ナイキ エアシップへのあーっすさんの投稿

履き込み系の話です。ちょっと長いです。
手入れ用具とレースの事とか書いてみます。

85の頃からかれこれ3年ちょっとこんな事ばかりやってますが、少しでも参考になれば。
履き込み、育成、言い方はなんでもいいですけど、やっていることは同じようなことかと思います。
基本的にはただただ履くだけなのですが。
それでも少しでも長く履いていきたいということで、色々試行錯誤してきました。

個人的なやり方で、靴に対して良いことなのかどうなのか。
それは今回は無視します。　あくまで参考ということで。

順を追って書いてみますね。
新品スタートという前提です。（経年劣化している可能性がある、ヴィンテージのデッドストック等は含みません）

まず、箱出ししたらタグ類捨てて、箱捨てて。（これはご自由に）
レースを通す前に全てのコバに綿棒でオイルなりクリームなりを塗布します。
その後レースを通すのですが、いきなりキツめに通して絞り上げると後悔します。
いきなり絞り上げると、面積の広い面（甲や側面）に要らない不自然なシワが入ることがあります。
85なら甲に縦皺もしくは、縦方向の隆起。
これは早くレース緩めてください。クセが定着したら復帰させるのが面倒です。

レース通したら足入れてその場で足踏み。
少しレースが弛むようなら、締め上げ。
外に出て軽く2〜3キロ歩きます。
徐々にレースがたわむはずです（革が少し馴染むからレースがたわむはず）
そこでさらに締め上げていきます。これを帰宅する道程で何度か繰り返します。

帰宅して最初に柔らかめのブラシ（馬毛、ナイロン等）で埃や汚れをはらいます。
その後、初日なのでじっくり眺めて浸ります。

この初日に履いた感覚を覚えておきます。
少しサイズ的に大きいかな？とか、中で足の部分部分に何か違和感あるかな？とか。

次に履くときにその感覚が同じであれば、インソール入れるとか厚手のソックス等で足にフィットさせます。
あとは来る日も来る日も履き倒します。

そこそこ馴染んできたら、インソール追加してるならインソール抜き。
ある程度のところまで行くと、さらにレースを絞れるはずです。
ここで初めて「ギュン締め』です。

ギュン締めしたら、同じように来る日も来る日も・・・という具合です。
これを1ヶ月も続ければ、そこそこ見れる状態になるはずです。


で、手入れについてですが、ここからは人ぞれぞれあると思いますので、僕のやり方をざっくり書きます。
正解とか不正解とか、そういうのは忘れてください。　自己満が基本なのでｗ

道具
・馬、豚、ナイロン　のブラシ
・歯ブラシ（ふつう、柔らかめ）
・綿棒
・マスタングペースト

先述の通り、帰宅後に柔らかめのブラシで埃を落とします。
豚毛ブラシでブラッシング。　これだけで十分表情変わります。（毎日やってますがｗ）

新品の時、レース交換する時やレースを外す機会がある時、また日々の手入れ時に
コバに綿棒でオイルを塗布してます。
多めに塗布して、はみ出した余剰分をブラシでアッパーに広げながら薄く伸ばします。
マスタングペーストの性質上、室温が高いと容器の中でゆるゆるな状態になるので、コバへの塗布時に楽です。

こんな感じで日々のメンテナンスというか、自己満手入れをしてます。
オイル塗布はたまに。ブラシは毎日かけてます。

とはいえ、毎日犬の散歩メインなので汚れます。
先日1回目の洗濯をしました。

85の時も定期的に洗ってました。
これが良いことかどうかは、自己判断でお願いします。
水に濡れるので、革質は変化します。　極端にいうとシルエットも変わります。


ちょっと話戻してギュン締め。
人それぞれ、足の形が違うので状況は変わると思います。
僕は甲低/幅狭です。　逆の足型の人もいると思いますので、参考になるかわかりませんが。

付属レースは僕には長すぎるので、履き込みする靴に合わせてレースの長さを選定します。
エアシップは8穴で付属レースだと僕には長すぎました。
最初に140で履いてましたが、締め上げるにつれ、長すぎで地面にレースの先がついてしまいます。

結果、120が今の所絶好調です。
レースは履き込み中に何度か交換します。
汚れが落ちなかったり何だりで。
その度に高価なレースは勿体無いので、安くて締め上げに適したレースを選びます。

行き着いたのが、コロンブスの普通の白レース。
今現在はワークマンの入れてますが、コロンブスの方がシャキッとしてて色合いも良かったです。

先日届いた黄色にACTIKAとかいうメーカーの入れてますが、硬すぎですｗ
悪くはないですが、初期段階で入れてしまうと、締め上げの繰り返しがしんどいです。
このレースはある程度、馴染んでレースの締め上げが決まったら最適だと思います。
緩みも少なく、見た目も普通なので履き込み系の人には好かれると思います。
ただ、初期は向いてないかなと僕は思いました。

コロンブスは、適度な硬さと適度な伸びがあり、初期段階での締め上げの繰り返しは最適だと思います。
締め上げても弛まず、かといって追い締めのストレスもありません。
よくできたレースだと思います。

初期はコロンブス、ワークマン。
定着したらACTIKA。
今の所、そんな感想です。

長々書きましたが、個人レベルの自己満の手入れと履き込みです。
人により違う方法が良いこともありますので、「こんな奴いるんだ」くらいで。

ちなみに僕は履き込み中は足にアザできますし、普段痛くならないすじが痛かったり違和感でたりしてます。
なので、皆様におかれましては、決して無理せず楽しんでくださいませ。


シップ会 議事録