【ポケカ】レア度がひと目でわかる!早見表とレアリティの見分け方について
いまや『ポケモンカードゲーム』(ポケカ)は対戦して楽しむだけでなく、コレクターが集めるアイテムとしての注目度も高まっている。
発売から25年以上の年月をかけて、次々と新しいレアリティが追加されたポケカには、現在20種類以上のレアリティがある。本記事ではそれらのレアリティについて解説していく。
目次

ポケカのレア度・マークの見分け方

2017年に発売された「サン&ムーン」シリーズ以降、ポケカの左下に4つのマークが記されている。4つのマークはそれぞれ、対戦で使えるカードや収録されたパック、カードの番号、レアリティを意味している。
レギュレーションマーク(青)
青の四角に囲まれているのがレギュレーションマーク。画像は2023年1月に発売された「スカーレットex」 「バイオレットex」から登場した「G」レギュレーションだ。
2025年4月時点では「I」レギュレーションまで登場しており、スタンダードレギュレーションで使用できるカードはG・H・Iの3種類となっている。
エキスパンションマーク(紫)
紫の四角は、収録されているパックを識別するための英数字である。「SV1V」と表記された画像のカードは「スカーレット&バイオレット」(SV)シリーズの第1弾で、V(「バイオレットex」)を指す。
別シリーズの例を上げると「ピカチュウ&ゼクロムGX」は「SM9」と書かれている。これは、「サン&ムーン」(SM)シリーズの第9弾を意味している。
カードリスト番号(緑)
緑の四角は、カードリストの番号を指す数字だ。画像例にある「037/078」の分母はパックの収録種類数、分子はそのカードの番号を表す。
また、「AR」や「SR」などの高レアカードは分母には含まないため、「080/078」など、分母を超えた数字となる。
レアリティ(赤)
赤い四角は、レアリティのマークである。アルファベット3文字までで構成される文字列で、そのカードのレアリティを表している。
一般的にレアリティが高いカードは通常のレアリティよりも相場が高くなる。光っているカードが当たったら、まずはこの部分でレアリティを確認しよう。
レア度早見表
現行レアリティ
レア度 | 特徴 |
---|---|
UR | カード全体が金色に加工されている。 |
SAR | カード全体にイラストが描かれている。《ポケモンex》とサポートカードが対象。(2023年以降のパックから登場) |
AR | SARと同じくカード全体にイラストが描かれている。「C」と「U」のポケモンが対象。 |
SR | カードの縁にレリーフ加工がされている。 |
RR | 《ポケモンex》が描かれた、ホログラム加工されたカード。 |
R | 縁とイラストにきらきらとした加工が施された、ポケモンが描かれているカード。 |
U | 光っているなどの特徴はなく、「C」より封入率が低い。 |
C | 封入率が一番高く、進化前のポケモンやグッズなど基本となるカードが多い。 |
ACE | 「ワイルドフォース」「サイバージャッジ」から再登場したレアリティ。「テラスタルフェスex」で新規収録が終了した。 |
SSR | 「RR」のポケモンが色違いで描かれたカード。ハイクラスパック「シャイニー」シリーズに封入されている。 |
S | 「C」や「U」のポケモンが色違いで描かれたカード。ハイクラスパック「シャイニー」シリーズに封入されている。 |
マスター ボールミラー |
マスターボール柄のミラーカード。「ポケモンカード151」で初登場し、「テラスタルフェスex」では新デザインのマスターボールミラーが登場した。 |
モンスター ボールミラー |
モンスターボール柄のミラーカード。「ダークファンタズマ」で初登場し、「テラスタルフェスex」で新デザインが登場。 |
過去に登場したレアリティ
レア度 | 特徴 |
---|---|
SA | レアリティマークには「SR」や「HR」と書かれているが、カード全体にイラストが描かれている。「SAR」の登場とともに廃止された。 |
CSR | 《ポケモンV》と《ポケモンVMAX》に適用。そのポケモンと関連するキャラクターがともに描かれたカード。「ソード&シールド」シリーズで登場。 |
CHR | ポケモンと関連するキャラクターが描かれたカード。「C」や「U」のポケモンに適用。 |
HR | 「サン&ムーン」シリーズと「ソード&シールド」シリーズに封入された、カード全体が虹色に加工されたレアリティ。 |
RRR | 《ポケモンVMAX》と《ポケモンVSTAR》に適用されたレアリティ。 |
K | 《かがやくポケモン》と呼ばれ、色違いのポケモンが描かれている。「ソード&シールド」シリーズで登場。 |
A | 「伝説の鼓動」と「シャイニースターV」に収録された、虹色の背景に伝説のポケモンが描かれたカード。 |
PR | カード名に◆マークが描かれた特殊加工のカード。「サン&ムーン」シリーズで登場。 |
H | 「ひかる伝説」に収録された、伝説のポケモンが色違いで描かれているカード。 |
TR | グッズやサポートなどの「トレーナーズ」がイラスト違いで描かれたカード。縁にキラ加工が施されている。 |
PROMO | BOX購入特典やイベントで配布されるプロモーションカード。一般的に販売されないカードなので、希少価値がとても高い。 |
ポケカのレア度別!カード紹介
レア度
- ▼UR(ウルトラレア)
- ▼SAR(スペシャルアートレア)
- ▼AR(アートレア)
- ▼SR(スーパーレア)
- ▼RR(ダブルレア)
- ▼R(レア)
- ▼U(アンコモン)
- ▼C(コモン)
- ▼ACE(エーススペック)
- ▼SSR(色違いスーパーレア)
- ▼S(色違い)
- ▼マスターボールミラー
- ▼モンスターボールミラー
- ▼SA(スペシャルアート)
- ▼CSR(キャラクタースーパーレア)
- ▼CHR(キャラクターレア)
- ▼HR(ハイパーレア)
- ▼RRR(トリプルレア)
- ▼K(かがやくポケモン)
- ▼A(アメイジングレア)
- ▼PR(プリズムスター)
- ▼H(ひかるポケモン)
- ▼TR(トレーナーズレア)
- ▼PROMO(プロモーションカード)
UR(ウルトラレア)
「SR」よりも封入率が低く、「RR」のポケモンやグッズ、スタジアムが「UR」で収録される。
グッズやスタジアムは、高レアリティのカードが「UR」しかないことから、コレクターだけでなくデッキパーツを輝かせたいプレイヤーにも需要があるレアリティといえるだろう。
SAR(スペシャルアートレア)
「VSTARユニバース」で新登場した「SAR」は、前身である「SA」のように、カード全体にイラストが描かれている。
対戦環境で強力な《ポケモンex》や、かわいらしい女の子キャラの需要が高くなる傾向である。 「クレイバースト」に収録された「ナンジャモSAR」は、初動価格が200,000円を超えた。
AR(アートレア)
「SAR」同様に「VSTARユニバース」で新たに登場したレアリティ。
安価で美麗なイラストのカードがコレクションできることが魅力。海外需要などもあり、「コイキング AR」のように相場が10,000円台まで高騰したカードもある。
SR(スーパーレア)
カードの縁がレリーフ加工されたカード。ポケモンのカードはワザや特性が書かれた枠がなくなり、ポケモンのみが描かれたデザインになっている。
「SAR」と比べると安価ではあるが、サポートカードはキャラが大きく描かれることから、かわいらしい女の子のカードは高騰することもある。
RR(ダブルレア)
《ポケモンex》や《ポケモンV》が「RR」として収録される。
基本的に高額になることはないが、対戦でよく使われるカードになると、1枚1,000円程度で取引されることもある。
R(レア)
カードの縁にキラ加工が施されており、1BOXに数枚封入されている。
流通量が多いため高額になることはないが、対戦で使われるような強いカードは数百円〜1,000円程まで高騰するものもある。
U(アンコモン)
ノーマルカードの1種で、キラ加工などは一切されていない。コモンより封入率が低く、デッキに必要となるパーツが多い。
基本的には100〜500円ほどの値段になっているが、強力なカードは1,000円以上の値段で取引されるケースもある。当時ほとんどのデッキに採用されたが、長らく再録されなかった「バトルVIPパス」や、再録される前の「なかよしポフィン」は1,000円以上の値段で取引されていた。
C(コモン)
ポケカのパックの中で、最も封入率の高いレアリティ。進化前のポケモンやトレーナーズカードが該当する。
ACE(エーススペック)
「ポケモンカードゲームBW」シリーズで初登場した、デッキに1枚しか入れられないレアリティ。「ワイルドフォース」「サイバージャッジ」から再登場した。
採用枚数に制限がある代わりに、強力な効果をもつためプレイヤーからの需要が高い。「テラスタルフェスex」に収録された「トレジャーガジェット」を最後に新規収録が終了した。
SSR(色違いスーパーレア)
《ポケモンex》や《ポケモンVMAX》の「SR」のイラストが色違いで描かれたカード。色違いが収録される「シャイニー」シリーズに封入される。
現在「GXウルトラシャイニー」、「シャイニースターV」、「シャイニートレジャーex」のみで採用されているレアリティ。
「シャイニー」シリーズでは1BOXに1枚封入されることが多いが、同時に収録されるポケモンの種類も多いため、狙ったカードを当てることは難しい。
「ブラッキーGX」のPSA10品は、75,000円以上の価格で取引されているなど、人気のカードは相場が高額となる傾向にある。
S(色違い)
「S」は色違いのカードを差すレアリティで、「SSR」同様に現在は「GXウルトラシャイニー」、「シャイニースターV」、「シャイニートレジャーex」のみで採用されている。
1BOXに3枚程封入されていることが多いが、種類が多いためほしいカードを狙って当てることは難しい。また、人気ポケモンのカードは高騰することも多く、「ピカチュウ S」は初動価格20,000円以上で取引されていた。
マスターボールミラー
レアリティ表記はないが、「C」や「U」のカードにホイル加工が施されており、「ポケモンカード151」に収録されたものは、カード全体にマスターボールが描かれている。
「テラスタルフェスex」では、ワザが書かれている部分にマスターボールのホイル加工が大きく施された新デザインが登場。1BOXに封入されていないこともあり、人気ポケモン「ブラッキー」のマスターボールミラーは30,000円以上で取引されるほど高騰した。
モンスターボールミラー
「ダークファンタズマ」で初登場したレアリティで、レアリティ表記はないが「C」や「U」のカードにホイル加工が施されている。「ポケモンカード151」に収録されたものは、カード全体にモンスターボールが描かれており、1パックに1枚封入されていた。
「テラスタルフェスex」では、ワザが書かれている部分にモンスターボールのホイル加工が大きく施された新デザインが登場。1BOXに2〜3枚封入されていることが多く、デッキに採用するカードのレアリティをあげたいプレイヤーからの需要が高いカードは1枚1,000円以上で取引されているものもある。
SA(スペシャルアート)
「VSTARユニバース」以前に発売された「ソード&シールド」シリーズと、「サン&ムーン」シリーズに収録されたポケモンの「SR」と「HR」には、一部SA(スペシャルアート)という特別なカードが存在した。
「SAR」と同じく、カード全体にイラストが描かれているのが特徴。イラストが魅力的なカードが多く、パック収録ながら封入率が低いため入手が難しい。
「ギラティナV SA」は現在100,000円前後で取引されており、ほかにも「ブラッキーVMAX SA」のPSA10品は、400,000円前後と高額で取引されている。
CSR(キャラクタースーパーレア)
《ポケモンV》や《ポケモンVMAX》が、ジムリーダーや主人公など、そのポケモンに関係するキャラクターとセットで描かれているレアリティ。
2021年12月3日に発売された「VMAXクライマックス」で初登場し、「バトルリージョン」「ダークファンタズマ」「白熱のアルカナ」にのみ収録された。
現在すべてのカードがスタンダードレギュレーションで使用不可となっており、ポケモンファンにはたまらないイラスト美でコレクション需要の高さから相場が高騰しているカードもある。
CHR(キャラクターレア)
「C」や「U」で収録されたポケモンが、CSRと同様にキャラクターとセットで描かれているカードである。1BOXに3枚ほどの封入率となっており、「CSR」よりも低価格で取引されている。
「チルタリス CHR」や「ゼクロム CHR」のように人気キャラが描かれているものは、そのキャラの新カードが収録されると高騰するケースもあるため注目しておきたい。
HR(ハイパーレア)
カード全面が虹色に加工された特別なカード。「SR」よりも封入率が低く、《ポケモンV》やサポートカードの「HR」が存在する。
封入率は低いものの、「SR」のようにイラストどおりの着色を好む人が多かったため、相場は「SR」よりも低いカードが多い。
「サン&ムーン」シリーズから「ソード&シールド」シリーズで採用されていたが、「スカーレット&バイオレット」シリーズからは廃止となった。
RRR(トリプルレア)
「ソード&シールド」シリーズで初登場したレアリティ。レリーフ加工されており、《ポケモンVMAX》と《ポケモンVSTAR》が「RRR」として収録された。
K(かがやくポケモン)
「バトルリージョン」で登場したレアリティ。色違いのポケモンが描かれたカードで、カード名に「かがやく」がついている。
デッキに1枚しか入れられないかわりに、強力なカードとなっている。中でも「かがやくゲッコウガ」と「かがやくリザードン」は、人気ポケモンであることと強力な効果をもつことから、3,000円以上の価格で取引されていたこともある。
「かがやくポケモン」が登場した年のハイクラスパック「VSTARユニバース」に再録されたことで、値段は1,000円前後に落ち着いた。現在はスタンダードレギュレーションで使用することができなくなっている。
A(アメイジングレア)
「伝説の鼓動」と「シャイニースターV」の2つのパックに収録された特殊なレアリティ。背景が虹色に加工されており、伝説や幻のポケモンが採用されている。。
流通量も多いので、基本的には1,000〜2,000円ほどの価格で取引されていたが、当時対戦環境で活躍した「ライコウ」は、一時期相場が4,000円を超えるほど高騰した。
既に収録された2つのパックが絶版となっていることと、人気が高い伝説のポケモンはコレクション需要から高騰する可能性もあるだろう。
PR(プリズムスター)
「ウルトラサン」「ウルトラムーン」で初登場したレアリティ。カード名とテキスト部に"◆"が描かれているのが特徴だ。
対戦環境で活躍したカードが多く、高額なカードはあまりない。現在のスタンダードレギュレーションでは使用できないが、過去カードでも遊べるエクストラレギュレーションではいまだに使われるカードも多数存在する。
H(ひかるポケモン)
「ミュウ」や「レックウザ」などの伝説、幻のポケモンが色違いで描かれているカード。
すでに絶版となっている「ひかる伝説」のみに封入されたカードで、コレクター需要の高さから相場が高騰しているものが多い。
TR(トレーナーズレア)
「サン&ムーン」シリーズから登場したカードで、グッズやサポートなどのトレーナーズが通常とは違うイラストで描かれており、縁にキラ加工が施されている。
カードの効果は同じだが、キラ加工やイラスト違いが評価され、プレイヤーたちに親しまれている。収録されているボックスはすべて絶版となっているため、現在のスタンダードレギュレーションで使用できる「ネストボール」や「ハイパーボール」は5,000円前後の高値で取引されている。
P(プロモーションカード)
通常販売されるパックには収録されていないカードで、イベントの入場特典やボックス購入特典、イベントの優勝商品でもらえるパックなどで入手できるカードたちを指す。
プロモカードというだけで、一定のコレクター需要がある。
特に「争奪戦」の景品となった「ロイヤルマスク」や「リザードンVMAX HR」、「エクストラバトルの日」の優勝者とじゃんけん大会勝者がもらえる限定パックにランダムで封入された「エクバリーリエ」などは、1,000,000円以上の高値で取引されている。
旧裏ポケカ早見表
レアリティ | 特徴 |
---|---|
★(レア) | 旧裏ポケカ最高のレアリティ |
◆(アンコモン) | 見た目上はコモンと同じだが、封入率が少し低い。 |
●(コモン) | 旧裏ポケモンカードで最も封入率の高いレアリティ。 |
表記なし | 初版 |
旧裏ポケカレア度の見分け方
カードの右下に描かれた★(レア)◆(アンコモン)●(コモン)のマークで、カードのレアリティを判別できる。
しかし、中には初版でレアリティマークが書かれていない珍しいカードもある。マークがないカードについても後述する。
★(レア)
旧裏ポケカでは、もっともレアリティが高い。「リザードン」や「フシギバナ」、「カメックス」などのポケモンが当てはまり、状態が悪いものでも10,000円以上の価格で取引されることも少なくない。
◆(アンコモン)
アンコモンはホイル加工されていないカードで、見た目上はコモンと同じだ。
★と比較すると希少価値は低いが、状態が良ければ1,000円前後で取引されることもある。
●(コモン)
旧裏ポケカで、最も封入率の高い基本のレアリティだ。流通量は現代のポケカと比較すると少なく、状態のいいカードであれば500円程度で取引されている。
旧裏ポケカの初版について
旧裏ポケカには初版と呼ばれるカードたちがある。右下を見ればレアリティのわかるマークがあるが、初期のごくわずかな期間で製造されたポケカには、レア度表記がない。
レア度表記のない初版カードは、再販のカードと比べて価値が高い。中でも、エラーカードで有名な「かいりきリザードン」は1,500,000円以上の価格で取引されている。

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