SOSHI Net「目指すはチャンネル100万人登録」|アンバサダーインタビューVol.1について
新たにSNKRDUNKとクリエイターのコラボレーション企画として始動したスニダンアンバサダー。自身のこだわりや熱狂を世の中に発信し続ける人々に迫るインタビュー企画の第一弾は、YouTubeチャンネル「SOSHI Net」を運営するSOSHIさん。クリエイター歴9年、登録者25万人を超えるYouTuberであり、スニーカー動画界のパイオニアとして活動する彼の映像美や独自の視点から展開されるスニーカー、ファッションへのこだわりについて迫る。
─まずはSOSHIさんについて教えてください。
「SOSHI Net」というYouTubeチャンネルを運営しています。2014年11月に今のチャンネルを始めて今年で9年目に入りました。基本的にはスニーカーの紹介を中心ですが、旅行やVLOGなども発信しています。
─YouTubeを始めようと思ったきっかけは何だったんですか?
元々小学校の頃から野球をやっていたんですけど、大学2年で野球をやめることになって。そこから音楽をはじめて、DTMでトラックを作って、リリックを書いて、レコーディングしてってことを大学卒業するくらいまでやっていました。
その頃にもYouTubeチャンネルは立ち上げてたんですけど、何かしらやりたいなという気持ちはありながらも、普通に働いていたんです。当時はまだ「YouTuber」って言葉もない時代だったんですけど、僕と同い年のヒカキンさんが有名になってきたんです。僕はヒカキンさんがビートボックスをやってる頃から視聴者として見てたんですけど、この楽しそうなことを自分でもできたらいいなと思いつつ、やることが決まらなくてぐだぐだしていて……。
─本格的に動こうと決意するには勇気もいりますよね。
でも、このままだとずっと決まらないから、とりあえず真似事から始めてみようと。当時は大阪に住んでたんですけど、まわりに聞ける人もいないし、とりあえず真似しながら「YouTubeとはなんぞや」というところから始めました。動画編集もやりながら覚えていこうと。最初の1年間はいろんなことをやって、その後からスニーカーを紹介するようになりました。
─「SOSHI Net」で印象的なのは映像へのこだわりです。日本よりも欧米っぽいというか、キレイな撮り方、カッコいい撮り方にこだわりを感じています。
僕はバラエティみたいな笑いがとれるようなキャラでもないし、面白い話ができるわけではない。且つ、自分が小さい頃から見てきた映像もそういうのが多かったし、惹かれてたんです。
2017年に「YouTube Nextup」というYouTube主催のクリエイター合宿に参加させていただいたんですけど、MVを撮影している方などが講師としていらっしゃってたんですよ。そのときに「あ、こういう映像の世界があって、自分でも編集できるんだ」っていうのを知って、そこからどんどん追求していくようになりました。
─SOSHIさんの映像がどのように進化していくのかこれからも楽しみです。
やっぱり紹介しているものがスニーカーなので、カッコよく見えた方が良いじゃないですか?相性も良いだろうし、自分がやっていくと考えたときに、そういうのを作っていきたいなと思いました。今はその方向で頑張ってる感じですね(笑)
─YouTubeを始めて9年目ですが、特に印象的だったことはありますか?
まず、東京に出てくるとは全く思ってなかったです(笑)。あと僕の中で一番大きいのはMLBさんとお仕事させていただいていることですね。2019年に春キャンプの取材に行かせていただいて、僕のチャンネルでは野球中心ではなく、選手が好きなスニーカーなどを取材させてもらったんです。他にも現地に行っていろんな取材を見させてもらったり。
今年はオールスターの取材と映像を撮りに行かせていただきました。やっぱり小さい頃から野球をやっていたので、かなり嬉しかったですね。まさか自分のYouTubeと野球がリンクするとは思っていなかったですし。
幼い頃からあった
「Nikeはカッコいい」という意識
─SOSHIさんがスニーカーに初めて興味を持ったのはいつ頃なんですか?
小学生の頃にメジャーリーグを見てたら、選手が履いているスパイクのほとんどがNikeやったんですよ。そこで「Nike=カッコいい」っていうのが意識に刷り込まれたんですよね。そして、小学生のときの友達が履いてた「Air Zoom Seismic(エア ズーム サイズミック)」をめちゃくちゃカッコええな!と思ってオカンにねだって買ってもらったんです。
あと、親父が「Air Max Tailwind 96(エアマックス テイルウインド96)」を履いてたんですけど、小学校高学年になった頃に親父とスニーカーのサイズが同じくらいになったので勝手に履いてましたね(笑)。
─そこから、ずっとスニーカーは好きだったんですか?
中学校に上がったら「Air Force 1(エアフォース1)」や、「Dunk(ダンク)」、「Delta Force(デルタフォース)」とかを履いてましたね。ただ興味はありつつ、集めるまではいってなかったんです。高校、大学と野球をやっていたので、そんなには買えなかったですし。あ、でも高校の野球部を引退してからはバイトを始めて、自分のお金でダンクやジョーダン系をいろいろ買ってましたね。
─スニーカーを集めるようになったきっかけは?
2015年7月の「Air Max 95(エアマックス95)」イエローグラデの復刻。昔イチローさんがポスターでイエローグラデを履いていた記憶もあったので買おう!と思ったら、抽選で買えなくて「あ、スニーカーって買われへんのや」ってそこで初めて知りました(笑)。そこからスニーカーを調べていくうちに、もう泥沼っすよね……。どんどん沼にハマっていったって感じです。
─確かにスニーカーは沼ですね…。現在SOSHIさんにとってスニーカーとはどんな存在ですか?
ひとつの趣味でもあるし、コミュニケーションツールでもあるって感じです。MLBの選手とスニーカーの話で盛り上がったり、仲良くなったりすることもあるし、「スニーカー好き」っていうところでリンクして、輪が広がっていくことがありますしね。
SOSHIが“今”
紹介したいスニーカー5足
─今回お部屋で取材させていただいていますが、当たり前ながらスニーカーの数が多いですね!この中からSOSHIさんが“今”紹介したいスニーカー5足を教えてください。
「Nike Air Jordan 1 "Chicago" (2015)」
一番大事にしているモデルでいうと、2015年の「Air Jordan 1 Chicago(エアジョーダン1 シカゴ)」。YouTubeを始めてから、初めて買った大きい金額のプレ値スニーカーがシカゴです。僕が買ったときには10万やったんですけど、今20万とか超えてるじゃないですか?
これに関してはYouTubeを始めてから、ずっと憧れを持っていた一足ですね。もうレジェンドというか。ただ、なかなか手を出せるような金額でもないし、YouTubeをやってなかったら絶対に買えてなかったです(笑)
「Nike Terminator High "Georgetown" (2003)」
2003年復刻の「Terminator(ターミネーター)」です。2003年のモデルって僕が中学の頃に、Air Force 1やDunkが盛り上がっているタイミングでリリースされたんですよ。中学1年生のときに同級生で一人だけこれを履いてるやつがいて、それがターミネーターを知るきっかけやったんです。
デザインもそうだし、このカラーリング。当時そんなに詳しくもなかったんですけど、エアフォース1やダンクくらいは分かるじゃないですか。でも、あいつの履いてる「かかとに『NIKE』って入っているモデルはなんや!」って。
2003年のモデルはオリジナルと比べてグレーの色味がちょっと濃かったり、スウッシュが大きくなってたりするので、受け入れられない方もいると思うんですけど、僕は中学の思い出もあって好きですね。今回(2022年)の復刻も買えるかどうか分からないですけど、どうにかゲットしたいなと思ってます。
「Nike Air Max 94 "Court Purple"」
最近やっと見つけた「Air Max 94(エアマックス94」。エアマックスシリーズは1から始まって、Lite、90といろいろありますが、僕は94のシルエットとこのボリューム感が好きなんです。ただ、日本国内ではあまり展開されていないし、販売されたとしても数がめちゃくちゃ少ない。
2018年トロントに行ったときには、向こうで普通に販売されてたんですよ。そのときは94がどれほど数が少ないかも分かってなかったし、いずれ日本で販売あるだろうし、まあなかったとしても海外からオンラインで買えばいいやと思って買わなかったんです。
そしたら待てど暮らせど、日本では展開されないわ、向こうのオンライン見てもないわ……。出てきてもサイズが大きかったり、やたら高かったり。そんな中、この前ようやく見つけることができてテンションが上がった一足です。これはエアマックスシリーズの中でも1番、2番目に好きなモデルですね。
「Nike Air Jordan 4 "11Lab4"」
野球だけでなく、音楽とスニーカーがリンクすることもあって。例えば、好きなアーティストに影響されてスニーカーを買うことも結構あるんですよ。普段アーティストがライブでどんなスニーカーを履いているのかって気になるんですけど、中学の頃からライブで一瞬足元が映った瞬間に映像をとめて、何を履いているのか調べたりしてましたね。
この「Air Jordan 4 Retro "11Lab4 Red"(エアジョーダン4 レトロ 11ラブ4)」は、エミネムがライブで履いてて「めちゃくちゃ、かっこええな」と思って探して買ったやつです。僕が持っているスニーカーの中でもこんなに赤々しいのはこれ一足くらい(笑)。赤のスニーカーってあまり履かないんですけど、これは超カッコいいです。
「Air Jordan 11 "Concord"」
アーティストに影響を受けて買ったモデルでいえば、「Air Jordan 11 "Concord"(エアジョーダン11 "コンコルド")」も。Def Techが好きなんですけど、マイクロさんが何かのライブでエアジョーダン11を履いてたんですよね。
パテントのこの感じがめちゃくちゃカッコいいなと思って、そこからエアジョーダン11が好きになりました。完全にマイクロさんの影響です。ちなみにマイクロさんはエアジョーダン1、エアジョーダン3、エアジョーダン5、エアジョーダン11が好きなんですよ(笑)
目指すはチャンネル100万人登録
─今後YouTubeでやりたいことはありますか?
特にはないんですけど……(笑)。やっぱりYouTubeを始めた頃から目標に掲げていた100万人チャンネル登録はいつか達成したいので、そこに向かって頑張っている感じですね。
─スニーカー含め、ファッションカテゴリでの100万人登録はなかなか高い目標ですよね。
海外でも数えるくらいですから難しいんだろうけど、頑張りたいっすよね。見てくださる方もいるし、支えてくださる方も周りにもいっぱいいてくれてるので。今もその人たちのおかげで続けられてるところはありますからね。
─最後にスニダンアンバサダーとして一言お願いします。
今よりもスニーカーシーンがもっと広まって、もっと盛り上がってほしいと思ってます。スニダンとそういうことが一緒にできるならやっていきたいですね。
連載|アンバサダーインタビュー
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▶︎Ninja We Made It.「ヒップホップの音楽やファッションを通して、見ている人に楽しさを届けたい」|アンバサダーインタビューVol.4
Profile
SOSHI Net
YouTube界でスニーカーといえば、まず最初に名前があがるのがSOSHI。巧みな撮影アングルと音楽を融合させたお洒落な映像、一つひとつこだわりつくした映像美で人気を博している。スニーカー以外にもガジェット紹介や日常を切り取ったVlogも評判が高い。YouTuneチャンネルの登録者数は、約25.1万人(2022年12月現在)。
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