄の一つ。存在感が抜群なので、ボトムや小物の色数を絞るとバランス良く仕上がる。
ジャケットにはアクティブなデニムで
コートの下に仕込んだジャケットがさり気なく品格を主張。ジャケットはストライプ柄で洗練された印象に。カットオフ仕上げのデニムで抜け感をプラス。
ミニマルなトップスでスタイルアップ
ゆとりのあるシルエットのトップスは丈が短く、2000年代を彷彿とさせる。あえてインナーを出すことでメリハリが生まれ、スタイルアップが叶う。
迷彩柄に抵抗があるならボトムで取り入れる
トレンドとはいえ、やや派手な印象があるカモフラージュ柄。大人が楽しむなら、ボトムで取り入れてみては。そうすることで主張が抑えられ、ナチュラルに着こなせる。
レギュラーフィットデニムで当時の空気感を演出
ワイドなシルエットのデニムも今年らしい印象でおすすめだが、当時主流だったのはややタイトなデニム。このデニムなら、穿くだけで一気に2000年代の空気をまとえるだろう。
大胆なダメージデニムは今でこそ
2000年代、味のあるウォッシュデニムやダメージデニムが好まれた。懐かしさと新しさを備えたこんなデニムは、まさに今の顔ともいえるアイテムだ。