「ナイキ エアジョーダン1」の本物と偽物の見分け方を、スニダンのプロ鑑定士が解説!について
モデルによっては、激しい争奪戦が繰り広げられる「Nike Air Jordan 1(ナイキ エアジョーダン1)」。本来なら一次流通で手に入れたいものだが、人気のアイテムはそうもいかないのが現状だ。しかし、世の中に存在する二次流通アイテムには、必ずといっていいほど「偽物を掴まされてしまうリスク」が存在している。そこで今回、経験豊富なスニダンのプロ鑑定士に「ナイキ エアジョーダン1の本物と偽物の見分け方」について教えてもらった。

- ▼定価の10倍以上で取引されるアイテムも存在する「ナイキ エアジョーダン1」
- ▼鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:全体に共通する項目
- ▼鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black Toe Reimagined"
- ▼鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Nike Air Jordan 1 High OG "Lost & Found/Chicago"
- ▼鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Travis Scott × Nike Air Jordan 1 Retro High OG TS SP "Sail/Dark Mocha"
- ▼鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Union × Nike Air Jordan 1 Retro High OG NRG "Storm Blue/Varsity Red"
- ▼偽物を見抜く、スニダンの鑑定サービス
- ▼スニダンの取引の流れと安全性
- ▼おわりに
定価の10倍以上で取引されるアイテムも存在する「ナイキ エアジョーダン1」

いまやバスケットボール界はもとよりスポーツ界全体のレジェンドの一人となったマイケル・ジョーダン氏の名を冠した、彼の初シグネイチャーシューズ「ナイキ エアジョーダン1」。この傑作が生まれた経緯は、ベン・アフレック氏がメガホンを取った映画『AIR エア』(2023年公開/マット・デイモン氏主演)でも描かれたため、記憶に新しい人も多いかもしれない。
このモデルには大きく分けて「High、Mid、Low」の3つのパターンがあり、Highはスニーカーやストリートファッションが好きな人たちから熱く支持される一方で、MidとLowはより幅広いファン層を持っているようだ。ファーストモデルがリリースされた1985年当初の「オリジナルカラー」を踏襲したモノは「OG」と呼ばれ、現在でも定期的に復刻。アイテムによっては即完売&プレ値となることも多い。
さまざまな新作が続々と登場し続けており、界隈を大いに賑わせているが、中でも特に人気なのがいわゆるコラボモデル。「Travis Scott」「fragment design」などとのタブルネーム、トリプルネームとなってくると、定価の10倍以上で取引されるアイテムも存在している。
そんな「ナイキ エアジョーダン1」だが、圧倒的な需要の高さゆえにコラボや限定モデルに限らず非常に多くの偽物が市場に溢れているのが現状だ。しかもその精度はどんどん高まってきており、外から見ただけで真贋を見分けるのは極めて困難。しかし、このスニーカーの特徴ともいえる「Airユニット」を搭載しているため、X線による鑑定が有効だそうだ。
鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:全体に共通する項目
①X線による内部エアユニットの確認



X線を通してみると、偽物にはエアジョーダン1の特徴ともいえる「エアユニット」のダミーが搭載されている個体が多く、本物と比べてサイズや位置が異なっていたり、中にはダミーすら搭載されていなかったりするモノも。
②UV反応の確認


続いて紫外線を照射すると、本物にはない点線が浮き上がる偽物が多い。また点線の出ない個体でも、本物とは異なる色の反応などが見られることもある。
鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black Toe Reimagined"

①UV反応の確認(アッパー)


紫外線を照射すると、偽物は「AIR JORDAN」の文字が反応しないうえ、本物にはない点線が現れる。
②ロゴ(インソール)

極めて微妙な差ではあるが、本物はブラック/偽物はネイビーとインソールに記されたロゴの色味が異なっている。
③シューレース

色味の違いはシューレースにも。特に赤がわかりやすく、偽物はくすんで暗い色味をしている。
鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Nike Air Jordan 1 High OG "Lost & Found/Chicago"

①シュータン(表)

「NIKE」の「E」に注目。すると本物は「E」とスウッシュを繋ぐ白いステッチがあるのに対し、偽物にはそれがない。
②シュータン(裏)

そこに書かれる文字を見比べてみると、「M」や「N」のピッチ数が異なっているのが分かる。
③インソール(裏)

靴の中に収められたインソールを裏返したのがこちら。本物は文字が細く、さらにインソールに使われている素材のキメが粗いうえ微妙な凹凸感がある。偽物は文字が太く、表面がキメ細やかで滑らか。
④インボイス

付属品も見落とせない。紙が濃い色味のイエローであり、そこに書かれた文字の輪郭に滲みがあるのが本物。偽物は色が薄く、滲みもない。
鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Travis Scott × Nike Air Jordan 1 Retro High OG TS SP "Sail/Dark Mocha"

①BOXの素材

スニーカーが入れられているBOXだが、本物は日焼けしにくい素材で作られている。しかし偽物のそれは、太陽はおろか室内の光でも焼けてしまう。
②包装紙(表)

本物の包装紙は個体差が少なく、どれも滲みやムラなく綺麗にプリントされている。一方で偽物は紙のピンク色が薄く、ロゴに滲みが見られる場合も。
③包装紙(裏)

こちらは包装紙を裏から見た図。本物にもある程度の透け感はあるが、偽物は紙自体がかなり薄いためピンク感が強く、表面のロゴがはっきり透けているものが多い。
④アッパー(ヌバック)の質感

本物はヌバックの毛並みで色ムラが生じることがある。偽物は毛足が短く、ムラが出にくい。
⑤ロゴ(インソール)

インソールのロゴ部分を見比べた際、本物は明るい赤色が使われているうえ、ロゴが「乗るような」イメージでプリントされている。だが偽物は色が暗く、どちらかというとインソールに「強く貼り付けるような雰囲気」が見られる。
鑑定士が解説する「ナイキ エアジョーダン1」の鑑定ポイント:Union × Nike Air Jordan 1 Retro High OG NRG "Storm Blue/Varsity Red"

①BOXの色味

本物は鮮やかな色味が特徴の、本作のBOX。偽物は発色が悪くくすんで見える。
②インソール

インソールに記されている文字のフォントが異なり、さらに偽物は滲みが強い。
③UV反応の確認(シュータン)

紫外線を当ててみると、シュータンのロゴに差が現れてくる。本物は鮮やかな赤色だが、偽物はどこかくすんでいるようだ。
④IR(赤外線)反応の確認

スニダンが誇る赤外線装置を通したところ。全体がグレーに映る本物に対して、偽物は黒くなる部分が。
偽物を見抜く、スニダンの鑑定サービス
スニダン鑑定士が言うように、「ナイキ エアジョーダン1」はスニーカーの中でも特に多くの偽物が二次市場に流通している。それらの偽物をスニダンは実際にどういったプロセス・技術でそれらの鑑定を行っているかを紹介したい。
全商品をプロ鑑定士が徹底鑑定・検品
出品された全ての商品を、経験豊富なプロの鑑定士チームが一点一点、丁寧に真贋鑑定・検品。ブランドごとの特徴、製造年代による仕様変更、個体差に至るまで、蓄積された膨大なデータベースと長年の経験に基づき、あらゆる角度からチェックを行っている。
国内唯一のテクノロジーを用いた真贋鑑定
人の目による鑑定に加え、スニダンでは国内で唯一のX線透過装置や、専門機関でも使用されるデジタルマイクロスコープ、さらには赤外線カメラといった最新鋭の専用機器を導入。内タグの僅かなフォントの違いや、正規品にはない接着剤の反応、目視では不可能な内部構造の差異まで、科学的な根拠に基づいて徹底的に見抜いている。
驚異の鑑定精度99.96%
これらの厳格なプロセスを経ることで、スニダンは99.96%(*)という極めて高い鑑定精度を実現。万が一、鑑定基準に満たない商品や偽物と判断された商品は、購入者の手に渡る前にスニダン運営で取引をキャンセルしている。
*2023年11月1日〜2024年10月31日の取引数から真贋鑑定、品質検査にて過ちが発生した件数から算出
スニダンの取引の流れと安全性

スニダンでは、通常のフリマアプリと違い、出品者 → SNKRDUNK運営(真贋鑑定・検品) → 購入者という流れを採用している。
この流れにより、出品者と購入者が直接やり取りをする必要は一切ないため、個人情報が相手に渡る心配や、近年フリマアプリなどで問題視されている「すり替え返品」といった悪質な返品詐欺のリスクも完全に排除されている。商品は一度スニダンを経由し、専門家による確かな鑑定と検品を経てから購入者様のお手元へ届けられるため、取引の最初から最後まで安心でいられるのだ。

さらに、万が一、スニダンの鑑定・検品を経た商品に問題があった場合(ガイドラインに基づく)や、配送中のトラブルが発生した場合でも、全額補償制度や専任のカスタマーサポートチームが迅速かつ真摯に対応。お客様が不利益を被ることのないよう、万全のサポート体制を整えている。
おわりに
今回あげた真贋鑑定ポイントはあくまで一部で、スニダンではその他複数のポイントを見たうえで総合的に真贋鑑定を行っている。FAKEの製造技術は日に日に高まってきており、専門家でない人が自己流で偽物を見抜くのはかなり難しい。だからこそ「プロ鑑定士による、極めて高い精度の真贋鑑定」が行われているスニダンでの購入がおすすめだ。今回は「ナイキ エアジョーダン1」にフォーカスしたが、今後は他のブランド・モデルについても紹介していくので、それらも含めて売買の参考にしてほしい。
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