ナイキのアウトドアライン"ACG"とは?おすすめのスニーカーやアイテムの特徴を紹介!【コラム】について
こんにちは、スニダン編集部の山好き子です!
2010年ころから高まっていた、キャンプなどのアウトドアブーム。
新型コロナウイルスの影響も相まって、ここ数年で一気に加速し、それに比例するようにおしゃれなアウトドアグッズやウェア、スニーカーなどを沢山見かけるようになりました。
ところでNike(ナイキ)には、アウトドアに特化した"ACG"(エーシージー)というラインがあるのをご存知でしょうか?
ACGには、登山家など山に登る方も使用するほど本格的なアイテムが揃います。
今回のコラムでは、このACGの魅力に迫ります。歴史と共に変わってきたデザインの特徴や、おすすめのスニーカー、新作アイテムを紹介!
機能性を併せ持ったACGならではのデザインに、夢中になること間違いなしです!
ACGとは?今までの歴史やデザインの特徴を解説!
"All Conditions Gear"(オール コンディションズ ギア)、略してACG。
1989年の誕生以降、アウトドアを始め、あらゆる天候・環境条件に対応できるアイテムを展開しています。
ACGの大きな特徴は、なんと言っても「デザイン性」×「機能性」を両立していること。おしゃれで高機能なアイテムばかりなのです。
ですがデザイン面では、デザイナーが入ったことなどによりこれまでに3回ほど大きく方向転換しています。
その遍歴とデザインの特徴を見ていきましょう。
1.カラフルなアイテムが特徴。ACGラインの発足
ACGは1989年、本格的なアウトドアアイテムを展開するラインとして発足しました。
当時のデザイナーには、エアマックスの生みの親であるティンカー・ハットフィールドや、CEOであるマーク・パーカーも参画していました。
当時のアイテムは、カラフルで特徴的なデザインのものが多く、登山家などのプロ以外にもおしゃれに敏感な人達のタウンユースアイテムとしてもマニアックな人気があったようです。
スニーカーも、鮮やかなカラーを積極的に使用したり、異素材を組み合わせたりと、当時のアウトドアアイテムの常識を覆すようなアイテムが多く誕生しました。
ちなみに、ナイキはアウトドアラインの試みとして、1981年にもいくつかのシューズを発表していますが、ACGの誕生はその8年後の1989年なので、数年のブランクがあったようです。
2.新たなデザイナーを迎えた都会的な"2代目ACG"
ACGは休止期間を経たのち、2014年にデザイナーにエロルソン・ヒューを迎え、"ナイキ ラボ ACG"と名前を変えて復活しました。
エロルソン・ヒューは、1995年より自身のブランドであるアクロニウムを展開。モノトーン調のカラーに、革新的な素材や技術を盛り込んだアイテムが特徴です。
このエッセンスが存分に落とし込まれた2代目ACG。それまでのカラフルなイメージとは一転、無駄を削ぎ落としたモダンかつ都会的なデザインで話題を呼びました。
この2代目ACGは数々の名作を生み出し、2018年まで続きました。
3.原点を踏襲しつつ、スタイリッシュで自然派な"3代目ACG"
現在のACGが掲げるモットーは、「デザインからテスト、製造までを地球上で実施すること」。
コレクションごとに世界中の様々な場所に足を運び、そこで受けたインスピレーションをデザインに落とし込んでいます。
デザイン面では、初期ACGのカラフルさは残しつつ、2代目のスタイリッシュさをしっかりと継承。海や山肌など、様々な自然の風景を落とし込んだデザインやテキスタイルが印象的です。
直近のコレクションである2022年SS(春夏)コレクションでは、「冒険」にフォーカスしたアイテムを展開。
過去に発表されたコレクションでは、2021年SSにプナルウ(ハワイ)、2021年FW(秋冬)にはクレーター湖(オレゴン州)などがテーマとなりました。
復刻版も人気!初期ACGの定番モデルを紹介
ACGは、1990年代のスニーカーブームに比例して人気を集めました。
当時発売されたモデルの中には今も語り継がれているモデルが沢山存在し、当時を経験した方であれば「懐かしい!」と感じるものもあるのではないでしょうか。
そんないくつかの"初期モデル"から、当時と同じ名称で復刻したモデルを紹介します。
※画像は現在販売されている復刻版のものです。
【スタイリッシュなオフロードランニングシューズ】
エアワイルドウッド(1989)
ナイキ エアワイルドウッド ACG "エレクトリック グリーン ブラック ハイパー ヴァイオレット"をスニダンでCheckする
ナイキの「エアペガサス」というモデルからインスピレーションを受けたモデル。発売された当時の一般的なアウトドアアイテムには無かった、スタイリッシュさが人気となりました。
2019年には、オリジナルモデルのディテールを継承しながら、新たなカラーリングで復刻を果たしています。
【近未来感のあるデザインが人気】
エアモワブ(1991年)
ナイキ ACG エアモワブ "ラタンバーチ"をスニダンでCheckする
エアワイルドウッドとエアハラチという2つのモデルを組み合わせたこの一足は、ACGの中でも特に人気の高いモデル。
ヒール部分のパーツと、クラシック感漂うアッパーの滑らかさが、初期のACGらしいカラーと合わさり見事にマッチ。異素材を組み合わせた近未来感のあるデザインと機能性を兼ね備え、現在もコアなファンがいる人気のモデルです。
2022年には30周年を記念して復刻。履き口の前後にタブが追加されるなど、実用性を高めるためのアップデートが施されました。
【ナイキ初のスポーツサンダル】
エアデシューツ(1992)
ナイキ ACG エアデシューツ "ブラック / パープル"をスニダンでCheckする
ナイキ初のスポーツサンダルとして発売されました。
デザイン性の高さはもちろん、発売当時は最新技術だったエアが搭載されているため、履き心地の良さも人気の理由。
アウトドアシーンだけでなく、普段遣いのサンダルとして着用する人も多かったそう。
現在もこの人気は根強く、形はそのままに機能がアップデートされた「エアデシューツ+」が発売されています。
【固定概念と決別するようなデザインとモデル名が特徴】
エアリバデルチ(1992年)
ナイキ ACG エアリバデルチ "グラナイト / レッドプラム"をスニダンでCheckする
前年に誕生したエアモワブをアップデートしたようなデザインを持つこの一足。
モデル名はイタリア語で「さようなら」を意味する"arrivederci"(アリーヴェデルチ)をもじっていると言われています。
名前の通り、それまでのトレッキングブーツ=地味という概念と決別するようなデザインは、ファッションに敏感な人達からの注目を集めました。
2018年にはオリジナルカラーを忠実に再現した復刻モデルが発売されています。
【固定概念を覆す、クラシック感ただようハイキングシューズ】
エアマーダ(1994)
ナイキ ACG エアマーダ "バチェッタ タン"をスニダンでCheckする
1994年に誕生したこのモデル。上質なレザーを使用し、ハイキングシューズでありながらしなやかでクラシック感の漂うシルエットが人気となりました。
現在も、当時のデザインを忠実に再現しながら現代らしいカラーをあしらったモデルが販売されており、スニダン内で取り扱っているACGアイテムの中でも取引が多いモデルのひとつです。
【レビューあり】進化が止まらない!ACGの新しいモデルの履き心地は?
ACGはこれまでに数え切れないほどのスニーカーを発売してきました。それはACGが実験を続け、常に進化している証とも言えるのではないでしょうか。
1989年の発足から30年以上経った現在も、当時の面影を残しつつアップデートされたモデルや完全な新作が誕生しています。
その中から、スニダンでも人気のあるモデルをピックアップ。ユーザー様の着用レビューもあわせて紹介します!
【幻のモデルをアップデートした進化モデル】
ユニオン × ナイキ ACG モック3.0
ユニオン × ナイキ ACG モック 3.0をスニダンでCheckする1994年に誕生した初期モデル、"エアモック"。アッパーにヌバックと呼ばれるレザー素材を使った初期モデルは日本では発売されず、マニアの間で「幻」などと言われていました。
現在は初期モデルを踏襲しながら素材を大きく変更し、よりさまざまなシーンで活用できるようなデザインにアップデート。人気セレクトショップ、ユニオンとのコラボによるモデルが人気となりました。更にアップデートした、"モック 3.5"という名前の商品も発売されています。
【日本の山からインスピレーションを受けたモデル】
ナイキ ACG エアナス ゴアテックス "クレイグリーン/オリーブオーラ"
ナイキ ACG エアナス ゴアテックス "クレイグリーン/オリーブオーラ"をスニダンでCheckする
名前が特徴的なこのモデルは、日本の那須連山からインスピレーションを受けています。
ゴアテックス素材を採用することで強度が高く、トレイルランニングに最適。
山をイメージしたようなアッパーの模様のインパクトが強いですが、スマートなシルエットでタウンユースにもおすすめの一足です。
【本格派ながら近未来感漂うシルエットが美しい一足】
ナイキ ACG マウンテンフライ ゴアテックス
ナイキ ACG マウンテンフライ ゴアテックスをスニダンでCheckする
履き口に、靴下のように伸縮性のある素材を使用したこのモデル。悪天候にも対応できるゴアテックス素材が採用されています。
アッパーのスマートなデザインとソールのゴツゴツ感が見事にマッチ。「次世代のトレッキングシューズ」という印象を受けます。
スニダン内の投稿では、実際に着用し登山している方を発見!
【スニダンユーザー様の声】
山行ってきました
ガレ岩場でのグリップはしっかりしてます!見た目のせいか下りの時、つま先の踏ん張りが良い気がする
履きやすくて脱ぎやすいです!
でも靴ひも細いせいかキツく締めるとチャーシューみたいに食い込んでいたいのと、フィット感は少しカカトが浮く感じが強いのと足首それほど固定されませんが、くつした調節でなんとかなりそう。
アンタークティックと比べてグリップは良くなってますがフィット感はカカトと足首が固定されるアンタークティックの方良いですね!!
→実際のレビューはこちら!
【ロープのような太めのシューレースが魅力】
ナイキ ACG マウンテンフライ ロー GTX SE "ブラック"
ナイキ ACG マウンテンフライ ロー GTX SE "ブラック"をスニダンでCheckする
先程ご紹介したモデルのローカットタイプ。継ぎ目のない滑らかな印象のアッパーに、ロープのようなシューレースが絶妙にマッチ。
ソールに耐久性と反発性を兼ね備えたリアクトフォームを搭載することで、どんな地面にも対応します。
デザイン性も高く、カラーバリエーションも豊富なのでタウンユースにもおすすめです。
【スニダンユーザー様の声】
27.5cmと28cmを履いて比較レビューしてみます。
普段はDUNK Low 27.5cm、AF1react 27.5cm、AJ3 28cm、mowabb 28cm(ゆるめ)を履いてます。
・27.5cm…紐を絞めなくてもピッタリフィットで、横幅が当たることも無く、かかとも浮かない感じ。
・28cm…履いた瞬間はストレス無いけど、歩くとかかとが浮く感じ。でも紐を絞めればかかともフィットします。
ジャスト好きはマイサイ、ゆるめ好きはハーフアップでよさげです。
自分はゆるいのが苦手なので27.5cmにしました。
リアクト+カーボンフライプレートは履き心地抜群!
→実際のレビューはこちら!
ACGはアパレルアイテムも素敵。2022年SSコレクションのおすすめコーディネート
引用:acgdaily
ACGはアパレルも魅力的なアイテムばかり。年2回のコレクションごとに地球上のさまざまな場所に足を運び、そこで受けたインスピレーションをアイテムに落とし込んでいます。
2022年SSのコレクションは「冒険」がテーマ。アースカラーをベースに、アイスランドの活火山に影響されたカラーや、山に生える草花をイメージしたテキスタイルなどを落とし込んだ使ったアイテムがドロップしました。
ACGの公式Instagramアカウントより、素敵なコーディネートをご紹介します。
【ボタニカル柄がユニークなアイテムをセットアップで楽しむ】
ACGの中でも珍しいボタニカルなプリントが施されたアイテム。同じ柄ですが色味が少しだけ異なり、メリハリがつきます。
【着用アイテムはこちら!】
・ナイキ ドライフィット ACG UV スノーガラス メンズ オールオーバー プリント トップ "マルチ"・ナイキ ACG スノーガラス メンズ オールオーバー プリント カーゴ ショートパンツ "マルチ"
【シルバーアクセサリーと合わせてキレイめな印象に】
アウトドア感のあるACGのアイテムに、華奢なシルバーアクセサリーが合わさることで綺麗めな印象にまとまっています。
【着用アイテムはこちら!】
・ナイキ ACG ドライフィット ADV ゴート ロックス ウィメンズ スリーブレス タンクトップ "ブラック"・ナイキ ACG ドライフィット ADV ゴート ロックス ウィメンズ スリーブレス タンクトップ "パープル"
・ナイキ ACG ウィメンズ ハイライズ トレイルスカート "ブラック"
この他のコレクションアイテムを含む素敵な写真は、ナイキACGの公式ページで紹介されているインスタグラムアカウント、 acgdailyでも紹介されているのでチェックしてみてください。
スニダン内にも随時商品を追加していきますので、チェックしてくださいね。
終わりに
今回はナイキのアウトドアライン、ACGについてお伝えしました。
ナイキにはいくつもの伝説的なエピソードがありますが、今回調べたACGも沢山の興味深いエピソードがあることがわかりました。
数年前から始まったアウトドアブームは今も健在。
いよいよ本格的な夏が到来し、キャンプや登山が楽しい季節がやってきます!みなさんもACGを着用して、アウトドアを楽しんでみてはいかがでしょうか?
スニダン内への素敵な写真の投稿も、ぜひお待ちしています!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!