あの名品を覚えているか？！ NBA×Reebok ヒストリーについて
INSTA PUMP FURY(インスタポンプ フューリー)をはじめ、高い機能性と独創的なデザインが印象的なスニーカーを数多く有する「Reebok(リーボック)」。
そんなリーボックにはスニーカーヘッズの間でも語り継がれる名作バスケットシューズが存在する。
スニーカーヘッズの中にはバスケットボールを通してスニーカーに触れ、沼にハマった人も多いのではないだろうか？
via：nba
名だたるスタープレイヤーが活躍してきた「世界最高峰のバスケットボールリーグであるNational Basketball Associationの略称である「NBA」の3文字は、バスケットボールに詳しくない人でも聞いたことがあるだろう。
今回はそんなNBAスタープレイヤーとリーボックによる名作モデルを、リーボック社協力の下、紹介しよう。名品を覚えている人も、知らない人も、きっと胸熱になるはずだ。
今さら聞けない、テクノロジースニーカーの先駆者、リーボックとは?
via：solecollector
まずはリーボックの歴史について紹介していこう。
1895年にイギリスで誕生し、その始まりはランニングシューズ。スニーカーの元祖とも言われる運動靴を製作したのも、リーボックである。
最先端のテクノロジーを搭載したシューズは、当時から多くのプロアスリート達からその高い機能性が支持され、同社は成長を遂げる。
代表的なインスタポンプ フューリーをはじめ、CLUB C(クラブC)など多くの名品を世に送り出し、昨今はMaison Margiela(メゾン マルジェラ) などモードブランドとのコラボレーションも行う世界的スポーツメーカーだ。
NBAとリーボックの伝説が幕を開ける
via：solecollector
創業以来、アスリート達のパフォーマンス向上に貢献してきたリーボック。
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（画像は2018年発売の復刻モデル）1986年、その領域をバスケットボールへと拡げ、ブランド初のバッシュ"BB 5600"を開発。当時の人気NBAプレーヤーへ提供され、リーボックの高い機能性は彼らの活躍を通して、バスケットボールのコートにおいても証明されていく事となる。
Reebok
ちなみに、同年リーボックは創業以来初のロゴの変更を行い、ブランド文字のベクターロゴに変更。
この動きは、プロスポーツ選手の契約獲得に向けたひとつ。NBAプレイヤーは、同社にとってそれだけ重要な存在であったことが明確だ。
ここからは、そんなリーボックが惚れ込んだ選手達を、彼らの活躍とシグネイチャーモデルを通して紹介していこう。
伝説が規格外！最強センタープレーヤー"シャック"
via：nba
バスケットボール界のレジェンド選手、最強のセンタープレーヤー「Shaquille O'Neal(シャキール・オニール)」。通称「シャック」の愛称で親しまれ、その名は今も語り継がれるスーパースターだ。
シャックは大学時代からバスケットボールで華々しいキャリアを持ち、豪快なダンクに加え、果敢でユーモア溢れる性格から、当時人気を博した選手である。
1992年、NBAドラフト1位指名で、「Orlando Magic(オーランド・マジック)」へ加入。デビュー同年、NBAルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。
その後の凄まじい活躍に加え、彼が"規格外"のスタープレイヤーと言われる所以は随所にあるが、それはまず体格だ。
大柄が多いバスケットボール選手の中でも、特に目を引く彼の足のサイズは驚愕の41cm、身長2m16cm、体重147キロ。
そのパワーを目の当たりにする、当時の伝説の映像がこちら。
（動画：シャックの衝撃のリング破壊のシーン）規格外の体格から、時にゴールそのものを破壊する強烈なダンクは"シャックアタック"と呼ばれ、他を圧倒してゴールを破壊し続けた結果、ルールそのものを変えたプレーヤーとしても有名だ。
数あるシグネイチャーモデルの中でも、特に象徴的なモデルを紹介しよう。
原点であり頂点。SHAQ ATTAQ "Footwear White"（シャックアタック"フットウェアホワイト"）
思わず胸熱になる、往年のファンも多い一足。
「シャキール・オニール」の最初のシグネイチャーモデルとして、デビューイヤーの1992年に登場した「シャックアタック」が2013年以来となる2022年9月に待望の復刻。
本カラーは彼が当時所属していたチーム「オーランド・マジック」のチームカラーに由来し"HOME Color(ホームカラー)"と呼ばれている。彼の大きな身体を支える重厚なボディに、爽やかで光沢感のある鮮やかなブルーが一際目をひく。
長めのシュータンのボタンから空気を送り込むことでフィッティングを調節する、"リーボック"を象徴するテクノロジーの"ポンプシステム"を搭載。
くり抜かれたソール裏からは、反発力を生み出す"GRAPHLITE(グラフライト)"がのぞくのも、特徴のひとつ。
軽量で高い強度のグラフライトパーツを土踏まず部分に配置することで、スニーカーの軽量化とサポート力を同時に実現。当時のリーボックの画期的技術であり、このモデルで初めてバッシュへ搭載された。
まさに「シャックアタック」は、90年代のリーボックにおける、傑作のハイスペックシューズだ。
先述の"ホームカラー"の復刻モデルに続き、"AWAY Color(アウェイカラー)"の復刻モデルも2013年以来、10年ぶりの登場だ。
デザインは"フットウェアホワイト"と同じだが、「シャキール・オニール」が当時所属していたチーム「オーランド・マジック」のアウェイゲームの際のユニフォーム"アズールブルー"カラーを落とし込んだ一足となっている。
全体的なブラックのベースカラーが、スタイリッシュな印象を演出する人気のモデルだ。
大迫力の実寸大！貴重なシャックのアーカイブモデル
リーボック社協力の下、今回紹介したいのは販売当初の1992年に製作された、本人着用と同サイズのアーカイブモデルのレプリカだ。
横に並べた復刻モデルのサイズは27cm、アーカイブモデルのサイズは驚愕の41cm。
このアーカイブモデルからも、いかにシャックが伝説のビッグプレイヤーであったかを容易に想像できる。
自分を貫くカリスマプレイヤー、アレン・アイバーソン
via：nba
Allen Iverson(アレン・アイバーソン)、彼もNBAの歴史の中で、影響力のあるスーパースターの一人。
学生時代からずば抜けた活躍で全米の注目を集め、1996年に「フィラデルフィア・76ers」からドラフト全体1位に指名され、NBAの世界へ。
当時のNBA史上最も身長が低いドラフト1位選手だと話題になったアイバーソン。
（写真：左から、シャキール・オニール、アレン・アイバーソン）
一部世間からは、アイバーソンの身長が低いことから「本当に活躍できるのか？」といった意見も多くあった。しかし、彼はデビュー同年に、新人王を勝ち取る。
今では、名実ともに伝説のプレイヤーだと讃えられる存在だ。
リーボックは、彼の運動能力の高さを早くから見極め、スポンサー契約を結ぶ。
その期待通り、アイバーソンはシーズンMVPなど数々の受賞歴をもち、2016年にバスケットボール殿堂入りを果たしている。
コート内外で自身のスタイルを貫き、「NBAに新しいスタイルの感覚をもたらした」と、当時多くの若者の支持を集めたカリスマだ。
そんなこだわりの強いアイバーソンのシグネイチャーモデルの中でも、高い人気を誇りつつ今でもゲットできる二足を紹介しよう。
最高傑作と名高い、THE ANSWER DMX "Footwear White"(ジ・アンサー・ディーエムエックス"フットウェアホワイト"）
「アレン・アイバーソン」のセカンドシグネイチャーモデルとして知られるANSWER(アンサー)。
2022年には、オリジナルカラーが2018年以来の復刻を遂げた。
モデル名の由来は、彼のファーストシグネイチャーモデルに遡る。このモデルは、アイバーソンがリーグに入る前に世間から「過大評価では？」と疑念を持たれていたことを揶揄して"QUESTION(クエスチョン)"と命名された。
NBA2年目、その疑問を自らのプレーで完全に払拭し、答えを導き出したことにちなみ、第二弾は"アンサー"と名づけられた。
当時の先端クッショニングテクノロジー"DMX 10"を初めてバスケットシューズに搭載。アッパーは耐久性に優れたフルグレインレザーが使用され、ソール裏は、アイバーソンがタトゥーで入れている”ブルドック”の肉球をイメージしたデザインだ。
その他にもコンシールドレースシステムや、アイバーソンのロゴ"I3"が入るなど、彼のスタイル同様、こだわりを反映した一足となった。
カラーは、通称"ROOKIE OF THE YEAR(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)"と呼ばれ、鮮やかなレッドを効かせた配色は、当時のチームカラーからインスパイアされたもの。
今もなお、色褪せない魅力を放つアイバーソンらしさが詰まったモデルだ。
続いて紹介するのはパテントレザーが印象的な、THE ANSWER DMX "Collegiate Navy"(ジ・アンサー・ディーエムエックス"カレッジネイビー")。
こちらもアンサーの胸熱カラーの復刻モデル。ネイビーカラーのパテントレザーパネルにゴールドのアクセントが印象的な一足。
アイバーソンの母校でもある、GEORGETOWN UNIVERSITY(ジョージタウン大学)のネイビーを纏ったオリジナルカラーが特徴だ。
印象的なクラシックなシルエットデザインに、ハイテクノロジーを搭載。
アイバーソンのシグネイチャーモデルの中で、最高傑作といわれるジ・アンサー・ディーエムエックス。
街履きはもちろん、バッシュとして愛用する人も多いこのモデルは、本来の役割を忘れさせない流石の一足だ。
進化し続けるリーボックのハイテクノロジー
リーボックのその高い技術力を、NBAのスタープレイヤーの活躍とシグネイチャーモデルを通して紹介した今回。
シャックのアーカイブモデルは圧巻のインパクトであったが、注目すべきは、今も昔もプロアスリートを支えるリーボックの技術革新だ。
この高い技術は日々進化し、スタープレイヤーのシグネイチャーモデルのみならず、あらゆるリーボックのスニーカーに活かされ、我々の日常の足元も支えている。
事実として、インスタポンプ フューリーは誕生から幾度とアップグレードされ、その抜群の履き心地はファンの心を離さない。
リーボックのテクノロジーと進化の歴史を知ったうえでのスニーカー選びは、これまでと違った発見があり、新鮮でおすすめだ。
まだリーボックのスニーカーを手にとったことのない人は、独自性の高いデザイン性だけでなく、その機能性や履き心地についても注目し、ぜひトライしてほしい。
関連リンク
▶Reebok Shaq Attaq "Footwear White/Core Black/Azule"▶Reebok Shaq Attaq "Core Black"
▶Reebok The Answer DMX "Footwear White"
▶Reebok The Answer DMX "Collegiate Navy"
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