フェンディ アイコンバッグ「バゲット」誕生25周年でファッションショー開催について
2022年9月、FENDI(フェンディ)はアイコンバッグ「バゲット」誕生25周年を記念したファッションショーをニューヨークにて開催した。ファッションショーは、フェンディのウィメンズウェア・アーティスティックディレクターである「キム・ジョーンズ」、フェンディのアクセサリー及びメンズウェア・アーティスティックディレクター「シルヴィア・フェンディ」に加え、MARC JACOBS(マーク・ジェイコブス)のクリエイティブディレクター「マーク・ジェイコブス」、女優の「サラ・ジェシカ・パーカー」、またブランドからTiffany & Co.(ティファニー)、Porter(ポーター)らが参加し、ショーを盛り上げた。
会場には、サラのほかメゾンと親交の深い女優「キム・カーダシアン」をはじめ、歌手でありモデルで女優の「グレース・ジョーンズ」、スーパーモデルの「ケイト・モス」、韓国でフェンディのアンバサダーを務める女優「ソン・ヘギョ」など、世界中からセレブリティが来場した。さらに、日本からはアーティストの「Awich」、動画クリエイター「kemio」、モデルの「大平修蔵」らが参列した。
FENDI(フェンディ)のアイコンバッグ「バゲット」とは
スニダンで「フェンディ ズッカ マンマ バゲット セミ ショルダー "ブラウン"」をもっと見るフェンディのアイコンバッグBAGUETTE(バゲット)は、90年代、アメリカのテレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の劇中で、主人公を演じた「サラ・ジェシカ・パーカー」が「これはバッグじゃないの、バゲットよ!(This is not a bag, it's a Baguette!)」というセリフを言い放ったことで人気に火がつき、一世を風靡した伝説的なバッグ。現在では単色のデザインや刺繍、ビーズを施したデザイン、フリンジが飾られたカントリー調のデザインなど、バリエーション豊かに展開されている。
ニューヨークにて開催されたファッションショーについて
バゲットの誕生25周年を祝った同コレクションは、「キム・ジョーンズ」、「シルヴィア・フェンディ」、「マーク・ジェイコブス」、ティファニー、ポーター、そして「サラ・ジェシカ・パーカー」によって特別さを増した。また、ポップカルチャーの歴史に確固たる地位を築く都市であり、「セックス・アンド・ザ・シティ」のロケ地でもあるニューヨークでの開催は、バゲットとのリレーションを強く感じさせた。時代や瞬間、また場所が持つスピリットとジオグラフィーからインスピレーションを得て、バゲットは常に進化をしてきた。それは、身に着ける人の喜びと祝福の感覚を大切にし、このアイコニックなアイテムに劣らないよう、作り手自身も常に変化を受け入れ革新性のあるクリエイションを生み出し続けたことに裏打ちされる。
同コレクションは、アップタウンとダウンタウン、ラグジュアリーと実用性、過剰さとリアリティーとの荒削りなロマンスを表現したという。バゲットと、そこからインスパイアされた服やアクセサリーは、歴史の一部を切り取るような象徴的存在であるとともに、現在まで脈々と受け継がれたブランドのヘリテージともいえるだろう。
フェンディ、マーク・ジェイコブス、ティファニー、ポーター、それぞれが表現したこと
フェンディは、「キム・ジョーンズ」が得意とするマイクロバッグが登場し、またバゲットをモチーフとしたポケットやパーカー、ゲートル、グローブ、ハット、スカート、セーターまでさまざまなアイテムが登場し、バゲット25周年の祝福を表現した。ゲートルはシルクサテン、パーカーは短く刈られたミンク、またグロッシーレザーで作られ、その下にはスパンコールとバイアスカットのシルクが層をなし、魅惑的なアール・デコ(ビジュアル アート時代)の輝きを加えた。対比や結合という両極端のなかで、贅沢さと艶やかな魅力がコレクション全体に満ちた。マーク・ジェイコブスは、過去の華美と現代の質素が対比され、きらびやかにして冷徹さのあるニューヨークの景観を反映したという。パラシュートトレーンスカート、バルーンバックのブロークンデニムジャケット、セロファンのオペラケープ、蛍光色のリサイクルファーのストールやハットなど、カジュアルとフォーマルが融合したアイテムが登場した。ラインストーンやシルバー、蛍光イエローのきらめきが全体に広がった。これは、ニューヨークの路上で散見されるガラスの建物正面や、作業員の安全ベストから着想を得たそう。それらは、バゲットがもつシルエットの華々しさと共通すると解釈され、多く取り入れられている。
ティファニーは、バゲットにスターリングシルバー、エナメル、クロコダイル、ホワイトゴールドやダイヤモンドを使うことで、これまでとは一線を画した貴重な形に生まれ変わらせた。ホワイトゴールドのバックルにはダイヤモンドが散りばめられ、ティファニーの「T」とフェンディの「F」のロゴが互いを引き立てている。艶やかなクロコダイルはティファニーブルーに染められ、またウェアにも同カラーを採用し両ブランドのコラボレーションを強調した。最も衝撃的なのは、スチップル仕上げ(表面に小さな波型模様を付ける塗装仕上げ)を施したスターリングシルバーのみで作られたという前代未聞のバゲットだ。ティファニーの職人たちが4か月かけて丹念に制作し、ユリとバラ、イタリア国花とニューヨーク州の花が刻まれている。これは、フェンディがイタリア国外で初めて結んだ「ハンド・イン・ハンド」のパートナーシップでもあり、ティファニーが誇る最高のクラフツマンシップの表れといえるだろう。
ポーターは、吉田カバンのメインブランドであり、日本有数のバッグブランドである優れた実用性を存分に表現した。耐摩耗性が高く、それでいて美しさとラグジュアリー感がにじむポーターの有名なボンデッドナイロンに、正確無比な日本のクラフツマンシップが加わり軽さと機能性が加えられた。
フェンディのアクセサリー及びメンズウェア・アーティスティックディレクター「シルヴィア・フェンディ」は、次のように語った。「このバッグをデザインしたのは特別な日でした。星占いによれば、それはフェンディの日だったのです。」
フェンディのウィメンズウェア・アーティスティックディレクターである「キム・ジョーンズ」は、次のようにコメントした。「今回のアニバーサリーのために、従来の“コレクション”を作ろうとは思いませんでした。これは、“バゲット”が 有名になった瞬間を祝福するものです。この記念すべきときは、唯一無二であり、楽しさにあふれたバゲットの特性がもつ自由な感覚と結びつけています。」
マーク・ジェイコブスのクリエイティブディレクター「マーク・ジェイコブス」は、次のように語った。「一言で言えば、フェンディローマ。まさにこの一言です!このフェンディローマは別世界なのだから…。そして二言で言えば、ザ・バゲット。ただのひとつのバッグ、そう、僕はアイコニックなバッグに尻込みするような質じゃないからね。」
引用元:PRTIMES
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