ナイキの定番&人気スニーカー10選!押さえておけば間違いないおすすめモデルを徹底解説|コラムについて
スニーカーブランドの中でも、他社とは頭ひとつ抜けた存在でスニーカーシーンをリードする「Nike(ナイキ)」。人気モデルの復刻、アーティストとのコラボや新色など、注目度の高いアイテムを連発し、老若男女問わずに多くの人を虜にし続けている世界的スポーツブランドだ。今回は、そんなナイキの人気スニーカーを狙っている方に向けて、押さえておきたい定番&人気のスニーカーをチェック!ディテールや着想源、ブランドの歴史などに触れながら、おすすめモデルを徹底解説する。
世界的スポーツブランドへと上り詰めたナイキの歩み
世界の一流スポーツブランドとして君臨する「Nike(ナイキ)」。ブランド名はギリシャ神話に由来し、勝利の女神「ニケ」から名付けられたという。米・オレゴン大学で陸上部のコーチをしていたビル・バウワーマンと、その陸上部の選手として在籍していたフィル・ナイトによって「ブルーリボンスポーツ」という名で1964年にスタート。設立以前から日本の「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」と共同でスポーツシューズを開発しており、設立当初も輸入販売を行っていたが、さらなる利益向上を目指すため契約を解消。オニツカタイガーのデザイナーを引き抜いて1971年に誕生したのが、今の「ナイキ」だ。テクノロジー、デザインの商品開発力に抜群のセンスを持つナイキは、次々にユーザーを驚かせるヒット作を連発。歴史に残る不動の名作を数多く生み出している。
ナイキのスニーカーは何がすごい?3つの特徴を解説
その人気の高さから販売直後に完売、プレ値で取引され、スニーカーシーンを賑わすナイキ。なぜ、そこまでの高い人気を獲得し続けているのだろうか。ここではナイキの特徴を解説する。
他のスニーカーブランドとは一線を画す最先端技術を搭載
数多くの名作を世に放ってきたナイキは、最先端技術を搭載したモデルがずらり。パフォーマンスを向上させるために、これまでにない斬新な機能をスニーカーに反映し、シーンに衝撃を与えてきた。最初のモデルに搭載された高いクッション性を発揮する「ワッフルソール」や、ブランドを大きく飛躍させることになったクッショニングテクノロジー「ナイキエア」を始め、フィット感を高めるために開発された高い伸縮性を持つ「ハラチフィット」、自動で靴ひも調整ができるシューズなど、そのテクノロジーは数知れず。スポーツ業界で培ってきた高い分析能力とそれまでのノウハウがスニーカーに落とし込まれ、抜群の機能性が搭載されたアイテムを生み出している。
機能性に劣らない個性溢れるデザイン
ナイキのすごさは、機能性の追求に留まることなく、デザイン性も重視しているところ。例えば、前述の「ナイキエア」を外部からも見えるように視覚化した「ビジブルエア」などもそのひとつで、テクノロジーをあっと言わせる大胆なデザインに変換するのも得意。また、ナイキはモデルによってガラリとデザインが違うのも魅力のひとつ。個性溢れるデザインが多いため、スニーカーを主役にしたコーデを楽しみたい方にもうってつけだ。
コラボモデルを含めた豊富なラインナップ
ナイキのスニーカーは、有名アーティストやスポーツ選手などとのコラボが非常に多い。ブランドの顔ともいえるマイケル・ジョーダンのシグネチャーシリーズ「エアジョーダン」や、発売と同時に即完売するトラヴィス・スコットコラボ、また「Supreme(シュプリーム)」といった人気ストリートブランドやランウェイでも注目を浴びる「sacai(サカイ)」など、タイプの異なるブランドとのコラボも積極的に行っている。また、オリジナルモデルの復刻や、新たなカラーを採用した定番モデルもコンスタントに発売。スニーカーファンを飽きさせない豊富なラインナップでリピーターも多く、好みのデザインやカラーが見つけやすいのもナイキのスニーカーが人々を虜にし続ける理由といえるだろう。
押さえておけば間違いないナイキ定番人気スニーカーとは?おすすめモデル10選
魅力的なモデルを取り揃えるナイキから"これを押さえておけば間違いない"とおすすめできる、定番&人気スニーカーを10足厳選。そのモデルの歴史やディテールなどを徹底解説!
Nike Air Jordan 1 High OG "Lost & Found/Chicago"

バスケットボールシューズでありながら、ストリートファッションに欠かせないスニーカーとして人気を集める「エアジョーダン」シリーズ。1985年にマイケル・ジョーダンのシグネチャーモデル第一弾として発売されたのが「エアジョーダン 1」だ。彼が所属するシカゴ・ブルズのチームカラーを用いたレッド × ブラックの"ブレッド"カラーは、当時のNBA規定に反するカラーだったため、ナイキが毎回$5,000の罰金を支払ってまでジョーダンに履かせていたという伝説的なエピソードも残されている。
本作は1985年に初めてリリースされた「エアジョーダン 1」のオリジナルカラー"シカゴ"を採用し、ヴィンテージ調にアレンジ。初期のエアジョーダンにしかないウィングロゴの周りは、ひび割れたようなブラックのクラックレザーに仕上げ、シュータンは黄ばみがかったカラーをオン。新品ながらも味わい深いデッドストックのような風合いの1足だ。
スニダンで詳細を見るNike Air Jordan 2 OG "Chicago"(2022)

1986年にデビューしたAJシリーズの第二弾「エアジョーダン 2」は、AJ1とは異なるルックスで登場。当時、AJ1が$60だったのに対して$100で販売されるなど、前作よりも高級感をアップさせたモデルとして注目を浴びた。スウッシュやウィングロゴを排除したミニマルなアッパーには、イタリア製のレザーを用いて洗練された印象に。当時はそこまで人気が高くなかったものの「Off-White(オフホワイト)」や「Union(ユニオン)」のコラボで話題となり、一気に人気が加速している。
本作は、オリジナルカラーである"シカゴ"の復刻モデル。爽やかなホワイトアッパーにレッドとブラックのアクセントを効かせた、ナイキ王道のカラーウェイが光る。
スニダンで詳細を見るNike Air Jordan 3 Retro OG "Black Cement"

エアジョーダン第三弾となる「エアジョーダン 3」は「ナイキエアマックス 1」を手掛けたナイキのレジェンドデザイナーである、ティンカー・ハットフィールドがデザイン。今ではジョーダンブランドのアイコン的存在になっているジャンプマンロゴが採用されたのもこのAJ3からだ。また、ナイキエアを可視化したビジブルエアをシリーズで初搭載。そのほかセメント柄を取り入れるなど、目を惹きつけるディテールが配されている。
ピックアップしたこちらのモデルは、オリジナルカラーである"ブラックセメント"の復刻モデル。重厚感のあるブラックレザーにセメント柄でエッジを効かせており、着こなしのアクセントとして重宝すること間違いなし。
スニダンで詳細を見るNike Air Jordan 4 Retro SE Craft "Olive"

AJシリーズの認知度アップに貢献したと言われる「エアジョーダン 4」は、サイドアッパーにメッシュを取り入れたりTPUパーツをプラスしたりと、スポーティな要素を取り入れることで軽量化を図ったモデル。さらにシリーズで初めてジャンプマンにフライトロゴを合わせるなど、これまでとは一味違ったデザインに仕上がった。
こちらのモデルは、渋い表情を見せる"オリーブ"でアッパーを染め上げたニュアンス感のあるカラーが魅力。シューレースやヒールパーツにはブラックを用いて全体を引き締めている。
スニダンで詳細を見るNike Air Jordan 5 Retro SE "University Blue"

AJシリーズ第五弾となる「エアジョーダン 5」は、アメリカで強盗事件が起きるほどの人気ぶりで社会現象を巻き起こした名作モデル。AJ4で認知を上げたAJシリーズだが、AJ5の登場でその人気を確固たるものにした。デザインは、第二次世界大戦時にアメリカ陸軍航空軍で運用された最強のレシプロ戦闘機「P-51 マスタング」からインスパイア。ミッドソールのジグザグはサメの歯をモチーフにしており、マイケル・ジョーダンの攻撃力の高さを表現している。くるぶし周りをアップデートした「ジョーダンカット」と呼ばれる3/4カットも見逃せないディテールだ。
こちらは、大人気の「ノースカロライナ大学」のカレッジカラー"ユニバーシティブルー"を上質なヌバックで表現。シュータン部分には光を反射するシルバーカラーの3Mリフレクティブ素材が使用され、クールなルックスに。
スニダンで詳細を見るNike Dunk Low Retro "White/Black"

1985年に登場した「ダンク」は「NCAA(全米大学体育協会)」を盛り上げるプログラムの一環としてデビュー。所属する強豪校7校のビビッドなチームカラーを落とし込むことで、当時の"バスケットボールシューズ=白"という概念を覆し、即人気モデルへと上り詰めた。スケートにハマる機能性やファッショナブルなルックスから、スケーター界隈でも人気を博し、ストリートシーンにも仲間入り。今では、ナイキのスケーターライン「Nike SB」でもダンクが豊富にラインナップされている。
こちらのモデルはカラフルなイメージのダンクから一転、あえてモノトーンでまとめた1足。“パンダ”の愛称で親しまれるブラック & ホワイトの人気カラーを採用し、あらゆるコーデに合わせやすい汎用性の高い1足に仕上がった。
スニダンで詳細を見るNike Air Max 1 "Crepe"

ナイキを一躍有名ブランドへと押し上げた「エアマックス」シリーズの第一弾となる「エアマックス 1」。1987年にデビューし、ティンカー・ハットフィールドがデザインを担当。フランスの有名建造物「ポンピドゥーセンター」をヒントに、外からエアが見える「ビジブルエア」を初採用したモデルとして話題となった。
本作は、都会に馴染むシックなグレーをアッパーにオン。それぞれのパーツのトーンを絶妙に変えてキャンバスとスエードの異素材で構築することで、落ち着きがありながらも奥行きのあるデザインに昇華させた。アイボリーのミッドソールとガムカラーのアウトソールでレトロな雰囲気もプラスされている。
スニダンで詳細を見るNike Air Max 95 OG "Neon Yellow" (2020)

エアマックスシリーズの看板モデルのひとつで、裏原スニーカーブームの中心となった「エアマックス 95」。あまりの人気で、履いている人からこれを強奪する"エアマックス狩り"という社会現象も巻き起こったほど。"雨が流れる地表や肋骨などの人体"をヒントにした、目を惹きつける斬新なデザインが特徴。今なおその人気は衰えず、多くのスニーカーフリークを虜にしている。
こちらは「エアマックス 95」を代表するネオンイエローの復刻モデル。復刻される度に即完売となる伝説的なモデルで、当時の趣を感じさせるオリジナル仕様が◎。
スニダンで詳細を見るNike Air Max Plus OG "Voltage Purple"

世界的スニーカーショップ「Foot Locker(フットロッカー)」との別注モデルとして誕生した"マップラ"こと「エアマックスプラス」。ヤシの木と海に沈む夕日をモチーフにデザインされており、独特なグラデーションカラーが存在感を放つ。1998年当時の最新システムである「チューンドエア」を搭載し、高いデザイン性と高機能を融合した優秀モデルだ。
こちらは、2023年のエアマックスプラス生誕25周年を記念して復刻を遂げたオリジナルカラー。鮮やかなパープルのグラデーションにオレンジのアクセントを効かせた個性溢れるカラーウェイで、着こなしのポイントに最適だ。
スニダンで詳細を見るSupreme × Nike Air Force 1 Low "White"

ナイキエアを初めて搭載したバスケットボールシューズ「エアフォース 1」は、ミニマルなルックスで洗練されたスニーカースタイルを叶える1足。ヒールに備えたエアクッションや、アウトソールのピボットポイント、フィッティングを高めるためのアンクルストラップなど、前例のない最新テクノロジーを搭載することで、当時のバスケットボール選手から注目を浴びたモデルだ。
本作は、人気ストリートブランド「シュプリーム」とのコラボモデル。着脱が容易なことから一般ユーザーからの支持が高いローカットをベースに、真っ白なアッパー、シュプリームのボックスロゴをセット。シュプリームのロゴをプリントしたシューレースが付属し、異なる表情が楽しめる。
スニダンで詳細を見るおわりに
豊富なラインナップから自分好みの一足を見つけるのは難しいが、長年愛される定番&人気モデルを押さえれば、求めているアイテムが明確になる。ぜひ、今回紹介したモデルを参考に、スニダンで気になるスニーカーをチェックしてみてはいかがだろうか。
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