【遊戯王OCG】相手の力を利用し勝利に導く!! 可愛い女の子テーマ【御巫(ミカンコ)】

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【遊戯王OCG】相手の力を利用し勝利に導く!! 可愛い女の子テーマ【御巫(ミカンコ)】について

8月20日に発売された、デッキビルドパック アメイジング・ディフェンダーズで注目を浴びた新規儀式テーマ《御巫》(ミカンコ)について、カード考察と相性の良いカードをまとめていきます。

発売当初より、その可愛さと汎用性の高さにより、注目を浴びた新テーマである《御巫》。10月の新制限により、今まで環境で主流のデッキが規制されてお困りの方に、強くて可愛い《御巫》をご紹介します!

TEXT:agepan

目次

《御巫》について

デッキビルドパック アメイジング・ディフェンダーズで登場したカードの種類は以下の通りとなります。

  •  モンスター:3種
  •  魔法:7種
  •  罠:3種

《御巫》のモチーフは日本神話に出てくる3種の神器です。 また、今回登場したモンスターの名前も、日本神話に登場する神や天皇の名前をもじったものになります。

  • 「オオヒメの御巫」→オオゲツヒメ(大いなる食物の女神)+アマテラス?
  • 「鏡の御巫ニニ」→ニニギノミコト(稲穂の神)+八咫鏡(やたのかがみ)
  • 「剣の御巫ハレ」→カムヤマトイハレビコノミコト(神武天皇)+草薙剣(くさなぎのつるぎ)

ニニギノミコトは天皇家の祖先といわれており、太陽神であるアマテラスより、ニニギノミコトが授かったのが3種の神器だと言われているそうです。描かれるイラストや名前の由来から、稲穂や神社を奉る様子が伺えます。

おそらく、豊穣のために祈りを捧げる巫女のイメージで、 日本の豊穣の神となるとウカノミタマがおり、《遊戯王》でもカード化(※「機巧狐⁻宇迦之御魂稲荷 」)されています。

少し脱線しましたが、テーマとしての特徴は以下3点です。

  • すべてのモンスターが攻守0であり、それらが戦闘破壊されず、戦闘ダメージを相手に押し付ける共通効果を持っている
  • 儀式モンスターを素材なしで特殊召喚できる魔法カードや、装備魔法カードを用いた展開方法
  • 破壊を伴わないバウンスやコントロール奪取等の妨害能力

相手のモンスターを破壊等は極力せず、神器を用いて相手の力を利用し戦うテーマとなっています。

最近では、破壊されることにより効果が発動してしまうモンスターや、破壊できないモンスターも出てきているので、破壊を伴わない効果はとても魅力的です。そして、《御巫》の強みといえばズバリ、少ない枚数で理想の動きができることでしょう。

後述する基本の動きで、必要となるカードはたったの3枚で、40枚のデッキで3枚しか必要としません。また、その動きを《御巫》のエースカードである「オオヒメの御巫」1枚だけで出来てしまうため、他のカードにデッキの枠を割くことができます。

その他、効果で墓地に送られた際に発動するカードを持つテーマとの相性の良さと、その汎用性の高さから注目を集めています。(遊戯王では様々なデッキに入るカードの事を出張性能が高いと言います。)

《御巫》カードの紹介

《御巫》のエースカード「オオヒメの御巫」

「オオヒメの御巫」を見せるだけで手札に不足している《御巫》のカードを持ってくることができ、展開につなげられます。また、 後述する《御巫》の装備魔法「御巫の祓舞」を使用しお互いのカードをバウンスしたり、「御巫の誘い輪舞」で相手のモンスターのコントロール奪取を行ったりと、テーマ内だけでも妨害が可能です。

3種の神器の鏡「鏡の御巫ニニ」

エンドフェイズには戻ってしまうが、相手のターンに、相手モンスターのコントロール奪取を行える強力な効果をもっています。

3種の神器の剣「剣の御巫ハレ」

このカードが装備魔法を装備した場合、《御巫》装備魔法カードを手札に加える効果。『オオヒメの御巫』と共にデッキの潤滑材として活躍します。

「御巫神楽」

《御巫》専用の儀式魔法 で、召喚した後に、墓地の装備カードの数まで選んで破壊と、破壊した数×1000のダメージを与えます。除去カードの中でも上位の効果で優秀です。

「御巫の祓舞」

《御巫》専用の装備魔法 。相手モンスターが特殊召喚されたとき、自分と相手のモンスターをバウンスすることができます。戻すモンスターは自由に選べるので、相手の邪魔をしつつ、自分の手札に戻したいカードを戻せる優秀なカードです。 おまけに、装備したモンスターに効果破壊耐性を与えることができます。

「御巫の火叢舞」

《御巫》を展開するための装備魔法です。手札・墓地から《御巫》モンスターを特殊召喚でき、召喚する権利を使わずに展開できます。

また、《御巫》モンスターの共通効果を生かす為、相手のモンスターも効果を無効にして特殊召喚することもできる効果もおまけとして持っている、《御巫》を強力にサポートするカードとなっています、さらにおまけに、装備したモンスターに効果破壊耐性を与えることができます。

「御巫の水舞踏」

こちらも《御巫》を展開するための装備魔法です。増備したモンスターと異なる《御巫》モンスターを手札・デッキから特殊召喚し、この装備魔法を特殊召喚したモンスターに付け替え、 付けていたモンスターをバウンスするトンデモ効果です。

装備モンスターの指定がないので、自分の手札に戻したいモンスターに装備できる他、相手のモンスターに装備してバウンスもできる攻守優れた装備です。 加えて、装備したモンスターに効果破壊耐性を与えることができます。

「御巫の誘い輪舞」

相手モンスターに装備させる前提のカードです。 自分の場に《御巫》モンスターがいると、装備されたモンスターのコントロールを奪えます。また、装備魔法を破壊した場合は、コントロールが戻るのではなく破壊する為、相手は自分のモンスターを奪う為には、場の《御巫》モンスターを除去する必要があります。

ちなみに、このカードは1ターンに一度しか発動はできませんが、「オオヒメの御巫」で装備させる効果は、このカードを発動させる効果ではないので、発動し、このカードを墓地に送った後、「オオヒメの御巫」の効果で装備させることで、合計2体のモンスター奪取も狙えます。

「伝承の大御巫」

手札から《御巫》モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる、《御巫》カード達の要となるカードです。相手のエンドフェイズには手札に戻りますが、この効果の強みは何といっても召喚条件を無視して特殊召喚できること。儀式モンスターである「オオヒメの御巫」をこのカードで出せてしまいます。

加え《御巫》カードの為、「オオヒメの御巫」の効果で手札に加える事ができる事から、「オオヒメの御巫」さえ手札にあれば特殊召喚が確約され、さらにエンドフェイズには手札に戻るので、 次のターンに戻った「オオヒメの御巫」の手札効果をもう一度使うことができます。

他の効果も強力で、このカードを墓地から除外することで、《御巫》カードをデッキから墓地に送ることができ、「オオヒメの御巫」の効果で使いたい好きな《御巫》装備魔法カードを準備できます。 まさに、《御巫》の要と呼ぶべきカードです。

「天御巫の闔」

《御巫》の舞に相手を誘い込むフィールド魔法です。自分の装備しているモンスターに対し、相手の攻撃可能なモンスターに強制攻撃をさせる効果で、《御巫》モンスター共通効果である戦闘ダメージの押し付けを狙います。

戦闘するときは、発動する厄介なカードを発動できなくすることができ、安全に戦闘に入ることができます。自分のモンスターが戦闘した後に装備魔法を捨てることでもう一度戦闘ができるので、最後のもう一押しもできます。

「御巫の契り」

相手のターンに《御巫》モンスターを出せる罠です。相手の攻撃に対し発動し、《御巫》モンスターを特殊召喚することで、相手に攻撃続行を迷わせることができます。ただ、この効果で出したモンスターは場を離れると除外されてしまい、蘇生等の再利用が難しくなるため用法に注意が必要です。

「御巫かみくらべ」

どこからでも何でも装備魔法を出せる罠です。《御巫》モンスターがいれば、《御巫》装備魔法に限らず、装備魔法をデッキから直接好きなモンスターに装備することができます。状況に合わせ、上記で紹介した《御巫》装備魔法や、今までに発売された装備魔法を出すことができます。

また、このカードが墓地にあるとき、装備カードが墓地に送られると、墓地の好きなカードを手札に加えられます。装備魔法が破壊されたときもですが、効果やコストで墓地に行っても発動できる為、装備魔法の擬似的なサーチも可能です。

《御巫》の基本の動き

ここからは、《御巫》カードの基本的な動きを紹介します。《御巫》を他のデッキに出張した場合と共通の動きとなるので、覚えておくと便利です。

状況:手札2枚で「オオヒメの御巫」1枚と他のカードが1枚ある想定

  • 1.「オオヒメの御巫」の①の効果を発動、デッキから「伝承の御巫」を手札に加え、他のカードを捨てる
  • 2.「伝承の御巫」の①の効果を発動し、「オオヒメの御巫」を特殊召喚する
  • 3.墓地に送られた、「伝承の御巫」の②の効果を発動し、デッキから好きな《御巫》装備魔法を墓地に送る

上記だけですが、墓地に落とした装備魔法により、様々な妨害を準備することができます。また、上記の動きに必要なカードが全部で3枚で実現できていしまうことから、デッキの枠をとらない優秀な出張カード達として認識されています。なお、墓地に送る《御巫》装備魔法としては、(先行)「御巫の祓舞はらえまい」/(後攻)「御巫の誘い輪舞ロンド」がおすすめです。

相性の良いカード

「オオヒメの御巫」から動き出すテーマ群の為、デッキから「オオヒメの御巫」を手札に持ってこれるカードは重要となります。まず浮かぶのはこの2セットでしょう。

「宣告者の神巫」「虹光の宣告者」

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儀式デッキといったらこのセットは必須級です。《御巫》は召喚する権利をあまり使わない為、「宣告者の神巫」を召喚し、「虹光の宣告者」を墓地に送ることで、「オオヒメの御巫」をデッキから手札に持ってくることができます。

「儀式の準備」

儀式デッキといったらこのカードです。 効果により、「オオヒメの御巫」をデッキから手札に持ってくることができ、墓地に「御巫神楽」等の儀式魔法カードがあれば手札に加えられます。

相性の良いテーマ

《御巫》の強みばかりを説明しましたが、やはり明確な弱みもあります。

攻守0なので直接攻撃でダメージを与えられないことや、相手がモンスターを並べず、準備を整えてきた場合、何も出きなことが多くなります。その他、モンスターや魔法・罠を複数展開するのは苦手なため、覆されると逆転が難しい点や、強力な耐性と妨害性能を突破されてしまった場合、被害をリカバリーする手段が乏しい為、かなりつらくなります。また、妨害も相手のカードを減らすカードは少ない為、長期戦になると、お互いのカード差が開いていきジリ貧となってしまいます。

そのため、《御巫》と相性の良いテーマとして求められるものとしては、以下が挙げられます。

  • 展開力の高いテーマ
  • 高打点のモンスターを準備できるテーマ
  • 相手のカードを破壊や、無効したりして、盤面をコントロールが得意なテーマ

今回、特に相性がよさそうなテーマを三つ紹介します。

《深淵の獣》(ビーステッド)

《アルバスストーリー》で出てきた最新のテーマです。

《深淵の獣》の共通効果で、自分・相手の墓地の光・闇属性のモンスターを除外することで手札から特殊召喚できます。補助として、烙印名称の魔法・罠を使うことから、優秀な烙印サーチカードである「デスピアの導化アルベル」を採用でき、烙印最強の魔法である「烙印融合」も使えることから、高い打点のモンスターを準備でき、展開力にも優れた強力なテーマです。

欠点として「烙印融合」が失敗すると、エクストラデッキから融合モンスターしか出せなくなる制約がありますが、《御巫》を採用することで「烙印融合」が失敗した場合の補助プランに移行できます。

また、《深淵の獣》モンスターにはレベル6が多く、「オオヒメの御巫」もレベル6の為、ランク6エクシーズも狙えます。制限前の環境で、大会で結果を残し始めていたテーマで、10月での制限の影響を受けていないため、次環境ではよく見るようになるのではないでしょうか。

《壊獣》

特撮の怪獣をイメージしたテーマです。

相手がモンスターを展開してこないのであればこちらで準備することができます。《壊獣》モンスターは高い攻撃力を持っていますが、有用な妨害カードがないため、《御巫》カードの採用でお互いの弱点をカバーできます。

テーマカードである「妨げられた壊獣の眠り」の効果で、自分のデッキから《壊獣》モンスターを2体選び、お互いの場にそれぞれ特殊召喚することができ、相手の場に特殊召喚したモンスターに向かって《御巫》モンスターで攻撃することでダメ―ジを与えることができます。また、攻撃終了時に「オオヒメの御巫」の効果で「御巫の誘い輪舞」を相手のモンスターに装備することで、続けて攻撃も可能となる、相性の良いテーマです。

《リブロマンサー》

海外先行で発売され、先日の最新パックに収録されたテーマです

《御巫》と同様に儀式テーマのデッキタイプで、《御巫》でも有用となる「儀式の準備」や「宣告者の神巫」など、儀式を補助するカードを共有できます。 また、《リブロマンサー》効果モンスター共通効果である、手札の儀式モンスターを見せることで特殊召喚する効果で、展開力のカバーと、専用罠カードの「リブロマンサーインターフェア」でなんでも無効を準備できるので、《御巫》の苦手な所をカバーできます。個人的には、今一番注目しているデッキタイプとなります。

最後に

今回は《御巫》(ミカンコ)テーマについて解説しました。発売されて間もなくで、様々な研究がされているテーマであり、三種の神器の勾玉もカード化してくれると思いますので、さらなる強化が期待できるテーマです。 新制限で注目されること間違いなしのテーマですので、この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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引用元
yugioh-card.com

権利表記
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

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