ニューバランスのおすすめモデル33選!ヘリテージからトレンドまで網羅|コラムについて
スニーカーシーンを牽引するブランドの一つ「New Balance(ニューバランス)」。
スニーカーヘッズはもちろん、ファッションシーンからも高い注目を集める。
本記事では、そんなニューバランスのおすすめモデル33足をご紹介。ニューバランスファンの方はもちろん、これからニューバランスを知っていきたい方もぜひチェックしてほしい。
ニューバランスってどんなブランド?
via:New Balance
100年以上も前、1906年にボストンで誕生した矯正靴ブランド「ニューバランス」。このブランド名は、『"新しい(new)、バランス(balance)"感覚をもたらす』というモットーに由来している。
同ブランドは、1970年代からランナーの絶大な支持を獲得。加えて、機能美に優れたプロダクトやファッションブランドとのコラボなどを通し、各年代のストリートシーンを彩ってきた。
2000年代からは感度の高いショップとのコラボモデルを積極的にリリース。2010年代には、ダッドスニーカーブームで注目を浴びることに。そして近年は、Teddy Santis(テディ・サンティス)のディレクター就任や人気コラボリリースが続き、改めて高い注目を集めている。
メンズもウィメンズも必見!モデルの選び方!
"さまざまな人に合うシューズ"を提供できるニューバランスプロダクトは、種類が豊富なことも魅力の一つ。
しかし、豊富なラインナップから自分にとって最適なスニーカーを選ぶのは、ニューバランス初心者の方にとって至難の業だろう。
そんな方のために「ニューバランスのモデルの選び方」を解説する。選ぶのに使える"品番の仕組み"や"スニーカーの種類"、"機能の詳細"を知っていこう。
◼︎これがスニーカー名?型番とアルファベットを知ろう
ニューバランスのスニーカー名は、他ブランドと違い、数字とアルファベットの組み合わせを使っている(例. 992、990V3)。
この番号はそれぞれ、"カテゴリー"、"モデル"、"特徴"を表していることを知っているだろうか。一体どのように英数字でスニーカー名を表しているか、各文字の意味を知っておこう。
【カテゴリー】
まず「カテゴリー」。カテゴリーは、品番の最前部に表記されており、シューズの作り(メンズ、ウィメンズ、ユニセックス)、または用途(ランニング、スポーツ)などを表す。
- M:メンズ
- W:ウィメンズやウォーキング
- U:ユニセックス
- R:ランニングやレブライトソール搭載(アジア製)
- S:スポーツ
- L:ライフスタイル
- T:トレイル
- CM:Mの廉価版(アジア製)
- など
【モデル】
次に「モデル」。
例えば、「992」、「2002」など、そのモデル名がそのまま品番になる。
各有名品番を振り返っていこう。
■992
ニューバランスブランド創立100周年の節目、2006年にリリースされたモデル。数々のラインナップの中でも人気を博す"900番台"の9代目モデルとしてリリースされた。スティーブ・ジョブズ氏など著名人にも愛されてきたスニーカーで、履き心地、ルックスともに高い評価を得ている。衝撃吸収性・反発弾性・耐久性に優れるミッドソール素材"ABZORB SBS(アブゾーブSBS)"や、スムーズな足運びをサポートするために硬度を変えた"TS2"、耐摩耗性に優れるアウトソール素材"N durance(エヌ デュランス)"など、当時の最先端テクノロジーを多数取り入れている。
■993
2008年にリリースされた992の後継モデル。992に似ているが、パーツにアメリカ国旗「星条旗」がデザインされているのが特徴(星条旗が施されていないモデルも存在する)。前作から機能面に大幅なアップデートを加えられたモデルであり、992に搭載されていたアブゾーブSBSの進化版"アブゾーブDTS"や軽量性に秀でるACTIVA(アクティバ)を採用し、もとより評価の高い履き心地を向上させている。
■990
※画像は990V61982年に初代モデル990V1が登場してから、バージョンを変え、今でも新モデルがリリースされている990。2022年には6代目モデルである990V6がリリースされている。「1000点中990点の性能」というキャッチコピーとともに、ランニングシーンやスニーカーシーンに大きな影響を与えてきたモデルで、新モデルを開発をするためにはニューバランス会長の許可が必要なんだとか。ちなみに、990V6にはこれまでランニングシューズで使われていたFuelCell(フューエルセル)ミッドソールが用いられている。
■550
2021年リリースのAime Leon Dore(エメレオンドレ)コラボで注目を浴びたモデル。1989年に誕生したクラシックバスケットボールシューズ「PRIDE 550」をベースにしており、同年代のバスケットボールシューズに代表されるローテクなデザインが特徴的。海外セレブの着用者も多く、ファッションシーンで高い注目度を誇っている。
■1300
1985年リリース。かの有名なラルフ・ローレン氏が「まるで雲の上を歩いているようだ」と評したモデル。ニューバランスの主要テクノロジー"ENCAP(エンキャップ)"を初搭載されたモデルとしても有名。1995年から5年刻みで復刻されるオリジナルカラーの1300や、ロープライスなエントリーモデル、アップグレード版のRC1300など、同モデルを中心に多くのバリエーションが展開されている。
■2002R
2020年リリース。2010年リリースの2002のアッパーと、権威あるランニング専門誌の受賞歴もある860のソールを組み合わせたハイブリッドモデル。デザイン性に優れた人気モデルでありながら、他ニューバランスモデルと比べると比較的安価なことでも知られており、エントリーモデルとしても人気を博す。N ERGY(エナジー)とアブゾーブを組み合わせたハイスペックなソールユニットで軽やかな履き心地を実現している。
モデルに関して、より詳しく知りたい方は、【コラム】ニューバランス初心者必見!576や990など人気モデルや歴史を紹介!をチェックしてみてほしい
【特徴】
最後は、「特徴」。
品番末尾には、そのモデルのカラーやバージョン、そしてコラボパートナーなどが表現した文字が記載される。
例えば、
991のグレーならばGrayの"G"(品番例:M991GL)
990V3ならば、V3の"3"(品番例:M990CP3)
スニーカーブディック「SNS」とのコラボ991ならば"SNS"(品番例:M991SNS)
このように、そのモデルの特徴が品番末尾に込められる。この末尾に関してはなんとなく法則性があるというだけで、どのような理屈でその文字、番号があるかは公開されていないので、意味合いを想像してみるのも楽しみ方の一つかもしれない。
◼︎抜群の履き心地!クッション性・ミッドソールの機能性
品番の仕組みを知ったところで、引き続き「ニューバランスのモデルの選び方」を知るために、ブランドの代名詞であるソールテクノロジーに関して見ていこう。
ここで一度"ソール"の意味合いをおさらい。ソールとは、スニーカー下部全体を指す言葉。各部位に名称があり、大きく「ミッドソール」「アウトソール」「インソール」に分かれる。
画像のモデル:ニューバランス M992GR "グレー"
では、ニューバランスのソールに搭載される代表的なテクノロジーを見ていこう。
素材(ミッドソール)
・ABSORB
列車の衝撃を吸収する素材から着想を得て開発され、ほぼ100%の衝撃吸収性と反発弾性を兼ね備える素材。主な搭載モデルは2002R。
・ABZORB SBS
ABZORBをグレードアップし、耐久性も兼ね備えたクッショニング素材。 主な搭載モデルは992。
・REVLITE
驚くべき軽さを誇り、クッション性、耐久性を兼ね備えている素材。主な搭載モデルは990V3。
・ACTEVA LITE
優れたクッション性と軽量性に加え、高水準の耐久性を兼ね備えたACTEVA(アクティバ)のグレードアップ版。主に990V4に搭載。
・N-ERGY
2000年代に登場し、優れた衝撃吸収性や反発性、耐久性を持つ素材。主に2002Rに搭載。
構造(ミッドソール)
・ENCAP
クッション素材を頑丈なポリウレタンで覆い、クッション性と安定性を両立したソールテクノロジー。主に990V3や992に搭載。
・ENCAP REVEAL
ENCAPよりアップグレードし、新採用クッション素材"ABSORB"が可視化されたソールテクノロジー。主にRC1300に搭載。
・ABZORB DTS
人間工学に基づいた構造をもとに、次の1歩を踏み出すのをサポートしてくれる高機能ミッドソール。主に993に搭載。
アウトソールテクノロジー
・N durance
アウトソールに搭載されるN durance(N デュランス)は、耐摩耗性を高めたテクノロジー。主に992、993、2002Rに搭載。
ちなみに、適切な足幅のサイジング"ウィズサイジング"をおこなうことで、より良い履き心地を得られる。詳細はニューバランス公式サイトをチェックしよう。
◼︎アメリカ?イギリス?アジア?生産国での違い
「ニューバランスのモデルの選び方」最後のポイントは、生産国の違いについて。ニューバランスは生産国でもスタイルに違いが表れる。主に知られているのは、アメリカ製(MADE IN USA)とイギリス製(MADE IN UK)だ。
作りの特徴や価格帯も変わるので、"生産国の違い"も選ぶ際に大きなポイントとなる。
アメリカ製(MADE IN USA)
製造モデル:M990シリーズ、M992、M993など
アメリカ製は、手作業が関わるほど凝った製造工程を実施しているシリーズ。ニューバランスのクラフトマンシップを感じられる人気モデルが多く製造されている。
イギリス製(MADE IN UK)
製造モデル:M991、M1700など
1982年、グローバル化に根差し、工場を設立したイギリス製プロダクトライン。英国の伝統的な革靴作りをスポーツシューズに落とし込むプロダクトを多く生産している。
アジア製
製造モデル:2002Rなど
アメリカ製、イギリス製が定価2〜4万なのに対し、アジア製は1〜2万とお値打ちモデルとなることが多い(例外モデルもあり)。多くのバリエーションがあることから、エントリーモデルとしても最適なラインとなる。
ニューバランス おすすめ33選
ここからはニューバランスが誇る多くのスニーカーから人気モデル33足を紹介する。
ニューバランスを長きに渡り支えてきたヘリテージモデルから、新進気鋭のファッションスニーカーまで、さまざまなバリエーションを見ていこう。
モデル:990V1 New Balance 990V1 "Gray"
主要テクノロジー:Vibram
生産エリア:アメリカ
1982年に生まれた「1000点中990点の性能」を持つ990シリーズの初号機「990V1」。当時、ランニングシューズとしては高価格の100ドルで発売されたが、高い性能から多くのランナーの心を射止めた。
レトロ顔なアッパーと、無駄のない洗練されたルックスが特徴。
モデル:990V2 New Balance 990V2 "Red/White/Navy"
主要テクノロジー:ABZORB、C-CAP、ENCAP、N durance
生産エリア:アメリカ
1998年にリリースされた「990V2」。990V1と比較してみると、15年以上リリース期間が空いたこともあり、多くのテクノロジーが搭載されたのが特徴となる。
Teddy Santis(テディ・サンティス)がディレクションを担当したメイド イン USAシリーズからのリリースも多く、後足部のミッドソールのフォルムを活かした多彩なカラーを展開している。
モデル:990V3 KITH × New Balance 990V3 "Steel Blue"
主要テクノロジー:ABZORB、C-CAP、ENCAP、N durance
生産エリア:アメリカ
990シリーズの中で特に注目度が高いモデルの一つ「990V3」。初めてリリースされたのは、2012年だった。
程よいデザイン性を持つルックスは、多くのコラボパートナーからも選ばれるほど評価が高い。ちなみにここで掲載したのは、ニューバランスとコラボを重ねるKITH(キス)とのコラボモデルだ。
モデル:990V4 JJJJound × New Balance 990V4 "Navy"
主要テクノロジー:ABZORB、ACTEVA LITE、ENCAP、N durance
生産エリア:アメリカ
2016年にリリースされた「990V4」。前作の990V3からマイナーチェンジしてリリースされたモデルであり、990V3と近しいデザインが多く採用されている。
前作と似ているモデルではあるが、比べてみるとNロゴがより細身になるなど、スタイリッシュ感を強めたモデルなのがわかる。JJJJound(ジョウンド)とのコラボでは、そのフォルムを活かしたワントーンのネイビーカラーがリリースされた。
モデル:990V5 SSZ × Akio Hasegawa × New Balance 990V5 "Gray"
主要テクノロジー:ABZORB、ACTEVA LITE、ENCAP、TPUパーツ、N durance
生産エリア:アメリカ
2019年にリリースされた「990V5」。履き口周りのフィット感を高めるTPUパーツが、デザインにも大きな影響を与えている。
990シリーズの新作発売に伴いリリース頻度は減っているが、依然としてファンは多い。それもあってか、2022年に発売されたSSZと長谷川昭雄によるトリプルコラボは即完売となった。
モデル:990V6 New Balance 990V6 "Gray"
主要テクノロジー:FuelCell、ENCAP、N durance
生産エリア:アメリカ
990シリーズ生誕40周年の2022年にリリースされた「990V6」。990V5から見た目、機能の双方に大幅なアップデートが加えられたモデルだ。
ニューバランスのランニングシューズに使われるFuelCell(フューエルセル)を搭載し、履き心地を向上。Nロゴは、他モデルでも人気を博す大きめのものを採用しており、モダンを追求したモデルとなっている。
モデル:991 JJJJound × New Balance 991 "Beige"
主要テクノロジー:ABZORB、C-CAP、ENCAP、N durance
生産エリア:イギリス(オリジナルモデルはアメリカ)
2001年に誕生した「991」。イギリス製としてリリースされる復刻モデルは、同エリア生産モデルらしく高級感のある素材を用いたモデルとなっている。
小さめのNロゴと流線的なアッパーデザインが特徴的で、足元に直線的な印象を持たせられる。掲載したのは、ジョウンドとのコラボモデル。
モデル:992 New Balance 992 "Gray"
主要テクノロジー:ABZORB SBS、ENCAP、N durance
生産エリア:アメリカ
近年のニューバランス復刻プロダクトを代表すると言っても過言ではない「992」。ダッドスニーカーブームの時にも注目を集めたモデルは、リセール市場でも価格が高騰している。
モノに強いこだわりを持つスティーブ・ジョブズ氏が愛用していただけあって、デザイン・機能ともにハイクオリティ。オリジナルカラーのグレーは、リリースされるたびに争奪戦を引き起こしている。
モデル:993 New Balance 993 "Gray"
主要テクノロジー:ABZORB TDS、ACTIVA、N durance生産エリア:アメリカ
次に紹介するのは「993」。前作"992"の進化版モデルで、エメレオンドレとのコラボなど、さまざまなスペシャルプロダクトでも注目を集める。
992と比べると、軽量性が向上しているのが特徴。もし992の重さが気になるなら、デザインが似ている993を試してみては。
モデル:996 Frank Muller × New Balance 996 "Gold"(トート付き)
主要テクノロジー:ENCAP
生産エリア:アメリカ、アジア
ニューバランスを代表するシューズ「996」。メイド イン USAのハイエンドなものからアジア製のエントリーモデルまで幅広いラインナップを実現している。
シンプルなルックスは、鮮やかなカラーやスペシャルデザインがよく映える。時計ブランドFrank Muller(フランク・ミュラー)とのコラボでは、同時計プロダクトの文字盤や高級感がシューズで表現された。
モデル:998 KITH / Ronnie Fieg and the Frank Lloyd Wright Foundation × New Balance 998 "Aloe Wash/Apricot Buff"
主要テクノロジー:ABZORB、C-CAP
生産エリア:アメリカ
1993年にリリースされた「998」。2023年で生誕30周年を迎えたこともあり、復刻リリースの勢いを強めている。
角張ったパーツによって、メリハリがはっきりしているアッパーデザインを持つ。キスとのコラボではそのアッパーパーツをそれぞれのカラーに分け、より複雑な表情を持つシューズに仕上げた。
モデル:920 PAPERBOY × BEAMS × New Balance 920 "Grey"
主要テクノロジー:ABZORB、ENCAP、N durance
生産エリア:イギリス
異なる二つのモデルを融合させることで生まれた「920」。990V3のソールユニットを採用することで、900番台らしさを表現している。
Nロゴが浮き出たような独特なアッパーデザインをもち、全体に使われたメッシュ素材がレトロ感を引き立てる。BEAMS(ビームス)とPAPERBOY(ペーパーボーイ)とのコラボでは、"水"に着想を得たカラーで同モデルを彩った。
モデル:2002R New Balance 2002R "Gray"
主要テクノロジー:N-ERGY、ABSORB、N durance生産エリア:アジア
近年のスニーカーシーンに多大なる影響を与える「2002R」。2000年代ファッションの流行も重なり、多くのユーザーに愛用されている。
2002Rは、もともと評価の高い"2002"のアッパーに、機能性の高いソールを取り付けたハイブリッドモデル。また、オリジナルカラーのオリーブがかったグレーカラーなど、多くの点が他ニューバランスモデルとの違いを演出している。
モデル:1906D New Balance 1906D Protection Pack "Drak Gray"
主要テクノロジー:ABZORB、N-ERGY、ACTEVA LITE、STABILITY WEB、N durance
生産エリア:アジア
2010年に登場したオリジナルの"2002"のパフォーマンスモデルだった"1906"をベースに、ソールをアップデートした「1906D」。
2002Rに続くようにリリースされた同モデルは、フューチャリスティックなルックスからファンが後を立たない傑作モデル。2002Rでも展開されたProtection Pack(プロテクション パック)含め、多くのカラーが注目されている。
モデル:860 Aimé Leon Dore × New Balance 860V2 "Green"
主要テクノロジー:ABZORB、N-ERGY、ACTEVA LITE、STABILITY WEB、N durance
生産エリア:アジア
2011年に発売されたパフォーマンスランニングシューズ「860」。同モデルは、権威ある米ランニング誌での受賞歴があることで知られている。
粗めのメッシュアッパーによって、軽量性とクラシックなランニングシューズスタイルを両立。テディ・サンティス率いるAimé Leon Dore(エメ レオン ドレ)とのコラボでは、色鮮やかなパーツを用いたモデルがリリースされた。
モデル:1300 Levi's x New Balance 1300
主要テクノロジー:ENCAP
生産エリア:アメリカ・アジア
かのラルフ・ローレン氏が、"雲の上を歩いているよう"と評した「1300」。ちなみにこの名は、1985年のオリジナルモデルが130ドルで発売されたことに由来している。
別名「スニーカー界のロールスロイス」と呼ばれるほど高品質である1300は、アメリカ製モデルとアジア製モデル含む多くのバリエーションが特徴。デニムブランド"Levi's(リーバイス)"とのコラボでは、ベースモデルにアメリカ製である「M1300CL」が採用された。
モデル:RC1300 Kith / Ronnie Fieg × New Balance RC1300 10th Anniversary "Antler"
主要テクノロジー:ABZORB、ENCAP REVEAL生産エリア:アジア
前項の"1300"をベースに、ENCAP REVEAL(エンキャップ リビール)を融合した「RC1300」。1300よりもソールの凹凸がはっきりしていることで、スニーカーとしての主張を強めたモデルだ。
キスとのコラボでは、Nロゴ内にキスのロゴをエンボス加工するなどの凝ったデザインと、キスらしい淡いカラーをアッパーに採用。ニューバランスとキス、双方のファンが納得するモデルに仕上がっている。
モデル:1500 PAPERBOY × BEAMS × New Balance 1500 "Grey"
主要テクノロジー:ENCAP
生産エリア:イギリス(オリジナルはアメリカ製)
1989年に、"1300"の後継機種としてリリースされた「1500」。1300と並び、多くのファンがいる1000番台の名作として知られている。
992、993などに代表される"小さめのNロゴ"の走り的なモデルであり、同ロゴがアッパーに直接刺繍されているのが特徴。先に紹介した920と同じく、ペーパーボーイとビームスが関わるトリプルコラボがリリースされている。
モデル:574 Stone Island × New Balance 574 Legacy "Green"
主要テクノロジー:ENCAP
生産エリア:アメリカ、アジア
ブランドを代表するロングセラーモデルの一つ「574」。500番台の名作"576"をベースにロープライスを実現したモデルで、"世界各国で履かれているニューバランスモデル"として知られている。
こちらのモデルもバリエーションが多く、近年はアジア製のモデルの活躍が際立つ。今回掲載したのは、574のソールやデザインに変更を加えた574 Legacy(レガシー)とStone Island(ストーンアイランド)のコラボモデル。
モデル:580 Stray Rats × New Balance 580 "Dark Moss"
主要テクノロジー:C-CAP、ROLLBAR
生産エリア:アジア
1990年代後半から2000年代初頭に巻き起こった裏原ブームで注目を集めた名品「580」。2022年、同モデルが当時の装いで復活を果たしている。
丸みのあるデザインを持つ同モデルは、遊び心のあるスニーカーコーデにピッタリ。2000年代初頭に多くのコラボを実施しており、2022年にもサブカルチャーをテーマにStray Rats(ストレイ ラッツ)とコラボを果たしている。
モデル:610 Joe Freshgoods × New Balance 610T Beneath the Surface "Latte"
主要テクノロジー:ABZORB、N durance
生産エリア:アジア
2011年に登場したエントリー層向けのトレーニングシューズ「610T」は、アウトドアライクなラギッドなソールが特徴的なモデル。
近年のトレンドであるアウトドアファッションにピッタリなモデルは、洗練されたデザインによって、プレッピースタイルなど上品なコーデの外しアイテムとしても活躍できる。2023年には、Joe Freshgoods(ジョー・フレッシュグッズ)とのコラボモデルがリリースされた。
モデル:550 Aimé Leon Dore × New Balance P550 Basketball Oxford "White/Green"
生産エリア:アジア「550」は、1980年代にリリースされていたレトロバスケットボールシューズをベースにしたモデル。小さめのNマークや、レトロさを助長するレザーアッパー、1980年代のバスケットボールシューズらしいローテクなフォルムなど、他ニューバランスモデルと一味違う魅力を放っている。
ハリウッドセレブの着用が目立つモデルであり、感度の高い業界人からの評価も高い。同モデルリリースの走りとなったエメ レオン ドレとのコラボモデルは、どのカラーも人気を博している。
モデル:650R Aimé Leon Dore × New Balance 650R "Red"
生産エリア:アジア前項の550のハイカットバージョン「650R」。550と同じくレトロさ際立つルックスから多くの注目を集めている。
ローカットと比べ、より着用時の存在感を強めたモデルであり、スニーカーコーデで足元をアピールしたい人におすすめ。こちらも、550と同じくエメ レオン ドレとのコラボモデルが有名だ。
モデル:530 New Balance 530 "White/Silver"
主要テクノロジー:ABZORB生産エリア:アジア
Y2Kファッションのトレンド入りによって、注目を浴びることとなった「530」。2000年代に登場したフィットネスランニングシューズがベースになっている。
曲線を活かしたアッパーやメッシュ素材が売りの同モデルは、女性を中心に人気を博している。韓国ファッションでも注目を浴びているようだ。
モデル:725 New Balance ML725P "Gray"
主要テクノロジー:ABZORB、C-CAP、N durance生産エリア:アジア
こちらもY2Kファッションに映える一足「725」。2000年代のライニングスタイルを汲んだデザインで、レトロさと近未来感を共存させている。
アッパーに位置する小さめのNロゴは、波打つアッパーパーツを際立たせる。ブランドを代表するカラー"グレー"を採用した725は、同モデルの特徴を活かし、さまざまな色味のグレーを組み合わせている。
モデル:327 Casablanca × New Balance 327 "Monogram"
生産エリア:アジア1970年代のニューバランスを代表する"320"、"355"、"Super Comp(スーパーコンプ)"からインスパイアされて誕生した「327」。レトロなフォルムと、大きめのNロゴに代表されるモダンなデザインを組み合わせている。
ヒールまで迫り上がったラギッドなソールが特徴的で、着用時の後ろ姿も様になる。ラグジュアリーストリートコーデにもってこいなCasablanca(カサブランカ)とのコラボモデルがおすすめ。
モデル:57/40 New Balance 57/40 "Steel Blue"
生産エリア:アジア先に紹介した"574"をベースに、90年代の流線的なイメージを融合させた「57/40」。ウェービーなソールと大きめのNロゴで圧倒的な存在感を誇る人気モデルだ。
ボリューミーなシルエットは、ニューバランスらしくないスニーカーをお探しの方にもおすすめ。カラーバリエーションも豊富で、掲載したようなレトロカラーから色鮮やかなカラーまで、個性的なラインナップを実現している。
モデル:XC-72 AURALEE × New Balance XC-72 "Camel"
生産エリア:アジア1979年に登場した"Three of the Best(スリー オブ ザ ベスト)"と題されたキャンペーン広告をデザインソースにした「XC-72」。同広告では、トレイルシューズの"375"、クロスカントリーシューズの"XC15"、ランニングシューズの"620"の3モデルがフィーチャーされていた。
XC-72は、ヘリテージの要素を取り込みながらもモダンに仕上げた一足となっており、大きめのNロゴによって先に紹介した"327"や"57/40"との関連性も感じさせる。AURALEE(オーラリー)とのコラボでは、ワントーンのレザー素材を用い、角ばったスクエアトゥなどXC-72のアイコニックなフォルムを活かしたモデルをリリースしている。
モデル:9060 Joe Freshgoods × New Balance 9060 Inside Voices "Penny Cookie Pink"
生産エリア:アジア1990年代と2000年代を彩った"990"と"860"を融合させ、モダンな趣向を凝らした一作「9060」。立体的なソールや、デザインソースの各モデルを感じさせる"異素材を組み合わせたアッパーデザイン"が特徴的。
2022年にリリースされてから注目度をじわじわと上げているモデルであり、インラインからコラボモデルまで、多くのモデルが人気を博している。おすすめは、9060のファーストリリースモデルであるジョー・フレッシュグッズとのコラボモデル。
モデル:NM1010 Poets × New Balance Numeric Tiago Lemos 1010
主要テクノロジー:FuelCellミッドソール、FantomFit、N durance生産エリア:アジア
ニューバランスとしては珍しいスケートボードシューズの「NM1010」。ブラジル出身のプロスケーター"Tiago Lemos(ティアゴ・レモス)"氏のシグネイチャーモデルとなる。
これまで多くのランナーを支えてきたニューバランスらしく、プロアスリートのニーズに応えるモデルで、スケートボードをする想定はもちろん、ストリートシーンに映える一足に。Poets(ポエッツ)とのコラボモデルでは、シンプルなカラーに毛足の長いスウェードを組み合わせ、味のあるデザインに仕上げた。
モデル:Warped Runner New Balance Warped Runner "Grey Matter"
主要テクノロジー:FuelCell生産エリア:アジア
2023年夏に登場した、ライフスタイルとランニングシューズを融合させた革新的なデザインの新型モデル「WRPD Runner(ワープドランナー)」。
ミッドソールには、反発弾性に優れたFuelCellを採用しており、現代のテクノロジーとモダンかつ未来的な要素を組み合わせた画期的なデザインになっている。 淡いグレーのスウェードとメッシュアッパーを組み合わせで、ニューバランスらしい日常使いにも馴染むカラーリングも魅力だ。
モデル:1080 New Balance Fresh Foam X 1080 "Black"
主要テクノロジー:Fresh Foam、Ndurance生産エリア:アジア
ランニングシューズ「FRESH FOAM X 1080」のライフスタイルモデル。
クッション性と軽さに加え、反発性を加えたミッドソールと、アッパーのフィット感が快適な履き心地を実現。普段のコーディネートに合わせやすいベーシックなカラーリングで、ロングジョグから日常使いまで幅広いシーンで活躍するだろう。
モデル:991V2 New Balance 991V2 "Rosewood"
主要テクノロジー:FuelCell 生産エリア:イギリス900番台シリーズの中でも人気を誇る、イギリス製モデル991。その発売から20年以上の時を経て復活した「Made in U.K. 991 V2」。
ニュアンスカラーを採用したカラーリングは、淡いトーンで品の良さを出しながらも、コーディネートのアクセントに。アッパーデザインをアップデートし、軽さとクッション性に優れた利便性に長けた一足に仕上がっている。
やっぱり履き心地?実際に履いた方のレビューをご紹介!
ここまで紹介してきたように、多くのモデルが異なる魅力を放つニューバランス。
最後に、ストリートシーンで特に注目を集めてきた3モデル(2002R、992、990V3)のユーザー投稿をチェックしていこう。
■2002R
まずは、2002Rの投稿をチェック。
スニダンユーザー様の声
当時よりスペック落ちでもさすがNBの履き心地。
個人的にM992よりこのモデルの復活を待ってました
カーゴパンツでミリタリー感を演出した足元コーデの投稿。
投稿内で言及されている「当時」というのは、アメリカ製の2010年リリースモデル「2002」のことだ。
2002は、2020年にロープライスのアジア製「2002R」に生まれ変わっているが、他投稿でも2002Rの履き心地の良さに言及するものが多かった。(2020年リリースの際に、ソールテクノロジーの変更など随所に変更点が見られる。完全復刻ではないことを覚えておこう。)
スニダンユーザー様の声
これはなんとかゲットしました
2002はこれで4足目なのですが、履き心地良好なので買ってしまいます(4足が大したことないくらい揃えてる方がチラホラいらっしゃいますね…すごい)
"プロテクションパック"のブラックカラーについての投稿。
4足買ってしまう気持ちがわかってしまうほどの秀逸なデザインだ。
■992
次は、復刻毎に即完売を連発する992を見ていこう。
スニダンユーザー様の声
NEW BALANCEデビューしました!
メチャクチャ履き心地いーですね!!それに街でNB履いている人の『N』が気になり出して『N』だけでどのモデルか予想して心の中で遊んでます。
因みに画像はシューレース変えてます。
ニューバランスデビューが992という羨ましい投稿。
本投稿では、履き心地のよさはもちろんのこと、Nマークでの遊び方に言及している。Nマークでどのニューバランスモデルかわかるようになったら、間違いなくニューバランスヘッズと言えるだろう。
■990V3
最後は、コラボモデルも人気を博す990V3に関する投稿をチェック。
スニダンユーザー様の声
すごく晴れた陽気におろしました〜!
安定のv3で履き心地最高です
投稿にある「安定の」という言葉に990V3の良さが全て表れている。「安定の」履き心地、「安定の」デザインなど、各面から信頼がおけるモデルだ。
また、この投稿画像は、写り具合で変わるスウェード素材の色味がわかりやすい。ジョウンドコラボの990V3を狙っている方は、参考にしてみては。
おわりに
多くのモデルが人気を博すニューバランス。
それらから「おすすめモデル33選」を紹介してきたが、どれかお気に入りのモデルは見つかっただろうか。
履き心地もデザイン性もハイクオリティなニューバランスプロダクト。ぜひこの機会に、自分にとってピッタリなニューバランスモデルを見つけてみよう。
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