スニーカー愛が深まるシューレースの結び方12選！基本から応用編、おしゃれな結び方まで｜コラム

スニーカー愛が深まるシューレースの結び方12選について

Air Jordan 1(エアジョーダン1)のように元からシューレースが通っていないスニーカーを購入した際に、シューレースの通し方・結び方に困る人は多いのではないだろうか。

今回は、スニーカーに欠かせないシューレースの結び方を紹介！スニーカーライフを最大限楽しんでもらえるよう、ベーシックな通し方から癖の効いた結び方まで12種類の結び方を解説する。

▼アンダーラップ
▼オーバーラップ
▼Dunk エックス結び
▼パラレル
▼シングル
▼ノコギリ結び
▼ダブルアイレット
▼ブッシュウォーク結び
▼ユニオン結び
▼ハッシュ結び
▼スパナ結び
▼KAWS結び
▼おわりに

まずはじめに

はじめに基本の"アンダーラップ"と"オーバーラップ"を紹介していく。まずは写真のように、一番下の穴にシューレースを通した後、紐の長さを均等にすることが大切だ。コツとしては、シューレースチップの頭部分を揃え、揃えたチップの頭がズレないよう引っ張ると均等に整えやすい。

一番下のシューホールを使う通し方の際には、この準備が大切になってくる。ファットシューレースなど紐の種類によってはスムーズに通しにくいケースもあるため、一つ一つの手順を慎重に進めていくのがポイントだ。

基本の結び方①｜アンダーラップ

アンダーラップのメリットは、シューレースを緩めやすため着脱しやすく、圧迫感も少ないことだ。また、正面から見た際のシルエットがVの字になるような形になるのも特徴。

【シューレースの通し方解説】

1：内側から外側にシューレースを通す
2：上記の工程を通したいシューホールの位置まで交互に行う

基本の結び方②｜オーバーラップ

オーバーラップのメリットは、シューレースが緩みにくく、足をしっかりホールドできること。ちなみにNike(ナイキ)をはじめ、店頭では基本的にオーバーラップの状態で販売されていることが多い。

【シューレースの通し方解説】

1：外側から内側にシューレースを通す
2：上記の工程を通したいシューホールの位置まで交互に行う
※最後は完成写真のように内側から外側にくぐらせるのがオススメ

結び方応用編｜Dunk エックス結び

スニーカーの表で結び目を見せたくないときによく使われるのがDunk エックス結び。カウズの目のようなバツ印になっているのが特徴であり、街中でもこの結び方をしている人は少なくない。

【シューレースの通し方解説】

1：アンダーラップかオーバーラップでシューレースを通した後、画像のように対面のシューホールに通す
2：一番下のシューホールに外側から内側へシューレースを通す
3〜4：対面のシューホールに通すと画像の状態になる
5：完成後に余ったシューレースは、シュータン裏で結ぶか、固結びした後にハサミで切る

スニダンTVで"アンダーラップ / オーバーラップ / エックス結び"の分かりやすい通し方・結び方の動画があるので、ぜひ参考にしてほしい。

革靴でも使える結び方①｜パラレル

パラレルは、シューレースのラインを並行に見せるすっきりとした見た目が特徴の結び方。使うシューホールは縦に偶数個(例：4、6、8)。奇数箇所で行うとシューレースがアッパーを斜めに横断してしまう。

今回は右足側のシューズでデモンストレーションを行う。左右で結び方が反転するので、注意してほしい。

【シューレースの通し方解説】

1：画像のようにシューレースを通す。この際、外から通した紐が見えないようにするのがポイント

2：真横にシューレースをオーバーラップで通す
3：同じ縦列の又隣のシューホールに下から通す
4〜5：2〜3の工程を反対側でも行い、結び目の地点まで繰り返す

6：左右のシューレースの位置を揃える
7：シューレースを折り返す

8：最後にシューレースを結べば完成

革靴でも使える結び方②｜シングル

シングルはドクターマーチンやレッドウィングといった、ブーツタイプのものにもよく使用される結び方。パラレル結びのようにシューレースが横並びとなるが、パラレルとは違い、シューレースがアッパーを斜めに横断することや、圧力に左右差があるため靴紐を緩めやすい。

今回は、右足側のシューズでデモンストレーションを行う。左右で結び方が反転するので注意してほしい。

【シューレースの通し方解説】

準備：アッパー外側のシューレースを長めにする

1：下からシューレースを結ぶ地点に通す
2：斜めにアンダーラップでシューレースを通す
3：横にオーバーラップでシューレースを通す
4：2〜3の工程をシューレースを結ぶ地点まで繰り返す

5：シューレースを結んで完成

応用編の結び方①｜ノコギリ結び

ノコギリ結びは、先に紹介したシングル結びやパラレル結びと同じように、靴紐が並行に並ぶ結び方だ。こちらも左右で通し方が反転する。

今回は、右足側のシューズでデモンストレーションを行う。

【シューレースの通し方解説】

1：アッパー内側のシューレースを隣のシューホールに下から通す
2：アッパー外側のシューレースを下から通す

3：シューレースをオーバラップで横、アンダーラップで斜めに通す
4：3の工程で通さなかったシューレースを3と同じように通す

5：通したいシューホールの位置まで3、4を交互に繰り返す 6：シューレースを横に通した後、一つ上のシューホールに下から通す

7：シューレースを結んで完成

応用編の結び方②｜ダブルアイレット

ダブルアイレットは、陸上選手なども使用するシューズのフィット感を向上させる結び方。かかとの浮きを防止し、一つの穴で強く結ぶ時よりも強い力が加えられる。シューホールの一番上には穴が二つ並んでいることが多いが、これはダブルアイレットで使われるための穴だ。

【シューレースの通し方解説】

準備：アンダーラップで結び目を作りたいシューホールの一つ前までシューレースを通す

1：上からシューレースを通す。この際、輪っかを作るようなイメージを持つのがポイント 2：上記工程を反対側でも行う 3：1〜2の工程でできた"輪っか"にシューレースを通す

4：最後にシューレースを結んで完成

応用編の結び方③｜ブッシュウォーク結び

これまで紹介してきた結び方は基本的に結び目が靴の正面にくるようが、ブッシュウォークはシューレースの結び目がシューズの側面に来る結び方だ。

先に完成形を見てみよう。

今回は、右足のシューズの縦6個のシューホールを使って実践していくが、注意してほしい点が3つある。

注意点

・縦のシューホール数は偶数個
・いくつシューホールを使うかでスタートが変わる
(例：6、12個ならデモンストレーションと同じ方法、8、16個ならデモンストレーションと左右反転)
・左右どちらのシューズに通すかでスタートが変わる
(デモンストレーションでは右足側のシューズで実践。左の場合はデモンストレーションと左右反転)

上記で一番難しいのは、8個もしくは16個のシューホールを使い、左足側のシューズで実践する場合だ。その場合は、デモンストレーション画像と同じ向きでのスタートとなるので注意してほしい。