ドクターマーチンの魅力を徹底解説!押さえておきたい定番&おすすめコラボモデルを紹介|コラム

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ドクターマーチンの魅力を徹底解説!押さえておきたい定番&おすすめコラボモデルを紹介|コラムについて

ミュージシャンからファッション上級者まで、著名人の愛用者も多い「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。しかし、街でもよく見かける定番の人気アイテムだからこそ「ダサい」と思われないかと購入を躊躇している方も多いのではないだろうか。本稿ではそんな悩みを解決すべく、ドクターマーチンが人々を虜にする魅力を徹底解説!定番からおすすめのコラボまで、いま気になるモデルも併せて紹介する。

目次

「Dr.Martens(ドクターマーチン)」とは?歴史をおさらい

2020年に生誕60周年を迎えた英国カルチャーを象徴するブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。アイコニックな見た目で、唯一無二の地位を確立する人気シューズブランドだ。しかし、実はその起源が英国ではなくドイツにあるのをご存知だろうか?「ドクターマーチン」の由来にもなっているブランドの生みの親、ドイツ人のクラウス・マルテンス博士は、1945年当時に兵役に従事しており、自分の足の怪我をきっかけに"エアクッションソール"というソールを発明。機械工学の知識を持つ親友のヘルベルト・フンク博士とパートナーシップを結び、独自の靴を製作したのがドクターマーチンの始まりだ。

その後、独特なソールに目を付けた英国で製靴業を営むグリッグス家がエアクッションソールの特許を取得。さまざまな改良を加えて「With Bouncing Soles(弾む履き心地のソール)」の謳い文句を掲げ、1960年4月1日にドクターマーチンのアイコンである8ホールブーツ「1460」が誕生した。当初は耐久性や履き心地の良さからワークブーツとして親しまれていたが、1960年後半に入るとモッズカルチャーから派生した"スキンズ"の若者が取り入れ始めたことによって、英国のサブカルチャーや反骨精神を象徴するアイテムとして定着。その流れに乗ってロックやパンクミュージシャンもこぞって履きはじめ、音楽フェスの代名詞的存在にもなった。今ではさまざまなブランドとコラボを行い、愛用者のジャンルも幅広い。それぞれの自己表現を後押しするブランドとして独自の地位を築いてる。

ドクターマーチンの魅力とは?人々を虜にさせる理由

ここ数年のスニーカーブームやラフなスタイルがトレンドとなったファッションシーンの中でも、不動の人気を誇るドクターマーチン。60年代後半~70年代当時のミュージックカルチャーを経験してきた層からファッションに敏感な若年層まで、ジャンルや世代を超えた人々が履きこなしているのを街中やSNSでも良く見かける。中には、何十年も同じモデルを履き続けている熱狂的なファンも多い。ではなぜドクターマーチンはトレンドに左右されず、幅広い層の人々を虜にしているのか?その魅力を紐解いていく。

・唯一無二のアイコニックなデザイン

ドクターマーチンは、一目見たらそれと分かるアイコニックなデザインが特徴。ヒール部分に配された黒地にイエローのヒールループ、靴の周りを縁取るウェルトには目を引くイエローステッチが施されている。ヒールループには共同創設者のビル・グリッグス氏が書いた"Air Wair With Bouncing Sole(弾む履き心地のソール)"の文字がプリントされており、さらにウェルトステッチのカラーは他のシューズと差別化を図るため、また暗いカラーのアッパーに映えるように採用されたというエピソードがあるのも興味深い。重厚感のあるレザーアッパーに映えるイエローのコントラストが、ドクターマーチンにしか表現できない唯一無二のルックスへと昇華させている理由だ。

・独自開発のエアクッションソール

ドクターマーチンを語る上で外せないのが、クラウス・マルテンス博士が開発した「エアクッションソール」だ。その名通り弾む履き心地が特徴で、製造当時に多かった革張りのレザーシューズとは一線を画す。エアクッションソールは、ソール内に小さく仕切った格子状の空間を設けて空気を密封。その密封された空気がクッションとなって歩行時の衝撃を和らげ、快適な歩行をサポートする仕組みになっている。レザーブーツやシューズと聞くと硬く歩きにくい印象があるが、このソールのおかげで足への負担を軽減。印象的なトレッドパターンも見逃せないディテールだ。

・履き込むほどに味わい深くなる耐久性のあるレザー

ドクターマーチンを長く愛用する人が多いのは、履き込むほどに自分色に染まっていくところ。アッパーに使用されている耐久性の高いレザーは履くことでいいシワが刻まれ、新品のキレイなシューズやスニーカーとは異なる味わい深いアッパーへと変化していく。キャンバスや柔らかいレザーを使用したアイテムと比べると最初の足入れが硬く感じるのは事実だが、履き込むほどに自分の足に馴染み、フィット感が増すのも虜になる理由。また、手入れをすれば渋さが増し、磨きがかかるのも男心をくすぐるポイントだ。

・好みのモデルが見つかる幅広いバリエーション

ドクターマーチンと聞くと、アイコンの8ホールブーツ、もしくは3ホールシューズしか知らないという人も多いだろう。実はさまざまなデザインや素材を使ったモデルがラインナップしており、これも幅広い層を取り込んでいる理由のひとつと言える。代表的な8ホールブーツ、3ホールシューズの他には、着脱が容易なチェルシーブーツや上品なキレイめコーデに導くローファーも展開。ここ最近は夏に履けるサンダルや、アッパーにスプリットレザーを用いたカジュアルなアイテムも発売されており、秋冬だけでなくシーズンを通してドクターマーチンの世界観を楽しめる。また、ラグジュアリーからストリートまで、あらゆるジャンルの人気ブランドとも頻繁にコラボ。不動の人気を誇る定番モデルと、トレンドライクなシーズンモデル & ファッション性を高めたコラボモデルの豊富なバリエーションで自分のスタイルに合う一足が見つけやすい

定番からコラボまで。押さえておきたいドクターマーチン8選

何が定番か分からない、どんなラインナップがあるの?という方に向け、押さえておきたい定番モデルからおすすめのコラボモデルを紹介。合わせやすい定番のブーツやシューズをはじめ、一点投入で決まるデザイン性の高いコラボモデルがずらり。どんなアイテムがあるのか、早速チェックしていこう。

Dr.Martens 1460 8 Holes Boots "Black"

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ドクターマーチンの大定番である「1460」。1960年4月1日に誕生したことから「1460」と命名され、ドクターマーチンを象徴するブーツとして不動の人気を誇るモデルだ。アッパーには、定番に多用される滑らかで絶妙な光沢感を持つスムースレザーを採用。タイムレスなルックスと経年変化が楽しめる素材が魅力で、ワードローブの定番として所持しているアーティストやスタイリストも多い。

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1461 3 ホール シューズ

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via:drmartens

「1460」の8ホールブーツと並んで、定番人気を誇る3ホールシューズ「1461」。「1460」をそのままシューズに変化させたようなアイコニックなルックスで、ブラックのアッパーにイエローのコントラストが映えている。8ホールブーツと違う点を挙げるとすれば、かかとにヒールループがないこと。また、ブーツに比べて着脱しやすいことや細身なスキニーからだぼっとしたパンツにも合うことから、特に男性からの支持が厚いモデルだ。



Dr.Martens 2976 YS Chelsea Boots "White"

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ドクターマーチンで、1970年初頭に登場したチェルシーブーツ。サイドに配されたゴアが特徴で、脱ぎ履きのしやすいブーツとして発売当初から注目されていたモデルだ。チェルシーブーツの名前の由来には、最初にブームが起こった場所がロンドンのチェルシー地区だったという逸話も。伝統的なチェルシーブーツにヒールループやイエローステッチ、エアクッションソールを加えることで、ドクターマーチンらしい装いにアップデートされている。

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ADRIAN タッセルローファー

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via:drmartens

1980年にドクターマーチンの工場で誕生した「エイドリアン」。そのキレイめなルックスからオフィスやスクールシーンで着用され、トレンドに敏感なティーンからも人気を集めていた人気モデル。ジャマイカのルードボーイ(不良少年を表すジャマイカのスラング)への憧れから、丈が短めのズボンに白い靴下、そこにローファーを合わせるというスタイルで履かれていた。甲のベルト部分に施された2つのタッセルが特徴で、きちんと感がありながらも、ストリートやカジュアルなスタイルにハマる汎用性の高い一足。



Rick Owens × Dr. Martens 1460 DMXL Mega Lace Boot "Black"

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複雑に編み込まれたシューレースと長いシュータンが印象的なこちらのブーツは、2021年からタッグを組んでいる「リック オウエンス」とのコラボモデル。サイドを膨らませたボリューム感のあるDMXLソールで、パンクカルチャーを表現。アッパーはシボ感のあるルナレザーを使用し、リッチな雰囲気にまとめている。大胆なデザインだが合わせやすいモノトーンなので、比較的さまざまなコーデに馴染みやすい。毎日のコーデを盛り上げてくれる一足になること間違いないだろう。

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JJJJOUND × Dr.Martens Archie II "BROWN"

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カナダ モントリオールを拠点とするクリエイティブスタジオ「JJJJOUND(ジョウンド)」との初コラボ。細身でスマートな「アーチー2」をベースに、ジョウンドらしいミニマルなデザインを採用した。オリジナルのデザインから大きな変更を加えず、アッパーの素材とシューレース、ステッチのカラーのみをアレンジ。アッパーには無骨な印象を醸すオイルレザーのクレイジーホースを用いることで、男らしいワーク感漂う装いにアップデートされている。シューレースとステッチはドクターマーチンの定番ディテールをあえて採用し、ブランドらしさを引き立たせた。ドクターマーチン唯一の英国工場にてハンドメイドで製作され、クラフツマンシップを感じられる一足に仕上がっている。

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Supreme × Dr.Martens Penton Tassel Loafer "Animal"

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シュプリームのSS23 Week7で登場したローファーは、存在感抜群のアニマル柄をオン。柔らかく短い毛が特徴のハラコ素材を用いているので、大胆なデザインながら上品な雰囲気をまとえる。甲の部分には、シュプリームのロゴが刻印された小さめのタッセルを。ストリートからフォーマルまで活躍する優等生的おしゃれローファーは、活躍すること間違いなし。

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UNDERCOVER × Dr.Martens 1461 "Black"

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高橋盾が手掛ける日本のファッションブランド「アンダーカバー」とのコラボ。定番の「1461」をベースに、格子柄を全体にプリントした印象的なデザインで足元のほどよいアクセントに。サイドには、アンダーカバーの精神である"WE MAKE NOISE NOT CLOTHES(俺たちは服ではなく狂騒を作っている)"というメッセージがデボス加工で刻まれ、コラボモデルならではのスタイリッシュなデザインに仕上がっている。

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おわりに

愛用者の多いドクターマーチンは、人々を虜にする魅力が備わっており、長く愛せる相棒的存在になることうけあいだ。ぜひ、自分にぴったりのドクターマーチンを見つけて、自身のワードローブに迎えいれてみてはいかがだろうか。

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