スニダン原宿店長・タフケンが"この夏に履きたいエアジョーダン" Vol.2「エアジョーダン2 OG "シカゴ"(2022)」について
スニダン原宿店の店長であるタフケンに「この夏に履きたいAir Jordan」を「1」から「4」まで1足ずつピックアップしてもらおうという、全4回の短期連載。第2回となる本記事では「Air Jordan 2」のおすすめモデルを聞いた。
前回の記事「タフケンがこの夏に履きたいエアジョーダン1」はこちらAJ2はバッシュであると同時に"ブーツっぽさ"も意識してる?
―では前回の記事に続いて、この夏に履きたい「AJ2」も教えてください。
タフケン:僕がおすすめするのは、こちらの「Nike Air Jordan 2 OG "Chicago"(2022)」です。そもそもAJ2って、毎年たくさんのカラーが出るワケではないんですよね。マイケル・ジョーダンも履いていたオリジナルのカラーであるこちらの「Chicago(2022)」は2022年に復刻したんですけど、その時点で12年ぶりだったんです。AJ2でいうと最近はローカットタイプがよく発売されるものの、やっぱり僕はさきほどのAJ1の話と同じくハイカットが大好きなので。
「Nike Air Jordan 2 OG "Chicago"(2022)」―おー、なるほど。
タフケン:昔はサイド部分にイタリアンレザーが使われていたりと、当時はジョーダンブランドとしてもかなり気合いを入れたモデルだったこと。さらにスウッシュやジャンプマンロゴが入っていない主張の激しくないシンプルさと、シルエットのカッコよさがポイントですね。AJ3や4になってくるとけっこうゴツゴツしてくるイメージですし、AJ1はAJ1でスウッシュやウイングロゴの存在感が出てくるんですけど、AJ2に関してはサラッと履けるところが僕は好みです。
―AJ2自体の人気って、いかがですか?
タフケン:正直なところだと「スニーカーヘッズに人気」というよりも「ジョーダンを集めている人が履いている」という印象ですね。だからAJ2は"玄人好み"。僕はエアジョーダンは1から14まで持ってるんですけど、AJ2を履いてる人を見かけると「あれ?あの人、ジョーダンが好きで集めてる人だな…!」ってなります(笑)。そこも魅力のひとつなのかなって思いますね。
―こちらの「Chicago(2022)」ですが、コーデの仕方としてはさきほどAJ1で伺ったのと同じような感じですか?
タフケン:基本的にはそうなんですが、こちらは「Chicago(シカゴ)」という名前がついていて、ワンポイントの赤が入ってるんですね。シカゴカラーって「白・赤・黒」ってイメージではあるんですけど、これはどっちかというとシンプルめな配色になるので、さまざまなスタイリングに使いやすい。
―たしかに。
タフケン:さっきAJ1の話をした時は「水色の色合わせ」についてご説明しましたが、こちらのAJ2の場合は黒ベースもしくは白ベースのシンプルなモノトーンスタイルに合わせてもらってもカッコイイのかなって思います。その方が、ワンポイントの赤が映えるかなって。
―じゃあ「これまでAJ1や4を持ってたけど、2は持ってなかった」という方への入門編としても…。
タフケン:ベストだと思います。合わせやすさももちろんですが、履き心地もいいので。
―AJ2って発売当時としては、かなりお金をかけた一足なんでしたっけ?
タフケン:そうですね。そもそものコンセプトが「イタリアのブーツ」みたいな感じ。だから当時のものは一部分にイタリアンレザーを使ってたりしてたんです。おそらくシルエットも、バッシュであると同時にそういった"ブーツっぽさ"も意識してるのかなって思いますね。
―そんなAJ2ですが、この夏に買うなら「Chicago(2022)」がおすすめ、と。
タフケン:はい、値段もなかなか落ち着いていますし。AJ1のプレミアモデルを買うのももちろんいいですけど、こっちもお手頃価格で買えるっていうのは覚えておいてほしいですね。
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