僕らはみんな"つま黒LOVERS" まとめVol.2について
多くのスニーカー好きが愛してやまない「つま先が黒いNike Air Jordan 1=通称"つま黒"」。これは、1985年に発売されたファーストモデルAJ1のひとつである「Nike Air Jordan 1 "Black Toe"」の仕様を踏襲した「つま先部分に黒を用いたモデルの総称」として使われる言葉だ。
オリジナルの復刻版はもちろん、そこから派生した新たなカラーも極めて高い人気を誇るこれらは、スニーカー界の花形モデルといって差し支えないだろう。
本連載では毎回、1足の"つま黒"に焦点を当ててその魅力を再確認していたが、今回はVol.7から11までの記事で紹介した5つの名作たちを振り返ってみたい。
Vol.7「Nike Air Jordan 1 High OG "Bleached Coral"」
「Nike Air Jordan 1 High OG "Bleached Coral"」をチェック「白×黒の王道カラーが欲しいけど、少しだけ"ひねり"も取り入れたい…」。そんな欲張りなスニーカー好きにぴったりなのが「Bleached Coral」だ。まず注目したいのが踵とアウトソールの色味で、アッパーやサイド、ミッドソールの純白に混じって、この部分には極めて薄いグレーが使われている。特に踵は他のパーツと異なりスウェードが用いられているため、淡い色味との馴染みが良い。さらに黒ベースのシュータンには「コーラル」系のピンクで記された「NIKE」「AIR」のロゴがあり、ポイントになっている。
Vol.8「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Celtics/Black and Lucky Green" (2023)」
「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Celtics/Black and Lucky Green" (2023)」をチェックホワイト×ブラックをベースにしつつも、シューレースやロゴ、アウトソールなどに鮮やかなグリーンを配した「Celtics/Black and Lucky Green(2023)」。「Celtics(セルティックス)」とは、マイケル・ジョーダン氏が63得点を記録した1986年の試合相手である「ボストン セルティックス」のことで、彼らのチームカラーであるグリーンを用いた一足となっている。そして名前に「2023」と入っているが、こちらは2009年リリースモデルの"復刻版"だから。とはいえOGカラーの完全復刻ではなく、細かいところが変わっているようだ。
Vol.9「Nike Air Jordan 1 High '85 "Black/White"」
「Nike Air Jordan 1 High '85 "Black/White"」をチェック数ある「ホワイト×ブラック系AJ1」の中でも、特に色合いのバランスに優れているように思えるのが2023年2月リリースの「AJ1 High '85 "Black/White"」だ。他のモデルが「ややブラック寄りの白黒」だったり「ややホワイト寄り白黒」だったりする一方、本作はどちらかというと「白と黒がちょうど半々」といった印象で、非常にコーデが組みやすい。そしてこちらはいわゆる"85仕様"となっており、レトロOGモデルとはまた違った趣も魅力のひとつ。モノトーンなスタイルで大人っぽく決めたい時の救世主になってくれるだろう。
Vol.10「Nike Air Jordan 1 High OG "Green Glow"」
「Nike Air Jordan 1 High OG "Green Glow"」をチェック爽やかなミント系カラーが着こなしのアクセントになる「Green Glow」。パキッとした色合いなので「服と合わせるの、けっこうムズいのでは…?」と思うかもしれないが、その心配はいらない。つま黒ならではの絶妙なブラック使いのおかげで"派手すぎて靴だけめっちゃ浮く"こともなく、すんなりとコーデに馴染んでくれる。シューレースが2本付いているので、より一層のミント感を出したければグリーンを、落ち着いた雰囲気で履きたければブラックを通すなど、その時の気分で付け替えるのも楽しい一足だ。
Vol.11「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Crimson Tint"」
「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Crimson Tint"」をチェック「白黒主体のモノトーン系コーデが多いから"飛び道具"として使えるスニーカーが欲しい!」という人にぴったりなのが、こちらの「Crimson Tint」。スウッシュやアウトソール、ヒール部分などに淡いピンクを用いたポップなモデルだ。とはいえ「大部分がピンク」といったド派手な雰囲気ではなく、漆黒に染め上げたタンブルレザーの各部パーツのおかげで大人が街で履いても変に浮かない一足に。さらにミッドソールに爽やかなホワイトを差し込むことで、絶妙なバランス感を保っている。
「僕らはみんな"つま黒LOVERS"」バックナンバー
▶Vol.1「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Taxi"」▶Vol.2「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "University Blue/UNC Toe"」
▶Vol.3「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Palomino"」
▶Vol.4「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Black/Pine Green" (2020)」
▶Vol.5「Nike Air Jordan 1 High "Shattered Backboard 3.0"」
▶Vol.6「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Royal Reimagined"」
▶Vol.7「Nike Air Jordan 1 High OG "Bleached Coral"」
▶Vol.8「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Celtics/Black and Lucky Green" (2023)」
▶Vol.9「Nike Air Jordan 1 High '85 "Black/White"」
▶Vol.10「Nike Air Jordan 1 High OG "Green Glow"」
▶Vol.11「Nike Air Jordan 1 Retro High OG "Crimson Tint"」