【遊戯王OCG】カード紹介「氷水啼エジル・ギュミル」「氷水大剣現」の活用法考察

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【遊戯王OCG】カード紹介「氷水啼エジル・ギュミル」「氷水大剣現」の活用法考察について

『遊戯王OCG』の《氷水》のストーリーと戦い方について解説しています。

今回は現在遊戯王11期シリーズにて展開されている《アルバスストーリー》に大きな関わりのある《氷水(ヒスイ)》に新たなカードの発表がありましたので、《氷水》の物語と新たなカードの活用法をご紹介します。

TEXT:ししど

《氷水》のストーリー

《氷水》と密接な関係のある《相剣》(ソウケン)にも触れつつご紹介していきます。

《氷水》の英語名は《jade》という翡翠を意味するものとなっており、モンスターの肌色からも読み取れる通り青緑系の翡翠色を意識している事が推察できます。

《氷水》達の暮らす「氷水底イニオン・クレイドル」はアルバスストーリーの大陸のどこかにある、大霊峰と呼ばれる深い霧に包まれた秘境の地の最奥に位置する氷と水の世界です。

《イニオン・クレイドル》には、《氷水》エネルギーに意志の宿った精霊たちが暮らしており、この地は「氷水帝コスモクロア」によって治められています。《氷水》達はこの地を離れることが出来ないため《相剣》達に《氷水》エネルギーを与え《相剣》達はこの霊峰を護るという共存の関係にありました。

ですが、《氷水》モンスターの持つエネルギーは無限ではありません。《氷水》達はエネルギーを使用するとその翡翠色の身体が黒く染まっていき、黒い部分で全身が完全に覆われると氷と水に還ってしまいます。「氷水帝コスモクロア」は長い年月を生きたため身体の大部分は黒く染まり、寿命がわずかであることが明らかとなっています。

この共生に不満を持つ者がいました。「相剣軍師ー龍淵」(ソウケングンシーリュウエン)です。「相剣軍師ー龍淵」は護ることにしか力を使わないことが不満だったのです。そんな最中、《エクレシア》と《アルバス》が「氷水底《氷水底イニオン・クレイドル》」を訪れました。

その頃《デスピア》達は、《ドラグマ》の覚醒により、《イニオン・クレイドル》の力を超えたことで、霊峰の霧を超え、大量の軍勢を送り込んできました。これを機に「相剣軍師ー龍淵」は《相剣》《氷水》の両方を裏切り謀反を起こします。「相剣軍師ー龍淵」は真の姿「相剣大邪ー七星龍淵」(ソウケンタイジャーシチセイリュウエン)へと姿を変えました。狙いは「氷水帝コスモクロア」です。

《相剣》の長「相剣大公ー承影」(ソウケンタイコウーショウエイ)と「氷水艇キングフィッシャー」を生み出した「氷水帝コスモクロア」は対抗しましたが、《デスピア》陣営の攻撃により二人の長は致命傷を受けます。そんな二人の目には力を失っても諦めず立ち向かう《アルバス》の姿が映りました。《アルバス》に力を託すことに決めた二人は《アルバス》に《相剣》の力を宿らせることを決めたのです。そうして《アルバス》は「氷剣竜ミラジェイド」(ヒケンリュウ)へと姿を変え、「相剣大邪ー七星龍淵」を倒すことができたのです。

しかし、最後の力を使ってしまった「氷水帝コスモクロア」の身体は完全に黒く覆われ氷水へと還ってしまいました。《イニオン・クレイドル》には幼い後継者「氷水のエジル」のみが残されたのです。

安心していたのも束の間、「相剣大邪ー七星龍淵」はまだ生きており「深淵の相剣龍」(シンエンノソウケンリュウ)として復活します。幼い後継者「氷水のエジル」は「氷水啼エジル・ギュミル」として覚醒します。「相剣軍師ー龍淵」に利用されていた「相剣師ー莫邪」(ソウケンシーバクヤ)も「氷水艇エーギロカシス」として覚醒し、再び《イニオン・クレイドル》にて戦いが始まったのです。

「氷水啼エジル・ギュミル」「氷水大剣現」の活用法

まずはそれぞれのカードの効果を確認していきましょう。

「氷水啼エジル・ギュミル」

種別シンクロ/効果モンスター
レベル10
属性水属性
種族水族
攻撃力3000
守備力1500
カードテキスト
水属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分・相手ターンに発動できる。このターン、自分フィールドの表側表示モンスターは相手の効果では破壊されず、相手の効果では除外できない。相手の効果の発動にチェーンしてこの効果を発動し、その同名カードが相手のフィールド・墓地に存在する場合、さらにその同名カードを全て除外できる。②:このカードが墓地に存在し、相手の効果でカードが除外された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

(1)の効果は自分のモンスターに効果破壊耐性と除外耐性を与える効果です。

相手の効果にチェーンして発動した場合、そのチェーンされたカードの同名カードを相手のフィールド・墓地から全て除外できます。 フィールドで発動するモンスター効果や永続魔法・罠カードに対しては除去も兼ね備えたものとなっており、 耐性付与ではなく除去として発動することもできます。

フィールドでのカード名を参照するため、フィールド・墓地で同じカード名が存在しやすい 《サイバー・ドラゴン》《ハーピィ》《ワイト》などに対して強力な効果です。  この耐性付与は破壊と除外にのみ対応しているため、バウンスや墓地に送る効果には無力ですので過信は禁物です。

(2)の効果は相手による除外に反応して蘇生する効果です。

相手の効果依存なので自分から発動することはできないが、 相手の除外効果を牽制することもでき、蘇生できた場合は(1)の効果も使用できる点が優秀です。 ただし、このカードが除外されてしまった場合は対抗できないので注意が必要です。

「氷水大剣現」

種別通常魔法
カードテキスト
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手フィールドまたは相手の墓地にモンスターが存在し、自分フィールドに水属性モンスターが存在する場合に発動できる。デッキから「氷水」モンスター1体を選び、墓地へ送るか特殊召喚する。②:自分フィールドの表側表示の「氷水」モンスターが、破壊以外の方法で相手によってフィールドから離れた場合、墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。

(1)の効果は《氷水》の墓地送りまたはデッキからの特殊召喚です。

発動条件には、相手フィールド・墓地にモンスターが存在することが要求されています。 現代遊戯王では、手札誘発モンスターで条件を満たせることが多いため、先行1ターン目でも発動する機会はあるが、 カジュアルな場面含め、後攻1ターン目やデュエル中盤以降で真価を発揮できるカードです。

また、《氷水》魔法・罠カードをサーチできる「氷水のエジル」は水属性であるため非常に相性が良く、 発動条件を満たした上でサーチする事ができます。「氷水艇エーギロカシス」をリクルートすればそのまま「氷水啼エジル・ギュミル」 のシンクロ召喚へと繋げることも可能です。

さらに、「氷水のエジル」と「氷水艇エーギロカシス」のレベル合計は10のため「フルー・ド・バロネス」 をシンクロ召喚して妨害効果を構える事もできます。

(2)の効果は相手フィールドのカードの除外効果です。

相手の行動に依存していること、戦闘破壊・効果破壊には対応していないことがネックですが、 「氷水啼エジル・ギュミル」の対応していないバウンスや墓地送りに対応しているため、 是非合わせて活用したい効果となっています。

《氷水》デッキでの活用方法

《氷水》デッキの新たな切札となる「氷水啼エジル・ギュミル」は積極的にシンクロ召喚したいモンスターです。

相手フィールド・墓地にモンスターがいる場合「氷水のエジル」1枚から「氷水啼エジル・ギュミル」のシンクロ召喚が非常に容易になりました。

「氷水のエジル」を通常召喚し「氷水大剣現」をサーチ
「氷水大剣現」で「氷水艇エーギロカシス」を特殊召喚
「氷水のエジル」と「氷水艇エーギロカシス」で「氷水啼エジル・ギュミル」をシンクロ召喚

手札に「氷水のエジル」がない場合は「氷水揺籃」(ヒスイヨウラン)でサーチすることも可能です。また、「氷水のエジル」でサーチする候補として「氷水大剣現」も選べるようになりました。

相性の良いカード

水属性・水族で統一されたテーマなので、水属性のサポートカードを活用できます。こちらでは一部を抜粋して紹介します。

「絶海のマーレ」

  • デッキから「絶海のマーレ」以外の水族モンスター1体を墓地へ送る効果で《氷水》モンスターを墓地に送る。
  • エンドフェイズに自身をリリースすることで墓地の水族モンスターを手札に加えることができる。
  • 「氷水艇エーギロカシス」を墓地に送り、フィールドの《氷水》モンスターに装備できる。

「セリオンズ“リーパー‷ファム」

  • 墓地の水族モンスターを装備しつつ、手札から特殊召喚できる。
  • 「氷水艇キングフィッシャー」を装備して、守備力2500以下の相手モンスターをバウンスさせ「氷水艇キングフィッシャー」を特殊召喚できる。
  • 「氷水艇エーギロカシス」を特殊召喚してレベル7エクシーズに繋げることも可能。

「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」

  • 相手ターンにも・元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として破壊し、さらに1枚ドローできる。
  • 召喚・特殊召喚時に攻撃力を下げることのできる「氷水底イニオン・クレイドル」との相性が良い。

「サルベージ」

  • 墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を対象手札に加える効果。
  • 《氷水》モンスターはほとんどが攻撃力が1500以下のモンスターのため単純に手札が増える機会が多い。

「七精の解門」

  • 墓レベル10モンスターがいる場合に、自分の墓地から永続魔法カードを手札に加えることができる。
  • 「氷水帝コスモクロア」や「氷水啼エジル・ギュミル」をメインに扱うデッキなのでサルベージ効果を活用しやすい。
  • 「おろかな副葬」で事前にカードを墓地へ送っておけば疑似的なサーチとしても活用できる。

《氷水》デッキ紹介

メインデッキ枚数罠カード枚数
氷水のエジル3枚氷水浸蝕1枚
氷水のトレモラ3枚氷結界2枚
氷水帝コスモクロア2枚激流葬1枚
氷水艇キングフィッシャー1枚エクストラデッキ枚数
氷水艇エーギロカシス1枚氷水啼エジル・ギュミル2枚
氷水のアクティ2枚相剣大公-承影1枚
氷水のティノーラ1枚フルール・ド・バロネス1枚
セリオンズ“リーパー”ファム1枚海晶乙女コーラルアネモネ2枚
絶海のマーレ1枚世海龍ジーランティス1枚
暗黒の招来神3枚清冽の水霊使いエリア1枚
海亀壊獣ガメシエル1枚海晶乙女グレート・バブル・リーフ1枚
魔法カード枚数No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ1枚
氷水揺籃3枚オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン1枚
氷水呪縛2枚No.11 ビッグ・アイ1枚
氷水底イニオン・グレイドル3枚神隠し鬼火丸1枚
氷水大剣現2枚No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス1枚
おろかな副葬2枚オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン1枚
七精の解門2枚
テラ・フォーミング1枚
補給部隊1枚
海竜神の激昂2枚

上記の相性の良いカードを抜粋して採用しつつ、筆者の構築したサンプルデッキを公開しています。

「七精の解門」を@「サルベージ」を活用して自分フィールドに「氷水帝コスモクロア」「氷水底イニオン・クレイドル」「氷水呪縛」を揃えて相手モンスター効果を完封することを目指し、《氷水》モンスターでビートダウンするデッキです。手札誘発は採用しない型になっています。

「七精の解門」を活用せず、その枠に手札誘発を入れたり、「氷水底イニオン・クレイドル」の枚数を減らして他のカードを採用するのも良いです。

《氷水》デッキは皆、特殊召喚効果を持つため展開力が高く、展開力を活かしたリンク召喚やエクシーズ召喚も狙えます。そして、水属性をサポートする効果が豊富であるため、様々な水属性モンスターを採用でき、多様な戦術、デッキ構築が可能です。

《氷水》デッキの対策

①特殊召喚を封じる

《氷水》下級モンスターはステータスが低く、相手のカードに干渉できないため、特殊召喚を封じられると身動きが取れなくなってしまう。

②魔法・罠を破壊する

相手の場に干渉できるフィールド魔法や、永続魔法、装備モンスターとなっているモンスターを破壊されてしまうと制圧力が下がってしまいます。さらに、全体弱体化や、バウンスにチェーンされて破壊されると効果が不発になってしまいます。

表示形式を変更する

《氷水》は守備力の数値が高いモンスターが多いです。更に、「氷水艇キングフィッシャー」の効果で守備表示のまま攻撃することができ、その際守備力を参照します。しかし、攻撃表示にされてしまうと数値の低い攻撃力を参照するので返り討ちにあってしまいます。 

まとめ

今回は、10月15日に発売された新拡張パック『PHOTON HYPERNOVA』に収録される「氷水啼エジル・ギュミル」、「氷水大剣現」、及び氷水のストーリーについて解説しました。

次回の記事もご期待ください。

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引用元
yugioh-card.com

権利表記
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

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