今トレンドのブラックデニム!リーバイスの人気デニム11本を紹介|コラムについて
近年人気が増しているブラックデニム。SNSを見ても多くのインフルエンサーがブラックデニムを着用している。
デニムといえばインディゴ(ネイビー)が定番の中、なぜ今「ブラックデニム」が人気なのか。
今回はトレンドに迫りつつ、ブラックデニムの定番ブランド"Levi's(リーバイス)"の11モデルを紹介する。
自分にとって最適なブラックデニムを見つけよう。
今履きたいブラックデニム
ブラックデニムの人気が高まっているのは、二つの事柄が大いに関係ありそうだ。まずは、各ポイントを解説する。
ポイント1:他カラーとの合わせやすさ
画像:Kevin Durant(ケヴィン・デュラント)
まず一つ目は、「ブラック」カラーの汎用性の高さ。
ファッションの色合わせを考える際、反対色や同系色など"色の相性"を考えるとコーデがまとまりやすいが、黒は全てのカラーに合わせられる。
また、インディゴデニム(ブルーデニム)はその出自からもラフな印象があるが、ブラックデニムはクールに見え、収縮色なのでスマートな印象も与えてくれる。
普段デニムを履かない人でも取り入れやすいのも魅力の一つだ。
ポイント2:インフルエンサーの着用
画像:Travis Scott(トラヴィス・スコット)
近年はミュージシャンやインフルエンサーを始め、ファッション感度の高い人たちがブラックデニムを取り入れている姿をよく見かける。
これも人気の理由の一つだが、この背景にはブラックデニムと音楽カルチャーの深い関係も関わっているだろう。
ブラックデニムの定番"リーバイス"のアイテムは、史上最も売れたミュージシャンの一人「Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)」が愛用し、著名な楽曲"監獄ロック(Jailhouse Rock)"のプロモーションでも着用したと言われている。
その後も、名を挙げきれないほど多くのロッカーやHIPHOPミュージシャンに愛用されてきたリーバイスのブラックデニム。
この伝統は、Travis Scott(トラヴィス・スコット)やJustin Beiber(ジャスティン・ビーバー)など、現代のミュージシャンにも受け継がれており、彼らのスタイルに憧れるファンによってさらなる人気を獲得している。
画像:Justin Beiber(ジャスティン・ビーバー)
このように注目を浴びてきたブラックデニムだが、各年のトレンドによって人気の色合いが変わるから面白い。
最近、特に人気なのが、古着や色落ち加工された薄い黒のモデルだ。
味のあるブラックデニムを見つけるため、その染色方法(先染め、後染め)にこだわる人もいるほど。
ちなみに、先染めとは糸から染められているパターン、後染めとは、生地、もしくは製品完成後に染色するパターンだ。後染めの方が色落ちしやすいことで知られている。
そして、一番大事なのはどのシルエットを選ぶかだろう。ここからはシルエット別にリーバイスのラインナップを紹介する。
リーバイスのおすすめブラックデニム
1853年に創立したリーバイス。彼らが追求してきたジーンズへの信頼は厚い。
ここからは、リーバイスが展開する各王道モデルのブラックデニムをスタイル別(ベーシック、スリム、ワイド)に紹介する。
【ベーシック】
まずチェックすべきは、定番のスタイルだ。多くの品番がここに含まれ、リーバイスブランドを牽引してきたモデルが並ぶ。今回は、その中でもおすすめの6モデルを選抜した。
●501 オリジナルフィット |
定番のモデル。股上は程よい深さで裾に向かってすっきりとしたストレート(501の名前で別フォルムもあるため注意) |
●502 | 膝から裾にかけてゆるやかに細くなるテーパード |
●505 | 腰回りがゆったりとしたストレート |
●517 | 太ももから膝にかけてしぼられていて裾に向かって広がるブーツカット |
●550 | ゆとりのあるリラックスしたフィットで裾に向かって細くなるテーパード |
●701 | 腿から足首にかけてゆとりのあるストレートレッグ(ウィメンズモデル) |
■王道のスタイル
Levi's 501 Original Fit Parrish "Grey"
引用:Levi'sリーバイスの看板モデルである501。悩んだらこのモデルを選べば間違いないと言えるほど、ジーンズのベーシックなスタイルを追求している。
501から紹介するブラックデニムは、トレンド感のある色褪せたモデル。味があり、ブラックデニムらしい無骨な印象を持つアイテムだ。
■ゆるやかなテーパードフィット
Levi's 502 Regular Taper "Black"
引用:Levi's501と比べ、ボタンフライをジップフライに、そして膝から裾にかけてゆるやかに細くなるテーパードフィットを採用することで、スタイルをより際立たせるアイテムとなった"502"。
掲載したブラックデニムは、502のシルエットの美しさを活かす濃いめのカラーを採用している。程よいストレッチ性を兼ね備えているため、より足の形を活かしやすい。
■クラシックなシルエット
Levi's 505 Regular Fit "Black"
引用:Levi'sこちらもジップフライを採用したモデル。ヒップ、太ももにかけてゆったりとしていて、502と比べると裾がストンと落ちるのが特徴だ。
ストレートのクラシックなシルエットは、ブラックデニムの無骨な雰囲気にピッタリ。ワークテイストやミリタリーテイストのファッションにも合うアイテムだ。
■ブーツカットスタイルのブラックデニム
Levi's 517 Boot Cut "Black"
引用:Levi's517は、リーバイスプロダクトでも珍しいブーツカットスタイルを採用したモデル。裾が広がっていることで、スニーカーやブーツとの合わせを楽しむことができる。
ブラックカラーを採用すれば、腿の絞りをより際立たせたアイテムに。ヴィンテージや古着でも重宝されるシルエットは、現代のトレンドに合致している。
■全体的にゆったりとしたフォルム
Levi's 550 Relaxed Fit "Black"
引用:Levi's近年人気の550はリラックスシルエットのモデル。全体的にゆったりとさせつつ、足元はすっきりするようにテーパードがかかっている。
掲載したブラックデニムは、先に紹介したベーシックモデルと比べ、よりストリート感の強い印象。トレンドとの相性も良いため、一本持っておくと重宝しそうだ。
■ウィメンズのコラボモデル
Levi's × Girl's Don't Cry 701 "Black"
引用:Levi'sリーバイス初の女性向けモデルとしてつくられた710は、ヒップから太ももにかけてまっすぐフィットするストレートレッグが特徴。ハイウエストでウエストやヒップまわりを綺麗に見せてくれる。
この型をベースに、ハートのロゴと特徴的な文字フォントで人気を博すGirl's Don't Cry(ガールズ ドントクライ)とのコラボデニムがリリースされている。実は、同ブランドを手がけるVerdy(ヴェルディ)の奥様が愛用しているのが、このリーバイス 701。ヴィンテージ感漂う701は、"奥さんがいつも笑顔でいてほしい"という願いを込めたコラボブランドを体現するスペシャルアイテムだ。
【スリム】
次に紹介するのは、ブラックデニムの特徴の一つ「脚のシルエットを強調」することに長けたスリムシルエット。80年代のロックンロールスタイルを象徴するようなアイテムを見ていこう。
●510 | 腰から足首にかけてタイトなスキニー |
●511 | ストレートとスキニーの中間に位置するスタンダードなスリムフィット |
■スキニーフィットの美しいルックス
Levi's 510 Skinny Fit "Black"
引用:Levi'sリーバイスのジーンズの中で、最もスリムなモデル「510」。ジップフライとストレッチの効いた素材感によって、多くの人に選ばれるスキニージーンズだ。
ブルーデニムよりも視覚的に細く見え、クールな印象も与えてくれるブラックのスキニーデニム。汎用性が高く、困ったときに履ける一本。
■スキニーとストレートの中間
Levi's 511 Slim Fit "Black"
引用:Levi'sストレートとスキニーの中間に位置する絶妙なシルエットが売りの511。同ブランドで最も人気なスリムジーンズだ。
タイト過ぎず動きやすいスリムなストレートジーンズはスニーカーとの相性も抜群。綺麗めなスタイルとも合わせやすいのも嬉しい。
【ワイド】
近年のトレンドを意識したスタイルなら、ワイドシルエットのデニムパンツを選びたい。
●568 Stay Loose | モダンで全体的にルーズなフィットのカーペンターパンツ |
●578 Baggy | 全体的にゆったりとしたバギーフィットで、裾に向かってゆるやかに細くなるテーパード |
●SilverTab Loose Fit | 全体的にルーズでゆとりがありながらも、裾に向かって細くなるテーパード(SilverTabの名前で別フォルムもあるため注意) |
■ワークパンツらしさを活かす
Levi's Men's 568 Stay Loose Carpenter Pants "Black"
引用:Levi'sスケートシーンでの知名度も高い568 ステイルーズは、ワークパンツらしい趣向が施されたモデルだ。両サイドには工具入れ用としてのポケットを配し、カーペンターパンツの特徴を落とし込んでいる。
紹介したブラックデニムは、 紹介したブラックデニムは、90年代の雰囲気漂うグレー調の色落ちも魅力だ。ストリートスタイルにハマる一本。
■ストリートファッションにもってこい
Levi's Men's 578 Baggy Jeans "Black"
引用:Levi's太めのシルエットにテーパードをかけた"バギーフィット"を探しているなら578がおすすめだ。
本記事の掲載モデルの中で、最も色味が淡いグレーを使った578。まるで何度も履かれてきたような生地が、こなれた雰囲気を演出してくれる。
■名作モデルの復刻
Levi's SilverTab Loose Fit Worn In "Black"
引用:Levi's90年代のストリートファッションを牽引した「SilverTab(シルバータブ)」。当時のシーンを思い起こさせるLoose Fit(ルーズフィット)は、カテゴリーの特徴が如実に表れたアイテムだ。
2022年、古着市場でも追いかけられているモデルがついに復活を果たした。掲載モデルは、あえて色落ちにムラのあるブラックデニムを採用。履くだけで様になるアイテムになっている。
おすすめコーデ
ここまでリーバイスの11モデルをチェックしてきた。好みのスタイルは見つかっただろうか。
悩んでいる方の手助けとなるよう、着用イメージを膨らませられる「ブラックデニムを使ったコーデ例」を紹介する。
【ヴィンテージファッションに取り入れる】
スニダンユーザー様の投稿画像
まず紹介するのは、ジャストサイズのブラックデニムに、同色のGジャンとグリーンのアイテムを合わせたコーデ。
味のあるデニムと生成色のシューレースの組み合わせは、近年のヴィンテージファッションを表すようなスタイルだ。
また、ブラック以外のカラーアイテムの使い方もチェックしてほしい。ブラックがさまざまな色に合うからこそ、別のトレンドカラーを取り入れやすく、投稿者のようにグリーンで合わせるもよし、他の明るいカラーで合わせてもブラックデニムが映えるだろう。
【スニーカーを活かすサイズ感で着こなす】
スニダンユーザー様の投稿画像
続いては、ブラックデニムにAir Jordan 1 "Dark Mocha(ダークモカ)"を合わせたコーデ。
パンツとスニーカーをどう合わせるかは、コーデにおいて重要なポイントの一つだ。掲載コーデのように、落ち着いた色味どうし、そしてスニーカーが程よくあらわになるサイズ感を用いると、各アイテムの良さを活かしたコーデが完成する。
また、ブラックをベースに、アクセントで他の色味を足しているところも本コーデのポイント。スタジアムジャケットとの合わせによって、程よく弛みがあるブラックデニムのストリート感が助長された。
これらの掲載コーデのように、ブラックデニムを使えば、味のあるコーデを完成させることができる。ぜひ自分のコーデにも取り入れ、おしゃれにブラックデニムを履きこなしてほしい。
おわりに
近年のストリートトレンド「ブラックデニム」。
トラヴィス・スコットやジャスティン・ビーバーらも愛用するブラックデニムにも、さまざまなシルエットが存在している。
綺麗めに着こなすも、ストリート感溢れるコーデに取り入れるもあなた次第。
自分にどちらのスタイルが合うのか定まってない人は、紹介した「ベーシック」「スリム」「ワイド」の3タイプを揃え、色々試してみてはいかがだろうか。
デニムの味さえもよく映えるリーバイスのブラックデニムは、それだけの価値があるだろう。
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