【遊戯王OCG】《LL鉄獣戦線》のデッキレシピと戦い方/対策方法について
『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(遊戯王OCG)の《LL鉄獣戦線》のデッキレシピと戦い方について解説していきます。
※2023年1月1日から適用されるリミットレギュレーションに合わせ、デッキレシピ情報を更新(2022年12月22日)しました。
TEXT:ししど
《LL鉄獣戦線》デッキの特徴
獣・鳥獣・獣戦士族から成る《鉄獣戦線(トライブリゲード)》と、レベル1鳥獣族のテーマ《LL(リリカル・ルスキニア)》の混在デッキ《LL鉄獣戦線》。
長所は
- 持前の展開力を活かしたリンク召喚で、相手の盤面突破を狙う《鉄獣戦線》
- 大量の特殊召喚が可能な展開力を活かし、相手の制圧を狙う《LL》
といった「幅広い展開力」がうまく組み合わさっている点ですが、一方で
- 展開のルートがとても多く、さまざまなモンスターの効果を使用するため、手順を覚えるまでは扱いが難しい
といった短所もあります。ただ、使い慣れてしまえば強い味方になること間違いなしのテーマとなっています。
キーカード
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ
LL-アンサンブルー・ロビン
LL-バード・コール
これらは、左から順に
- 高い攻撃力と、フィールドのカードを選んで除外できる強力な効果を併せ持つ(鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ)
- エクシーズ素材の数だけ攻撃力を上げる。また、素材を取り除くことで相手が特殊召喚したモンスターを手札に戻すことが可能(LL-アンサンブルー・ロビン)
- 《LL》の展開には欠かせない魔法カード。デッキからモンスターを手札に加えながらモンスターを特殊召喚できるため、連続召喚を狙える(LL-バード・コール)
といった特徴がある、強力なカードたちです。
《LL鉄獣戦線》デッキレシピ
引用:遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ
安定感 | 爆発力 | 対応力 | 使いやすさ |
---|---|---|---|
◎ | ◎ | ○ | △ |
メインデッキ | 枚数 | 魔法カード | 枚数 |
---|---|---|---|
鉄獣戦線キット | 1枚 | LL−バード・コール | 3枚 |
鉄獣戦線フラクトール | 2枚 | 墓穴の指名者 | 2枚 |
鉄獣戦線ケラス | 1枚 | 抹殺の指名者 | 1枚 |
鉄獣戦線ナーベル | 3枚 | 炎舞-「天璣」 | 2枚 |
LL−コバルト・スパロー | 2枚 | 強欲で貪欲な壺 | 2枚 |
LL−サファイア・スワロー | 2枚 | ワン・フォー・ワン | 1枚 |
LL−ターコイズ・ワーブラー | 3枚 | おろかな埋葬 | 1枚 |
LL−セレスト・ワグテイル | 3枚 | ハーピィの羽根帚 | 1枚 |
LL−ベリル・カナリー | 3枚 | 罠カード | 枚数 |
灰流うらら | 3枚 | 無限泡影 | 1枚 |
増殖するG | 2枚 | ||
霞の谷の巨神鳥 | 1枚 | ||
エクストラデッキ | 枚数 | ||
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ | 1枚 | ||
鉄獣戦線 徒花のフェリジット | 1枚 | ||
LL−アセンブリー・ナイチンゲール | 1枚 | ||
LL−アンサンブルー・ロビン | 1枚 | ||
LL−リサイト・スターリング | 2枚 | ||
ダウナード・マジシャン | 1枚 | ||
天霆號アーゼウス | 1枚 | ||
王神鳥シムルグ | 1枚 | ||
転生炎獣アルミラージ | 1枚 | ||
戦華盟将-双龍 | 1枚 | ||
FNo.0 未来皇ホープ | 1枚 | ||
FNo.0 未来龍皇ホープ | 1枚 | ||
鉄獣戦線 銀弾のルガル | 1枚 | ||
アクセスコード・トーカー | 1枚 |
《LL鉄獣戦線》の戦い方
先攻での基本戦術
① | 特殊召喚×2からの、魔法カードのサーチ |
---|---|
② | 「LL-リサイト・スターリング」をエクシーズ召喚 |
③ | 「LL-コバルト・スパロー」を特殊召喚し、その効果で「鉄獣戦線ナーベル」をサーチ |
④ | 「LL-サファイア・スワロー」の効果で「鉄獣戦線ナーベル」を一緒に特殊召喚 |
⑤ | もう一度「LL-リサイト・スターリング」をエクシーズ召喚し、「LL-ベリル・カナリー」をサーチ |
⑥ | 「FNo.0 未来皇ホープ」&「FNo.0 未来龍皇ホープ」をエクシーズ召喚 |
⑦ | 「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」を特殊召喚 |
⑧ | 「王神鳥シムルグ」をリンク召喚 |
⑨ | リンク素材となった「鉄獣戦線ナーベル」の効果で「鉄獣戦線キット」をサーチして、通常召喚 |
⑩ | 「戦華盟将-双龍」を特殊召喚 |
⑪ | 「鉄獣戦線キット」で「転生炎獣アルミラージ」をリンク召喚 |
⑫ | 「LL-アンサンブルー・ロビン」をエクシーズ召喚 |
⑬ | 墓地の「LL-セレスト・ワグテイル」を、その効果で「LL-アンサンブルー・ロビン」の素材に |
⑭ | エンドフェイズに「王神鳥シムルグ」の効果で「霞の谷の巨神鳥」を特殊召喚 |
⑮ | 展開後の妨害方法 |
特殊召喚×2からの、魔法カードのサーチ
LL-ターコイズ・ワーブラー
LL-セレスト・ワグテイル
LL-バード・コール
「LL-ターコイズ・ワーブラー」を特殊召喚し、その効果で「LL-セレスト・ワグテイル」を特殊召喚。さらに「LL-セレスト・ワグテイル」の効果で「LL-バード・コール」をサーチします。
「LL-リサイト・スターリング」をエクシーズ召喚
LL-リサイト・スターリング
LL-コバルト・スパロー
「LL-リサイト・スターリング」をエクシーズ召喚し、その効果で「LL-ターコイズ・ワーブラー」を墓地へ送って「LL-コバルト・スパロー」をサーチします。
「LL-コバルト・スパロー」を特殊召喚し、その効果で「鉄獣戦線ナーベル」をサーチ
鉄獣戦線ナーベル
LL-サファイア・スワロー
「LL-バード・コール」を発動し、「LL-サファイア・スワロー」をサーチ。「LL-コバルト・スパロー」を特殊召喚し、その効果で「鉄獣戦線ナーベル」をサーチします。
もう一度「LL-リサイト・スターリング」をエクシーズ召喚し、「LL-ベリル・カナリー」をサーチ
LL-ベリル・カナリー
「LL-コバルト・スパロー」と「LL-サファイア・スワロー」を使って「LL-リサイト・スターリング」をもう一度エクシーズ召喚し、その効果で「LL-サファイア・スワロー」を墓地へ送って「LL-ベリル・カナリー」をサーチします。
「FNo.0 未来皇ホープ」&「FNo.0 未来龍皇ホープ」をエクシーズ召喚
2体の「LL-リサイト・スターリング」で「FNo.0 未来皇ホープ」をエクシーズ召喚(「LL-リサイト・スターリング」のX素材4枚は墓地へ送る)し、さらに「FNo.0 未来龍皇ホープ」を重ねてエクシーズ召喚します。
「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」を特殊召喚
鉄獣戦線 徒花のフェリジット
「鉄獣戦線ナーベル」の効果で墓地の「LL-ターコイズ・ワーブラー」と「LL-サファイア・スワロー」を除外し、「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」を特殊召喚します。
「王神鳥シムルグ」をリンク召喚
王神鳥シムルグ
「鉄獣戦線ナーベル」と「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」で、「王神鳥シムルグ」をリンク召喚します。
「戦華盟将-双龍」を特殊召喚
戦華盟将-双龍
「鉄獣戦線キット」の効果で「鉄獣戦線ナーベル」と「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」を除外し、「戦華盟将-双龍」を特殊召喚します。
「LL-アンサンブルー・ロビン」をエクシーズ召喚
LL-アンサンブルー・ロビン
サーチしていた「LL-ベリル・カナリー」の効果を発動し「LL-コバルト・スパロー」と一緒に特殊召喚。これら2体で「LL-アンサンブルー・ロビン」をエクシーズ召喚します。
展開後の妨害方法
上記のかたちで展開したあとは
- 相手の魔法・罠・モンスター効果を無効にする(霞の谷の巨神鳥)
- エクシーズ素材の数だけ特殊召喚されたモンスターを手札に戻す(LL-アンサンブルー・ロビン)
- 相手のモンスターの効果を無効にする(FNo.0 未来龍皇ホープ)
- 手札・フィールドのカードをコストに相手フィールドのカードを手札に戻す(戦華盟将-双龍)
といった、豊富な妨害方法があります。
後攻での基本戦術
① | 《鉄獣戦線》と《LL》の展開力で、相手の妨害を潜り抜けることを目標に動く |
---|---|
② | 相手からの妨害を誘発するカードを使用する |
③ | 「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」をエクシーズ召喚し、ダイレクトアタックを狙う |
④ | 「ダウナード・マジシャン」と「天霆號アーゼウス」をエクシーズ召喚 |
⑤ | 「天霆號アーゼウス」の効果で、相手フィールドを一掃 |
⑥ | 「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」の特殊召喚を狙う |
「相手からの妨害」を誘発するカードを使用する
鉄獣戦線フラクトール
炎舞−「天璣」
「鉄獣戦線フラクトール」や「炎舞−『天璣』」を使用して、相手の妨害を誘います。(これらの効果が通れば《鉄獣戦線》の展開を許してしまうので、相手からすれば止めたい場面となります)
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」をエクシーズ召喚し、ダイレクトアタックを狙う
LL-アセンブリー・ナイチンゲール
「LL-ターコイズ・ワーブラー」などのモンスターをフィールドに並べて「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」をエクシーズ召喚し、その効果でダイレクトアタックを狙います。
「ダウナード・マジシャン」と「天霆號アーゼウス」をエクシーズ召喚
ダウナード・マジシャン
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」に「ダウナード・マジシャン」を重ねてエクシーズ召喚。さらに「天霆號アーゼウス」を重ねて、もう一度エクシーズ召喚します。
「天霆號アーゼウス」の効果で、相手フィールドを一掃
「天霆號アーゼウス」は①の効果が2回使える(X素材が計4枚あるため)ので、相手のフィールドを一層した後に残りの手札で展開を狙います。
「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」の特殊召喚を狙う
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ
墓地にモンスターが貯まれば《鉄獣戦線》モンスターの共通効果で「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」を特殊召喚できるようになり、デュエル後半も粘り強く戦えるようになります。
《LL鉄獣戦線》と相性の良いカード
《十二獣》カード群
- 獣戦士族で統一されたテーマであり、《鉄獣戦線》とシナジーがある
- 《十二獣》はモンスター1体でエクシーズ召喚が可能なため、柔軟に立ち回ることができる
※《十二獣》には禁止カードも存在するため、注意が必要
「炎舞-『天璣』」
炎舞-「天璣」
- 効果の対象となる「レベル4以下の獣戦士族モンスター」に「鉄獣戦線フラクトール」が該当するため、初動が安定する
- 初動カードなので、相手の手札誘発や妨害を誘い出しやすい
「レスキューキャット」
レスキューキャット
- デッキから獣族モンスターを2体まで特殊召喚できる
- 自身も獣族のため、《鉄獣戦線》の素材にできる
《LL鉄獣戦線》の対策方法
「アンデットワールド」
アンデットワールド
- 《鉄獣戦線》モンスターは、墓地の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを素材としてリンクモンスターを特殊召喚する
- 上記の理由から、墓地のモンスターをアンデット族に変更されてしまうと、その効果を発動できなくなる
「群雄割拠」「御前試合」
群雄割拠
御前試合
- 「群雄割拠」は1種族、「御前試合」は1属性のモンスターしか出せなくなる効果を持つカード
- 《LL鉄獣戦線》はテーマ内で3種族・4属性のモンスターが存在しているため、これらを発動されてしまうとかなり窮屈な立ち回りを要求される
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引用元
yugioh-card.com
権利表記
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI