おすすめのスタジャン16選。ストリートからハイブランドまで｜コラム

大人にも似合うスタジャン

スタジャンは「スタジアムジャンパー」の略語で、日本で生まれた造語。野球選手が防寒用としてベンチで着用していたことから、このように呼ばれるようになった。

本場アメリカでは、「アワードジャケット」「バーシティジャケット」などと呼ぶのが一般的だ。まずはスタジャンの基本や、クールなスタジャン選びのポイントを見ていこう。

【幅広いデザインのアイテムが展開】

スタジャンの基本デザインは、「ウールメルトンのボディ」「レザーのスリーブ」「ネック・袖口・裾のリブデザイン」「ワッペン・レター刺繍」。

野球チームのユニフォームを思わせるディテールが多く使われており、「野球選手の保温用アウター」というルーツをしっかりと感じさせるデザインとなっている。

とはいえ近年は、ベーシックなスタイルをよりスタイリッシュにアップデートしたデザインも少なくない。

ワッペンやレター刺繍を排除したもの、上質な素材を使ったもの、スリムフィットなシルエットのものなどは、スタジャンならではのスポーティーさが控えめ。そのため、大人にもはまるデザインが見つかる。

ベーシックなデザインのスタジャン

スタジャンを探すなら、まずはベーシックデザインを押さえよう。「1着あれば間違いなし」な定番スタジャンを紹介。

ヴィンテージライクなデザイン
ポロラルフローレンウールブレンドレターマンジャケット "マルチ"

アメリカントラッドの代表格、「Polo Ralph Lauren(ポロラルフローレン)」。スタジャンのデザインにも、お得意の端正なプレッピースタイルが反映されている。

ウールブレンドレターマンジャケットは、ウール混紡ファブリックで仕立てられたスタジャン。ストライプのリブやフロントのワッペン、スナップは、オーセンティックなスタジャンスタイルをそのまま踏襲している。

エンジ×ネイビーのカラーリングは、上品でエレガント。カジュアルなスタジャンコーデがきれいに決まることうけあい。

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本場のアメリカンベースボール
ニューエラメルトンバーシティージャケットニューヨーク・ヤンキース "ブラック"

スタジャンのオリジンを求めるなら、まずチェックしたいのが「NEW ERA(ニューエラ)」。MLBの公式キャップメーカーなら、オーセンティックなデザインが見つかる。

メルトンバーシティージャケットニューヨーク・ヤンキースは、メルトンのボディとシンセティックレザーのスリーブをそなえた、ベーシックなスタジャン。

スタジャンに取り付けられているパッチや刺繍は、全てヤンキースの歴史や偉業を示すもの。アメリカンベースボールのムードをしっかりと感じられるデザインは、スタジャンの王道といっても過言ではない。

モノトーンのカラーリングはどんなコーデにも合わせやすく、スタジャンコーデがスタイリッシュに決まる。

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ストリートブランドのスタジャン

カジュアルなスタジャンは、ストリートでも人気が高い。ストリートのムードをたっぷりまとった、クールなスタジャンを見ていこう。

躍動感のあるロゴデザイン
シュプリームモーションロゴバーシティジャケット "ブラック"

ストリートのメインストリームを生み出し続けるSupreme(シュプリーム)。ストリートカジュアルと相性のよいスタジャンは、ブランドの定番アイテムの一つ。

モーションロゴバーシティジャケットは、シュプリームの「モーションロゴ」が存在感を主張。残像のようにかすむブランドシグネイチャーに、シュプリームの尖ったセンスを感じられる。

スタジャンのデザインは、スリーブとボディが切り替えられていたり、袖・襟・裾にリブがセッティングされていたりとオーセンティック。大人のコーデに合わせるなら、ジャケット感覚で腕を通せるブラックがおすすめ。

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MLBワッペンで個性を主張
シュプリームニューエラメジャーリーグバーシティジャケット "ネイビー"

シュプリーム・ニューエラ・MLBのトリプルコラボによって生まれたスタジャン。ネックのブランドタグには三つのブランドネームが連なっている。

このジャケットの特徴は、ボディ部分のMLB球団ワッペン。所狭しと貼り付けられたワッペンは、インパクト抜群。いつものコーデにさらっと合わせるだけでキマってくれる。

バックにはシュプリームのロゴも入っているのもポイント。

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オーセンティックなデザイン
アベイシングエイプバーシティジャケット "ブラック"

A BATHING APE(アベイシングエイプ)のスマートな感性で生みだされた、オーセンティックなスタジャン。フロントにはブランドイニシャル「B」が大きくあしらわれており、レトロな魅力がたっぷり。

バックはブランドの象徴「APE HEAD」が存在感を主張し、アベイシングエイプの魅力を堪能できるデザイン。

上質なメルトンボディ×重厚なレザースリーブのベーシックなデザインは、大人のスタジャンスタイルにふさわしい一着。中綿入りで暖かいので、寒い季節に活躍する。

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クラシックな80年代スタイル
ステューシーティーティーエルバーシティジャケット "ブラック"

ストリートカジュアルを牽引する「Stussy(ステューシー)」、アフリカン・アメリカンのルーツをテーマとする「Denim Tears(デニムティアーズ)」、スウェーデンのファッションブランド「Our Legacy(アワーレガシー)」のトリプルコラボスタジャン。

スタジャンにあしらわれたさまざまなパッチワークやロゴには、それぞれのブランドのエレメントが贅沢に詰め込まれている。

80年代のムードを感じさせるクラシックなデザインは、今のムードにぴたりとハマる。ブラックのボディ×上質なクリームレザーの組み合わせもクール。

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上品なハイブランドのスタジャン

旬のファッションアイテムとして注目を集めるスタジャン。トレンドを生み出すハイブランドにも、さまざまなデザインがラインナップされている。カジュアルなスタジャンのイメージをくつがえす、上品なハイブランドのスタジャンを見ていこう。

スリーブのCDGロゴがおしゃれ
コムデギャルソン CDG スタジアムジャンパー "ブラック"

ワールドワイドな人気を集める、「COMME des GARCONS(コムデギャルソン)」。アヴァンギャルドな魅力がたっぷりのブランドは、ファッションアディクトたちから常に熱い注目を集めている。

CDG スタジアムジャンパーは、着回ししやすいシンプルなデザインが特徴。端正なモノトーンのカラーリングには、ブランドが持つスタイリッシュな世界観が反映されている。

リブやストライプを配置したベーシックなデザインだが、スマートでクールな印象は強い。スリーブ部分に入れられたCDGロゴもちょうどいいアクセントになっている。

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アイコニックなホースビット
グッチフェルトレザーボンバージャケット "ブラック"

ラグジュアリーブランドの中でも、とりわけストリートとの親和性が高いのがGUCCI(グッチ)。カジュアルの代表格といえるスタジャンも、グッチ独自の感性で上品＆エレガントなアイテムに昇華されている。

こちらは、フェルトのボディとレザーのスリーブを備えたベーシックなスタジャン。胸元のタグにあしらわれたホースビットが特徴で、グッチのアイデンティティを感じさせるアイコンは、シンプルなスタジャンにラグジュアリーなムードをプラスしている。

オーバーサイズすぎないジャストなシルエットで、大人にふさわしいコーデを作ってくれるはず。

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オーセンティックなイニシャル
グッチロゴ入りスタジアムジャケット "ブラック/ホワイト"

レザーのスリーブとウールのボディで仕立てられた、オーセンティックなスタジャン。リブにあしらわれたレッドラインがクラシカルなアクセントになり、オールドスクールのムードを感じさせる。

フロントには大きな「A」の刺繍があり、インパクト抜群。バックには「GUCCI」のブランドロゴもしっかりと入っており、上質さをさり気なくアピールできる。

身幅に沿うほどよいサイズ感は、カジュアルコーデをきれいに仕上げたいときにおすすめ。

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存在感があるデザインのスタジャン

「シンプルなスタジャンではつまらない」と感じる人は、ブランドの個性が発揮されたスタジャンをチェック。人気ブランドのラインナップから、特徴的なデザインやカラーリングのスタジャンを紹介する。

90年代へのオマージュ
ヒューマンメイドアンダーカバーラストオージー2 バーシティジャケット "ブラック"

ヒューマンメイドアンダーカバーラストオージー2 バーシティジャケットブラック画像

日本発のファッションブランド「HUMAN MADE(ヒューマンメイド)」と、「UNDERCOVER(アンダーカバー)」のコラボによって生まれたスタジャン。

バックに記された「LAST ORGY TWO」とは、両ブランドの代表を務める「NIGO」と「高橋盾」がかつて共同で運営していたショップのオリジナルブランドのこと。

ラストオージー2 バーシティジャケットは、90年代のアイテムをベースに再構築されている。端正でプレッピーなルックスは、90年代リバイバルに湧く昨今のトレンドにハマってくれる。

ホワイト×ブラックのシンプルなスタイルではあるが、スリーブのスターモチーフがいい塩梅のアクセントになっている。

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賑やかなグラフィカルデザイン
シュプリームダブルタップスバーシティジャケット "ブラック"

ニューヨーク・ストリートの代表「シュプリーム」と、裏原生まれのストリートブランド「WTAPS(ダブルタップス)」のコラボスタジャン。両ブランドのコラボは、2021年秋シーズンで2度目。

バーシティジャケットの魅力は、スタイリッシュなレッド×ブラックのコントラストカラー。フロントにはシュプリームとダブルタップスのブランドネームが記されており、レア度の高い仕上がりとなっている。

グラフィックが多用された賑やかなデザインは、ダブルタップスならでは。ニューヨーク×東京の強い個性を楽しみたい人には、特におすすめのスタジャン。

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大胆なスケルトンモチーフ
ネイバーフッド B.スタジアム / WCL-JKT "ブラック"

「NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)」は、東京・原宿生まれのストリートブランド。B.スタジアム / WCL-JKTは、ナンバリング付きの限定アイテムだ。

スタジャンの特徴は、フロント・バックにあしらわれたスケルトンモチーフ。ブラックの生地にホワイトのスケルトンが浮かび上がるデザインは、見る人に強烈なインパクトを与える。

個性的なルックスに対し、作りは極めてベーシック。ボディにはライトメルトン、スリーブにはレザーが使われている。

オーバーサイズすぎないほどよいフィット感で袖に手を通しやすく、大人が取り入れやすいデザインに仕上がっている。

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コーデュロイのツヤがアクセント
セントマイケルコーデュロイジャケット "ブルー"

ヴィンテージライクなデザインを得意とする「SAINT M××××××(セントマイケル)」。独特のセンスとこだわりで作られたアイテムは、ストリートの新定番として注目を集めている。

光沢感のあるコーデュロイ素材で仕立てられたクラシックなスタジャンは、裏地にはコットンフランネル生地が使用し、着心地も良い。

フロントが比較的落ち着いたデザインであるのに対し、バックは「微笑むピエロ」を刺繍で仕立てた個性的なデザイン。1度目にすると忘れられないルックスは、周囲に大きなインパクトを与えること間違いなし。

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スタジャンをカッコよく着こなそう

90年代のファッションがリバイバルしている今、スタジャンはカジュアルコーデの旬度を一気に高めてくれる。今シーズンの人気ブランドをチェックすると、さまざまなデザインのスタジャンがラインナップされている。

オーセンティックなスタイルを楽しみたいなら、メルトンのボディ×レザースリーブや、ワッペンやロゴがたくさん付いているデザイン、大人なスタイルに着こなしたいなら、ロゴやワッペンが付いていないものを選ぼう。

おすすめのスタジャン16選。ストリートからハイブランドまで｜コラム