2022/01/25

NIKE文化遺産シリーズ
伝説的AF1 Ueno Sakuraとリリース後の神話的ストーリー

日本のスニーカー文化がアメリカのシーンとはまったく対照的であることは否定できません。

アメリカには東と西でそれぞれ文化が異なりこれら2つの異なる地域としてのエアフォース1のバックボーンが存在します。
本日はそんなアメリカにおける日本の名作のあり方と神話的伝説についてお話したいと思います。

皆様も良くご存知である日本の歴史的傑作とも言えるAirForce 1 Low'Ueno Sakura '

2005年3月26日に上野地区のTier0アカウントのスニーカーショップのみでリリースされた本作は、MITA SNEAKERSからの依頼によりSNEAKER WOLF氏がデザインを手掛け、アッパーにレーザーエッチング方式を採用し、日本の国花である桜の花びらをあしらいヒールサイドには“UENO”刺繍が施され、スライド式の木製BOXは下町生産となり"東京上野“ “日本"を象徴する 1足となりました。

定価も23,100円と当時の他モデルと比較すると非常に高額なモデルにも関わらず台湾メイドの非常に高い質感のレザーとため息が出るほど美しいデザインの仕上がりに、極少数限定リリースが合い重なり日本のみならず世界的名作の座に上り詰めました。

そしてその伝説的なリリースから4年後の2008年、NIKEは史上最高のエアフォース1を本国アメリカにて投票形式にて決定し見事1位を獲得したモデルを復刻販売するという一大プロジェクトを発案しました。

1Vote プロジェクトの始動です。

もちろん、最も素晴らしいエアフォース1のファンダムを誇る3つのアメリカの都市、ニューヨーク、フィラデルフィア、ボルチモアは各地域意見が異なるため、これらの都市はそれぞれに地域に合わした独自のモデルの投票を行いました。

日本からのエントリーは、リネン、HTM新潟復興支援モデル、藤原ヒロシ監修のF&F 百瀬塾、etc...
そして本作Ueno Sakuraがエントリーされました。

このUenoがエントリーされた地域がボルチモアとなり、当然のことながら、Uenoは、歴史上3つの最高のエアフォース1の1つと見なされました。

(ボルチモアはUeno, フィラデルフィアはマークスミスレザー、ニューヨークはスタッシュ)

そしてボルチモアの市民の参加報酬として、エアフォース1 Ueno は非常に限られた足数のみボルチモアの指定のTier0アカウントで再リリースされました。

あの伝説的モデルがアメリカで再販?!

そうなのです。この時点で事実上本作品はCO.JP(日本限定)ではなくなりました。


販売足数が200足から500足と言われる所以はここに有ります。

いずれにせよ、ボルチモアの人々は本作品の価値やバックボーンを正しく理解しUenoは歴史上最もクリエイティブなエアフォース1のひとつであると人々に認識されるようになりました。

日本が誇る歴史的名作スニーカーがアメリカ本国の作品を抑えて世界トップ3の座を獲得するという異例の出来事はもはや伝説的とも言え、我々日本人が心から誇れる名作は、後世に残すべき日本の宝であると私は思います。

☆ 生産足数
 200足〜500足前後

☆ メーカー販売価格
 23,100円

☆二次流通価格
 500,000円〜600,000円

NIKE文化遺産シリーズ
伝説的AF1 Ueno Saku NIKE文化遺産シリーズ
伝説的AF1 Ueno Saku

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