スニダン鑑定士が語る「モンクレール」の真贋鑑定! フェイクを見破るための7つのポイント

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スニダン鑑定士が語る「モンクレール」の真贋鑑定! フェイクを見破るための7つのポイントについて

人気のブランドゆえに、世の中には大量のフェイクが出回っている「MONCLER(モンクレール)」のダウンジャケット。真冬を迎える前に一着は手にしておきたいアイテムだが、偽物を摑まされる可能性も大いにあるから心配だ。そこで本記事ではスニダンにてストリートウェア鑑定士として働く中村さんに、プロはいかにして「リアル/フェイク」を見抜いているのか?について話を聞いた。

「モンクレール」の特徴&歴史と人気モデルを紹介する記事はこちら
目次


今回インタビューした人

スニダン ストリートウェア鑑定士

中村 渉さん

フェイク流通の歴史と、要注意な「人気&定番モデル」について

そもそもモンクレールのダウンジャケットは、いつごろからフェイクが市場に出回るようになったのだろうか?


「モンクレールのフェイクは年々増えていっています。これはスニダンというより市場全体の話になってしまうんですけど、2001年から2005年までは「ペッパージャパンコーポレーション」が国内代理店だったんですが、この頃はまだフェイクはほとんどありませんでした。 ですが、2006年に「スープリームスインコーポレーテッド」へと社名変更した頃に木村拓哉さんがCMで『EVEREST(エベレスト)』というモデルを着用し、国内でも人気が出てきて。そのくらいのタイミングで国内でもフェイクが流通し始めます。 そこから国内代理店の社名が「スプレンダーズ&カンパニー」に変更になり、2009年4月に八木通商が『モンクレールジャパン』を設立する頃には『国内代理店タグのないモンクレールは偽物が多い』という認識になっていました」



と語るのは、スニダンでストリートウェア鑑定士を務める中村さん。


「そして2018年には、世界的な著名デザイナーを招いてプロダクトを展開する『Moncler Genius(モンクレール ジーニアス)』を発表したんです。有名ブランドの名前を使用していることもあってか、こちらの登場でフェイクの発生が加速しました」

スニダンで取引のある「モンクレール ジーニアス」のアイテム

では国内で人気に火がつくような出来事があると、それに比例してフェイクの数も増えるのだろうか?


「基本的にはそうですが、人気とは無関係にずっと一定数のフェイクは存在し続けています」



続いて、人気のモデルについても聞いた。


「やはり人気なのも『ジーニアス』で、実際にスニダンにフェイクが入ってきてるのもそのラインになります。中でも藤原ヒロシさんモデルが一番売れていますし、フェイクも多いです。ただ、それ以外にもフェイクは一定数ありますね」


「定番モデルの中で特にフェイクが多いのは、メンズだと『MAYA(マヤ)』と『MONTCLA(モンクラー)』。レディースだと『HERMINE(エルミンヌ)』『HERMIFUR(エルミファー)』『FLAMMETTE(フラメッテ)』ですね。あとダウンだけじゃなく、モンクレールのものならTシャツやキャップ、スウェットなどのフェイクも流通してます」


ワッペンの縫い付けが「丁寧=リアル、雑=フェイク」とも限らない

ではここから、鑑定のポイントについて伺っていく。まずリアルとフェイクで品質にはどのくらいの差があるものなのだろうか?


「こちらのアイテムは10年以上前のリアル品なんですけど、ダウンはかなりしっかりしています。モンクレールのダウンジャケットは、フランスの規格協会(AFNOR)から4Flocons『キャトル・フロコン(4Flocons)』(※キャトルフロコンは2017AWから「DIST」表記に変更)に認定されたホワイトグースの産毛だけで作られているんです。 これは保温力に優れており非常に軽いのが特徴で、真冬でも中は薄手のインナー1枚で問題ないと言われています。要は『品質の高さが価格の高さにつながっている』ようなイメージ。 一方でフェイクに関してはダウンが使用されている物も中にはありますが、一定の体積あたりの密度が低いため保温性が劣り、着用時の暖かさが全然違ってますね。 また、ダウンの洗浄や精製が粗末なものや、不純物をしっかり取り除いていない・殺菌されていないなどの理由から異臭がする物もあります」


中村さんが用意してくれた一着。素人目には、これがリアルかフェイクか全く分からない

続いて、鑑定の際の細かなポイントについても教わった。


「基本的にはブランドネームタグ/ロゴワッペン/ファスナー/ホック/サイズタグ/品質表記タグなどになり、鑑定時のチェック項目としては『全体』になりますね、全てのパーツがフェイクを見抜くヒントになり得るので、どこか一箇所でも違っていたらその時点でアウトです」


「まずブランドネームタグは年代や展開ラインによって真贋ポイントが異なります。こちらのタグは2005年頃から使用されている最も流通量が多い白いタグですが、年代によって少しずつ変更されているので、比較する際は同年代のアイテムを対象にしています。 フェイクであればロゴマークである雄鶏のトサカ部分(青い部分)、首部分などに違いが出やすいです。書体に関しては『MONCLER』の『O』『C』『E』に違いが出てきますし、文字全体の間隔もポイントになります」


リアル/フェイクの一例
リアル/フェイクの一例

「ワッペンは年代によって、正規品でも形状が異なります。2000年前半から2013年くらいまではあまり変化がなかったんですけど、それ以降に関してはけっこう変わっていて。文字が太くなったり羽の形状が変化したりと、どんどんアップデートされてるんです。真贋のポイントとしては、鳥の首の部分とロゴのラインが交差するあたりの隙間。そして湾曲するモンクレールのロゴ。ワッペン自体を縫い付けている糸が外に飛び出していないかどうか。そしてワッペンの角の部分。これは必ず丸いんですけど、フェイクだと角張っている・尖っていることがあります。あとは色や素材も見ますね。」


リアル/フェイクの一例

さきほど「品質=価格」という話があった。それはつまり、ワッペンの縫い付けに関しても「リアル=丁寧に縫われている」「この部分が雑=フェイク」ということなのだろうか?


「実はそうとも限らないんです。例えばワッペンを縫い付ける糸なんかは、リアルでも雑であったり綺麗でなかったりする個体は存在します。逆にそういったところが"手作業の証"だったりするので。ただし『糸が外に飛び出すことはない』などの基準はあって、それがボーダーラインになってます」


「シリアルコードが認証がされないからフェイク確定」という噂の真相

なるほど、真贋鑑定は思ったより奥が深そうだ。さらに他の部分のチェック方法についても聞いてみた。


「品質表示タグに関しては国内代理店表記の有無・発売年代・文字の字体・モデル名が正しいかどうかを見ます。国内代理店表記がある場合は日本語表記があるので、フェイクによくある誤字脱字に気づきやすいです。2015年から年式が英字でも表示されるようになりますが、フェイクでよく見るのが年式のズレですね」


リアル/フェイクの一例。なお「モンクレールジャパンのタグがない=並行輸入=フェイク」という認識だった時期もあったが、現在はそうとは限らない
タグの見方

「そして商品のシリアルコードをモンクレール本社が提供しているWEBサイトで認証し、正規品かどうかのチェックができるのですが『コードが認証されないとフェイクだ』という話をよく耳にします。しかしこの情報のみでは一概にフェイクだとは判断できません。 フェイクの中には正規のコードを使用しているものもあり、何回も同じコードで認証チェックし、一定の閾値を超えると認証できなくなる場合もあります。これは頻繁にチェックされるコードにフラグを立て、コピーされたコードで認証できないようにするためのモンクレール側の措置だと考えています。 そうなった場合はモンクレールに商品の必要箇所の画像を送って認証する流れになりますね」


タグの変遷

「こちらは2016年以降の商品についているICタグですが、このタグに貼り付けられているICチップ部分が重要な真贋ポイントになります。このタグが出始めた頃のフェイクは、外観やネームタグが良く真似られていても、ICチップ部分でリアルと全然違うと一目で分かるものが多かったんですよ。 ただ『ジーニアス』が発売された翌年くらいから、ICチップ部分を精巧に真似たフェイクが流通し始めました。『MONCLER』部分のフォントやチップのフレーム部分、雄鶏の脚部分などが鑑定ポイントです」


リアル/フェイクの一例

そしてモンクレールのダウンといえばコミック調のユニークなラベルが有名だが、それも真贋鑑定のポイントなのだろうか。


「コミックラベルに関しては以前まではラベルの色味であったり、アヒルのシワの数、角の丸みなどで見抜けることが多かったのですが、最近のフェイクはこれらの箇所にほとんど対応しています。なので主に質感や印刷のズレ、インクの色を中心に見ます。 糸のほつれ具合に関しては、リアルでも経年劣化でほつれるものもありますし、古いものならそもそも取れてしまっている個体もあります」


コミックラベル

年を追うごとに上がってきている、フェイクのレベル

さらに鑑定ではファスナーやスナップボタンなどのパーツ類も細かくチェックしていくそうだ。


「モンクレールでよく使われるのは『LAMPO(ランポ)』のファスナーです。これはハイブランドで使用されることが多いイタリアのファスナーメーカーですが、ランポのファスナーはフェイクが多いですね。鑑定の際は刻印の字体や縁の形、メッキやエレメント部分を主に見ています」


「あとはYKKの『VISLON(ビスロン)』だったり、『riri(リリ)』『RACCAGNI(ラッカーニ)』だったり、モデルによっていろいろなファスナーが使われているので、それぞれのブランドごとに真贋ポイントがあります」


モンクレールに使用されるファスナーの一例

「スナップボタンに関しても同じ考えで。レディースの一部のモデルやヴィンテージのキッズモデルなどの例外を除けば、基本的にモンクレールの名前が刻印されたものが使われています。少し前になると『FLOX(フロックス)』『COBRA(コブラ)』『Fiocchi(フィオッキ)』といったメーカー品が使われているものもあります。 フェイクに多いのは刻印が全く入っていない物や『☆』が刻印されたものですね


「さらにドローコードには雄鶏のロゴの刻印が入るんですが、フェイクは刻印の彫りや磨きの処理が雑な物が多いです。 すぐに目に入るような所は精巧に似せても、こういった細かい部分に違いが出るものが多い印象ですね」


細かな部分の鑑定にルーペは欠かせない

最後に手に持った時の重さで真贋を鑑定できるのかについても質問してみた。


「モンクレールのダウンって高品質で軽いのが特徴なんですけど、最近は軽いフェイクもあったりします。要はフェイク業者は重さもリアルに合わせてきてる、年を追うごとにフェイクのレベルも上がってきてるということなんです」


「スニダンでは各ブランド、アイテムごとに真贋に関するレベルを設けています。これは5段階で設定しており、レベル1に関しては直近で発売されたが、完売していないモデルが中心。レベル3〜5は中堅クラス以上の鑑定士が真贋鑑定を行っており、 特にレベル5に関しては鑑定士2名によるダブルチェックに加え、最終判断はリーダーが下します。 モンクレールに関しては発売日やモデル問わず、全てのアイテムをレベル5に設定しているので、1アイテムに対して3名のチェック体制で鑑定しておりますので、安心して購入していただければと思います」

まとめ

一着持っておくと真冬の時期に大活躍の、モンクレールのダウンジャケット。フェイク品が多く市場に出回っているアイテムだけあって、二次流通の場合は高いレベルで真贋鑑定を行うスニダンで購入しよう。ぜひサイト内でお気に入りのダウンジャケットを見つけてみて欲しい。

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