ヴァレンティノ 2023年春夏コレクションを発表について
Valentino(ヴァレンティノ)は10月2日(日)、パリにて2023年春夏ウィメンズ・コレクションUNBOXING VALENTINO(アンボクシング ヴァレンティノ)を発表した。2023春夏ウィメンズ・コレクションについて
ショーの会場には、前コレクションを象徴とするピンク色を纏った来場者であふれた。近年の「ダニエル・リー」によるボッテガグリーンに続く、ヴァレンティノピンクと評されるのもそう遠くはないだろう。また、同コレクションはアーティスティック・ディレクターである「ピエールパオロ・ピッチョーリ」と「マリア・グラツィア・キウリ」により、人種や性別などの違いを超えた個人に焦点を当てるといったインクルーシブな考えから構成したという。アンボクシング、箱を取り除くということ。これは、箱からアイデアを取り出すことや人がもつ表面的な部分や構造を取り除くことで、その人の本質や根幹にふれるということを彼らなりに解釈したのではないだろうか。
ファーストルックで登場したのは、ヴァレンティノのアイコンである「V」ロゴを用いた新たなパターンTOIE ICONOGRAPHE (トワル イコノグラフ)だ。「V」ロゴは顔から足元まで配され、個人のアイデンティティの明確さを表現した。
なめらかな素材が肌との調和を叶え、まるで素肌かのような視覚的効果を生み出すことを可能にしたのは、アンサイズ ミー(UNsizeME)というジャージー素材だ。ニュートラルカラーの素材は個性を引き立て、フォルムを解放することで着こなしに自由さを加えた。
ヴァレンティノのヘリテージであるクチュールメゾンとしてのコードは、コートやパンツ、タキシード、オーバーサイズジャケット、アウターウェアなどのフォーマルウェアに落とし込まれている。また、刺繍やフェザー、ロマンティックなファブリックの組み合わせが都会的さを与え、現代的でスタイリッシュなテーラリングに昇華した。
プリーツやボリュームジャケット、カフタンシャツドレスなど、過去のコレクションに登場したヴァレンティノのシグネイチャーアイテムが数多く登場した。フェザー、スパンコールなどの刺繍を施したルックには、同ブランドのクラフツマンシップが存分に活かされたといえる。また、アクセサリーはさまざまなテクスチャーで再解釈され、ロコバッグやプレシャスなパンプスは新たなバリエーションを加えた。
引用元：PRTIMES
【ヴァレンティノとは】
ヴァレンティノは、1960年・イタリアで設立されたラグジュアリーブランド。「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」とビジネスパートナー「ジャンカルロ・ジャンメッティ」が、オートクチュールメゾンを開いたのが始まり。1962年の初コレクションから独特の感性で頭角を現し、ヴァレンティノならではの独創的かつ優美なデザインは高く評価された。芸術的と評される作品を数多く発表した「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」でしたが、惜しまれつつも2008年に勇退。その後は、「ピエールパオロ・ピッチョーリ」と「マリア・グラツィア・キウリ」がブランドを率い、ヴァレンティノの伝統と歴史・優美なエッセンスを引き継いでいる。▶︎ヴァレンティノのアイテム一覧ページを見る！
