今、ストリートは空前のアメカジ回帰に沸いている。その主役アイテムのひとつが、一般的に"Gジャン"の愛称で親しまれるトラッカージャケットだ。その筆頭ブランドとしては、「Levi's(リーバイス)」が真っ先に思い浮かぶが、よりストリートの文脈を踏まえるのであれば「Supreme(シュプリーム)」という選択肢も外せない。オーセンティックなデザインから、個性的なデザインやグラフィックを施したものまで、そのラインナップは驚くほど豊富。今回は、過去の名作アーカイブから先シーズンの25年秋冬の最新モデルに至るまで、この春に袖を通したいトラッカージャケットを厳選して紹介していく。
デニムブランド顔負けの色落ち加工。近年の人気を集める"Distressed"シリーズ
まず目を向けたいのは、シンプルなデザインながら、デニムブランドも顔負けのハードな加工を施した"Distressed"の名をモデル名に冠した近年のシリーズ。デニムパンツに比べて、頻繁に着用してもアタリを付けにくいジャケット類において、最初から完成した色落ち加工を施したモデルを選ぶのは実に理にかなった選択だ。デザイン面に着目すると、2つのフラップポケットとフロントのプリーツが特徴的な2ndタイプをリファインしたモデルや、カーハートに代表されるチョアコートのポケットワークを移植したモデルは、オーセンティックなアメカジコーデに深みをもたらしてくれるはず。
"キャンバス"としての3rdタイプ。普遍性と個性が交差する独自のラインナップ
古着としての観点から着目すると、2ndタイプに比べて市場に流通している量が多く、よりリアルなアメリカらしい空気感を体現しやすいのが3rdタイプと呼ばれるデザインだ。2つのフロントポケット下部に付くV字状の切り替えが象徴的な3rdタイプは、多くの人が思い浮かべるトラッカージャケットの形と言って差し支えないだろう。
シュプリームはこの3rdタイプを一種の"キャンバス"に見立て、ブランドの頭文字であるSロゴを大きく型押ししたモデルや、アーカイブグラフィックを大胆に再構築したモデルなど、変幻自在のバリエーションを展開している。また、他クリエイターやブランドとのコラボレーションモデルのベースとして頻繁に採用される形でもある。ぜひこの機会に3rdタイプの豊富な選択肢にも目を向けてみてほしい。
via:supremenewyork
この春着たいトラッカージャケットのおすすめ18選
おわりに
シュプリームのトラッカージャケットが支持される理由は、単なるブランドロゴの力のみでは説明できない。ヴィンテージへの深い造詣と、それを現代のストリート仕様に置き換える編集的なセンスにこそ支えられていると言えるだろう。やがて自分だけのヴィンテージへと育つかもしれない一着を、ぜひこの春はスニダンで見つけてみてほしい。