【ポケカ】レア度がひと目でわかる!早見表とレアリティの見分け方について
いまや『ポケモンカードゲーム』(ポケカ)は対戦して楽しむだけでなく、コレクターが集めるアイテムとしての注目度も高まっている。
発売から25年という年月をかけて、次々と新しいレアリティが追加されたポケカには、20種類以上のレアリティがある。本記事ではそれらのレアリティについて解説していく。
目次
ポケカのレア度・マークの見分け方
ポケカは、左下に4つのマークが記されている。4つのマークはそれぞれ、対戦で使えるカードや収録されたパック、カードの番号、レアリティを意味している。
レギュレーションマーク(青)
青の四角に囲まれているのがレギュレーションマークで、2023年1月に発売された『スカーレットex』 『バイオレットex』ではGが登場した。
2024年現在、スタンダードレギュレーションでは、F・G・Hが使用できる。
エキスパンションマーク(紫)
紫の四角は、収録されているパックを識別するための英数字である。画像のカードはSV(『スカーレット&バイオレット』シリーズ)の1弾で、V(『バイオレットex』)を指す。
別シリーズの例を上げると「アルセウス VSTAR」は「S9」と書かれていて、S(『ソード&シールド』シリーズ)の9弾を意味する。
カードリスト番号(緑)
緑の四角は、カードリストの番号を指す数字で、画像の例を出すと「037/078」の分母はパックの収録種類数、分子はそのカードの番号を表す。
また、SRなどの高レアカードは分母には含まないため、「080/078」など、分母を超えた数字となる。
レアリティ(赤)
赤い四角は、レアリティのマークである。アルファベット3文字までで構成される文字列で、そのカードのレアリティを表している。
レアリティが高くなればなるほど査定も上がるのが一般的だ。光っているカードが当たったら、まずは確認しておきたい部分だろう。
レア度早見表
通常レアリティ
レア度 | 特徴 |
---|---|
UR | カード全体が金色に加工されている。 |
HR | カード全体が虹色に加工されている。 |
SR | カードの縁がレリーフ加工がされている。 |
SA | レア度マークにはSR・HRと書かれているが、カード全体にイラストが描かれている。(2023年以降のパックから廃止) |
RRR | レリーフ加工されたカード。ポケモンVMAX、ポケモンVSTAR、ポケモンEXでそれぞれデザインが異なる。 |
RR | ホログラム加工されたカード。 |
R | 縁とイラストに輝く加工をされたカード。 |
U | 光っているなどの特徴はない。コモンより封入率が低い。 |
C | 基本となるカード。 |
ミラー | カード全体が光り輝く加工をされている。ハイクラスデッキではすべての収録カードがミラー加工されている。 |
モンスター ボールミラー |
ミラーと同じく全体が光り輝く加工がされている。全体にモンスターボールが描かれている。『ダークファンタズマ』で初登場した。 |
特殊レアリティ
レア度 | 特徴 |
---|---|
SAR | カード全体にイラストが描かれている。(2023年以降のパックから登場) |
AR | SAやSARと同じくカード全体にイラストが描かれている。 |
CSR | ポケモンと関連するキャラクターが描かれたカード。ハイクラスパックや強化拡張パックに収録される。 |
CHR | ポケモンと関連するキャラクターが描かれたカード。CSRの下位。 |
SSR | SRカードの色違い版。SRより更に希少価値が高い。 |
K | 色違いのポケモンが描かれたカード。 |
A | 背景に虹色が描かれているカード。 |
PR | カード名に◆マークが描かれた特殊加工のカード。 |
S | 色違いのポケモンが描かれたカード。『シャイニースターV』と『GXウルトラシャイニー』で収録 |
H | 色違いが描かれた最古のレアリティ。 |
TR | トレーナーズカードのイラスト違い。 |
マスター ボールミラー |
モンスターボールミラーのモンスターボールがマスターボール柄となっている。『ポケモンカード151』で初登場した。 |
ACE | 「ワイルドフォース」「サイバージャッジ」から登場したレアリティ。「ACE SPEC」カードとしては「ポケモンカードゲームBW」以来、再登場となる。 |
PROMO | BOX購入特典やイベントで配布されるカード。一般的に売られないカードなので、希少価値がとても高い。 |
ポケカのレア度別!カード紹介
レア度
UR(ウルトラレア)
イラストがSRやRRRと同じ点や、サポートカードにはURがないことから、異常な高騰はしづらいと言える。
グッズのカードは高いレアリティがURしかないことから、デッキの中を輝かせたいプレイヤーに需要があるレアリティだろう。
HR(ハイパーレア)
カード全面がレインボーに加工された特別なカード。5BOXに1枚と封入率が低くレアリティが高い。ポケモンやキャラクターも、レインボー加工が施されている。
HRのSA版(SAについては後述)が一部出ているが、その中でも人気の高い「ブラッキーVMAX」などは高騰している。
なお、『スカーレットex』『バイオレットex』(2023年1月20日)以降、HRは廃止となった。
SR(スーパーレア)
カードの縁がレリーフ加工されたカード。ポケモンのカードは背景がなくなり、ポケモンだけが描かれるようになっている。
SARと比べると安価ではあるが、かわいらしい女の子カードの一部は高額で取引されることもある。
SA(スペシャルアート)
2022年12月2日に発売された『VSTARユニバース』より前のパックに収録されていたポケモンSRとポケモンHRには、一部SA(スペシャルアート)という特別なカードが存在した。
『VSTARユニバース』で誕生したSARと同じく、カード全体にイラストが描かれているのが特徴。
イラストが魅力的なカードが多く、パック収録ながら封入率が低いため入手が難しい。人気ポケモンのカードは400,000円近い値段がつくこともある。
RRR(トリプルレア)
『ソード』『シールド』で初登場したレアリティである。レリーフ加工されており、そのシリーズを象徴する《ポケモンVMAX》《ポケモンVSTAR》といった特別なカードがRRRに属する。
RR(ダブルレア)
RRRの1つ下のレアリティで、ホログラム加工のような作りである。
《ポケモンV》《ポケモンex》といった強いカードがRRになる傾向だ。中でも、対戦でよく使われるカードになると、1枚1,000円程度で取引される。
R(レア)
パックの中に1枚封入されているカードで、キラ加工されている。
流通量が多いため高額になることはないが、対戦で使われるような強いカードは1,000円前後で取引されることもある。
U(アンコモン)
ノーマルカードの1種で、光る加工などは一切されていない。後述するコモンと見た目は一緒だが、コモンより封入率が低い。
Cと比べ強力なカードがそろっていることが特徴で、基本的には100〜500円ほどの値段になっているが、強力なカードは1,000円以上の値段で取引されるケースもある。
C(コモン)
ポケカのパックの中で、最も封入率の高いレアリティだ。進化前のポケモンやトレーナーズカードが該当する。
ミラー
レアリティ表記はないが、CやUのカードがホイルやラメ加工されたカードのことを指す。ハイクラスパックや強化拡張パックなどに封入されることが多い。
また、ハイクラスデッキでは、すべてのカードがミラー加工されていることもある。
モンスターボールミラー
レアリティ表記はないが、CやUのカードがホイル加工されており、カード全体にモンスターボールが描かれている。
『ダークファンタズマ』で初登場したレアリティで、1箱に10枚ほど入っている。『ポケモンカード151』では、1パックに1枚封入されている。
SAR(スペシャルアートレア)
SARは、カード全体にイラストが描かれ、アートのような1枚となっている。
前身のSAはSRかHRのイラスト違いとして存在していたが、『スカーレットex』 『バイオレットex』で正式にレアリティの1つとして追加された。
強力なカードや、かわいらしい女の子キャラの需要が高くなる傾向である。 『クレイバースト』に収録された「ナンジャモSAR」は、初動価格が200,000円を超えた。
CSR(キャラクタースーパーレア)
ポケモンとそのポケモンに関係するキャラクター(ジムリーダーや主人公など)が、セットで描かれているポケモンファンには、たまらないレアリティ。
封入率が比較的高いことから、流通量が多い。
CSRが封入されているパックが絶版になったことで、人気キャラクターが描かれたイラストのカードの相場が高騰中。
CHR(キャラクターレア)
CSRの下位レアリティの位置付け。CSRと同じく、ポケモンとキャラクターがセットで描かれているカードである。CSRよりもさらにパック封入率が高いので、基本的に相場は低め。
CHRが封入されているパックが絶版になったことで、一部の人気キャラクターが描かれたイラストのカードの相場が高騰中。
SSR(色違いスーパーレア)
SRの色違いのカード。2023年7月現在、『シャイニースターV』と『GXウルトラシャイニー』のみで採用されたレアリティだ。
現状『シャイニースターV』と『GXウルトラシャイニー』のみで採用されているレアリティ。
封入率自体は低くないので、人気ポケモンのみが高騰中。収録された2つのパックは既に絶版となっているため、注目が集まっている。
代表とされる「リザードンGX」や「ブラッキーGX」のPSA10は、100,000円以上の価格で取引されている。
K(かがやくポケモン)
『バトルリージョン』で登場したレアリティで色違いのポケモンが描かれたカードで、カード名に「かがやく」がついている。
デッキに1枚しか入れられないかわりに、強力なカードとなっている。中でも「かがやくゲッコウガ」と「かがやくリザードン」は、人気ポケモンであることから3,000円以上の価格で取引されていたこともある。
数カ月後に発売された『VSTARユニバース』に再録されたことで、値段は1,000円前後に落ち着いた。
A(アメイジングレア)
『伝説の鼓動』『シャイニースターV』の2つのパックに収録された特殊なレアリティ。ゲームシリーズで準伝説・伝説・幻のポケモンたちが選ばれていて、背景が虹色に加工されている。
流通量も多いので、基本的には1,000〜2,000円ほどの価格だ。ただ、人気ポケモンは高めになるほか、対戦で使われるようになったときに高騰することもある。
既に収録された2つのパックが絶版となっているため、人気ポケモンは高騰するケースも見られる。
PR(プリズムスター)
『ウルトラサン』『ウルトラムーン』で初登場したレアリティで、カード名とテキスト部に◆が描かれているのが特徴だ。
1BOXに1枚の封入率で、流通量は多めである。PRが収録されたパックは絶版となっているため、今後相場が大きく変動する可能性がある。
S(色違い)
Sは色違いのカードを差すマークで、『シャイニースターV』と『GXウルトラシャニースター』のみで採用されたレアリティだ。
1箱に複数枚入っているので流通量は比較的多めだが、収録されている2つのパックが既に絶版となっているため、「イーブイ」など一部人気ポケモンは5,000円程度で取引されることもある。
H(ひかるポケモン)
名前に「ひかる」とつくことと、色違いの伝説・幻のポケモンが描かれているのが特徴のカードだ。
すでに絶版となっている『ひかる伝説』のみに封入されたカードで、コレクター需要も高まりつつある。
TR(トレーナーズレア)
トレーナーズのイラスト違いにキラ仕様が施されたカードを指す。
カードの効果は同じだがキラ仕様であることやイラスト違いが評価され、プレイヤーたちに親しまれている。封入率は1BOXに1〜2枚で、流通量が多い。
マスターボールミラー
レアリティ表記はないが、CやUのカードがホイル加工されており、カード全体にマスターボールが描かれている。
モンスターボールミラーの上位レアリティで、1箱に1枚封入されている。
1箱に1枚封入されているが、種類が多いため「ピカチュウ」や「ゲンガー」のような人気ポケモンと「エリカの招待」といった人気トレーナーの価値が高騰中。
ACE(エーススペック)
「ACE」表記があり、「ワイルドフォース」「サイバージャッジ」から再登場したレアリティ。
デッキに1枚しか入れられないかわりに、強力なカードとなっているためプレイヤーからの需要が高い。
P(プロモーションカード)
通常販売されるパックには収録されていないカードで、イベントの入場特典やボックス購入特典、イベントの優勝商品でもらえるパックなどで入手できるカードたちを指す。
プロモカードというだけで、一定のコレクター需要がある。
特に「争奪戦」の景品となった「ロイヤルマスク」や「リザードンVMAX(HR)」、「エクストラバトルの日」の優勝者とじゃんけん大会勝者がもらえる限定パックからランダムで出てくる「エクバリーリエ」などは、1,000,000円以上の値段で取引されている。
旧裏ポケカ早見表
レアリティ | 特徴 |
---|---|
★(レア) | 旧裏ポケカ最高のレアリティ |
◆(アンコモン) | 見た目上はコモンと同じだが、封入率が少し低い。 |
●(コモン) | 旧裏ポケモンカードで最も封入率の高いレアリティ。 |
表記なし | 初版 |
旧裏ポケカレア度の見分け方
カードの右下に描かれた★(レア)◆(アンコモン)●(コモン)のマークで、カードのレアリティを判別できる。
しかし、中には初版でレアリティマークが書かれていない珍しいカードもある。マークがないカードについても後述する。
★(レア)
旧裏ポケカでは、もっともレアリティが高い。「リザードン」や「フシギバナ」、「カメックス」などのポケモンが当てはまり、10,000円以上の価格で取引されることも少なくない。
◆(アンコモン)
アンコモンはホイル加工されていないカードで、見た目上はコモンと同じだ。
★と比較すると希少価値は低いが、状態が良ければ1,000円前後で取引されることもある。
●(コモン)
旧裏ポケカで、最も封入率の高い基本のレアリティだ。流通量は現代のポケカと比較すると少なく、状態のいいカードであれば500円程度で取引されている。
旧裏ポケカの初版について
旧裏ポケカには初版と呼ばれるカードたちがある。右下を見ればレアリティのわかるマークがあるが、初期のごくわずかな期間で製造されたポケカには、レア度表記がない。
レア度表記のない初版カードは、再販のカードと比べて価値が高く、中でも「リザードン」は1,500,000円以上の価格で取引されている。
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権利表記
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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