ミュージシャンたるもの、自身の作品はもちろんスタイリングにも一家言あるはず。心地よいメロディと、自分らしくいられる服。その二つは、表現者にとって切っても切り離せないものかもしれない。そんな独自の感性を持つアーティストをゲストに迎え、お気に入りのファッションと音楽へのこだわりについて語ってもらうこの連載。第13回は、ORANGE RANGEのRYOさんが登場。
Profile
RYO(ORANGE RANGE)
5人組バンドORANGE RANGEのボーカル。同バンドは2003年にシングル『キリキリマイ』でメジャーデビューし、「ロコローション」や「花」を収録する2ndアルバム「musiQ」は300万枚の大ヒットを記録した。 2025年にソニーミュージックと再契約し、「イケナイ太陽」がリバイバルヒット、同年末には19年ぶりにNHK紅白歌合戦へ出場。2026年には結成25周年を迎え、6月3日にDAZNサッカーアンセム「1000%」を配信リリースした。
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about MY STYLE|普段着・衣装問わず愛用するアロハブロッサム
─ Q1. はじめて自分で服を買ったのはいつ?
RYO: 小学生のときに沖縄市・コザのゲート通りで、当時人気だったストリートブランド風のキャップを買いました。自分たち40歳くらいの世代は、みんな小中学生のときに親からお小遣いをもらって、ゲート通りの店で服を買うのが遊びの目的みたいになってましたね。最初は5,000円って言われたのが、値切っていったら1,000円になったりするんです(笑)。
─ Q2. 最近買ったファッションアイテムは?
RYO: 最近はキヨサクさん(MONGOL800)のブランド「Aloha Blossom(アロハブロッサム)」の服を買うことが多いですね。ハワイアンテイストなデザインが気に入っているのはもちろん、先輩としても大好きな人なので。去年辺りから普段着としてもステージ衣装としても着てます。俺が着てるのを見て買ってくれたファンの方もいるみたいで嬉しいです。
─ Q3. いつもどこで服を買うことが多い?
RYO: 地元・沖縄のイオンに入っている古着屋ですね。どんどん店舗がデカくなっていて、置いてるものも良いんですよ。それと、去年くらいから沖縄市池原の「DIGDUG(ディグダグ)」という古着屋にも行ってます。基本的にキヨサクさんのアロハブロッサム以外は古着ばっかりで、ネットでは買わずいつも歩いて探しにいきます。実際に着てみてしっくりこないと信用できないタイプなので(笑)。
─ Q4. 今まで買った中で、最も気に入っているファッショアイテムは?
RYO: 今のヘアスタイルにしてからずっと着けているヘアバンドです。髪の根元が伸びてくるのでヘアバンドを探していたところ、イオンの敷地内にある「アメツチテラス」という店で見つけました。自分の頭の形にばちっとはまり、本当に気に入ってずっと使っています。
─ Q5. 「次に狙っているファッションアイテム」や、気になっているブランドは?
RYO: 自分があまりブランドに詳しくないので、この取材が決まってからスタイリストさんに聞いてみたんですよ。すると、「Y-3(ワイスリー)」と「NEEDLES(ニードルズ)」を着たときにしっくりくることが多いらしくて。スタイリストさんはブランドを固定せず毎回いろいろな服を用意してくれるんですが、その中から着心地で選ぶと結局この2つのブランドになることが多いみたいなんです。いっぱいある中からそれを選んでるってことは好みなんだと思うので、次からは気になったものがワイスリーやニードルズなのかチェックしてみようと思います。
about MY SOUND|アスリートが抱えているシリアスな気持ちや陰の部分を表現
─ Q1. DAZNのサッカーアンセムとして書き下ろした新曲「1000%」はどんな楽曲?
RYO: みんなでわっと盛り上がりつつも、葛藤といった深い面も入っている楽曲ですね。曲自体はメンバーのNAOTO、HIROKI、YAMATOが最初にメロディラインを作っていて、誰もがすぐ覚えて歌えるようなものを意識したと言っていました。最初に皆が歌えるようにめっちゃ広げた曲の中に深みを出すため、ちょっと沈んだパートを入れ込んで葛藤や苦悩などを表現しようということになり、1番のサビが終わった後の音数が減る部分の歌詞を俺が書いたんです。
─ Q2. 「1000%」で一番気に入っている歌詞やフレーズは?
RYO: 出だしの「Udada, Udada」ですね。最初にデモをもらったときから既にあったんですけど、聴いた瞬間に"おお!"と思いました。どこかアフリカンな雰囲気があって、本来ならあの音に合わせて自分もラップをしたかったぐらいです(笑)。
─ Q3. 今作で最もこだわった部分は?
RYO: 葛藤を表現したパートの歌詞ですね。自分は"ドーハの悲劇"世代なので当時のことを思い出し、そこからずっと繋がって今がある日本代表をイメージしてリリックを書きました。2006年のテーマソング「チャンピオーネ」でもニュアンスとしては出してたんですけど、あれは"さあ、みんなで行こう!"っていう前向きなイメージ。でも今回は自分たちも年齢を重ねたし、アスリートの皆さんが絶対に抱えているシリアスな気持ちや陰の部分をしっかり入れようという話になったんです。そこが俺の担当だったので、思いっきり陰の部分を全面に出すことにこだわりました。
─ Q4. 制作中によく行く場所やよくしていることは?
RYO: 制作中に煮詰まったら、スタジオのすぐ近くの海に行くことが多いです。日焼けをしたり、音楽とは全く違うことをして頭を切り替えています。また、夜になってスタジオの営業時間が終わって作業が間に合わなかったときなどは漁港に行くんです。日中の漁港は賑やかですが、夜中は人がいないので集中できます。
─ Q5. 今後のライブや活動の予定は?
RYO: まずは7月26日に横浜BUNTAIで、25周年を掲げたライブ「ベストヒット・チャンプルー」を開催します。[Alexandros]とかりゆし58を呼んで、今までのレンジらしさを出しつつ、仲の良いバンドとの化学反応を生みたいですね。その後、8月29日から来年の3月14日まで続く「ORANGE RANGE LIVE TOUR 026-027 〜おかげさまで25周年!ニコニコカーニバル〜」が始まるので、お近くの方はぜひ遊びに来てください!
【NEW RELEASE】2026年6月3日〜配信開始
Digital Single『1000%』
スポーツチャンネルDAZNのサッカーテーマソングとして書き下ろした新曲。「チャンピオーネ」がテーマソングに起用されたドイツ大会の熱狂を知る"平成レンジ世代"を起点に、あらゆる世代、そしてリアルとネットの垣根を越え、観る者すべてを一つにする「ド派手にいこう!」がテーマのサッカーアンセムだ。



