【遊戯王OCG】4月施行の新規制限の考察-緩和編

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【遊戯王OCG】4月施行の新規制限の考察-緩和編について

先日発表された23年4月より施行される新制限について考察していきます。
今回の制限改定も大会環境に大きな変化をもたらす結果となりました。

禁止⇒制限カード

「焔征竜-ブラスター」

焔征竜-ブラスター

過去の環境で猛威を振るった4体の《征竜》の内の一体です。一時期は4体すべてが禁止カードに指定されていました。

緩和の背景としては、このカードの固有効果は破壊効果で、単体では汎用的な炎属性サポートなこと、 2023年5月に「デュエリストパック -爆炎のデュエリスト編-」で炎属性テーマが登場・強化されることから緩和されたと推察されます。

緩和により、炎属性デッキが強化されましたが、現在の大会環境では、炎属性を主体としたデッキはないため、暫くはなりを潜めているかと思われます。

同タイミングで緩和された「転生炎獣ガゼル」、「デュエリストパック -爆炎のデュエリスト編-」での強化で、 《転生炎獣》がさらに強化されれば大会環境で見かけることがありそうなため、組みたい方は今のうちにパーツを集めておくことをおススメします。

「グローアップ・バルブ」

グローアップ・バルブ

連続シンクロ召喚や連続リンク召喚が流行る度に採用され、その都度禁止カードに指定されてきたこのカードが制限カードに緩和されました。 今回2度目の禁止カードからの緩和になります。

緩和の背景としては、このカードと相性がよかった「水晶機巧-ハリファイバー」が2022/07/01に禁止カードとなったこと、2023/04/22に発売の「DUELIST NEXUS」にて 「レボリューション・シンクロン」などシンクロ召喚の強化が登場することで、シンクロデッキの後押しとしての緩和かと予想されます。

このカードの緩和が大会環境に与える影響は非常に大きいと考えられ、墓地を大量肥しができる《ティアラシャドール》への採用や、 連続シンクロ召喚を行う《勇者シンクロン》など、現在の大会環境で活躍するデッキでは間違いなく採用されるでしょう。

特に現在のカードプールは、「クシャトリラ・フェンリル」を筆頭に召喚権を使用せず場にレベル7のモンスターを準備が容易なことから、 このカード+レベル7で「混沌魔龍 カオス・ルーラー」を出す動きが非常に強力で、出張パーツとしての需要が高まることとなるでしょう。

制限⇒準制限カード

「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」・「星守の騎士 プトレマイオス」・「BF-隠れ蓑のスチーム」

前回(2023年1月)の制限改訂で制限へと緩和されたカード3枚です。

「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」・「星守の騎士 プトレマイオス」については、一部のデッキで採用されると思われましたが、 やはり近年の環境ではEXデッキの内容選択が重要なことから、これらのカードは採用されず、さらに緩和となりました。

準制限カードに緩和されても、現状の採用率が高くないため、環境への影響はなさそうです。

「BF-隠れ蓑のスチーム」はこのカードと相性が良いカードが軒並み禁止カードに指定され、 このカードを活かす戦術も開発されなかったことで、環境では使用されず、さらに緩和となったと想定されます。

このカード一枚で、リンク2~リンク3やシンクロ召喚を狙えることや、「鳥獣族」であることを活かし≪LL≫や≪鉄獣戦線≫等での採用が検討でき、 《深淵の獣》の規制により闇属性デッキへ追い風が吹いているので、環境で見かけることはありそうです。

「転生炎獣ガゼル」・「雷鳥龍-サンダー・ドラゴン」

《転生炎獣》及び《サンダー/・ドラゴン》が大会環境で活躍していた際、デッキの抑制として制限カードに指定されていたカードです。

現状はインフレが進んだ結果、どちらのデッキも大会環境での活躍はなく、使用枚数を増やしても問題ないとの判断から緩和されたと予想されます。

どちらも強力なデッキではあるのですが、現在の大会環境で活躍しているデッキには一歩届かず、特に《サンダー・ドラゴン》は、 採用していた《深淵の獣》が今回の改定で規制がかかったため、苦しい結果となりました。

そのため、大会環境への影響はほとんどなく、順当に行けば次回の改訂で制限緩和されると予想されます。

しかし、《転生炎獣》については「デュエリストパック -爆炎のデュエリスト編-」での強化を期待されており、発売以降に大きな変動がある可能性があり、要注目です。

「鎖龍蛇-スカルデット」

鎖龍蛇-スカルデット

高い攻撃力と、有用な効果、下三つと優秀なリンクマーカー、緩いリンク素材要求など、非常に汎用性の高いリンク4モンスターです。

素材枚数により発動できる効果が増えるのが特徴で、特に4体を素材にしたときに使用できる効果が強力であり、 大量展開が可能なデッキに採用することで、手札の質を高めつつさらなる展開の補助となることが可能です。

《未界域》がまだ日本では未登場であったとき、この効果と「一撃必殺!居合ドロー」のコンボを採用した《未界域》デッキが海外で流行したことから、 《未界域》が日本で登場すると同じタイミングでこのカードが制限に指定されました。

今回の緩和により、現在の大会環境では採用されても1枚が妥当で、複数枚の採用はEXデッキの枠的にも厳しいことから大きな影響はなさそうです。 順当に行けば次回の改訂で制限緩和されると予想されます。

現在の環境では《未界域》以上に展開力が高いテーマが増えてきており、このカードを複数並べやすくなっていることから、 《エクゾディア》などのカジュアルなデッキで活躍が期待できます。

「天底の使徒」

《ドラグマ》の優秀なサーチカードであり、EXのカードを直接墓地に送ることができる強力なカードです。 EXカードの墓地に送られた際に発動できる効果と合わせることで、1枚から2枚以上のアドバンテージを得ることができます。

その優秀な効果は《ドラグマ》だけでなく、《シャドール》とも相性が良く、《ドラグマ》と《シャドール》、 そのつなぎとして《召喚獣》を組合わせた《ドラグマ召喚シャドール》が一時期大会環境で流行したことから、その抑制として規制されていました。

緩和理由としては、現環境で《ドラグマ》、《召喚獣》のカード達は総じて《深淵の獣》に対し不利となっており、 このカードを採用したデッキが、大会環境で活躍もなかったことから緩和されたと予想されます。

今回の緩和により《ドラグマ》の安定性が戻り、《深淵の獣》も規制されたことから、大会環境で《ドラグマ召喚シャドール》を見かけることはありそうです。

また規制されてからも、このカードと相性の良いEXのカードが続々と登場しており、今回の規制でデッキの採用枠が増えた 《烙印》への採用も検討できることから、今後このカードを使用した新たな組み合わせが期待されます。

「魔導書の神判」

魔法カードを使用した枚数だけ、デッキから「魔導書」カードを手札に加える効果が非常に強力な《魔導書》のカードです。

このカード使用後、3枚以上の魔法カードを発動してから「魔導書」カードを抱え、次のターンに「魔導法士 ジュノン」を特殊召喚し、 「魔導書」でサポートしながら戦う戦法が当時強力だったことから、《魔導書》デッキの抑制のためこのカードが禁止カードに指定されていました。

時は流れ、インフレからターンの高速化が進み、このカードの対抗カードも増加などの環境の変化により、2022/07/01に制限カードに緩和、 その後の大きな活躍もなかったことから、今回さらなる緩和になったと予想されます。

このカードの緩和により、《魔導書》はほぼ全盛期の力を取り戻しましたが、大会環境で活躍するには力不足な印象です。

そのため、手札を切らさず魔法カードを連発することができることに着目し、 魔法カード主体のデッキに「魔導書」カードと共に採用する出張パーツとしての採用が注目されます。

魔法カードを使用した際に発動する効果を持つ《エンディミオン》や、 墓地に3枚以上の魔法カードがあるときに真価を発揮する《閃刀姫》で採用されたこのカードを見かける機会は多そうです。

準制限⇒制限解除カード

「閃刀姫―カガリ」・「鬼ガエル」・「八汰烏」・「オルフェゴール・ガラテア」

前回(2023年1月)の制限改訂で準制限へと緩和されたカード4枚で、 これらのカードを使用するデッキが大会環境で大きな活躍はなく、規制しなくても問題なしと判断されてか、今回完全緩和されました。

特に「鬼ガエル」は《スプライト》デッキにて「餅カエル」を採用していた際に、その相性の良さから採用され制限カードにまで指定されましたが、 「餅カエル」の禁止化、《スプライト》カードの度重なる制限により、一年の期間を経て緩和されました。

次の環境では《深淵の獣》に規制がかかったこと、次の環境で活躍しそうな《VS》 《ピュアリィ》デッキに対し《閃刀姫》が相性がよさそうなことから、「閃刀姫―カガリ」の緩和は追い風になりそうです。

それ以外のカードは先述の通り、これらのカードを使用するデッキが大会環境で大きな活躍はないことから、緩和による大会環境の変化はなさそうです。

「呪われしエルドランド」

呪われしエルドランド

《エルドリッチ》デッキの潤滑材となるカードの一枚で、このデッキから「黄金卿エルドリッチ」やそのサポート罠カードをデッキから墓地へ送ることができます。

一時期大会環境で活躍をしていたことで《エルドリッチ》のカードがいくつか規制されていましたが、 《ティアラメンツ》や《深淵の獣》、《エクソシスター》の登場で、苦戦を強いられていました。

そのためか大会環境での活躍は減り、前回の改訂(2023/01/01)では「紅き血染めのエルドリクシル」が解除され、今回このカードが制限解除となりました。

今回の改定で《深淵の獣》に規制がかかったこともあり、《エルドリッチ》は多少戦いやすくなりましたが、 同時に罠デッキでの強力なメタカードであった「スキルドレイン」が規制されたので、弱体化も受ける結果となりました。

大会環境での活躍は現状、一歩足りない印象がありますが、強力なデッキであることは変わりなく、 今後の環境の推移や発売される罠カードによっては、活躍の機会はありそうです。

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引用元
yugioh-card.com

権利表記
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

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